元修斗世界王者・岡田遼が引退試合でKO勝ち。セレモニーでは「ずっと修斗と関わっていきます。なぜなら修斗を愛しているから!」【Lemino修斗】

岡田の左ハイキック(撮影・青木純)

 元修斗世界バンタム級王者の岡田遼(THE BLACKBELT JAPAN)が9月2日、東京・後楽園ホールで行われたプロフェッショナル修斗公式戦「Lemino修斗」で元DEEPフェザー級王者の弥益ドミネーター聡志(team SOS)と引退試合で対戦した。試合は岡田が2RでKO勝ちを収め、有終の美を飾った。

 今大会は「修斗」の新シリーズ「Lemino修斗」の第1回大会で、NTTドコモが自社の映像配信サービス「Lemino」で独占配信した。

 岡田は通常はバンタム級の−61.2kgで戦っているのだが「最後は弥益さんとやりたい」という思いから今回はフェザー級(−65.8kg)での試合となった。

 岡田は2012年に「Deep Tokyo Impact 3」でプロ格闘家としてデビュー。2013年6月の金物屋の秀戦でプロ修斗デビューを果たした。2013年の新人王トーナメントで準優勝、2015年に行われた「インフィニティリーグ2015」も最終戦がドローで準優勝に終わる。しかしその後も白星を重ね、2014年からの連勝を1引き分けを挟み8に伸ばし、2016年11月には修斗環太平洋バンタム級王座決定戦に駒を進める。石橋佳大と激闘を展開したが、一本負けを喫し王座獲得はならず。しかし2019年1月には当時、王者だった祖根寿麻に挑戦し、1RKO勝ちでついに環太平洋王座を獲得。同王座を安藤達也を相手にドロー防衛した後、2020年5月には修斗世界バンタム級暫定王座決定戦で倉本一真を2RKOで破り、世界王座を獲得した。2021年には大塚隆史に判定勝ちを収め初防衛。2022年3月には安藤に敗れ、王座から陥落した。

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