木村ミノルが3年9カ月ぶりのK-1復帰戦で75秒KO勝ちも「他の選手のレベルが高い。優勝するにはもうちょっとレベルアップしないといけない」【K-1】

木村の右フック(撮影・三田春樹)

 1R、オーソドックスの構えの木村とサウスポーのストロッドマン。木村が圧をかけて強烈な右フック。ガードを固めるストロッドマンのガードの上から強烈なパンチを連打。ストロッドマンもガードを固めて、左ミドルも木村は構わずコーナーに詰めてパンチの連打。左ボディーでダウンを奪う。立ち上がったストロッドマンだが、木村は前に出て左右のフック、左ボディー、右フック。下がったストロッドマンに最後は左フックで2度目のダウンを奪い、木村が1分15秒でKO勝ちを収めた。

 木村は試合後の会見で「K-1に出していただいて、すごい感慨深くて。入場の時とかはエモーショなるな気持ちになった。感激してテンションが上がって、リングに上がったら本当に自分を表現するだけだと思って戦ったら、いいノックアウトができて、いいきっかけになったと思います」と会心のKO勝ちに笑顔を見せつつも「なんですけど、他の選手の試合がすごいレベルが高くて、自分自身、優勝することを目標にしているので、そういったときにまだまだ足りない部分は多いし。もうちょっとレベルアップしないといけないなとは率直に思いました」と早くも11月の決勝ラウンドに向けて気を引き締めた。