井上尚弥 サウジでのアラン・ピカソとの防衛戦は「どのあたりがじゃなくて“大事”な試合。しっかりクリアする」 来年5月のビッグマッチに向けて

中谷潤人との2ショットのフォトセッションも用意された

 井上については常に今後の動向が注目されるのだが、この日もそういった質問が飛ぶ。井上は「まず一つ言えるのは、この先のピカソ戦、その先のひとつ大きな試合というところまで自分が描いているストーリーではあるので、そこをしっかりとクリアしてから、その先をひとつひとつ陣営と相談してから決めていきたいと思います」と語るにとどめた。

 ピカソについては会見後の囲み取材で「長身の選手ですし、好戦的というところもある。これから、しっかりと戦略を練っていこうかなという気持ち」とも語った。そして試合については「今回はしっかり倒し切りたいなという気持ちでしっかりと臨んでいきたいと思っています」と語ったうえで「今回は勝ちにこだわり、勝ち方にこだわりしっかりとボクシングを組み立てていきたいと思っています」と続けた。

 井上が口にする5月のビッグマッチというのは正式には発表されてはいないが元WBC・IBF世界バンタム級統一王者の中谷潤人(M.T)との対戦。中谷も今大会ではスーパーバンタム級に階級を上げての初戦に臨む。会見では中央で井上と中谷が隣り合って座った。