上野勇希が正田壮史を退け、KO-D無差別級王座V4。2026年1・25後楽園で佐々木大輔、クリス・ブルックスと変則3WAYでの2冠戦へ【DDT】

最後はWRで上野が勝利(©DDTプロレスリング)

 ここで佐々木が現れ「オイ、上野! 今までの俺だったら、今すぐにでもてめえを襲ってるところだけど、俺もキャリア20年だ。そんなことはしない。上野、強くなった。シングル2冠王、(KO-D6人タッグと)全部合わせて3冠王の上野、おまえに正々堂々と挑戦表明したい」とアピールし、右手を差し出した。しかし、上野が握手に応じると急所蹴りを叩き込んだ。さらに佐々木がペディグリー狙いにいくと、クリスが制止。救出に入ったと思いきや、クリスは上野の顔を張って「助けてないよ。俺が挑戦したい」と表明。

 佐々木が「てめえ、邪魔してんじゃねぇ。俺の獲物だ。邪魔するなら、てめえともやってやる!」と言えば、上野は「やりたいならまとめてやってやる。UNIVERSALも無差別もかけてやってやったるよ!」と迎撃宣言。

 この事態にCyberFight彰人取締役は「1月25日、後楽園で3WAYでやりましょう。ただ、せっかくベルト2本あるので、2本一気にかけるんじゃ面白くないと思うんです。変則の2本勝負しましょう。1本目はUNIVERSALをかけて戦う。勝った人がUNIVERSALのチャンピオン。そのまま3人で試合を継続して、2本目勝った人が無差別級のチャンピオン。仮に1本目獲った人が2本目負けたとしてもUNIVERSALは落としません。上野君が両方防衛するためには、2本とも直接あなたが勝たないとベルトはあなたの腰には戻ってこない」と彰人らしいややこしい提案。これを王者・上野がOKしたため、3WAYでの変則2冠戦が決定した。

 通常の3WAYマッチでは勝った選手(サバイバル形式では勝ち残った選手)が勝者となるが、この変則3WAY戦は1本目でUNIVERSAL王座を、2本目をKO-D無差別級王座をかけて3人で争うもの。上野が2冠を死守するためには1本目も2本目も勝たなければならないという、王者にとっても過酷なルールとなる。