元K-1王者の黒田斗真が貫録の1RKO勝ち。「名高選手はムエタイ。僕はキックで」ONE Championship参戦&王座獲得を目標に【SPACE ONE×BOM】

黒田の左ストレート(撮影・上岸卓史)

 前K-1 WORLD GPバンタム級王者の黒田斗真(フリー)が「SPACE ONE×BOM」(5月11日、東京・アリーナ立川立飛)で約1年5カ月ぶりの復帰戦に臨み、1RでKO勝ちを収め、その実力を見せつけた。

 黒田は2023年12月の「K-1 ReBIRTH.2」で行われたバンタム級タイトルマッチで石井一成を破り初防衛に成功するも、この試合を最後に戦線から離れ、4月14日に行われた今大会のカード発表会見にK-1との契約が残っている状態で出席。強行突破という形での大会参戦であることを口にしていた。その後、K-1と黒田側で話し合いが行われ、大会前日の10日にK-1から黒田との契約が双方の合意により満了となったことが発表された。

 晴れて自由の身となった黒田はこの日、シワラット・ウォー リンティダ(タイ)と対戦。シワラットは2024年9月の「BOM 47」で竜哉・エイワスポーツジム(=奥脇竜哉/エイワスポーツジム)とWBCムエタイ世界フライ級王座決定戦を争った選手。

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