ビーチバレーボール 水町泰杜 『二刀流』【アフロスポーツ プロの瞬撮】

 スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。

撮影/文章:西村尚己(2025年5月10日 ジャパンビーチバレーボールツアー2025 第2戦 グランドスラム グランフロント大阪大会)

5月8日、東京都内で行われたバレーボール・SVリーグ2024-25シーズンの年間表彰式で
最優秀新人賞を獲得した水町泰杜。
その2日後、水町は大阪梅田の高層ビル群に囲まれた特設コート上に立っていた。
ビーチバレーボールの国内最高峰のツアー大会、ジャパンビーチバレーボールツアー2025 第2戦
グランドスラム グランフロント大阪大会に出場するためだ。
会場となったJR大阪駅前のうめきた広場周辺に集まった大勢のファンや通行人らが注目する中、
ペアを組むトーマス・ハートレスとともに1回戦に挑んだ。
練習不足もあって序盤はリードを奪われ大苦戦するも、徐々にリズムをつかみ見事逆転で初戦突破。
その躍動感あふれるプレーに会場が沸いた。
翌日の準決勝では、ビーチバレーボール男子日本代表の髙橋巧・池田隼平ペアに惜しくもストレートで
敗れたものの、大会を大いに盛り上げた。
インドアとビーチのバレーボールの“二刀流”に挑戦して今シーズンで2年目。
インドアの日本代表にも選出されているバレーボール界期待のホープ、水町による前人未到の戦いは、
まだ始まったばかりだ。

■カメラマンプロフィル
撮影:西村尚己

1969年、兵庫県生まれ。大阪大学大学院工学研究科修了。
人間味あふれるアスリートの姿に魅せられ、学生時代にスポーツ写真の世界と出会う。
大学卒業後は、国土交通省に勤務しながらアマチュアカメラマンとして活動するも
どうしてもプロの世界で挑戦したいという想いが募り、2016年にアフロスポーツに転職。
現在は国内外のスポーツを精力的に撮影し、人間の情熱や鼓動、匂いなど五感で感じとれる作品づくりに励む。

2007年 APAアワード写真作品部門 奨励賞
2013年、2015年 写真新世紀 佳作 ほか

★インスタグラム★
https://www.instagram.com/naoki_nishimura.aflosport/

アフロスポーツ

1997年、現代表フォトグラファーである青木紘二のもと「クリエイティブなフォトグラファーチーム」をコンセプトに結成。1998年長野オリンピックでは大会組織委員会のオフィシャルフォトチーム、以降もJOC公式記録の撮影を担当。
各ジャンルに特化した個性的なスポーツフォトグラファーが在籍し、国内外、数々の競技を撮影。放送局や出版社・WEBなど多くの報道媒体にクオリティの高い写真を提供し、スポーツ報道、写真文化の発展に貢献している。

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