ARTカテゴリーの記事一覧
蜷川実花写真展 ヘルタースケルター
パルコミュージアム 7月5日(木)〜23日(月)
岡崎京子の原作を、監督・蜷川実花、主演・沢尻エリカで映画化した超話題作『ヘルタースケルター』の世界観を体感できる展覧会。世界的フォトグラファーとして幅広い活躍を展開する蜷川実花だが、初めて監督した長編映画『さくらん』でも高い評価を得ており、本作は映画監督第2作目となる。伝説的コミックを原作に、常に注目を集める女優・沢尻エリカを主演に迎え、蜷川監督がメガホンをとり映画化するということで、早くから大きな注目を集め、完成した作品を見たマスコミなどからすでに絶賛の声が続々と上がっている。 今回の展覧会では、蜷川監督自身が撮りおろしたスチールフォト、劇中に登場する雑誌用のファッションフォト、さらには劇中の衣装や美術も展示。映画『ヘルタースケルター』で表現した蜷川実花の世界観を、リアルに堪能できる。 また、会場内ショップでは 本展展示作品を網羅した蜷川実花写真集「HELTER-SKELTER MIKA NINAGAWA」(パルコ出版)の他、映画関連商品も、映画の公開に先駆けて先行販売される。【時間】10〜21時(最終日は18時まで・入場は閉場の30分前まで)【休】会期中無休【料金】一般500円 学生400円 小学生以下無料 ※ 映画『ヘルタースケルター』前売券か半券提示で半額【問い合わせ】03-3477-5873【交通】JR渋谷駅 徒歩5分 渋谷パルコ パート1・3F 【URL】http://www.parco-art.com
デヴィッド・リンチ展
8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Gallery 6月27日(水)~7月23日(月)
『イレイザーヘッド』『ツイン・ピークス』『マルホランド・ドライブ』など、数々の傑作映画を手掛けてきた鬼才、デヴィッド・リンチ。彼は映画監督のみならず、絵画や写真、アニメーションや立体作品、音楽制作など、幅広い表現活動で知られており、2007年に開催されたパリのカルティエ現代美術財団での個展でも高い評価を得ている。そんな彼の水彩、ドローイング、リトグラフを中心とした最近の作品を紹介する注目の展覧会だ。 「絵のこととなると、私が本当に美しいと思うのは暗いもののほうだ」と語るリンチ。本展でも、そのダークな美しさで、彼のファンから初めて触れる人までを魅了するに違いない。 会期中には関連イベントとしてデヴィッド・リンチ短編映像の限定上映も行われるのでこちらもお見逃しなく。【時間】11~20時 【休】会期中無休 【料金】入場料無料 【問い合わせ】03-6434-1493 【交通】東急田園都市線、東京メトロ副都心線 渋谷駅15番出口直結 渋谷ヒカリエ8F 【URL】http://www.hikarie8.com/artgallery/ 【関連イベント】デヴィッド・リンチ短編映像 限定上映:7月13日、14日の20時より。要事前予約。有料。詳細はギャラリーのホームページにて
アラブ・エクスプレス展
森美術館 6月16日(土)~10月28日(日)
今も急速な変化を続け、世界の注目を集めるアラブ世界。そのアラブの現代アートに焦点を当てた展覧会。アラブとひと口に言っても、生活習慣からアイデンティティーまで、その文化は多種多様。その日常と社会の現実を、アーティストたちはさまざまな美術表現で映し出していく。本展では、アラビア半島を中心としたアラブ諸国のアーティスト約30組を紹介。アラブ文化がモチーフとなっている作品もあれば、一見しただけではそれを感じさせない作品もあり、その多様性にアラブの現代美術、そしてアラブ文化の奥深さを感じるはず。 ここ数年は、欧米の美術館でもアラブの現代美術が注目されており、アラブ世界においても大規模な美術館の建設が相次ぐなど、アラブの現代アートはまさに今注目すべきカルチャーとなっている。【時間】10~22時(火曜のみ17時まで・入館は閉館時間の30分前まで) 【休】会期中無休 【料金】一般1500円、学生(高校・大学生)1000円、子供(4歳-中学生)500円 【問い合わせ】03-5777-8600(ハローダイヤル) 【交通】地下鉄 日比谷線 六本木駅 徒歩0分(コンコースにて直結)。六本木ヒルズ森タワー53階 【URL】http://www.mori.art.museum
特別展「浮世絵猫百景 -国芳一門ネコづくし-」 浮世絵 太田記念美術館
開催中~7月26日(木)
現代人と同じように、江戸時代の人々にもペットとして愛されていたネコ。当時の浮世絵にも、多くのネコが登場する。庶民たちの生活風景のなかに描かれているものや、ネコをモチーフとしたもの。リアルに描かれているものや、デフォルメや擬人化されているものなど、さまざまな表現で描かれるネコたちに会える展覧会。ネコ好き絵師の代表格・歌川国芳と、その弟子たちの作品をはじめとする浮世絵243点を前後期に分けて紹介する。登場するネコはなんと2321匹! ネコの曲芸師がユーモラスな「流行猫の曲鞠」や、ネコの絵で"かつを"の文字を作る「猫の当字 かつを」など、有名な国芳作品も多数登場するほか、月岡芳年、歌川芳藤、落合芳幾ら、弟子たちの作品も揃う。さらには、現在では1点しか確認されていない国芳作「流行猫じゃらし」などの貴重な作品も展示。浮世絵だけでなく、幕末から明治半ばにかけて作られた「おもちゃ絵」や人形なども紹介される。 浮世絵ファンでなくとも、楽しめること請け合い。【時間】10時30分~17時30分(入館は17時まで) 【休】月曜および6/27~29、7/17(7/16は開館) 【料金】一般1000円 大高生700円 中学生以下無料 【問い合わせ】ハローダイヤル:03-5777-8600 【交通】地下鉄駅 明治神宮前駅5番出口より徒歩3分 【URL】http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/ ※前期:~6月26日、後期:6月30日~7月26日 前後期展示替えあり
オープンスペース2012 NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]ギャラリーB他
開催中~2013年3月3日(日)
2006年にスタートして以来、メディア・アート作品をはじめ、現代メディア環境における多彩な表現を、年度ごとに展示内容を変えながら紹介してきた「オープン・スペース」。メディア・アートにおける代表的作品だけでなく、先端技術を取り入れた作品、研究機関で進行中のプロジェクトなどを展示。メディア・アートに親しみながら理解を深めることができる展覧会だ。 今年は、坂本龍一とのコラボレーション作品などで評価を得たメディアアーティスト・岩井俊雄や、個展も好評だったグレゴリー・バーサミアンなどに加え、多摩美術大学と東京大学によるARTSATの衛星芸術プロジェクトや、ライトアーティストの逢坂卓郎らの作品を展示。 ギャラリー、ミニ・シアター、映像アーカイヴ「HIVE」など、異なる機能を持つスペースならではの、多彩な楽しみ方を通して、メディア・アートの面白さに触れることができる。【時間】11~18時 【休】月曜(月曜が祝日の場合翌日)、年末年始(12/28~1/4)、保守点検日(8/5・2/10) 【料金】入場無料 【問い合わせ】0120-144199 【交通】京王新線 初台駅 東口から徒歩2分。東京オペラシティタワー4階 【URL】http://www.ntticc.or.jp
トーマス・デマンド展
東京都現代美術館 開催中~7月8日(日)
ドイツの現代美術界を代表する作家の1人、トーマス・デマンドの展覧会。 写真にとらえられているのは、一見ごく普通の風景。しかし彼の写真を見る者は、そこに奇妙な違和感を感じることだろう。目を凝らして見ても、その違和感の理由は見当たらない。果たしてこの違和感はどこから来るのか...? 実はこれらの風景は厚紙で作られたもの。デマンドは、被写体となる状況を自ら制作して撮影する構成写真で知られる作家だ。主に政治的、社会的事件が起きた現場の風景を、写真をもとに厚紙で精巧に再現し、それを撮影する。写真に映し出されているのは"リアル"を巧妙に再現した"フィクション"なのだ。鑑賞者は、それと気づかぬまま違和感の元をたどるうち、この日常的な風景の背後にある"何か"を想像するという、謎解きのような楽しさを味わうことになる。 本展では、本邦初公開となる最新作を含め、写真・映像作品を一挙紹介。その"再現技術"もさることながら、それぞれのモチーフが隠喩するメッセージも興味深い。【時間】10~18時(入場は閉館の30分前まで) 【休】月曜 【料金】一般1000円 大学生・65歳以上800円 中高生500円 【問い合わせ】03-5777-8600(ハローダイヤル) 【交通】地下鉄 清澄白河駅B2出口より徒歩9分 【URL】http://www.mot-art-museum.jp
ダミアン・ハースト「New Spot Prints」8/ART GALLERY/Tomio Koyama Gallery
開催中~5月28日
8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Galleryのオープニングエキシビションとして、ダミアン・ハーストが登場。90年代初頭に発表した、巨大なサメをホルマリン漬けにしたセンセーショナルな作品で世界中に衝撃を与え、YBA(ヤング・ブリティッシュ・アーティスト)の代表格となったダミアン・ハースト。 本展では、彼の代表作の1つである「スポット・ペインティング」シリーズを紹介する。"相互作用"をテーマとしているこのシリーズでは、白のキャンバスにカラフルな色のスポットが規則的に配置されている。それぞれに異なる色をしたスポットは相互に、無限に関係し合う。ちなみにこのスポットは薬の錠剤を暗示するとも言われており、作品名は「プロブコール」(抗酸化剤)や「マンガンクロム」(塩化マンガン)など、すべて化学物質や薬物の名前になっている。 英国最大の現代美術館テート・モダンでも大規模な回顧展を開催中の作家の作品を、話題の新"スポット"で鑑賞してみて。【時間】11~20時 【休】会期中無休 【料金】入場無料 【問い合わせ】03-6434-1493 【交通】渋谷駅 コンコースで直結。渋谷ヒカリエ8F 【URL】http://www.hikarie8.com/
BEAT TAKESHI KITANO 絵描き小僧展 Fondation Cartier pour l’art contemporain
東京オペラシティ アートギャラリー 開催中~9月2日(日)
あるときは天才コメディアン・ビートたけしとして、またあるときは世界的映画監督・北野武として知られる"鬼才"が、現代アーティスト・BEAT TAKESHI KITANOとして個展を開催! 2010年、パリのカルティエ現代美術財団で行われ、大絶賛された「Beat Takeshi Kitano, Gosse de peintre 絵描き小僧」展が待望の日本凱旋。アーティスト・BEAT TAKESHI KITANOが誕生したきっかけは、1994年のバイク事故でリハビリを兼ねて絵画制作を始めたことだったという。会場には、絵画、インスタレーション、映像、観客参加型のワークショップなど、多彩な作品が登場。笑いあり、不思議あり、驚きありのBEAT TAKESHI KITANOワールドを堪能できる。また、本展では、パリでの展覧会以降に制作された作品も初公開。難しい"現代アート"と身構えることなく、BEAT TAKESHI KITANOの自由なイマジネーションを楽しんで。【時間】11~19時(金土は20時まで。最終入場は30分前) 【休】月曜(祝日の場合は翌日、8/5) 【料金】大人1300円 大高生1000円 中小800円 【問い合わせ】03-5777-8600(ハローダイヤル) 【交通】京王新線 初台駅東口直結 【URL】http://www.btk2012.jp
「清川あさみ 美女採集」展
表参道ヒルズ スペース オー 4月27日(金)~5月6日(日)
糸や布を素材とした作品や、写真に刺繍を施した作品などで知られるアーティスト・清川あさみ。その作品の中でも話題性の高い『美女採集』シリーズが、東京初進出だ。日本屈指の女優やアーティストをモデルに撮影し、写真に、その美女のイメージに合わせた動植物の装飾を、刺繍やCGで施していく。被写体となるのは、佐々木希、AKB48、木村カエラ、綾波レイら、女優やモデル、アーティスト、人気アニメのキャラクターなどのそうそうたる美女たち。 また今回は、金子ノブアキなど、自身初となる、男性を被写体とした新シリーズも発表される。彼女、彼らの美しさの本質を浮き彫りにする、独創的な世界観を楽しんで。会期中は、清川あさみと特別美女ゲストを迎えたトークショーも開催される予定。【時間】11~21時(4/30は20時まで・最終日は18時まで) 【休】会期中無休 【料金】入場無料 【問い合わせ】03-3407-0310 【交通】地下鉄 表参道駅 A2出口より徒歩2分 表参道ヒルズ本館B3F 【URL】http://www.omotesandohills.com
杉本博司 ハダカから被服へ
原美術館 開催中~7月1日(日)
写真というメディアの概念を見つめ直し、国際的に高い評価を得ている現代美術作家・杉本博司が、人間と衣服の関係を、カメラの眼を通して探る企画展。ガブリエル・シャネル、イヴ・サンローラン、川久保玲など、20世紀を代表するファッションを彫刻的にとらえた「スタイアライズド スカルプチャー」シリーズを中心に、「ジオラマ」や「肖像写真」など、写真の魅力を堪能できる展覧会。 「スタイアライズド スカルプチャー」シリーズは、杉本が"人類の衣服の歴史は、人類の歴史そのものと同じほど古い"ことに着目し、"人体とそれを包む人工皮膚を近代彫刻として見る"という視点から制作されたもの。実は、作品の中で衣服をまとっているのは生身のモデルではなく慎重に選ばれたマネキン。人間にとっての衣服の意味、人間と衣服の関係を掘り下げている。 杉本の視点から見えてくる、人間の身体と"装う"ことの意味とは。【時間】11~17時(水曜は20時まで・入館は閉館30分前まで) 【休】月曜(4/30開館)、5/1 【料金】一般1000円 大高生700円 小中生500円 【問い合わせ】03-3445-0641 【交通】JR 品川駅 徒歩15分 【URL】http://www.haramuseum.or.jp