SearchSearch

EXILE ATSUSHI×清木場俊介10年ぶりの共演をOA

2017.02.13Vol.684エンタメ
 毎週月曜日、深夜1時28分からTBSテレビで放送中の「週刊EXILE」。EXILE TRIBEやE-girlsなど、LDH所属アーティストの様々な活動に密着した貴重映像を、メンバー自らのナレーションとともにお伝えする音楽ドキュメンタリー番組。  2月13日の放送は、ソロアーティスト史上初となる6大ドームツアー開催の快挙を達成したEXILE ATSUSHIのライブツアー「EXILE ATSUSHI LIVE TOUR 2016″IT’S SHOW TIME!!”」のLIVE DVDを大特集。 「総勢40人のビックバンドのみなさんと一緒に、音楽にとてもとてもこだわったライブで、カバーソング、英語の楽曲、ソロのオリジナル楽曲などたくさん歌っていますので、是非みなさん楽しんで見て頂けると嬉しく思います」とEXILE ATSUSHIが自信を寄せる今作。かつてEXILEのボーカルとしてATSUSHIのパートナーを務めたSHUNこと清木場俊介との10年ぶりの共演でも話題を集めたが、そこで披露したEXILE 第一章スペシャル・メドレーについてもたっぷりと紹介する。  その他に、EXILE THE SECONDの2017年第一弾シングル「SUPER FLY」のミュージックビデオ撮影に密着した様子も放送。撮影を終えたメンバーが「SECONDの曲の中でもいちばん体がうずいて踊りたくなる曲」とコメント。80’s FUNKフレイヴァー溢れる楽曲への想いを語っている。  さらに、昨年に続き2年連続で「ヨウジヤマモト」のランウェイモデルとして、パリコレの舞台に立った小林直己の現地での様子にも密着。パフォーマー、役者、モデルと活動の幅を広げる小林。普段見ることのできない新たな一面に注目したい。

みっともなくてもいいじゃないか。『私はいったい、何と闘っているのか』

2017.02.13Vol.684【TOKYO HEADLINEの本棚】
 つぶやきシローによる、妄想ワールドさく裂の、切なくおかしい家族小説。伊澤春男、45歳。地域密着型スーパーマーケット、スーパーうめや大原店のフロア主任。店長の右腕として、店を自分がまわしているという自負はある。  そんなある日、店長が急死。密かに次の店長は自分だと思っていた。しかし、他の人に「店長になったんだって?」と言われると「僕なんて店長の器じゃないですから。それに店長になるのが目的で働いてないし」と返してしまう。その裏で、静かにさりげなく店の改革に臨み、その改革が功を奏し、革新的なアイデアを持つ店長としてテレビの取材に。次の日から帽子をかぶらないと町を歩けなくなり、通称“店長ギャル”が店に押し寄せ、店頭には店長関連グッズが…。と、現実と妄想の境が分からなくなる世界へと突入していく。家に遊びに来た長女の彼氏にいいところを見せるための“ヘネシー作戦”、そして息子を野球とサッカーの二刀流に育てるための秘策などしょうもない事、荒唐無稽な事を大真面目に実行する春男。  だが、妄想ワールドでは完璧な作戦のはずが、ちっとも思うようにいかない。家庭の問題だけでもあたふたしているのに、新しい店長は店になじまないし、万引犯による被害も見過ごせないものになってきた。陰の店長(のつもり)としては、店の一大事をなんとかしなくてはならない。そんな時、万引犯の犯行現場を目撃してしまい…。つぶやき芸の極みのような妄想小説だが、滑稽さの裏にある温かさが、読後感をさわやかな気分にしてくれる。おもしろくて、哀しく切ない、そしてほっこりとする不思議な作品だ。 【定価】本体1500円(税別)【発行】小学館

未亡人をめぐる記憶にまつわる物語——シンクロ少女主宰・名嘉友美

2017.02.13Vol.684インタビュー
 シンクロ少女は「愛」「性」「嫉妬」「欲」などの感情をテーマとした作品を上演させれば、同世代の劇団の中では頭一つ出ていると思わせる。3月には『未亡人の一年』という刺激的なタイトルの作品を再演する。 「ジョン・アーヴィングという作家の同名の小説があるんです。その小説が好きだったし、タイトルがものすごくいいなと思って、内容は全然違うんですがタイトルだけいただきました(笑)。内容は未亡人の一年の話。そのままですね(笑)。未亡人と周囲の人々の記憶にまつわる話を描こうと思っています」というのは主宰で脚本・演出の名嘉友美。  物語の中心となる未亡人は誰が演じる? 「実はまだ決まっていません。私の劇団は役を決めるのが超遅いんです」  取材の時点で初日まであと1カ月! 「こういう作り方はともかく、ここまで役の決定が遅いのは珍しいんじゃないでしょうか。外部の方に出ていただくときは普通は“こういう役で”とお願いすると思うんですが、稽古では毎日違う役をやってもらっています(笑)。稽古初日に口立てで台詞を渡して、ちょっとのシーンを作って、そこから台本にするんです」  俳優は大変。 「それでもいいよっていう方が出てくれています。稽古では何役かやってもらうんですが、そのうちにこの人はどの役をやりたいと思っているのかといったことが見えてくるのが面白いんです」  名嘉は登場人物に、その心情を表しているような映画音楽や洋楽を歌わせるといった独特な演出をする。 「映画をよく見るんですが、なかでもコメディーがとにかく好き。あまり歌も歌えず、ダンスもできない俳優さんたちが突然歌いだすといった種類の映画があるんですが、本人たちも踊りにいっぱいいっぱいで、無表情になっていたりするところにグッとくる。うちの俳優もみんなダンスも歌もできないんですけど、やってみたらやっぱり面白かった。あと洋楽って、個人的なことを歌っている曲が多いんです。だから“この作品に合うな。ちょっと歌ってもらおう”という感じで始めてみました」  映画から吸収することは多い? 「映画学校に行っていたんですが、その時は全然見ていなかった。演劇をやるようになってからたくさん見るようになったし、映画っていいなって思うようになりました。アメリカのコメディー映画と日本のコメディー映画はあまり食い合わせは良くないと思うんです。でもアメリカのコメディー映画と日本の演劇は実は食い合わせはいい。真面目なヨーロッパ映画なんかを面白いという人はよくいるんですけど、アメリカのコメディーを面白いと思ったり、日本未公開のDVDを喜んで見ているような劇団の主宰さんってあまりいない。そこの隙を突こうかと思ってよく見ているうちに、面白い作品にもたくさん出会うようになっています(笑)」  かつて『極私的エロス/性的人間』という作品で自らの体験を赤裸々に描いたことがある。 「あの作品はもともとリーディングということでお話をいただいたんですが、リーディングは見たこともやったこともなかったのでどうすればいいのか分からなかった。ドキュメンタリーというのはリーディングからは一番遠いものなんじゃないかと思って、自分のことをそのままやるというのはあまり好きな手法ではなかったんですが、リーディングだし試しにやってみようかなと思ってやってみたんですが、以降は何を書いても“これって自分のことですか?”って言われるようになったんです。失敗したなって思いました(笑)」

THL編集部オススメMOVIE『海は燃えている イタリア最南端の小さな島』

2017.02.13Vol.684映画
ヨーロッパを目指す難民・移民たちの“玄関口”となっているイタリア最南端のランペドゥーサ島。島の少年サムエレのまなざしを通して、難民たちの過酷な現状へ目を向けるドキュメンタリー。第66回ベルリン国際映画祭金熊賞受賞作。 監督:ジャンフランコ・ロージ/1時間54分/ビターズ・エンド配給/Bunkamuraル・シネマ他にて公開中  http://www.bitters.co.jp/umi/

日本橋で日本一早いお花見を楽しむ

2017.02.13Vol.684今日の東京イベント
 昨年通算15万人を動員したイベント「FLOWERS by NAKED」が今年も開催。日本で一番早いお花見を日本橋で体験できる。  今年のテーマは「立春」。さまざまな花の体験を通し、春の始まりをイメージできる構成になっている。また、日本を代表するアーティストたちとのコラボレーションも実現。いけばな草月流第四代家元 勅使河原茜氏との共作となる新作を発表するほか、本物の桜「啓翁桜」を約300本以上展示している「桜彩」エリアでは、日本を代表するファッションデザイナー丸山敬太氏が手がける春の精霊が登場、幻想的な春の空間を演出する。  同エリアには、カウンターバーもあり、桜のワインクーラーなど花をモチーフにしたオリジナルカクテルや、オリジナルパッケージの日本酒などが、桜のマカロンなどのスイーツとともに味わえる。会場内は写真撮影が可能なので、会場で撮影した写真を自分の作品としてSNSにアップし、花を通してさまざまなコミュニケーションや作品を生み出す事も。さらに、ホール外のホワイエでは、花に関するワークショップや物販も展開。プロジェクションマッピング、生花、オブジェ、香り、飲食、音楽など、五感でめぐる花の体験型庭園でひと足早い春を感じてみない?

やりこみ感がスゴい!『フィッシュアイランド2』

紅茶の楽しみ方の新提案[腕利き宣伝マンが猛プッシュ コレよ、コレ!]

白濱亜嵐が初めてミラノコレクションに参加

2017.02.13Vol.684エンタメ
 男性ダンス&ボーカルグループEXILE/GENERATIONS from EXILE TRIBEのパフォーマーや、今春3月24日公開の映画『ひるなかの流星』に出演するなど俳優としても活躍する白濱亜嵐が、イタリアを代表する世界的ファッションブランドFENDIの春夏コレクションを身に纏って、男性ファッション誌『MEN’S NON-NO』3月号(2月10日発売)の誌面を飾った。 「太陽(sun)と楽しさ(fun)」をテーマに発表されたFENDIの春夏コレクションを6ページに渡って展開している、『MEN’S NON-NO』におけるFENDIのファッション・イシュー。モデルとして誌面に登場した白濱亜嵐は、〈カラフルポップな、刺激的ワードローブ〉というキャッチフレーズ通り、鮮やかなカラーバレットで彩られたアイテムに加えて、ロンドンの気鋭アーティストであるジョン・ブース氏とブランドとのコラボによるポップなウェアを見事に着こなしている。  また、今号には華麗なファッション・ポートレートとは別に、『白濱亜嵐のミラノコレクション日記』と題されたコラムも掲載されている。こちらには、先頃2017年1月16日にミラノで行われた『FENDI MEN’S COLLECTION FALL/WINTER 2017-18』を訪れた時の貴重なフォトや、ミラノの街を散策している際のオフショットも収められている。コラム内のキャプションには〈ジョン・ブース氏とのコラボバッグのデザインの打ち合わせ〉との気になる一文が記載されており、何やらスペシャルな取り組みが進行している模様だ。2月9日に『#1』としてメンズノンノのインスタグラム( http://www.mensnonno.jp/instagram/ )にアップされたティザー映像の#2以降の公開とともに続報を待ちたい。  白濱亜嵐がリーダーを務めるGENERATIONS from EXILE TRIBEは、初の海外ツアーとなった2015年以来となる2017年のWORLD TOUR開催をすでに年始に発表している。新たな刺激を受けた今回のミラノコレクションでの経験やFENDIとのコラボによって白濱亜嵐自身はもちろんのこと、今後グループとしてもさらに世界との距離を縮めていくのはまちがいなさそうだ。  今回の『MEN’S NON-NO』によるエクスクルーシヴなファッション特集を即座にチェックすると同時に、改めて世界でも存在感を示し始めたGENERATIONS from EXILE TRIBEの今後の動向にも注視が必要だ。 【白濱亜嵐コメント】 「初めてミラノコレクションに参加してみて、とにかく驚くことばかりでした。暗がりの中、目を惹く衣装を身に纏ったモデルさんが歩くランウェイ、まるで映画の世界に入りこんでしまったような感覚でした。そして、誌面で『MEN’S NON-NO』さんとご一緒してみて、改めてファッションというものに魅力を感じました。ミラノで得たものを今後自分のファッションはもちろん、人生に活かしていきたいと思います」

KEYWORDでみるニュース

12万6720人

 新年恒例の一般参賀が1月2日、皇居で行われ、天皇、皇后両陛下や皇太子ご夫妻をはじめとする成年皇族方が宮殿「長和殿」のベランダに計5回立ち、手を振って応えられた。宮内庁によると、平成で最多だった6年(計8回で11万1700人)を上回る12万6720人の参賀者が訪れた。天皇陛下の譲位日が31年4月30日と決まってから初めての新年一般参賀で、国民の関心の高まりが要因とみられる。

39.4%

 平成29年の大みそかに放送された「第68回NHK紅白歌合戦」の第2部(午後9時から11時間45分)の関東地区平均視聴率が39.4%にとどまった。前年と比べて0.8ポイント減。二部制になった平成元年以降では3番目に低い数字。テレビ東京の「第50回!大晦日恒例 年忘れにっぽんの歌」が8.4%と大健闘。民放では日本テレビ系「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 大晦日年越しスペシャル!」が17.3%でトップ。

2万2764円

 平成29年最後の取引となる大納会を迎えた12月29日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は2万2764円94銭と、年末の終値としては3年末(2万2983円77銭)以来26年ぶりの高値水準となった。前年末の終値(1万9114円37戦)を3650円57戦(19.1%)上回っており、年間ベースでは6年連続の上昇。昭和53年~平成元年に12年連続で上昇して以来の長さで、バブル経済が崩壊して以降では最長となった。

口座維持手数料

 銀行口座の維持にかかる費用。海外の商業銀行はほぼ全て導入しており、「無料」は日本のみ。三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の3メガバンクが、日銀のマイナス金利政策で利益を出しにくくなったことから、この口座維持手数料を預金者から徴収できるか検討を始めた。平成30年度中にも結論を出すもよう。三井住友銀行子会社のSMBC信託銀行は、米国系シティバンク銀行が日本で手掛けていた個人向け事業を買収したのに伴い、27年から残高が一定額を下回ると、月2000円の口座維持手数料を徴収している。

世田谷一家殺害事件

 東京都世田谷区の住宅で平成12年12月、会社員、宮沢みきおさん=当時(44)=ら一家4人が殺害された事件の発生から昨年の12月30日で丸17年となった。事件は12年12月30日深夜に発生。宮沢さんと妻の泰子さん=当時(41)、長女のにいなちゃん=同(8)、長男の礼君=同(6)=の4人が自宅で殺害された。現場からは多くの遺留品が見つかり、犯人の指紋やDNA型も判明している。殺人事件の時効が廃止されたことから事件の捜査は継続中。情報提供は成城署捜査本部(TEL:03-3482-0110)まで。

ヒーローとヒロイン『Back From The Edge』James Arthur

2017.02.13Vol.684カルチャー
 英シンガーソングライター、ジェイムス・アーサーの最新アルバム。人気オーデイション番組での優勝経験もある実力派で、年齢とさまざまな経験を重ねながらその技と魅力に磨きをかけている。楽ではなかった生い立ちはもちろん、アーティストとして認知されるなかでネットの騒動でレーベルの契約は打ち切り、活動休止に追い込まれたりと山あり谷ありだ。そんな経験を経てリリースされる本作は音楽に対しての熱を感じずにはいられない。タイトルを直訳すれば「ギリギリのところから戻ってきた」。どん底を経験したからこそ伝えられることがある。良い意味でスゴ味のある作品。帰ってきたジェイムズの音楽に再び多くの人が魅了される。

仏俳優ギャスパー・ウリエルが天才グザヴィエ・ドランと美しきタッグ!

2017.02.13Vol.684エンタメ
 近づく自らの死を告げるため12年ぶりに帰郷した作家ルイ。ぎこちない会話を交わすうち、家族それぞれが隠していた感情がほとばしる…。  若きレクター博士役を演じた『ハンニバル・ライジング』など、繊細にして深みのある演技力と、その美形ぶりで日本でもファンの多い俳優ギャスパー・ウリエル。若き天才、グザヴィエ・ドラン監督とタッグを組み、第66回カンヌ国際映画祭でグランプリを獲得した新作『たかが世界の終わり』について熱く語ってくれた。 「グザヴィエの作品はデビュー作からどれもオンタイムで見てきたよ。瞬く間に頭角を現して、フランスでも一つの現象として注目されている。彼と彼の作品はよく似ているね。妥協することがないし、衝動的。現場で次々とアイデアが沸いて、役者がセリフを言っている最中に新たな指示を出すこともあるんだ(笑)」  音楽へのこだわりも独特。 「今回の『恋のマイアヒ』のようにね(笑)。意外に思える選曲だけどああいうのがドラン流。ストーリーからちょっと逸脱して、キッチュな効果を楽しめるんだ。彼の脚本にはト書きでここでどんな音楽を使うか指定されていることが多い。撮影中にイメージに近い既存の曲を流すものだから録音技師はカッカするし、後から“これっぽい曲を作って”と音楽担当に注文するから作曲家にとってはつらいね(笑)」  そんな型破りの天才から全幅の信頼を寄せられたギャスパー。 「相手の演技を受け、沈黙で語る役柄。ルイがこの家族とどんな経験を共有したのか自分なりにイメージしながら演じた。皆にとって他人事じゃないテーマだからきっと共感する部分があると思うよ」

格闘家イケメンファイル Vol.66 暴走ハリケーン 塚越仁志(つかこし・ひとし)

2017.02.13Vol.684格闘家イケメンファイル
 取材当日は試合の10日前。減量もピークに入りピリピリしているのでは…と思ったのだが。 「ピリピリはしないです。腹ペコでぐったりはしていますけど(笑)」とイケメンスマイルで登場してくれて一安心。 「減量はだいぶ楽になりました。階級を上げて適正体重になったのと、長くやっているので落とし方も分かってきた。でもこの辺(ジムのある三軒茶屋)は、飲食店が多く誘惑がいっぱいあるので、練習が終わったらすぐ帰るようにしています(笑)」  埼玉県出身の塚越が、そもそも現在のジムに入ったきっかけはあの人。 「格闘技をやるならここって決めていた感じですね。昔からK-1が大好きで、ずっとテレビで見ていました。アンディ・フグとかが活躍している時で、そのあとに魔裟斗さんが出てきたんです。それで魔裟斗さんに憧れて、最初は魔裟斗さんが練習していた代官山の伊原道場に行ったんですけど、その後独立して現在のジム・シルバーウルフができるという事でここに来ました」  塚越といえば、2015年11月、Krushー67㎏王者への挑戦者決定戦で渡部太基と対戦、判定負けを喫して王座挑戦権を逃す。渡部はそのチャンスをものにし、2016年1月、牧平圭太を破り王座奪取に成功。その間、塚越は再び挑戦者決定戦に挑み、挑戦権を手にすると昨年10月に行われたタイトルマッチで、王者・渡部と対戦。その死闘は伝説になっている。 「渡部さんに挑戦したあの試合は、無我夢中であまり覚えてないんです。とにかくやり切った。デビュー以来ずっと練習を見てもらっている大宮司トレーナ―に、練習中に言われたことを出す事だけを考えて試合をしました。その結果、判定勝ちでベルトを取ることができた。もうその日は、歓声がすごすぎてセコンドの声も聞こえなかった。何も聞こえない中、ただ練習の事を思い出してやり続けた感じでしょうか。勝った瞬間は、泣くかなと思っていたんですけど、なんかぽかんとしちゃって(笑)。悪夢とかも見ていたし、どれだけ解放されるのかと思ったら、出し尽くしちゃって魂が抜けていた。だからその時の写真を見たら、全部ポカーンって口が空いている写真ばっかりでしたね(笑)」  2月18日(土)には、後楽園ホールで初防衛戦を行う。相手は激闘派と名高いモハン・ドラゴン。 「激闘派と言われ、すごく派手な試合をする非常にパワフルな選手。多分、他の団体のベルトを巻いたことがあったと思う。とても手ごわい選手だと思います。僕は対戦相手の事を細かく分析して、対相手の対策を必死で考えるというより、トレーナーと一緒にやって来たことを試合で出し切ろうと思うタイプ。試合が決まった時に、トレーナーと1回だけ相手のDVDを見て、方向性を決めたら、あとはそっちの方向を見て、練習をやり続けるだけですね。僕、ベルトを巻いたのが、去年の10月で初めてだったんです。人生で初めて。それも1回負けているK-1にも出ている渡部選手からもぎ取った。だから、このベルトを持った事の責任みたいなものをすごく感じるんです。下手な試合はできないし、せっかく渡部選手から引き継いだんだから、恥ずかしくない試合をしなければいけないと常々思っています」

『スプリング、ハズ、カム』で映画初主演 柳家喬太郎

2017.02.13Vol.684インタビュー
今、最も勢いがあり、最も忙しい落語家・柳家喬太郎。古典から新作まで、変幻自在なその話芸は、落語通のご隠居をうならせ、落語を知らない若者までも引き付ける。そんな喬太郎が、フツーのおじさん役で映画初主演。娘役の石井杏奈とシャイな父親が織りなす、心がほっこりと温かくなる作品だ。
今週のひとこと One-Word-Header 一覧へ
日本相撲協会評議員会の池坊保子議長が理事を解任した貴乃花について「上司であり先輩でもある八角理事長が何度も携帯に電話してもまったく応答なく折り返しの電話をしなかった。著しく礼を欠いていたのではないか」(1月4日、臨時評議員会後の記者会見で)
→横綱の格は貴乃花のほうが北勝海より断然上だったけどな。

『スプリング、ハズ、カム』で映画初主演 柳家喬太郎

2017.02.13Vol.684インタビュー
今、最も勢いがあり、最も忙しい落語家・柳家喬太郎。古典から新作まで、変幻自在なその話芸は、落語通のご隠居をうならせ、落語を知らない若者までも引き付ける。そんな喬太郎が、フツーのおじさん役で映画初主演。娘役の石井杏奈とシャイな父親が織りなす、心がほっこりと温かくなる作品だ。

“働き方改革”は今年の日本のキーワード 小池百合子 東京都知事

2017.02.13Vol.684今日の東京イベント
東京都知事就任後、今までにはないようなスピード感で都政の問題点に切り込む小池百合子氏。初めての予算編成でも徹底的に事業の総点検をし、終期を設けるなど、これまでの都政には見られなかった手法を用い、大きな注目を集めている。そんな小池知事に2020年東京オリンピック・パラリンピックに向け、これからの東京について話を聞いた。(聞き手・一木広治)

みうらじゅん × いとうせいこう 大人気イベント「ザ・スライドショー」がまさかの映画化!?

2017.02.13Vol.684インタビュー
みうらじゅんといとうせいこうによる「ザ・スライドショー」が映画化、全国公開される。みうらが全国津々浦々で撮りためた写真に、いとうが突っ込むという、2人で写真を見てトークするだけのステージ。しかし、今年20年の節目を迎え、チケットは即完売という大人気イベントだ。1996年の第1回目から2016年の13回目までのショーを振り返り、その歴史と変わりゆくスタイル、そしてレジェンド級の仲良しである2人の関係性を赤裸々に語る。

『Ⅰ』、これからも続く旅の始まり DANCE EARTH PARTY

鈴木寛の「2020年への篤行録」第41回 AI時代の人生戦略

2017.02.13Vol.684鈴木寛の連載コラム
 AI(人工知能)の進化で、人間の仕事が奪われる未来の問題がますます注目を集めています。AIが2045年には人間の知能を超える特異点「シンギュラリティー」を迎えるという話の認知度が急速に上がっているように感じます。現在小学生の私の息子はその頃、30代後半。今年生まれた赤ちゃんは28歳。教育に携わる者としては、いまの子どもたちが、AI時代も食べていけるようにするには、どうすべきか危機感を覚えながら、日々の仕事に取り組んでいます。  そうした中、成毛眞さんの新刊「AI時代の人生戦略」(SB新書)が先月発売されました。書き出しから「『私は文系人間だから、理数系の話は苦手』などと言ってられない時代が、とうとうやってきた」と指摘します。日本マイクロソフト社長などを歴任された成毛さんだけに、サイエンスやテクノロジーに対して無頓着なままでは、これからの時代に生きていくことがいかに大変であるのか見通しておられるのです。  成毛さんは、STEM教育の重要性を提唱します。STEMとは、科学(サイエンス)の「S」、テクノロジー(技術)の「T」、エンジニアリング(工学)の「E」、マセマティックス(数学)の「M」を並べた造語です。さらに、テクノロジーの進化と密接な関わりのあるアート(芸術)の「A」も含めた「STEAM」という考え方も紹介しています。  AI時代に、AIを「使う側」になるのは一つの生存戦略ですが、「三角関数も二次方程式もわからない人が、AIやロボットを『使う側』に回れるとは思えない」という成毛さんの指摘は、まったくその通りです。OECDが世界各国の15歳に課す学力到達度調査(PISA)で、日本の子どもたちの科学的リテラシーは欧米よりは高めですが、油断はなりません。本でも指摘されるように、私立大学の文系の入試では、理数科目が免除されておりますし、文系と理系の垣根がなくなっていく時代の人材育成として非常に問題があります。  実は、この本では、私が成毛さんと対談した章が収録されています。私のパートでは、科学的リテラシーを引き上げていく取り組みとして、高校の科学部の人口を野球・サッカーと同程度に引き上げていくことや、大学入試改革の必要性など、STEM教育の意義を成毛さんと語り尽くしました。  また、堀江貴文さんも成毛さんと対談し、最新ビジネス動向についての対談を通じて、イノベーターがAI時代を見据えながらいま何を考えているのか、非常に興味深い内容になっております。ぜひご一読ください。 (文部科学大臣補佐官、東大・慶応大教授)

Copyrighted Image