SearchSearch

秋の夜長はやっぱりミステリー&サスペンス『マネーモンスター』

2016.10.10Vol.676DVD & Blu-ray
 全米高視聴率財テク番組〈マネーモンスター〉がジャックされた。緊迫の攻防戦、仕組まれたワナ、事件の裏に潜む衝撃の真実…すべてが視聴者の前にさらけ出される!  主演ジョージ・クルーニー×ジュリア・ロバーツ、監督ジョディ・フォスターという超豪華スターが競演する話題作。監督としても確かな手腕を発揮してきたフォスター監督の4作目。観客が“視聴者”として事件を見守る緊迫感、どう転ぶか分からない展開、現代社会の問題点を浮き彫りにする鋭い視点と、見事な監督力を見せつける。史上空前の犯罪事件の生放送。エンターテインメントと知的興奮が見事に融合した、見ごたえ満点の一本。 販売元:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント 10月12日(水)発売  初回生産限定ブルーレイ 4743円(税別)

黒沢清監督インタビュー 映画『ダゲレオタイプの女』

2016.10.10Vol.676映画
 日本を代表する映画監督・黒沢清が初の海外作品に挑戦。全編フランス語により、フランスの俳優、スタッフを起用、フランスでロケを行った最新作『ダゲレオタイプの女』製作秘話を語る!

THL編集部オススメMOVIE『淵に立つ』

2016.10.10Vol.676映画
 郊外で小さな工場を営む鈴岡家。夫・利雄と妻・章江、10歳の娘・蛍の3人は平穏な日々を送っていた。ある日、利雄は古い知人で最近まで服役していた八坂草太郎を雇うが…。 監督:深田晃司 出演:浅野忠信、筒井真理子、古舘寛治他/1時間59分/エレファントハウス配給/有楽町スバル座 他にて公開中  http://fuchi-movie.com/

東京駅で秋を愛でるどんぶりを食べ比べ!『〜秋を愛でる〜東京駅丼グランプリ』

2016.10.10Vol.676グルメ
 商業ゾーンも充実する東京駅はグルメスポットとしても人気。この秋、11月10日の“いい丼の日”をはさんだ10月11日から11月20日までの期間、東京駅の新しいグルメイベントとして『〜秋を愛でる〜東京駅丼グランプリ』が初開催される。 “収穫の秋”“食欲の秋丼”“ユニーク丼”の3つをテーマに「キッチンストリート」「黒塀横丁」「北町ダイニング」「グランルーフ」「グランルーフ フロント」「グランアージュ」「グランスタ」「キッテ グランシェ」の飲食店66店舗が参加。エントリーする全68種類のうち、66種類が東京駅限定メニューとなっている。 “収穫の秋丼”では、秋鮭のいくらや刺し身、焼鮭を盛り付けた築地 味の浜藤 醍醐味の「秋味の三色丼」や、加賀の秋を表現する贅沢素材を使用した加賀料理 金茶寮の「松茸 秋の炊き寄せ丼」などがエントリー。“食欲の秋”ではTokyo Beer Paradise by Primusによる「トリプル盛 ローストビーフ丼」、天ぷらがそびえたつビジュアルが衝撃的な天ぷら 天喜代の「“秋”の大江戸天丼」などメガ盛り系が揃う。そして“ユニーク丼”では好きなフルーツをチョイスできる果実園の「果実の園でつくるDON」などオモシロ系が揃った。提供時間や販売数は店舗によって異なるので、ホームページなどで確認を。  また10月11〜31日の期間は“No.1丼”を決定する投票を受け付けているので、ぜひ対象の丼メニューをあれこれ食べ比べて、お気に入りのどんぶりに投票してみよう。結果発表は11月10日を予定。

オンリーワンの歌声に包まれて「あいたい」林部智史

2016.10.10Vol.676CD/MUSIC
 テレビ東京系『カラオケ★バトル』に出演したことで、圧倒的な歌声の魅力、豊かな歌唱力を広く知らしめ、多くの人を魅了しているシンガーの林部智史。今年待望のメジャーデビューを果たした彼が、新しい作品をリリース。デビューシングル『あいたい』に加え、オリジナルとカバーを2曲ずつ収録しボリュームたっぷり。優れた歌い手であることを分かりやすく証明してくれるカバー曲は、画面を通じて響かせた『糸』と『木蘭の涙』を収録。オリジナル曲を含めエモーショナルな歌声がじわじわとしみ込んでくる。本人も思い入れが強い曲ばかりだという本作。聴きごたえあり。

MBCで「カブリオレ」デビュー体験!それは、最高の秋を楽しむクルマのかたち。C-Class初のオープンエアモデルC-Class Cabriolet登場

EXILEの橘ケンチとTETSUYAが横須賀盛り上げ大使に就任「横須賀の魅力を世界に発信」「猿島でフェス開催!」

EXILE TETSUYA、大学教授の集大成を発表

2016.10.10Vol.676LDH
 EXILE TETSUYA(以下、TETSUYA)が、3年にわたって淑徳大学で行ってきた講義の様子をまとめた、EXILE TETSUYA プレミアムドキュメンタリー『EXILE UNIVERSITY ?あなたの夢はなんですか??』のプレイベントが9月30日、都内の映画館で行われた。試写会には、TETSUYA本人も登壇し、挨拶。「想いがこもっている作品。いいストーリーに切り取ってもらったと思う」と、話した。  ファンクラブ会員限定で行われたプレミアムなイベント。TETSUYAは、静かに送られる熱い視線を浴びながら、たった1人で登場、舞台に立った。

KEYWORDでみるニュース

12万6720人

 新年恒例の一般参賀が1月2日、皇居で行われ、天皇、皇后両陛下や皇太子ご夫妻をはじめとする成年皇族方が宮殿「長和殿」のベランダに計5回立ち、手を振って応えられた。宮内庁によると、平成で最多だった6年(計8回で11万1700人)を上回る12万6720人の参賀者が訪れた。天皇陛下の譲位日が31年4月30日と決まってから初めての新年一般参賀で、国民の関心の高まりが要因とみられる。

39.4%

 平成29年の大みそかに放送された「第68回NHK紅白歌合戦」の第2部(午後9時から11時間45分)の関東地区平均視聴率が39.4%にとどまった。前年と比べて0.8ポイント減。二部制になった平成元年以降では3番目に低い数字。テレビ東京の「第50回!大晦日恒例 年忘れにっぽんの歌」が8.4%と大健闘。民放では日本テレビ系「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 大晦日年越しスペシャル!」が17.3%でトップ。

2万2764円

 平成29年最後の取引となる大納会を迎えた12月29日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は2万2764円94銭と、年末の終値としては3年末(2万2983円77銭)以来26年ぶりの高値水準となった。前年末の終値(1万9114円37戦)を3650円57戦(19.1%)上回っており、年間ベースでは6年連続の上昇。昭和53年~平成元年に12年連続で上昇して以来の長さで、バブル経済が崩壊して以降では最長となった。

口座維持手数料

 銀行口座の維持にかかる費用。海外の商業銀行はほぼ全て導入しており、「無料」は日本のみ。三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の3メガバンクが、日銀のマイナス金利政策で利益を出しにくくなったことから、この口座維持手数料を預金者から徴収できるか検討を始めた。平成30年度中にも結論を出すもよう。三井住友銀行子会社のSMBC信託銀行は、米国系シティバンク銀行が日本で手掛けていた個人向け事業を買収したのに伴い、27年から残高が一定額を下回ると、月2000円の口座維持手数料を徴収している。

世田谷一家殺害事件

 東京都世田谷区の住宅で平成12年12月、会社員、宮沢みきおさん=当時(44)=ら一家4人が殺害された事件の発生から昨年の12月30日で丸17年となった。事件は12年12月30日深夜に発生。宮沢さんと妻の泰子さん=当時(41)、長女のにいなちゃん=同(8)、長男の礼君=同(6)=の4人が自宅で殺害された。現場からは多くの遺留品が見つかり、犯人の指紋やDNA型も判明している。殺人事件の時効が廃止されたことから事件の捜査は継続中。情報提供は成城署捜査本部(TEL:03-3482-0110)まで。

求道会館でスガダイロー×夢枕獏が「CDブック発売記念コンサート」

2016.10.10Vol.676LIVE
 作家・夢枕獏の代表作である『陰陽師』が今年30周年を迎えた。 『陰陽師』は平安時代の陰陽師・安倍晴明の活躍を描いた小説。これまで1993年の岡野玲子による漫画化以降、ドラマ、映画、そして舞台といったさまざまなジャンルで作品化され、小説以外にも多くのファンを生み出し続けている。  そして今度は、夢枕獏による書き下ろし短編「?丸」に、フリージャズのピアニスト、スガダイローが曲を書くという、そんなまさかの組み合わせによるCDブック『?丸?陰陽師の音?』が9月21日に発表された。  これを記念して10月19日に文京区の求道会館でCDブック発売記念コンサートが開催される。  求道会館は明治、大正期の日本の建築家・武田五一によって作られたもの。武田はヨーロッパ様式主義一辺倒であった当時の建築界の中にあって日本建築の良さを大切にした世代のひとりで、求道会館は武田が日本建築の伝統を、自作に意図的に盛り込むようになった時期の作品。平成6年には東京都指定有形文化財となった。  煉瓦造の2階建てで、会館内部の正面には、純和風の檜造で銅板葺屋根の六角堂が配置され、その後方上部壁面に大アーチの石膏レリーフが描かれるなど、陰陽師の世界観にぴったりの建造物だ。  コンサートではCDブックに収録された曲はもちろん、夢枕獏の朗読、小説にも出てくる沈香などの平安時代から使われてきた香を使用した香りの演出も予定されており、陰陽師の世界をどっぷりと堪能できるプログラムとなっている。  なお本紙では次号(10月24日発行号)で夢枕獏×スガダイローの対談を掲載予定。 『陰陽師』30周年記念 夢枕獏×スガダイロー『?丸』発売記念コンサート 【日時】10月19日(水)18時30分開場、19時30分開演 【会場】求道会館(東大前) 【出演】朗読:夢枕獏、ピアノ:スガダイロー、ベース:東保光、太鼓:辻祐、龍笛:松尾慧【問い合わせ】VINYLSOYUZ LLC(TEL:090-4375-9747)

連ドラ初出演の川津明日香「私は巻き込まれていく役」

2016.10.10Vol.676インタビュー
 秋の連続ドラマが各局でスタートしている。恋愛、お仕事、人気の医療や刑事モノ、そしてサスペンスと今期も気になる作品が目白押しだ。  なかで最も注目されている作品の一つが14日スタートのサスペンス『砂の塔?知りすぎた隣人』。主演は菅野美穂。共演者も豪華だ。注目の若手もいる。その一人が川津明日香。連続ドラマには本作が初出演になる。 「演技の経験があまりないので、撮影が始まってから驚くことばかりです。一番驚いたのはすごい速さで撮影が進んでいくこと。それと、同じシーンを何度も撮影することですね。うまくいかなかったからではなくて、例えば、誰かと一緒のシーンだとして、全体的な映像を撮って、次に相手の目線、そして私の見ているものっていうように。毎日、いろいろ勉強させていただいています」  ドラマは、あるタワーマンションを舞台に展開。緊張感あふれる人間関係が描かれていく。 「あの家族が! この家族も! 近くにいたこの人もなんだか…! 気付いて、巻き込まれていく、そんな女子高生を演じます。菅野美穂さん演じる主人公の息子さんとは同級生で、タワーマンションでは主人公の部屋の隣に住んでいます。いただいている台本は途中までなので、自分が演じる役さえ今後どうなっていくのかは分からないんですが、今のところは、私は巻き込まれていく役。頑張りたいです(笑)」  日々奮闘する川津が芸能界デビューを果たしたのは、ミスセブンティーン2014グランプリを受賞したのがきっかけ。これまではモデルを軸に活動している。 「大好きなモデルさんに会えると思って始めたので演技することは考えていませんでしたけど、今こうして機会をいただいて、大変ですけど毎日楽しく撮影に臨んでいます」  モデル、女優として活動する一方で、リアルに女子高生もしている。 「好きな教科は音楽と体育。音楽は歌うのが好きだから。楽器も好きですが合唱するのが好き。体育で好きなのはバドミントン! 球技はちょっと苦手です…」  モデルとしての活動に加えて、連続ドラマに初出演と活躍の分野は広がっている。毎日がチャレンジの連続だ。そんな日々のなかで気の置けない友達と会うことが一番の励まし。 「渋谷に集合して、買い物やカラオケをしたり、カフェでおしゃべり、ケーキの食べ放題にも行きます。大好きなホラー映画で盛り上がることも多いです。洋服を買うのは裏原が多いかな。最近、古着にも興味が出てきたので、あのあたりを歩くと、とても楽しいんです」  ファッションへの興味もさらに上昇中だそう。 「秋冬はベレー帽ですね。クラシカルなイメージですが、スカジャンと合わせたりしてもいいんですよ。アニマル柄をはじめ、いろんなタイプが出ているので気になります。最近、洋服への興味がさらに上がっていて、高校卒業したら服飾系の学校に進みたいと思ってるくらい。…あ、まだ分からないですけど!(笑) あこがれのモデルさんがそういう進路だったから私も!ってだけなんですけど。ちゃんと勉強したうえで、服を見たり着たりしたら、感じることが変化してくるのかなって思うんです」 川津明日香(かわづ・あすか) 2000年2月12日生まれ。東京出身。雑誌『Seventeen』専属モデル。『黒崎君の言いなりになんてならない』のスペシャルドラマ、映画にも出演。10月14日スタートの、ドラマ『砂の塔?知りすぎた隣人』(TBS系にて毎週金曜夜10時から放送)にレギュラー出演。【URL】 http://irving.co.jp/talents/asuka-kawazu/

監督・西川美和 × 主演・本木雅弘 初タッグの2人が紡ぐ、新しい家族の物語。『永い言い訳』

2016.10.10Vol.676映画
『ゆれる』『ディア・ドクター』『夢売るふたり』の西川美和監督が、『おくりびと』以来7年ぶりの映画主演となる本木雅弘を迎え、直木賞候補となった自らの小説を映画化。今回初タッグを組んだ西川監督と本木。実は2人は“運命の絆”で結ばれていた!?

【鈴木寛の「2020年への篤行録」】第37回 ガラパゴス化から脱却できない日本のエリート

2016.10.10Vol.676COLUMN
 7月下旬、UCサンディエゴ(カリフォルニア大学サンディエゴ校)がライフサイエンスの研究企画連携拠点を、日本橋に開設しました。同校にとっては初の海外拠点。アメリカの「研究投資力」と日本の大学の「基礎研究力」日本の製薬業界の「開発力」が、まさに太平洋を超えて医療イノベーションを推進する取り組みをスタートします。今回の拠点設置を機に、がんや難病の治療、再生医療の進化につなげていきたいと思います。  この間、何度か渡米し、両者の取り組みをコーディネーションするべく活動してまいりましたが、その一方で、この役回りは現職の国会議員だった時には難しかったと痛感します。なぜならば、国会議員は、海外に行って予定外のスケジュールをいれていくということがほとんど困難だからです。国境を越えたイノベーションは、産学官の間に立って、誰かがコーディネートせねばなりません。  政策への見識、国内外の人脈を持ち合わせた人材、たとえば政治家ですが、国境を超えたプロジェクトになると、海外にも足を運び、ある程度の時間をかけて人脈・知見を広げる必要があります。ところが、閣僚クラスは、国会会期中はそう何日も不在にできません。政府の役職を兼務していない国会議員であっても、参議院では、会期中に7日以内の渡航をするには議長の許可を得なければならず、7日を超えると議院運営委員会の了解を取るという物々しさです。国会対応を最優先しなければならない高級官僚も最近は一週間を超えるような出張、ましてや長期出張は難しいでしょう。  政治家が外交で渡航することを「外遊」といいますが、いい意味で「遊び」がなければ、外遊先での深い人脈形成につながらないのもまた現実です。私が政治家を辞めた後、医療イノベーションに関する訪米に関して言えば、最初のサンディエゴは10日間滞在しました。二回目からは、数日間のこともあれば、一週間のこともありますが、いつも、Aさんという有力者との懇談から、Bさんという別の有力者の存在を教わり、「今からBさんに電話するから、明日会いにいきなさい」と進められるわけです。スケジュールは、アドリブで時事刻々変わります。いま思うと、あの時、「もう日本に帰ってしまうので、お会いできません」と言って断ってしまっていたら、今のネットワークは作れませんでした。サンディエゴで積み重ねた人脈の糸のどれか一本でも欠けていれば、UCサンディエゴの日本橋進出はなかったと言っても過言ではありません。これも、一定日数以上、現地に滞在できたことによります。  イノベーションがグローバル化する潮流にあって、政策当事者の政治家、官僚は真の意味での「外遊」がしづらい状況です。最近、政治家の二重国籍が問題になりましたが、法的に多重国籍を認められない以上、政治・行政のトップリーダーのグローバル対応を意識しておく必要があります。そうした問題を指摘すべき大手マスコミのジャーナリストも数えるほど。日本のエリートたちのガラパゴス化は早期に見直すべきでしょう。 (文部科学大臣補佐官、東大・慶応大教授)
今週のひとこと One-Word-Header 一覧へ
日本相撲協会評議員会の池坊保子議長が理事を解任した貴乃花について「上司であり先輩でもある八角理事長が何度も携帯に電話してもまったく応答なく折り返しの電話をしなかった。著しく礼を欠いていたのではないか」(1月4日、臨時評議員会後の記者会見で)
→横綱の格は貴乃花のほうが北勝海より断然上だったけどな。

【鈴木寛の「2020年への篤行録」】第37回 ガラパゴス化から脱却できない日本のエリート

2016.10.10Vol.676COLUMN
 7月下旬、UCサンディエゴ(カリフォルニア大学サンディエゴ校)がライフサイエンスの研究企画連携拠点を、日本橋に開設しました。同校にとっては初の海外拠点。アメリカの「研究投資力」と日本の大学の「基礎研究力」日本の製薬業界の「開発力」が、まさに太平洋を超えて医療イノベーションを推進する取り組みをスタートします。今回の拠点設置を機に、がんや難病の治療、再生医療の進化につなげていきたいと思います。  この間、何度か渡米し、両者の取り組みをコーディネーションするべく活動してまいりましたが、その一方で、この役回りは現職の国会議員だった時には難しかったと痛感します。なぜならば、国会議員は、海外に行って予定外のスケジュールをいれていくということがほとんど困難だからです。国境を越えたイノベーションは、産学官の間に立って、誰かがコーディネートせねばなりません。  政策への見識、国内外の人脈を持ち合わせた人材、たとえば政治家ですが、国境を超えたプロジェクトになると、海外にも足を運び、ある程度の時間をかけて人脈・知見を広げる必要があります。ところが、閣僚クラスは、国会会期中はそう何日も不在にできません。政府の役職を兼務していない国会議員であっても、参議院では、会期中に7日以内の渡航をするには議長の許可を得なければならず、7日を超えると議院運営委員会の了解を取るという物々しさです。国会対応を最優先しなければならない高級官僚も最近は一週間を超えるような出張、ましてや長期出張は難しいでしょう。  政治家が外交で渡航することを「外遊」といいますが、いい意味で「遊び」がなければ、外遊先での深い人脈形成につながらないのもまた現実です。私が政治家を辞めた後、医療イノベーションに関する訪米に関して言えば、最初のサンディエゴは10日間滞在しました。二回目からは、数日間のこともあれば、一週間のこともありますが、いつも、Aさんという有力者との懇談から、Bさんという別の有力者の存在を教わり、「今からBさんに電話するから、明日会いにいきなさい」と進められるわけです。スケジュールは、アドリブで時事刻々変わります。いま思うと、あの時、「もう日本に帰ってしまうので、お会いできません」と言って断ってしまっていたら、今のネットワークは作れませんでした。サンディエゴで積み重ねた人脈の糸のどれか一本でも欠けていれば、UCサンディエゴの日本橋進出はなかったと言っても過言ではありません。これも、一定日数以上、現地に滞在できたことによります。  イノベーションがグローバル化する潮流にあって、政策当事者の政治家、官僚は真の意味での「外遊」がしづらい状況です。最近、政治家の二重国籍が問題になりましたが、法的に多重国籍を認められない以上、政治・行政のトップリーダーのグローバル対応を意識しておく必要があります。そうした問題を指摘すべき大手マスコミのジャーナリストも数えるほど。日本のエリートたちのガラパゴス化は早期に見直すべきでしょう。 (文部科学大臣補佐官、東大・慶応大教授)

忙しい社員の健康意識を高めたい。 企業がドクターを招いてリラクゼーション講習

2016.10.10Vol.676健康
 健康維持に役立つリラクゼーション系の福利厚生サービスを、もっと活用し社員の健康意識を高めたい。そんな企業の声に応える試みとなりそうなのが、専門家による“出張講習”だ。全日空(ANAホールディングス株式会社)も、そんな社員向け講習を定期的に行っている。9月29日には、都内で鍼灸治療院やリラクゼーションサロンを経営する医学博士・劉勇氏を招いての社内講習を開催。「今日は忙しい皆さんも仕事の合間にできるマッサージやストレッチをお教えします。ストレッチの手助けを同僚とお互いにやれば、コミュニケーションもより円滑になるかもしれませんよ」と劉先生。講義ではエコノミー症候群にも役立つ“脚のむくみをとる方法”などを、ときに先生自ら指導しながら、参加者に伝授。さらに「大きな病気にならないためにも日々ストレッチやマッサージ、ツボで体を整えたり、上手にリラックスしてストレスを溜めないことが大事。身近な鍼灸院・リラクゼーションサロンを利用してみてください」と、アドバイスした。劉先生は今後も同様の講習を行っていきたいとのこと。

『VR ミッション:25』試写会に10組20名 

2016.10.10Vol.676映画
 ヴァーチャルな“現実(リアル)”をサバイブせよ! 近年、注目が集まるヴァーチャルリアリティーテクノロジー・VRゲームを題材にした、英国発の近未来SFアクション。出演は『イントゥ・ザ・ストーム』のマックス・ディーコンら。  近未来のニューヨーク。閑散とした高層ビルにあるザイバツ・コープ社のオフィスに、8人の男女が集められた。彼らはオンラインゲームの名手で、最新テクノロジーを駆使して作られた最新型のバーチャル・リアリティー・ゲーム『ザ・コール・アップ』をいち早く体験できるという、夢のようなチャンスを得たのだ。彼らは高分子マトリックス製のスーツとヘルメットを着用し、完全没入型のバーチャル・リアリティー・ゲームのプレイを始める。リアルな戦場さながらのゲームの世界に興奮するのも束の間、彼らはすぐにこのゲームがワナであることに気づく…。謎の主催者の正体は? そして彼らが体験するリアルすぎるヴァーチャルゲームとは!?   11月19日より池袋HUMAXシネマズ他にて公開。

『ハンズ・オブ・ラヴ 手のひらの勇気』試写会に10組20名 

『オケ老人!』試写会に25組50名

2016.10.10Vol.676映画
 アマチュア・オーケストラ、通称「アマオケ」の数が世界で一番多い国は、なんと日本! そんなアマオケの世界を舞台に描く、涙と笑いと感動の音楽エンターテインメント!   勘違いで老人ばかりの楽団・梅が丘交響楽団に入ってしまった主人公・小山千鶴役には、映画初主演となる人気女優・杏。バイオリン演奏と指揮にチャレンジし、成長していく女性主人公を生き生きと演じた。楽団のメンバー役には、笹野高史、左とん平、小松政夫、藤田弓子、石倉三郎といった個性派のベテラン俳優がずらり。ライバル楽団のコンサートマスター役に光石研。他、坂口健太郎や黒島結菜といったいま大注目の若手俳優も出演。原作は『ちょんまげぷりん』の荒木源による同名小説。『ぱいかじ南海作戦』の細川徹監督がメガホンをとった。  梅が岡高校に赴任してきた数学教師の小山千鶴は昔、演奏していたバイオリンをもう一度演奏したいと地元のアマオケに連絡を取る。ところが目当てのエリート楽団・梅が岡フィルハーモニー(梅フィル)と間違えて、老人だらけの梅が岡交響楽団(梅響)に入団してしまう。 11月11日(金)より公開。

Copyrighted Image