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東京タワーで台湾祭開催 世界のフードフェス続々

2017.03.14Vol.686今日の東京イベント
 台湾の文化や芸術、グルメが集結する「東京タワー台湾祭2017」が18?20日の3日間、東京タワーの正面玄関広場の屋外特設会場で行われる。日台の交流を目的としたイベントで、台湾の人気スポットや夜市をイメージしたリアル台湾を再現した会場では、小籠包や担仔麺、台湾麺線、葱油餅にタピオカミルクティーなど台湾の屋台の味が楽しめる。また、台湾ゆかりのアーティストらによるステージイベントも行われる予定だ。イベントは期間中11?21時、最終日のみ20時まで。入場無料、飲食代などは別途有料。  これを皮切りに都内各地ではさまざまな国やその文化に注目した催しが続々と行われる。26日には同じ東京タワーで、港区内に大使館がある国の文化、芸術、料理などが集まる「港区ワールドカーニバル in 東京タワー」が開催予定。「新宿サンバ・シュラスコフェス2017」(4月6?9日、歌舞伎町シネシティ広場)も控えている。

『蝶々結び』のAimerがCDショップ大賞で準大賞

2017.03.14Vol.686音楽
 全国のCDショップの店員が選ぶ『第9回CDショップ大賞2017』の授賞式が13日、都内で行われ、準大賞に選ばれたAimer(エメ)が登壇、「この賞に恥じないように、いい音楽を作り、歌っていきたい」と挨拶した。  昨年リリースしたアルバム『daydream』が評価された。本人にいわく「今までのイメージを、いい意味で壊すような私にとっても、印象的な作品」には、野田洋次郎(RADWIMPS)が楽曲を提供しプロデュースした『蝶々結び』も収録している。 「たくさんの尊敬するアーティストのみなさんとコラボレーションした作品で、それぞれ制作やディレクションの方法が違っていて、表現者として勉強になりました」  5月には自身初となるベストアルバムをリリース、8月末には日本武道館でのワンマンライブが決定している。  大賞は、宇多田ヒカルの『Fantome』だった。

ちょっとキモい。でも、潰しちゃうの?『しんかいぶつ』

2017.03.13Vol.686GAME
 たくさんのゲームアプリが日々リリースされたりアップデートされたという情報が飛び交うなかで「見つけたっ!」というアプリに出会うことはだんだん少なくなってきたと感じる人も少なくないのでは? 『しんかいぶつ』はそんな人にお勧めしたいゲームアプリ。昨今大人気の深海の生物たちと戯れるゲームだ。登場するのは、ダイオウイカやクリオネ、チョウチンアンコウ、ピンポンツリースポンジ、クセノフィオフォラ、ギガントキプリスなど。ちょっとデフォルメされた実際に深海に住む生物たちを、プレーヤーは……潰しまくる。シンプルに! ちょっとキモい生物たちは、喋ったり歌いだしたり。挿入されるストーリーに、ほっこりしてしまうことは間違いなし。深海の冒険、スマホやタブレットで楽しんでみませんか。

白濱亜嵐・片寄涼太・関口メンディーがFC今治ホーム開幕戦で選手らを激励

2017.03.13Vol.686エンタメ
 ダンス&ボーカルグループGENERATIONSの白濱亜嵐、片寄涼太、関口メンディーが12日、愛媛・西条市ひうち陸上競技場で開催された日本フットボールリーグ(以下「JFL」)のFC今治のホーム開幕戦に訪れ、サッカー元日本代表の岡田武史氏がオーナーを務めるFC今治の選手らを激励した。  岡田オーナーが監督を務めた2010年のサッカーワールドカップで、EXILEが応援ソングを手掛けた縁もあり、EXILEやGENERATIONSが所属するLDH JAPANがチームスポンサーとなった。以降、岡田オーナーが目指す、サッカーを通じての地方創生などをはじめFC今治をバックアップしている。  チームは岡田オーナー体制発足3年目となった今季から、4部リーグにあたるJFLに昇格。試合前のセレモニーで、FC今治のチームユニホームをデザインし、愛媛出身の白濱が「今日は精一杯声を出して、悔いの無いように皆さんで選手たちを盛り上げていきましょう!」とエールを送ると、会場に集まった3,065人の観客から大きな拍手と歓声が送られた。  また、ハーフタイムには「会場に来られている方に少しでも楽しんで頂けたら」という3人の想いのもと、FC今治U-15の中学生とPK対決を実施。片寄と白濱はゴールを決めたものの、関口が惜しくもゴールバーに当ててしまい、全員がゴールを決めた中学生チームに惜しくも敗戦。関口は「イメージは勝つイメージだったのですが」と悔しがると、白濱から「あそこでバーに当てるのはおいしかったね」とイジられ、「狙ってないけどね」と笑いを誘った。  試合は昨年の年間チャンピオンのHonda FCとスコアレスドロー。開幕戦ということもあり互いに探り合う試合展開に「緊張感があってドキドキしながら応援した」と片寄。関口も「今日のPK対決のように、子どもたちやサポーターの方々と触れ合いながらFC今治を盛り上げたり、色んな角度から選手たちの背中を押せるように応援していきたい」と意気込んだ。

『平井堅 2017 Special Live!! “THE STILL LIFE”』最新アルバムを冠したスペシャルライブ

2017.03.13Vol.686LIVE
 平井堅のスペシャルなライブの開催が決定した。昨年、5年のインターバルを経てリリースしたフルアルバム『THE STILL LIFE』を携えて行われるもので、大阪と東京の2都市で限定4公演の日程だ。  ひとつひとつのプロジェクトや一曲にじっくりと向き合い、いつも最高の作品を届けてくれる平井。現在も『映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険』の主題歌『僕の心をつくってよ』で美声を響かせている。これまでにも数々のヒット曲を世に送り出してきているが、大人気の『ドラえもん』とのタッグとあって、この曲もこれまで以上に多くの人に愛されそうだ。  この曲もライブで聞けるかも? チケットは18日発売。

【今日も食べ過ぎ東京グルメ探偵】熟成焼肉 肉源(六本木)

日&米のサブカルが生んだ!? 新たなるキングコング

【江戸瓦版的落語案内】王子の狐(おうじのきつね)

2017.03.13Vol.686コラム
 落語の中には、粗忽、ぼんやり、知ったかぶりなどどうしようもないけど、魅力的な人物が多数登場。そんなバカバカしくも、粋でいなせな落語の世界へご案内。「ネタあらすじ編」では、有名な古典落語のあらすじを紹介。文中、現代では使わない言葉や単語がある場合は、用語の解説も。

KEYWORDでみるニュース

12万6720人

 新年恒例の一般参賀が1月2日、皇居で行われ、天皇、皇后両陛下や皇太子ご夫妻をはじめとする成年皇族方が宮殿「長和殿」のベランダに計5回立ち、手を振って応えられた。宮内庁によると、平成で最多だった6年(計8回で11万1700人)を上回る12万6720人の参賀者が訪れた。天皇陛下の譲位日が31年4月30日と決まってから初めての新年一般参賀で、国民の関心の高まりが要因とみられる。

39.4%

 平成29年の大みそかに放送された「第68回NHK紅白歌合戦」の第2部(午後9時から11時間45分)の関東地区平均視聴率が39.4%にとどまった。前年と比べて0.8ポイント減。二部制になった平成元年以降では3番目に低い数字。テレビ東京の「第50回!大晦日恒例 年忘れにっぽんの歌」が8.4%と大健闘。民放では日本テレビ系「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 大晦日年越しスペシャル!」が17.3%でトップ。

2万2764円

 平成29年最後の取引となる大納会を迎えた12月29日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は2万2764円94銭と、年末の終値としては3年末(2万2983円77銭)以来26年ぶりの高値水準となった。前年末の終値(1万9114円37戦)を3650円57戦(19.1%)上回っており、年間ベースでは6年連続の上昇。昭和53年~平成元年に12年連続で上昇して以来の長さで、バブル経済が崩壊して以降では最長となった。

口座維持手数料

 銀行口座の維持にかかる費用。海外の商業銀行はほぼ全て導入しており、「無料」は日本のみ。三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の3メガバンクが、日銀のマイナス金利政策で利益を出しにくくなったことから、この口座維持手数料を預金者から徴収できるか検討を始めた。平成30年度中にも結論を出すもよう。三井住友銀行子会社のSMBC信託銀行は、米国系シティバンク銀行が日本で手掛けていた個人向け事業を買収したのに伴い、27年から残高が一定額を下回ると、月2000円の口座維持手数料を徴収している。

世田谷一家殺害事件

 東京都世田谷区の住宅で平成12年12月、会社員、宮沢みきおさん=当時(44)=ら一家4人が殺害された事件の発生から昨年の12月30日で丸17年となった。事件は12年12月30日深夜に発生。宮沢さんと妻の泰子さん=当時(41)、長女のにいなちゃん=同(8)、長男の礼君=同(6)=の4人が自宅で殺害された。現場からは多くの遺留品が見つかり、犯人の指紋やDNA型も判明している。殺人事件の時効が廃止されたことから事件の捜査は継続中。情報提供は成城署捜査本部(TEL:03-3482-0110)まで。

春を感じるオリジナルサンド

2017.03.13Vol.686グルメ
 六本木ヒルズでは、3月17日(金)〜4月23日(日)の期間、色とりどりの具材が楽しめる春らしさ満載のフォトジェニックなサンドイッチメニューを総勢17のレストラン・カフェで、展開する。具材は、野菜や肉、チーズやフルーツなどさまざま。アートのような美しい断面で、かぶりつく前に写真を撮りたくなる美断面サンド、異食材を使用した変わり種オリジナルサンド、手を汚さずにワンハンドで食べられる彩りラップサンド、フルーツをたっぷりサンドしたスイーツサンドなど個性豊かなサンドイッチがずらり。六本木ヒルズの美しい桜を眺めながら、またテイクアウトも可能なので、お花見やピクニックなどにもおススメ。  テイクアウトのみのメニューや、1日の個数限定メニュー、提供時間限定メニューもあるので、どうしてもゲットしたいものは、事前に確認してから買いに行こう! 3月17日からは特設ページ(http://www.roppongihills.com/)も開設する。

マイクをバトンにつなごう日本の未来 スナックから日本を元気に!

2017.03.13Vol.686エンタメ
 玉袋筋太郎が会長を務める全日本スナック連盟が、事業拡大の各種施策の発表と『スナックで日本を元気にする宣言』を6日、都内の会場で行った。発表会には連盟サポーターのスナックのママとアルバイトレディーも同席。さらに1日限定ママのフリーアナウンサー脊山麻理子も登場。スナックトークを繰り広げた。

日&米のサブカルが生んだ!? 新たなるキングコング

2017.03.13Vol.656エンタメ
 昨年、ゴジラ襲来に沸いた日本に今度はハリウッドからあの巨大生物が降臨! 3月25日より公開の映画『キングコング:髑髏島の巨神』のジョーダン・ヴォート=ロバーツ監督は「僕は本当に日本のサブカルチャーに大きな影響を受けて育ってきたんですよ」と語る。「子供のころから日本のアニメやゲームにどっぷり浸かってきましたからね。宮本茂、小島秀夫、宮崎駿など、彼らが作り出した映像言語とでもいうか、センスが骨身に沁み込んでいるんです。この作品にも『新世紀エヴァンゲリオン』やゲームの『ワンダと巨像』、宮崎作品などからインスパイアされたシーンがいくつもあります。コングをはじめとする巨大生物たちも、単なる怪獣というより宮崎作品に登場する獣のような精神性を持った存在として描きましたし、コングの動き方もゴリラというよりエヴァをイメージしています。冒頭でMIYAVIが演じる日本兵・イカリの刀も『もののけ姫』にオマージュを捧げたデザインになってます」。  日本人が親和性を感じる世界観を、最新技術を駆使した迫力の映像、ハリウッドの豪華俳優陣で堪能できるのだ。 「この作品はいわゆる“キングコング映画”とは違うアプローチで作りました。コングとヒロインの恋愛的要素よりも、コングを大いなる存在として描くことに重点を置いたのです。そしてもう一つ、本作はベトナムで初めて大規模なロケ撮影をしたハリウッド映画になります。現地の風景がより臨場感を伝えてくれましたし、『地獄の黙示録』や『プラトーン』のような骨太な作品をも想起させてくれたと思います」  2020年には『ゴジラVSコング(原題)』の製作も決定。新時代の怪獣王VS巨神の激突が待ちきれない!

所英男らがモリカビュチスの遺族救済へチャリティproject開始

2017.03.13Vol.686スポーツ
   総合格闘家の所英男、勝村周一朗らが中心となって、昨年12月にリトアニアで亡くなったレミギウス・モリカビュチス選手(享年34歳)の遺族の救済のため「レミーガ追悼委員会(Japan)」を形成。日本の格闘家とファンからの追悼・支援金を集める「追悼チャリティTシャツ」販売を代行し、売上の一部を子供たちの養育費に充てていくこととなった。  モリカビュチスは2000年にZSTに参戦し、所らとしのぎを削る。日本を主戦場にし、HERO’S、K-1 MAXという当時のメジャーイベントにも参戦した。HERO’S参戦に当たっては、モリカビュチスの視察に訪れた前田日明氏が対戦相手だった所にも興味を示し、所も参戦決定。これをきっかけに所がブレイクしたというエピソードもあり、所にとっては人一倍思い入れの強い選手でもある。日本を離れた後も2014年まで戦い、一時リングを離れていたが、2017年にカムバックを予定していた。  モリカビュチスはリトアニアの政治不安定から幼少期に祖母のもとに預けられ、プロ格闘家となってからも祖母が亡くなる2011年までファイトマネーのほとんどを祖母の治療費に充てていた。その間に3人の子供を授かり、間もなく4人目が生まれる予定だった。  4人の母親であるライモンダさんとモリカビュチスは周辺の環境もあり結婚はしていなかったのだが、間もなく婚約という状況での訃報。  一家の大黒柱を失ったライモンダさんは4人の子供を抱え、仕事にも就けないことから収入が見込めず、またリトアニア国からも社会保障(遺族支援)を受けられないことから、現在はリトアニア格闘技界とファンからのわずかな支援金で生活をしている。  追悼委員会では「レミギウス・モリカビュチス追悼HP」(http://www.athleteyell.jp/project/remyga/)を立ち上げ、3月2日~7月31日(事前予約販売制)までTシャツとタオルを販売する。詳細は同サイトで。
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日本相撲協会評議員会の池坊保子議長が理事を解任した貴乃花について「上司であり先輩でもある八角理事長が何度も携帯に電話してもまったく応答なく折り返しの電話をしなかった。著しく礼を欠いていたのではないか」(1月4日、臨時評議員会後の記者会見で)
→横綱の格は貴乃花のほうが北勝海より断然上だったけどな。

所英男らがモリカビュチスの遺族救済へチャリティproject開始

2017.03.13Vol.686スポーツ
   総合格闘家の所英男、勝村周一朗らが中心となって、昨年12月にリトアニアで亡くなったレミギウス・モリカビュチス選手(享年34歳)の遺族の救済のため「レミーガ追悼委員会(Japan)」を形成。日本の格闘家とファンからの追悼・支援金を集める「追悼チャリティTシャツ」販売を代行し、売上の一部を子供たちの養育費に充てていくこととなった。  モリカビュチスは2000年にZSTに参戦し、所らとしのぎを削る。日本を主戦場にし、HERO’S、K-1 MAXという当時のメジャーイベントにも参戦した。HERO’S参戦に当たっては、モリカビュチスの視察に訪れた前田日明氏が対戦相手だった所にも興味を示し、所も参戦決定。これをきっかけに所がブレイクしたというエピソードもあり、所にとっては人一倍思い入れの強い選手でもある。日本を離れた後も2014年まで戦い、一時リングを離れていたが、2017年にカムバックを予定していた。  モリカビュチスはリトアニアの政治不安定から幼少期に祖母のもとに預けられ、プロ格闘家となってからも祖母が亡くなる2011年までファイトマネーのほとんどを祖母の治療費に充てていた。その間に3人の子供を授かり、間もなく4人目が生まれる予定だった。  4人の母親であるライモンダさんとモリカビュチスは周辺の環境もあり結婚はしていなかったのだが、間もなく婚約という状況での訃報。  一家の大黒柱を失ったライモンダさんは4人の子供を抱え、仕事にも就けないことから収入が見込めず、またリトアニア国からも社会保障(遺族支援)を受けられないことから、現在はリトアニア格闘技界とファンからのわずかな支援金で生活をしている。  追悼委員会では「レミギウス・モリカビュチス追悼HP」(http://www.athleteyell.jp/project/remyga/)を立ち上げ、3月2日~7月31日(事前予約販売制)までTシャツとタオルを販売する。詳細は同サイトで。

錦織一清演出の舞台が上演

2017.03.13Vol.686インタビュー
 錦織一清が、2014年に立ち上げた“QTプロジェクト”の公演が開催。キャストの天舞音さらと川口真五が演出家としての錦織について語る。 天「演出している時は誰よりも笑っています(笑)。ご自分で演出をつけられて、ご自分が一番笑って、椅子から転げ落ちそうになっていますね。ですから、錦織さんがいらっしゃる前に、みんなで合わせていて笑い声がないとドキドキしてしまう(笑)」 川「面白いのかどうか不安になるよね(笑)」  QTプロジェクト3回目となる今回は、江戸を舞台とした時代劇だ。 天「江戸庶民の人情劇で、喋り口調が落語っぽい感じの作品です」 川「脚本の松田さんが落語にお詳しいので“時そば”とか落語の演目も出てくる」 天「セリフの量も膨大で、1人でどんどん回していくところとか、落語のテイストが入っているんじゃないでしょうか。それを錦織さんがエンターテインメントと融合させて立体にしている作品だと思います」 川「とにかく脚本は面白いので、あとはこっちの問題(笑)。笑えるように頑張ります」 天「私はめだかとおみつという二役。この物語の中では、ある程度ストーリーのキーとなる役なので、一回見終わった後に、もう一回最初から見てみたいなって思えるような感じになれたらいいなと思います」 川「自分は悪い人。単純に悪くて、器が小さい男。まるで自分を見ているよう(笑)。ダメだし格好悪いけど、それを思いっきり楽しんで演じたい。ただ、稽古の中でひとつだけ可愛いところを見つけられたらと思っています。無理かも知れないけど(笑)」 天「こんな2人をはじめ個性豊かな人がいっぱい出てくるので、いろいろ見るところがあって面白い舞台です」 川「登場人物全員に見せ場があるので、それぞれに感情移入して見ていただける作品です。一つひとつの役に注目して見ると、何度でも新鮮な気持ちで楽しめるので、ぜひ足をお運びください」

中谷美紀が“映像の魔術師”の世界へいざなう!

2017.03.13Vol.686インタビュー
 巨匠テレンス・マリック監督最新作『ボヤージュ・オブ・タイム』の日本語版の語りをオファーされた中谷。「ケイト・ブランシェットさんの語りが完璧だったので必要ないのでは、と思いました(笑)。でも、こんなに心地よい作品に巡り合えたことがありがたくて、お受けしたんです。先日プロデューサーのタシオリス氏から“字幕に意識を払うことなく、本作の美しいメッセージをダイレクトに感じてもらうため各国で母国語の語りが必要なのです”との話を伺い、ようやく腑に落ちました」。  自然科学から見た宇宙誕生からの年代記を、かつてない映像美で綴る。「ビッグバンのシーンは精巧なCGかと思いきや実は本当の火を使っているんです。12人もの科学者がこの作品に関わり科学的な整合性、検証をなさったうえで作られているそうです。我々の日常生活ではおよそうかがい知ることのない自然の厳しさや弱肉強食の世界を見せる一方で人間の愚かな営みも見つめる。表面的な美しさではなく、美しいものも醜いものも、生も死も善も悪も、始まりも終わりも、すべてこの作品にはありました」。  マリック監督の作家性にも引かれる、と中谷。「美意識の高さといいますか、その映像の美しさたるや。光の操り方が極上で魔術師のようですし、それが不自然でなく、心に寄り添うものなんですね。暴力的でも説教臭くもなく、すべてを俯瞰して見つめているような、観客を強引に導くのではなくそっと背中を押してくれるような、そんな懐の深さを感じます」。人間たちを宇宙の目線にいざなうような作品。「東洋思想や哲学に近いものを感じますね。この作品の本当の良いところは人を絶望させないところ。もし地球が爆発したらものの2秒ですべて無に帰すそうです。苦しむことなく消えると思うと少しほっとしますね(笑)」

広がって、伝わって。『花森安治の仕事 — デザインする手、編集長の眼』

スゴイ“パイセン”たち『まばたき』YUKI

2017.03.13Vol.686カルチャー
 ソロデビューから15周年のアニバーサリーイヤーを迎えているYUKIが放つ最新作。YUKIと豪華な作家陣たちが手を取って作り上げた楽曲が描き出す世界はキラキラとまぶしい。とはいえ“まばたき”さえ許されないような大切な瞬間や感情が切り取られていて、作品を聞くほど胸がきゅっと締め付けられる。全速力で駆け抜けていくようなアップテンポな『さよならバイスタンダー』、月まで届きそうな伸びやかな歌声が印象的な『tonight』など全13曲を収録した本作は“私たちが好きなYUKI”のすべてが余すところなく反映されたアルバムになっているといっても過言ではなさそう。歌声、メロディーラインに加えて、ギターやホーンセクションなど楽曲のアレンジ面にも心奪われるポイントが多数あって聞きいってしまう。キュートさ、セクシーさ、そしてちょっとしたダークさ。そういった要素がぎゅっとまとめられてさく裂しているアルバムの到着で、またしばらくYUKIに夢中になりそう。

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