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価値感をぐらつかせる作品 イキウメ『天の敵』

2017.05.07Vol.690演劇・ミュージカル
 SFやオカルト、ホラーといった題材を自由自在に操るイキウメ。作・演出の前川知大の作る作品は見る者の立ち位置を不安にさせ、そして「ない」とは分かっていながら「あってもいいんじゃないか…」とついつい思わされてしまうような価値観をぐらつかせるもの。  今回は2010年に上演した短篇集『図書館的人生Vol.3 食べ物連鎖』の中の一篇をベースとした作品。  ライターの寺泊は、食事療法の取材中、戦後まもない1947年に「完全食と不食」について論文を書いた医師、長谷川卯太郎を知る。その卯太郎の写真が料理家の橋本和夫に酷似していたことで、寺泊は二人の血縁を疑い、橋本に取材を申し込む。橋本のルーツは、食事療法を推進していた医師、卯太郎にあると考えたのだ。そこで橋本は寺泊に「長谷川卯太郎は私です。今年で 122 歳になる」と言ったのだった…。  完全食を求めて生き延び、ついには人ではなくなってしまった男が世界の観察者となっていく物語。短篇集では駆け足にならざるを得なかったが、今回は男の100年間がじっくりと描かれる。 また今年は劇団を代表する作品である『散歩する侵略者』が7月に文庫化、9月に映画の公開、10月には舞台で再演される。8月には前川の作品を長塚圭史が演出する(Bunkamuraシアターコクーンほか)など、大きな話題がごろごろしている。

心地よいアルバム『in・ter a・li・a 』At The Drive In

2017.05.07Vol.690カルチャー
 米バンド、アット・ザ・ドライヴ・インが17年ぶりに放つ最新アルバム。メンバーのオマー・ロドリゲス・ロペスと、オマーの別プロジェクトのマーズ・ヴォルタを始め、ミューズ、シガーロスなどを手掛けたプロデューサーのリッチ・コスティがタッグを組んだ作品。メンバーが「信頼をすべてオマーにすべて託した」という本作では、2017年にアップデートされた彼らのロックが聞ける印象。17年のインターバルで否応なく盛り上がった期待感には、リリース前に発表してきた収録曲数曲のミュージックビデオを通じて、じわじわ少しずつ答えてくれてきた印象があるだけに、アルバムがリリースされれば待ちかねていたファンには熱狂が訪れそう。全11曲を収録。

心地よいアルバム『BEST SELECTION “blanc”/“noir”』Aimer

2017.05.07Vol.690カルチャー
 注目のシンガーソングライター、Aimer(エメ)がベストアルバムを発表。コンセプト別に選曲した白盤『blanc』と黒盤『noir』、2つの作品を同時にリリースした。白盤はバラード楽曲を中心にコンパイル。彼女が注目を集める大きなきっかけとなった野田洋次郎(RADWIMPS)楽曲提供の『蝶々結び』を始め、『あなたに出会わなければ?夏雪冬花?』、デビュー曲の『六等星の夜』など、1曲ごとに彼女の歌声が心にしみ込んでくる作品だ。一方、黒盤はエモーショナルな楽曲を中心に選曲している。ONE OK ROCKのTakaが提供した『insane dream』など全14曲を収録している。しっとりとした楽曲とハスキーな歌声の印象が強い彼女だが、本作のリリースによって彼女の魅力は広がっていきそう。これまでの彼女の軌跡をまとめた作品だ。

新たな歴史を刻むフェスティバル『横浜レゲエ祭』

2017.05.07Vol.690LIVE
 日本最大級のレゲエフェスティバル「横浜レゲエ祭」が今年も開催決定。昨年、サウンドシステムのMIGHTY CROWNの結成20周年と、横浜レゲエ際の20周年というWアニバーサリーのスペシャルなフェスとなったが、今年はMIGHTY CROWNにとってもフェスにとっても新たな一歩を踏み出すタイミングになる。例年以上に記録や記憶に残るフェスとなりそうな今年のレゲエ祭は、間違いなく音楽シーンにしっかりと爪あとを残すだろう。  出演は、FIRE BALL、PAPA B、そしてMIGHTY CROWNを筆頭に日本のレゲエシーンを支える強力ラインアップが決定。さらにジャマイカからTARRUS RILEY with DEAN FRASERも参加する。   一般発売は6月10日?。

「種だんご」作戦で大豊作を狙え!タケノコ狩りも実施

2017.05.07Vol.690Farming project
 都心で暮らしながら農業を楽しみながら実践しようという動き『ファーミングプロジェクト』が2017年も始動した。4月23日に本年度初のマンスリーイベントが、千葉・リソル生命の森リゾート内のファーミングガーデンで開かれ、小さな子供たちから大人までが参加。きゅうりやトマトやなすの苗、とうもろこしなどの種を植え付けた。  3月に予定されていたイベントは悪天候で中止になったため、例年よりもグループとしては1カ月遅れてのスタート。それだけに、参加者全員が忙しく手や体を動かした。土と肥料を混ぜながら畝を何本も作ったり、雑草が生えるのを抑制したり土の温度を調整する役割のある黒マルチが剥がれたところを張り直したり、ちょっとした指示を受けるだけで、手分けをして働いた。

岩松了が若い俳優たちとじっくり! M&Oplaysプロデュース『少女ミウ』

映画『たたら侍』5月20日公開 青柳翔“真の侍スピリッツ”に挑む!

【いま渋谷がどんどん楽しくなっている!】クリエイティブを通してつながる複合施設が渋谷に誕生

2017.05.07Vol.690東京ライフ
 渋谷・原宿・青山・表参道が交わる、旧渋谷川遊歩道(キャットストリート)の入り口に、クリエイターが住み、働き、発信する機能を有した複合施設「渋谷キャスト」が誕生した。多種多様な才能を持ったクリエイターが集い、新たな文化や才能を生み出す場となるように、シェアオフィスやクリエイターズカフェ、コレクティブハウスを持つ賃貸住宅のほか、個性豊かなショップが集結。  低層階にはスパニッシュイタリアンの「THE RIGOLETTO」、セレクトショップ「PULP 417 EDIFICE」とデリカフェ「PULP Deli&Cafe」、生鮮食品からデリカまで毎日の買い物が楽しめる「東急ストア フードステーション」、作品展示できるCafe「Are」の4店舗が入る。  また、明治通りに面した緑に囲まれた「キャストガーデン」は、常にオープンで、さまざまなイベントも開催。気軽にクリエイティブに触れられる交流のプラットフォームとして機能するほか、そこを行きかう人々の憩いの場にも。  カルチャー、アート、音楽、食など、さまざまな個性や才能が集まり、遊び、働き、住む同施設から発信される“渋谷カルチャー”からどんなトレンドが生み出されるのか。進化する街渋谷のワクワクする情報発信基地だ。

KEYWORDでみるニュース

12万6720人

 新年恒例の一般参賀が1月2日、皇居で行われ、天皇、皇后両陛下や皇太子ご夫妻をはじめとする成年皇族方が宮殿「長和殿」のベランダに計5回立ち、手を振って応えられた。宮内庁によると、平成で最多だった6年(計8回で11万1700人)を上回る12万6720人の参賀者が訪れた。天皇陛下の譲位日が31年4月30日と決まってから初めての新年一般参賀で、国民の関心の高まりが要因とみられる。

39.4%

 平成29年の大みそかに放送された「第68回NHK紅白歌合戦」の第2部(午後9時から11時間45分)の関東地区平均視聴率が39.4%にとどまった。前年と比べて0.8ポイント減。二部制になった平成元年以降では3番目に低い数字。テレビ東京の「第50回!大晦日恒例 年忘れにっぽんの歌」が8.4%と大健闘。民放では日本テレビ系「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 大晦日年越しスペシャル!」が17.3%でトップ。

2万2764円

 平成29年最後の取引となる大納会を迎えた12月29日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は2万2764円94銭と、年末の終値としては3年末(2万2983円77銭)以来26年ぶりの高値水準となった。前年末の終値(1万9114円37戦)を3650円57戦(19.1%)上回っており、年間ベースでは6年連続の上昇。昭和53年~平成元年に12年連続で上昇して以来の長さで、バブル経済が崩壊して以降では最長となった。

口座維持手数料

 銀行口座の維持にかかる費用。海外の商業銀行はほぼ全て導入しており、「無料」は日本のみ。三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の3メガバンクが、日銀のマイナス金利政策で利益を出しにくくなったことから、この口座維持手数料を預金者から徴収できるか検討を始めた。平成30年度中にも結論を出すもよう。三井住友銀行子会社のSMBC信託銀行は、米国系シティバンク銀行が日本で手掛けていた個人向け事業を買収したのに伴い、27年から残高が一定額を下回ると、月2000円の口座維持手数料を徴収している。

世田谷一家殺害事件

 東京都世田谷区の住宅で平成12年12月、会社員、宮沢みきおさん=当時(44)=ら一家4人が殺害された事件の発生から昨年の12月30日で丸17年となった。事件は12年12月30日深夜に発生。宮沢さんと妻の泰子さん=当時(41)、長女のにいなちゃん=同(8)、長男の礼君=同(6)=の4人が自宅で殺害された。現場からは多くの遺留品が見つかり、犯人の指紋やDNA型も判明している。殺人事件の時効が廃止されたことから事件の捜査は継続中。情報提供は成城署捜査本部(TEL:03-3482-0110)まで。

【いま渋谷がどんどん楽しくなっている!】渋谷の“プレ金”は大掃除でパーティー

2017.05.07Vol.690今日の東京イベント
 3回目のプレミアムフライデーとなった4月28日、各地でさまざまなイベントが開催されるなか、渋谷では“大掃除”イベントが実施された。題して『シブヤ大掃除パーティ』。プレミアムフライデー推進協議会と渋谷区観光協会が“渋谷の日”である4月28日に合わせて企画したもので、渋谷駅周辺の清掃活動に参加すると、周辺店舗や施設65カ所で利用できるクーポンをもらえるというもの。  この日、駅前特設ステージで行われたPRイベントには、長谷部健渋谷区長、プレミアムフライデー推進協議会の石塚邦雄氏、ヒップホップ・アクティビストで渋谷観光大使ナイトアンバサダーを務めるZeeBra(ジブラ)、タレントのぺえが登壇。長谷部区長は「仕事を早く切り上げて有意義な時間を過ごすということで、こういう社会貢献をするのも良いと思う。こういう活動を通して気づくことや出会いもある。ゴミを拾って愛も拾うかも(笑)」とコメント。Zeebraも「以前からクラブが終わった朝5時くらいから清掃活動をしていて、好感度がアップしました(笑)」と明かした。その後、区長やZeeBraからオリジナルのゴミ袋や軍手を受け取った人々は、さっそくゴミを探しに散らばっていった。

博多での公開収録をお届け ELLYさん(三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBE)

2017.05.07Vol.690エンタメ
ラジオで日本を元気にする番組『JAPAN MOVE UP supported by TOKYO HEADLINE』 毎週土曜日21時30分? TOKYO FMで放送中!

TGCプロデュースの新歓パーティー TGC CAMPUS 2017 Spring Edition

2017.05.07Vol.690今日の東京イベント
 ファッション、メイク、ビューティーなどさまざまなトレンドを発信する「東京ガールズコレクション」がプロデュースする、大学新入生に向けた史上最大級の新歓ガールズパーティー「TGC CAMPUS 2017 Spring Edition」が21日、西麻布のalife(エーライフ)で開催される。人気モデルたちによるファッションショー、アーティストによるライブ、イケメンゲストなどが登場するスペシャルステージが行われる。  ファッションショーでは、「フェミ見せ」「ストリートグランジ」「NEW レイヤード」「ボタニカルサファリ」といったトレンドキーワードに沿ったアイテムを使った着回しコーディネートや、人気ブランドのファッションショーなど、キャンパスライフをファッショナブルにするためのヒントを紹介。ゲストモデルとして、Niki、吉木千沙都、ラブリ他が出演。さらに注目度急上昇中のみくぴも登場する。MCは広海・深海が務める。  会場には、ファッション、コスメを筆頭にキャンパスライフを充実させるための最新情報を提供するブースも設けられる。あんぱんの木村屋總本店も初参加する。  21日開催。14時開場、15時開演(19時終演予定)。ドレスコードはホワイト。入場料は一般3000円。新大学1年生は学生証の提示で500円のキャッシュバックがある。 「TGC CAMPUS」は、大学生に向けたパーティーで4回目の開催。14年に前身となるイベントが行われ、15年から現在のスタイルで行われている。今回は800人の入場を見込んでいる。

15周年突入記念全国6大都市ツアー『FLOW 15th Anniversary TOUR 2017 「We are still Fighting Dreamers」』

2017.05.07Vol.690LIVE
 ロックバンドのFLOWが今年7月、デビュー15周年イヤーに突入する。これまでに世に送り出してきたヒット曲は多数、バンドの活躍の場は国境を飛び越え昨年はメキシコ、ぺルー、ブラジル、アルゼンチンなど中南米にまでも存在感を示しており、名実ともにグローバルなバンドになってきた。  彼らが国内外で熱く支持される理由のひとつは、エネルギッシュなライブパフォーマンス。それだけに、アニバーサリーイヤーのスタートもライブ。全国6都市のライブハウスを巡るツアーだ。7月1、2日に東京のLIQUIDROOM(恵比寿)の2デイズを皮切りに、札幌、仙台、大阪、名古屋、そして福岡でフィナーレを迎える。15周年のお祭りの始まりのライブだけに、見ておきたいところ。  ローチケでは14日まで、チケットのプレリクエスト抽選先行受付を実施中。一般発売日は27日。

実家出たトレエンたかし「カズレーザーが母親代わり」

2017.05.06Vol.690エンタメ
 新しい園芸インターネット通販サイト『よしもと園芸』が2日オープン、同日、吉本興業東京本部で解説発表会見が開かれた。母の日を意識してのイベント。母親への思いを聞かれ、2週間前にカズレーザーらと4人暮らしを始めたというトレンディエンジェルのたかしは「実家を出たので母親への気持ちはより強くなりました。洗濯とか料理とかしてもらうのは当たり前だったんで。それを今、洗濯はカズレーザーがやってくれている。カズレーザーが母親代わりです。いい人がいたらいんですけど……」。既に報道されているように、たかしは会見で、『NHK高校講座(NHK Eテレ)』で共演しているハーフタレントのジョアンとのパンケーキデートを予告。「お友達です。まだなんも手は出してない」と話していた。 「よしもと園芸」は、演芸と園芸のコラボで笑いを届けたいという思いのもとでスタート。庭園デザイナーの石原和幸氏が監修した花と緑を販売する。会見には、庄司智春(品川庄司)、椿鬼奴、大(グランジ)、おばたのお兄さんも登壇した。

日本人、絶滅『プログラム』【著者】土田英生

2017.05.06Vol.690【TOKYO HEADLINEの本棚】
 著者は劇作家で、演出家、俳優の土田英生。劇団「MONO」代表で、99年に『その鉄塔に男たちはいるという』という作品でOMS戯曲賞大賞を受賞。2001年には『崩れた石垣、のぼる鮭たち』で芸術祭賞優秀賞を受賞した。ほかにも、多くのテレビドラマ・映画脚本の執筆を手掛けるベテランだが、同作が小説家としてのデビュー作となる。  舞台は東京湾上に作られた人工島・日本村。そこは島全体が日本をイメージしたテーマパークになっており、純粋な日本人以外は、住んでいる人も訪れる人も全員バッジ装着の義務がある。閉じたその島には、安全・安心な夢の次世代エネルギーとして世界中が注目するMG発電の巨大な基地と本社があった。ある日、その島の上の空に赤い玉が浮かび上がり、それが徐々に空全体に広がっていった。空が赤く染まっていくに従い、二度と起きることのない永遠の眠りにつく強い眠気が島にいる人間を襲い…。  作品全体のベースはSFで、近い未来に起こりそうな設定が不安をあおる。しかし物語は「燕のいる駅?午前4時45分 日本村四番駅」、「妄想と現実?午前9時55分 大和公園」など、短い話が時系列に連作となっており、その一つ一つは笑えたり、微笑ましかったり、バカバカしかったりする。そこには普通の人たちの日常があり、迫りくる“その日”を意識させるものはない。けれど、その人々が小さな出来事に右往左往し、人として普通の生活をしている事が逆に、赤い空が広がる描写と相反し、不気味さと不安を増していく。些細なことに喜びや悲しみ怒りを感じ1日1日を生きる。そんな普通の人の日常を脅かす“その日”は、現実世界でも案外近くに迫っているのかもしれない。人類の終末を予言しているような衝撃作だ。

カジヒデキがキュレーションの音楽フェス『PEANUTS CAMP 2017』

森山良子らが日比谷で『この広い野原いっぱい』

2017.05.06Vol.690今日の東京イベント
 ニッポン放送のリスナー感謝イベント「Smile & Green ラジオパーク in 日比谷 2017?君に耳キュン!」が4月29、30の2日間、日比谷公園で開かれ、10万1000人が来場した。  ゴールデンウイーク初日の29日には、『オールナイトニッポン MUSIC 10』(月?木、22時?)でパーソナリティを務める、森山良子、名取裕子、鈴木杏樹、斉藤由貴が登壇、ゲストに横山剣(クレイジーケンバンド)を迎えて、番組の公開収録が行われた。「番組収録時にはどんな服装をしているのか」といったリスナーからの質問にユーモアたっぷりに答えるなど、会場のあちこちから笑い声が上がった。この日はまた、森山がスペシャルなライブステージを展開。会場が芝生の青が美しい広場とあって、最後にはパーソナリティーと横山、そして観客が一緒になって『この広い野原いっぱい』を気持ちよく歌いあげた。収録内容は5月1日からの番組内で放送された。  ニッポン放送のリスナー感謝イベントは2006年にスタート。今年で通算10回目の開催となった。イベントでは、『スイスイサタデー?カロ・ソリーゾ!』など土日放送の番組の公開生放送や人気番組の公開収録などが行われたほか、さまざまなフードや情報ブース、VRの体験のブースなども登場し、行列を作っていた。

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