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【鈴木寛の「2020年への篤行録」】第44回「東大よりもハーバード」の流れに対抗するには

2017.05.08Vol.690COLUMN
 東大進学実績ナンバーワンの開成高校で、今春の大学合格実績がこのほど公表され、ハーバードなど海外の名門大学の合格数を20人輩出したことが話題になっています。ネット上では「日本の大学の凋落」「教育現場での急速なグローバル化」と受け止めた方が多いようです。  しかし、私から見ると、ようやく世間の皆さんが気づき始めたことに複雑な思いです。私の教え子でも近年、灘高校を卒業して、国内ではなく、ハーバードに進学した人がいました。「頭脳流出」はすでに始まっているのです。今回の世間の反応には「むしろ遅いくらいだ」と半分は冷めたような気持ちもある反面、もう半分は「これで教育改革に本気で向き合う機運が少しは高まってくれれば」という期待が入り混じっています。  石油が取れない日本は「人こそ資源」であるはずなのに、教育に関するGDP比の公的支出は先進各国でも最低クラスが続き、超高齢化による社会保障負担の大きな縛りがある財政事情にあって、今後も国家として教育への投資は望めません。それでいて、工業化社会時代の知識偏重型モデルから抜け出せていないわけですから、将来は世界で勝負しようというトップ集団の高校生が危機感を覚えて、野球やサッカーの一流選手と同じように早い時期から「海外志向」になるのは当然の流れです。  だからこそ、大胆な投資が望めないのであれば、グローバル化やAI(人工知能)の発達といった社会構造の変化を見据えた教育制度に変えるくらいはしておかないとなりません。そして、子どもたちだけでなく、親御さん、学校現場の教師たちが、新しいことにチャレンジするインセンティブを働かせるには、どうすればいいか。長年試行錯誤した末に、「大学入試を変えれば、高校以下の学校現場も、塾産業も、当然親たちも変わる」と確信して、現在まで取り組んでいるのが、まさに一連の大学入試改革というわけです。  5月21日13時30分から、東大の五月祭で行われるNPO法人、日本教育再興連盟の「五月祭教育フォーラム」では、大学入試改革をテーマに、大学生たちと、私や陰山英男さんなどの専門家がとことん議論します。フォーラムでは、大学入試改革はそもそも何を変えるのか、あらためて問い直します。事前受付は、例年以上の反響らしく、このコラムが掲載される頃には「満員札止め」になっているかもしれませんが、今後もこうした機会が増えていってほしいと思います。(文部科学大臣補佐官、東大・慶応大教授)

新しい数字パズル!『Dr.SUM』

2017.05.07Vol.690GAME
 数字パズルといえば、世界中で楽しまれている数独がその代表格。そこへと、数独とはちょっと違う新しいタイプのもの、「Dr.SUM(ドクターサム)」が登場した。足し算をベースにしていて、数字のパネルを移動させ、縦や横、すべてで合計の値がパネルの周りに書かれた数になるように成立させるというもの。チュートリアルからスタートし、慣れてきたところで、徐々に問題は難しくなってきて、動かせないパズルやさまざまなギミックが出てくるが、「少し難しい、だけど解けないこともない」くらいの難しさを乗り越えていくので達成感が得られる。無限に問題が続くエンドレスモードや、時間と戦うタイムアタックモードなどもある。自分と戦うのでも、友人と競って楽しむこともできる。 『ZOOKEEPER』のKITERETSUの最新作。

編集部オススメMOVIE『追憶』

2017.05.07Vol.690映画
 ある殺人事件によって、かつて親友だった3人は刑事、容疑者、被害者として再会。妻とすれ違いの日々を送る刑事・四方篤。幸せの絶頂にいたはずの容疑者・田所啓太。傾いた会社と家族のため金策に奔走していた被害者・川端悟。はたして事件の真相とは。 監督:降旗康男 出演:岡田准一、小栗旬、柄本佑、長澤まさみ、木村文乃、安藤サクラ、吉岡秀隆他/1時間39分/東宝配給/全国東宝系にてにて公開中  http://tsuioku.jp/

K-1大会前恒例の「大決起集会」を5・20スカイツリーで開催

2017.05.07Vol.690スポーツ
 K-1の大会前の恒例イベントとなっている東京スカイツリーでの「大決起集会」。  今回も「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN ?第2代スーパー・ウェルター級王座決定トーナメント?」(6月18日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ コミュニティアリーナ)を前に、5月20日18時30分から東京スカイツリータウン・ソラマチイーストヤード5Fの「J:COM Wonder Studio」で開催される。  今回もトーナメントに参加する選手はもちろん、大会に出場する選手が多数参加の予定。  試合直前の選手の生の声を身近で聞ける貴重なチャンスとあって、毎回多くのファンが詰めかけている。  ファンとの交流という面もあることからリラックスムードで臨む者もいれば、同席しないまでも対戦相手が至近距離にいることで発言が過激になる者、あえて淡々とした態度に終始する者など選手の個性が出るイベントとなっており、そんな観点で見るのも一考だ。  昨年は最後のフォトセッションでの武尊と小澤海斗の乱闘、主催者側があえて同席させた卜部弘嵩と大雅の微妙な空気など、ある意味“迷場面”を生み出すこのイベント。今回の注目は対戦発表会見で乱闘になりかけた大雅と皇治か? 2人が参加すれば片時も目の離せないことになりそうだ。

ZST王者・柏﨑がRIZINのバンタム級トーナメント出場希望を表明

2017.05.07Vol.689ニュース
 総合格闘技「ZST.56」(5月6日、東京・新宿FACE)でZSTバンタム級王者・柏﨑剛が今秋開催されるRIZINのバンタム級トーナメントへの出場をアピールした。  この日の休憩時間明けにフライ級王者・伊藤盛一郎、フェザー級王者・加藤惇とともにリング上から挨拶した柏﨑は「去年11月にZSTのチャンピオンとしてたくさんの期待を背負って試合をしたにもかかわらずふがいない結果になってしまって申し訳ありません。その罪滅ぼしといってはなんなんですけど、RIZINのバンタム級トーナメントに出ます! 有名になるためとかではなく、ZSTを高みに持っていくため、そして強くなるためにRIZINに出ます」と明言した。今後はRIZINからのオファーを待つこととなる。4月に行われたRIZINでは伊藤がRIZIN常連の才賀紀左衛門を判定ながら危なげなく破り、ZSTのタイトルホルダーの実力は示しているだけに参戦の可能性は十分にありそうだ。  また加藤は5月12日に行われる修斗公式戦に出場し魚井フルスイングと対戦。こちらも「ZSTのチャンピオンとして負けられない試合。プライドを持って試合をしたい」と話した。

濱田岳がちびっこと合唱団を結成!

編集部オススメMOVIE『カフェ・ソサエティ』

【今週の“人”】鈴木宗男 新党大地代表

2017.05.07Vol.690ニュース
「新党大地」の鈴木宗男代表の公民権が4月29日、回復された。  鈴木氏は同日、札幌市で開いたパーティーで「選挙がいつあるか分からないが、その時期が来たら最善の判断をしたい」と次期衆院選での国政復帰に意欲を示した。鈴木氏は「私にはやり残したことがある。北方領土問題の解決だ」と訴えている。  鈴木氏は第2次橋本改造内閣で北海道開発庁長官・沖縄開発庁長官、小渕内閣では内閣官房副長官を務めた。衆院議員だった平成22年に受託収賄罪などで懲役2年の実刑判決が確定。失職、収監され、23年12月に仮釈放された。刑期満了から5年間は選挙に立候補できなかったが、4月29日に公民権を回復した。

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12万6720人

 新年恒例の一般参賀が1月2日、皇居で行われ、天皇、皇后両陛下や皇太子ご夫妻をはじめとする成年皇族方が宮殿「長和殿」のベランダに計5回立ち、手を振って応えられた。宮内庁によると、平成で最多だった6年(計8回で11万1700人)を上回る12万6720人の参賀者が訪れた。天皇陛下の譲位日が31年4月30日と決まってから初めての新年一般参賀で、国民の関心の高まりが要因とみられる。

39.4%

 平成29年の大みそかに放送された「第68回NHK紅白歌合戦」の第2部(午後9時から11時間45分)の関東地区平均視聴率が39.4%にとどまった。前年と比べて0.8ポイント減。二部制になった平成元年以降では3番目に低い数字。テレビ東京の「第50回!大晦日恒例 年忘れにっぽんの歌」が8.4%と大健闘。民放では日本テレビ系「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 大晦日年越しスペシャル!」が17.3%でトップ。

2万2764円

 平成29年最後の取引となる大納会を迎えた12月29日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は2万2764円94銭と、年末の終値としては3年末(2万2983円77銭)以来26年ぶりの高値水準となった。前年末の終値(1万9114円37戦)を3650円57戦(19.1%)上回っており、年間ベースでは6年連続の上昇。昭和53年~平成元年に12年連続で上昇して以来の長さで、バブル経済が崩壊して以降では最長となった。

口座維持手数料

 銀行口座の維持にかかる費用。海外の商業銀行はほぼ全て導入しており、「無料」は日本のみ。三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の3メガバンクが、日銀のマイナス金利政策で利益を出しにくくなったことから、この口座維持手数料を預金者から徴収できるか検討を始めた。平成30年度中にも結論を出すもよう。三井住友銀行子会社のSMBC信託銀行は、米国系シティバンク銀行が日本で手掛けていた個人向け事業を買収したのに伴い、27年から残高が一定額を下回ると、月2000円の口座維持手数料を徴収している。

世田谷一家殺害事件

 東京都世田谷区の住宅で平成12年12月、会社員、宮沢みきおさん=当時(44)=ら一家4人が殺害された事件の発生から昨年の12月30日で丸17年となった。事件は12年12月30日深夜に発生。宮沢さんと妻の泰子さん=当時(41)、長女のにいなちゃん=同(8)、長男の礼君=同(6)=の4人が自宅で殺害された。現場からは多くの遺留品が見つかり、犯人の指紋やDNA型も判明している。殺人事件の時効が廃止されたことから事件の捜査は継続中。情報提供は成城署捜査本部(TEL:03-3482-0110)まで。

価値感をぐらつかせる作品 イキウメ『天の敵』

2017.05.07Vol.690演劇・ミュージカル
 SFやオカルト、ホラーといった題材を自由自在に操るイキウメ。作・演出の前川知大の作る作品は見る者の立ち位置を不安にさせ、そして「ない」とは分かっていながら「あってもいいんじゃないか…」とついつい思わされてしまうような価値観をぐらつかせるもの。  今回は2010年に上演した短篇集『図書館的人生Vol.3 食べ物連鎖』の中の一篇をベースとした作品。  ライターの寺泊は、食事療法の取材中、戦後まもない1947年に「完全食と不食」について論文を書いた医師、長谷川卯太郎を知る。その卯太郎の写真が料理家の橋本和夫に酷似していたことで、寺泊は二人の血縁を疑い、橋本に取材を申し込む。橋本のルーツは、食事療法を推進していた医師、卯太郎にあると考えたのだ。そこで橋本は寺泊に「長谷川卯太郎は私です。今年で 122 歳になる」と言ったのだった…。  完全食を求めて生き延び、ついには人ではなくなってしまった男が世界の観察者となっていく物語。短篇集では駆け足にならざるを得なかったが、今回は男の100年間がじっくりと描かれる。 また今年は劇団を代表する作品である『散歩する侵略者』が7月に文庫化、9月に映画の公開、10月には舞台で再演される。8月には前川の作品を長塚圭史が演出する(Bunkamuraシアターコクーンほか)など、大きな話題がごろごろしている。

心地よいアルバム『in・ter a・li・a 』At The Drive In

2017.05.07Vol.690カルチャー
 米バンド、アット・ザ・ドライヴ・インが17年ぶりに放つ最新アルバム。メンバーのオマー・ロドリゲス・ロペスと、オマーの別プロジェクトのマーズ・ヴォルタを始め、ミューズ、シガーロスなどを手掛けたプロデューサーのリッチ・コスティがタッグを組んだ作品。メンバーが「信頼をすべてオマーにすべて託した」という本作では、2017年にアップデートされた彼らのロックが聞ける印象。17年のインターバルで否応なく盛り上がった期待感には、リリース前に発表してきた収録曲数曲のミュージックビデオを通じて、じわじわ少しずつ答えてくれてきた印象があるだけに、アルバムがリリースされれば待ちかねていたファンには熱狂が訪れそう。全11曲を収録。

心地よいアルバム『BEST SELECTION “blanc”/“noir”』Aimer

2017.05.07Vol.690カルチャー
 注目のシンガーソングライター、Aimer(エメ)がベストアルバムを発表。コンセプト別に選曲した白盤『blanc』と黒盤『noir』、2つの作品を同時にリリースした。白盤はバラード楽曲を中心にコンパイル。彼女が注目を集める大きなきっかけとなった野田洋次郎(RADWIMPS)楽曲提供の『蝶々結び』を始め、『あなたに出会わなければ?夏雪冬花?』、デビュー曲の『六等星の夜』など、1曲ごとに彼女の歌声が心にしみ込んでくる作品だ。一方、黒盤はエモーショナルな楽曲を中心に選曲している。ONE OK ROCKのTakaが提供した『insane dream』など全14曲を収録している。しっとりとした楽曲とハスキーな歌声の印象が強い彼女だが、本作のリリースによって彼女の魅力は広がっていきそう。これまでの彼女の軌跡をまとめた作品だ。

新たな歴史を刻むフェスティバル『横浜レゲエ祭』

2017.05.07Vol.690LIVE
 日本最大級のレゲエフェスティバル「横浜レゲエ祭」が今年も開催決定。昨年、サウンドシステムのMIGHTY CROWNの結成20周年と、横浜レゲエ際の20周年というWアニバーサリーのスペシャルなフェスとなったが、今年はMIGHTY CROWNにとってもフェスにとっても新たな一歩を踏み出すタイミングになる。例年以上に記録や記憶に残るフェスとなりそうな今年のレゲエ祭は、間違いなく音楽シーンにしっかりと爪あとを残すだろう。  出演は、FIRE BALL、PAPA B、そしてMIGHTY CROWNを筆頭に日本のレゲエシーンを支える強力ラインアップが決定。さらにジャマイカからTARRUS RILEY with DEAN FRASERも参加する。   一般発売は6月10日?。

「種だんご」作戦で大豊作を狙え!タケノコ狩りも実施

2017.05.07Vol.690Farming project
 都心で暮らしながら農業を楽しみながら実践しようという動き『ファーミングプロジェクト』が2017年も始動した。4月23日に本年度初のマンスリーイベントが、千葉・リソル生命の森リゾート内のファーミングガーデンで開かれ、小さな子供たちから大人までが参加。きゅうりやトマトやなすの苗、とうもろこしなどの種を植え付けた。  3月に予定されていたイベントは悪天候で中止になったため、例年よりもグループとしては1カ月遅れてのスタート。それだけに、参加者全員が忙しく手や体を動かした。土と肥料を混ぜながら畝を何本も作ったり、雑草が生えるのを抑制したり土の温度を調整する役割のある黒マルチが剥がれたところを張り直したり、ちょっとした指示を受けるだけで、手分けをして働いた。

岩松了が若い俳優たちとじっくり! M&Oplaysプロデュース『少女ミウ』

2017.05.07Vol.690演劇・ミュージカル
 M&Oplaysプロデュースではこれまでも劇作家・演出家の岩松了を作・演出に迎え多くの作品を発表してきた。  岩松ほどの作家となると、どうしても大きな劇場で著名な俳優を起用しての公演が多くなってしまうのだが、今回は岩松自身が「何年かにいっぺんやりたくなる」という若手俳優たちとの小規模な劇場での公演。6年前に同じくM&Oplaysプロデュースで手掛けた『国民傘』以来、ザ・スズナリで最新作を上演する。  その『国民傘』では、なぜ人は争うのか「戦争」についての考察がテーマとなっていたが、本作は一家心中の生き残りの少女・ミウをめぐる「虚偽と真実」についての青春群像劇となる。  主演を務めるのはNHKの朝の連続テレビ小説『マッサン』でブレイクし、その後も映画『青空エール』など映像作品への出演が続く堀井新太、ドラマ『時をかける少女』で連続ドラマ初主演を果たし、映画『オケ老人!』など映画やドラマでの活躍が目覚ましい黒島結菜。黒島は一昨年のM&Oplaysプロデュース『虹とマーブル』以来2度目の舞台出演となる。  この2人をはじめ10人の若手俳優が出演する。この作品をきっかけに大きな飛躍を遂げる俳優もいるだろう。そんな目線でも楽しめそうな作品。

映画『たたら侍』5月20日公開 青柳翔“真の侍スピリッツ”に挑む!

【いま渋谷がどんどん楽しくなっている!】クリエイティブを通してつながる複合施設が渋谷に誕生

2017.05.07Vol.690東京ライフ
 渋谷・原宿・青山・表参道が交わる、旧渋谷川遊歩道(キャットストリート)の入り口に、クリエイターが住み、働き、発信する機能を有した複合施設「渋谷キャスト」が誕生した。多種多様な才能を持ったクリエイターが集い、新たな文化や才能を生み出す場となるように、シェアオフィスやクリエイターズカフェ、コレクティブハウスを持つ賃貸住宅のほか、個性豊かなショップが集結。  低層階にはスパニッシュイタリアンの「THE RIGOLETTO」、セレクトショップ「PULP 417 EDIFICE」とデリカフェ「PULP Deli&Cafe」、生鮮食品からデリカまで毎日の買い物が楽しめる「東急ストア フードステーション」、作品展示できるCafe「Are」の4店舗が入る。  また、明治通りに面した緑に囲まれた「キャストガーデン」は、常にオープンで、さまざまなイベントも開催。気軽にクリエイティブに触れられる交流のプラットフォームとして機能するほか、そこを行きかう人々の憩いの場にも。  カルチャー、アート、音楽、食など、さまざまな個性や才能が集まり、遊び、働き、住む同施設から発信される“渋谷カルチャー”からどんなトレンドが生み出されるのか。進化する街渋谷のワクワクする情報発信基地だ。

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