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映画界と漫画界の“問答無用の面白さ”が融合! 映画『テラフォーマーズ』監督・三池崇史 Special Interview

2016.04.11Vol.664インタビュー
貴家悠&橘賢一による大ヒットコミックを、日本映画界が誇る鬼才・三池崇史監督が映画化! 伊藤英明、武井咲、山下智久、山田孝之、小栗旬ら超豪華キャストを揃え、とんでもないアクションエンターテインメントを生み出した!

一夜限りの日本公演!「The Last Shadow Puppets」

2016.04.10Vol.664LIVE
 英人気ロックバンド、アークティック・モンキーズのアレックス・ターナーと英バンドのラスカルズで活動しアレックスは盟友でもあるマイルズ・ケインによるユニット、ザ・ラスト・シャドウ・パペッツ。2007年に活動をスタートさせ翌08年にアルバムをリリース。シアトリカルなサウンドは全英を震撼させた。  そんな彼らが先日、8年のインターバルを経て、最新アルバム『ユーヴ・カム・トゥ・エクスペクト』を完成させた。すでに高い評価も聞こえてきている本作を携えて1夜限りの日本公演が行われる。日本でのライブの他にも、アメリカのコーチェラやイギリスのグラストンベリーなどフェスティバルの出演予定はびっしりと決まっている。  マイルズいわく、ライブは「君たちが体験したなかで最高のショーになる!」とのこと。必ずチェックしたい。

今週の一言[2016.3.25〜2016.4.7]

2016.04.10Vol.664NEWS HEADLINE
 札幌市議会自民党会派の勝木勇人市議が共産党の小形香織市議に「精神鑑定を受けたほうがいい」(3月29日、札幌市議会で)、謝罪に訪れた時に事実を確認した記者に「あなたに答える必要はない」(31日午後) →答える必要しかねえだろ。  オバマ米大統領がドナルド・トランプ氏による日本と韓国の核武装容認論について「外交や核政策、朝鮮半島あるいは世界全般についてよく分かっていない」(1日の記者会見で) →でも大人気。  大相撲春場所千秋楽で白鵬の注文相撲の前に敗れた日馬富士「(立ち合いは)どうもこうもない。メッチャ集中していたけど。白鵬の変化? ないんじゃないの。想像もしていなかった」(3月27日、取組後)、立ち合いの変化で優勝を決めた白鵬が「千秋楽にこういう変化で決まると思わなかった。申し訳ないと思います」(27日、春場所優勝後のインタビューで) →変化で決まると思わなかったのは客のほうやろ。  元朝青龍が「舞の海がまたいらん口出したらしいな! あいつ誰や? 身体が虫見たい、口が…何に様?」(27日、自身のツイッターで) →その後、削除。じゃあ最初から言うなや。  田母神俊雄氏が東京都知事選後に陣営が複数の運動員に現金を配っていた問題について「私は指示も承認もしておらず、違法との認識はなかった」(4日、報道陣の取材に) →違法っす。  自民党の金子恵美衆院議員が夫の宮崎謙介前衆院議員が不倫を理由に議員辞職したことについて「妻としておわびを申し上げたい」(5日、国会内で) →乙武家みたい。  北朝鮮訪問を計画していたアントニオ猪木参院議員が渡航自粛要請を受け入れたことについて「騒ぎを起こしたくない」(6日、国会内で記者団に) →どうしたんですか?猪木さん!!

OKAYAMA MOVE UP3周年記念パネル展開催

2016.04.10Vol.664今日の東京イベント
『岡山から日本を元気に!』というテーマの下、岡山を拠点として活動するOKAYAMA MOVE UP(以下、OMU)が20 16年3月に活動3周年を迎えた。  3周年を記念して3月19日(土)~4月3日(日)イオンモール岡山3階西コート前にて記念パネル展が開催され期間中約2万人が会場を訪れた。会場には過去表紙の特大パネルや岡山で行われたJAPAN MOVE UPラジオ公開収録時の写真、TEAM2020のアクション宣言実物パネルなどOMUの活動を展示。またフリーペーパー最新号の表紙である三代目 J Soul Brothers from E XILEメンバーの等身大パネルの展示コーナーでは来場者がスマートフォンで写真を撮る様子やTwitterやInstagramなどのSNSにアップする姿が見られた。

今日も食べ過ぎ東京グルメ探偵 サイアムオーキッド(東京)

2016.04.10Vol.664今日の東京イベント
おいしいものがあると聞けば、調査に行かずにはいられない「東京グルメ探偵」。メタボを気にしつつも食べ過ぎてしまうのがたまにキズ。さて、今日のタレコミは…?

夢のコラボがありえないものをを生み出した!「妖怪三国志」

芦田愛菜 セーラー服姿で鬼軍曹?「桜子を頑張って演じたい」

対象とか場面は違えど「抗う」人を見るのは面白い Wけんじ企画『ザ・レジスタンス、抵抗』

2016.04.10Vol.664STAGE
 Wけんじと聞くとある一定の世代の人は「やんなっ」でおなじみの東京の漫才コンビを頭に浮かべるかもしれないが、お亡くなりになられているので、もちろんそっちの話ではない。  城山羊の会の山内ケンジと青年団のベテラン俳優である山内健司という2人の“けんじ”ががっぷり四つを組んでの新企画。  山内ケンジも本名は「健司」で2人は同姓同名。もともとCMディレクターであるケンジが演劇活動を始めた当初は「健司」で活動していたのだが、青年団に山内健司がいたことから途中で改名し、現在に至る。  今回のお話は山内ケンジ曰く「山内健司さんが抵抗し、社会から『無駄な抵抗はやめろ』と言われる物語。 同時にわたしである山内健司の抵抗でもあります」とのこと。会社や家庭での問題。性欲の減退や更年期に抗いながらたどりついた男の顛末が描かれる。  公演中、28日には平田オリザ×山内ケンジ、1、4(夜)、6日にはWけんじ(山内ケンジ×山内健司)、10日には岩井秀人(ハイバイ)×山内ケンジのアフタートークもある。前売り完売の回もあるが、当日券はわずかながら出るので気になる人はぜひ!

KEYWORDでみるニュース

12万6720人

 新年恒例の一般参賀が1月2日、皇居で行われ、天皇、皇后両陛下や皇太子ご夫妻をはじめとする成年皇族方が宮殿「長和殿」のベランダに計5回立ち、手を振って応えられた。宮内庁によると、平成で最多だった6年(計8回で11万1700人)を上回る12万6720人の参賀者が訪れた。天皇陛下の譲位日が31年4月30日と決まってから初めての新年一般参賀で、国民の関心の高まりが要因とみられる。

39.4%

 平成29年の大みそかに放送された「第68回NHK紅白歌合戦」の第2部(午後9時から11時間45分)の関東地区平均視聴率が39.4%にとどまった。前年と比べて0.8ポイント減。二部制になった平成元年以降では3番目に低い数字。テレビ東京の「第50回!大晦日恒例 年忘れにっぽんの歌」が8.4%と大健闘。民放では日本テレビ系「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 大晦日年越しスペシャル!」が17.3%でトップ。

2万2764円

 平成29年最後の取引となる大納会を迎えた12月29日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は2万2764円94銭と、年末の終値としては3年末(2万2983円77銭)以来26年ぶりの高値水準となった。前年末の終値(1万9114円37戦)を3650円57戦(19.1%)上回っており、年間ベースでは6年連続の上昇。昭和53年~平成元年に12年連続で上昇して以来の長さで、バブル経済が崩壊して以降では最長となった。

口座維持手数料

 銀行口座の維持にかかる費用。海外の商業銀行はほぼ全て導入しており、「無料」は日本のみ。三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の3メガバンクが、日銀のマイナス金利政策で利益を出しにくくなったことから、この口座維持手数料を預金者から徴収できるか検討を始めた。平成30年度中にも結論を出すもよう。三井住友銀行子会社のSMBC信託銀行は、米国系シティバンク銀行が日本で手掛けていた個人向け事業を買収したのに伴い、27年から残高が一定額を下回ると、月2000円の口座維持手数料を徴収している。

世田谷一家殺害事件

 東京都世田谷区の住宅で平成12年12月、会社員、宮沢みきおさん=当時(44)=ら一家4人が殺害された事件の発生から昨年の12月30日で丸17年となった。事件は12年12月30日深夜に発生。宮沢さんと妻の泰子さん=当時(41)、長女のにいなちゃん=同(8)、長男の礼君=同(6)=の4人が自宅で殺害された。現場からは多くの遺留品が見つかり、犯人の指紋やDNA型も判明している。殺人事件の時効が廃止されたことから事件の捜査は継続中。情報提供は成城署捜査本部(TEL:03-3482-0110)まで。

人生は、ドラマティック。『ダウントン・アビー シーズン4』

2016.04.10Vol.664DVD & Blu-ray
 世界各国で大ヒット中の英国ドラマ最新シーズン。20世紀初頭のイギリスを舞台に、歴史ある館ダウントン・アビーに暮らすグランサム伯爵の一家を中心に、激動の時代を生きる人々のドラマを描く。シーズン3のラストで描かれた悲劇から乗り越えようとするダウントン・アビーの人々の物語に加え、アメリカ政治史上最大のスキャンダルともいわれるティーポッド・ドーム事件など歴史的事件も語られ、本シーズンも見ごたえ満点。シーズン3に登場し注目を集め、映画『シンデレラ』で主演に抜擢されたリリー・ジェームズに続き、本シーズンでは新たに『サイドウェイ』の演技派ポール・ジアマッティが登場。 販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント 発売中 ブルーレイBOX 8800円(税別)

人生は、ドラマティック。『S-最後の警官- 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE』

2016.04.10Vol.664DVD & Blu-ray
「ビッグコミック」にて連載中の超骨太警察アクション漫画を超豪華キャストを揃えてドラマ化し大ヒット。ドラマシリーズに続く最終章として公開された映画版。主人公・神御蔵一號(かみくら いちご)役に向井理。一號のライバル蘇我伊織(そが いおり)役に綾野剛。さらに新垣結衣、吹石一恵、オダギリジョー、大森南朋らが集結。 “第3のS”として新設された警察庁特殊急襲班NPSは、犯人の生死を問わない“制圧”ではなく生存のままとらえる“確保”を目的としている。一號たちNPSの隊員は発足以来、数々の事件で実績を積んできた。あるとき、日本全土が巻き込まれるほどの核燃料を積載した輸送船が何者かに乗っ取られてしまう。  

対象とか場面は違えど「抗う」人を見るのは面白い 月刊「根本宗子」『忍者、女子高生(仮)』

2016.04.10Vol.664エンタメ
 今年2月にミュージシャンの「おとぎ話」とコラボレートした『ねもしゅーのおとぎ話 ファンファーレサーカス』を上演したばかりの根本宗子が、その余韻も冷めやらぬ中、今度は劇団公演。相変わらずのハイペースで作品を発表しまくっている。  本人の旺盛すぎる好奇心となにゆえか発せられる大物感で演劇以外からもオファーが多く、活動の場が広がる一方の根本だが、劇団は「自分が最強に今面白いと思うことを追求する場」と特別な思いを持つ場所。今回も今やりたいことをとことんやり尽くす作品になる。  この『忍者、女子高生(仮)』というタイトルは、タイトルについて考えているうちに「忍者っぽいタイトルをつけてみたい」という衝動にかられてつけたもののようで、物語とどの程度リンクしているかは定かではない。しかし「なんか気になるタイトルだな」と思ってしまった段階で、実はすでに根本の思うツボ…?  ちなみに今年は「第60回岸田國士戯曲賞」の最終候補作に『夏果て幸せの果て』が残るなど、演劇界的にも評価が上がりつつある。もっとも根本本人はそのへんはあまり視野には入れていないのだろうが…。

入山法子「大真面目にアホなことをやる舞台です」

2016.04.10Vol.664インタビュー
 正統派美人女優の入山法子が、河原雅彦の演出で舞台『歌喜劇 市場三郎 温泉宿の恋』に出演する。 「昭和レトロな空気が漂う舞台で、主人公の市場三郎(ジャニーズWEST濵田崇裕)が会社の慰安旅行で温泉旅行に行って…というお話です。私は三郎と温泉街で出会い恋をされる女性を演じます。その温泉街の恋や温泉あるあるが詰まったとても楽しい作品。また、歌喜劇とあるように、歌も盛りだくさんです。サウンドトラックができるんじゃないかっていうぐらいいっぱい歌います(笑)。ザ・歌謡曲なので、40代、50代の方にはドンピシャだと思いますし、オリジナルの曲もたくさんあるので、10代、20代の方にも楽しんでいただける舞台になると思います」  共演者も芸達者な役者がそろう。 「舞台で活躍されている百戦錬磨の方ばかりで、真面目に面白いことをやろうという気持ちが強い。みんながいろいろなアイデアを出し合って作り上げていくので、毎日面白いです。自分が出ないシーンを見ていると、涙を流して笑ってしまうほど。とりあえずやってみようってやりたい放題(笑)。演出の河原さんもみんなのアイデアを取り入れて、全員で作っていきましょうという感じなので、すごく結束力が強い。よい作品になる事間違いなしです」  喜劇のイメージがあまりないが…。 「そうかもしれないですね。これまでもコメディーは何度かやらせていただきましたが、その中でもちょっと異色かもしれないです。歌もダンスも今回初めて挑戦するので、こんなこともやるんだって思っていただいたら、しめしめですね(笑)。色々な要素が入っている舞台ですが、細かい説明はどうでもよくなってしまうぐらい勢いのある作品なので、絶対最後はお客様もノリノリになってくれるだろうという自信があります。とにかく舞台の上では真面目にアホみたいなことをするので、そんな市場三郎の歌喜劇の世界観に浸って楽しんでいただければいいなと思います」
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日本相撲協会評議員会の池坊保子議長が理事を解任した貴乃花について「上司であり先輩でもある八角理事長が何度も携帯に電話してもまったく応答なく折り返しの電話をしなかった。著しく礼を欠いていたのではないか」(1月4日、臨時評議員会後の記者会見で)
→横綱の格は貴乃花のほうが北勝海より断然上だったけどな。

入山法子「大真面目にアホなことをやる舞台です」

2016.04.10Vol.664インタビュー
 正統派美人女優の入山法子が、河原雅彦の演出で舞台『歌喜劇 市場三郎 温泉宿の恋』に出演する。 「昭和レトロな空気が漂う舞台で、主人公の市場三郎(ジャニーズWEST濵田崇裕)が会社の慰安旅行で温泉旅行に行って…というお話です。私は三郎と温泉街で出会い恋をされる女性を演じます。その温泉街の恋や温泉あるあるが詰まったとても楽しい作品。また、歌喜劇とあるように、歌も盛りだくさんです。サウンドトラックができるんじゃないかっていうぐらいいっぱい歌います(笑)。ザ・歌謡曲なので、40代、50代の方にはドンピシャだと思いますし、オリジナルの曲もたくさんあるので、10代、20代の方にも楽しんでいただける舞台になると思います」  共演者も芸達者な役者がそろう。 「舞台で活躍されている百戦錬磨の方ばかりで、真面目に面白いことをやろうという気持ちが強い。みんながいろいろなアイデアを出し合って作り上げていくので、毎日面白いです。自分が出ないシーンを見ていると、涙を流して笑ってしまうほど。とりあえずやってみようってやりたい放題(笑)。演出の河原さんもみんなのアイデアを取り入れて、全員で作っていきましょうという感じなので、すごく結束力が強い。よい作品になる事間違いなしです」  喜劇のイメージがあまりないが…。 「そうかもしれないですね。これまでもコメディーは何度かやらせていただきましたが、その中でもちょっと異色かもしれないです。歌もダンスも今回初めて挑戦するので、こんなこともやるんだって思っていただいたら、しめしめですね(笑)。色々な要素が入っている舞台ですが、細かい説明はどうでもよくなってしまうぐらい勢いのある作品なので、絶対最後はお客様もノリノリになってくれるだろうという自信があります。とにかく舞台の上では真面目にアホみたいなことをするので、そんな市場三郎の歌喜劇の世界観に浸って楽しんでいただければいいなと思います」

アフガニスタン戦は岡崎が先制ゴールで5−0圧勝

2016.04.10Vol.664スポーツ
 サッカーのワールドカップ(W杯)アジア2次予選のアフガニスタン戦が24日、埼玉スタジアムで行われ、日本が5−0で勝利を収めた。  本田、香川といった主力が23日に合流。コンディションも鑑みてこの日は控え組が先発に名を連ね、4−4−2というフォーメーションも試された。  前半、圧倒的に攻め込むもののなかなかゴールが決まらず、なんとなくシンガポール戦の悪夢が頭をよぎり出すが、終了間際の43分、岡崎が清武からのパスをゴール前で受けるや反転して相手DFを置き去りにすると左足で見事なシュートを決め、この嫌なムードを振り払った。  後半に入ると15分に清武が金崎からの縦パスを左足で押し込み、代表では2012年11月以来のゴール。この日は1得点2アシストと、長く代表のトップ下に君臨する香川を脅かす動きを見せた。終始、ゴールへの貪欲な姿勢を見せ続けていた金崎も後半22分に相手GK、DFと競り合い体ごとゴールを決めるなど結果を残した。またハリルホジッチ監督体制で初めて招集されたハーフナーも後半27分から出場。金崎のゴールはハーフナーのポストプレーから生まれており、こちらも少ないチャンスの中でしっかり存在感をアピールした。

4/11発行号の表紙は【香川復活! 岡崎代表100試合】

2016.04.10Vol.664LIFE
 サッカーのワールドカップ(W杯)アジア2次予選となるアフガニスタン戦(3月24日)とシリア戦(3月29日)が埼玉スタジアムで行われ、日本代表は2試合続けて5−0で快勝。7勝1分けの勝ち点22とし、E組を首位で突破。9月に行われる最終予選進出が決まった。  日本は2次予選初戦となるホームでのシンガポール戦(昨年6月)で0−0のドロー発進。8月に行われた「東アジアカップ2015決勝大会」でも1敗2分けに終わるなど先行きが不安視された時期もあったが、終わってみれば8試合を無失点で乗り切った。  1位突破がかかったこの日のシリア戦、ハリルホジッチ監督は本田、香川をスタメン起用。この試合が代表100試合目となる岡崎にキャプテンマークを渡すなど、粋な計らいで選手をピッチに送り出した。  立ち上がりから積極的にゴールを狙う日本は前半17分、左のショートコーナーから香川がゴール前にクロスを上げる。GKと詰めた岡崎の間に飛んだボールをGKがパンチングでクリアしたところ、そのボールが味方DFに当たりゴールへ。オウンゴールながらも先制した日本はその後も多くのチャンスを作るが、前半はこの1点のみ。  後半に入っても小刻みにパスをつないだと思えば、大胆なサイドチェンジを駆使するなどシリアDFを翻弄するが、フィニッシュにはなかなかつながらない時間帯が続いた。この膠着ムードを切り裂いたのは香川。後半21分に右サイドから出た本田の浮き球をゴール正面で胸でトラップすると反転して左足でボレーシュートを決めた。  このゴールで安全圏に入った日本はその後も攻撃の手を緩めることなく、後半41分には香川のクロスを本田が頭で決め、代表35ゴール目。終了間際にも香川がこの日2点目を決めると、ロスタイムには途中出場の原口が長友のクロスをヘッドで決めて5−0。がっくりしたシリアのGKが立ち上がれないほどのシビアな攻撃を見せた。  しかしカウンターを狙うシリアも前半の終わりからシュートまで持ち込む場面を演出。後半13分に山口蛍が接触プレーで退場し、変わった原口がそのまま慣れないボランチに入るなどして守備のバランスが崩れると、シリアに何度も枠内にシュートを打たれたが西川が再三の好セーブで得点を許さなかった。西川は2次予選8試合中6試合に出場。新守護神として結果を残した。  9月から始まる最終予選は6チームずつ2組に分かれ、ホームアンドアウェー方式で対戦し、各組上位2チームがW杯の出場権を得る。

ライブ・スペクタクル『NARUTO−ナルト−』インタビュー 松岡広大×佐藤流司×児玉明子

アートに込められたニッポンの美学「ボストン美術館所蔵 俺たちの国芳 わたしの国貞」

2016.04.10Vol.664ART
 世界有数の浮世絵コレクションを誇るボストン美術館が所蔵する1万4000万枚を超える国芳・国貞作品から、選りすぐりの170件(約350枚)がやってくる! 同美術館が両作家のこれだけの作品数を出展するのは1876年の開館以来初めてのこと。しかもこれらの作品は一度貸出しされると5年間は公開されなくなるため、今回は非常に貴重な機会となる。  テレビやグラビア雑誌がない江戸時代、浮世絵は歌舞伎スターのブロマイドであり、最新のエンターテインメントやファッションを伝える重要なメディアだった。中でも、人気を博したのが2人の天才浮世絵師、歌川国芳と歌川国貞。彼らは兄弟弟子でありながら、その作風は対照的。国芳は豪快な武者絵と大胆な構図で、国貞は粋な美人画や緻密な表現で、江戸の人々を魅了した。現在では日本のみならず世界も魅了する国芳と国貞。その才能とともに、彼らが伝えた華やかな大江戸エンターテインメントも体感しよう。

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