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【鈴木寛の「2020年への篤行録」】第39回 トランプ現象はただのポピュリズムではない

2016.12.12Vol.680鈴木寛の連載コラム
 早いもので今年の本コラムもこれが最後になりました。年の瀬にかけて、激動の2016年を象徴するようなニュースが相次いでいます。言わずもがなのアメリカの大統領選。数々の暴言もいとわなかったドナルド・トランプ氏が勝利し、6月に行われたイギリスの国民投票でEU離脱を決めたのに続いて、全世界に衝撃を与えました。  ヨーロッパでも余波が続きます。本稿締め切り間際の12月4日、オーストリアの大統領選で、移民締め出しなどを訴えていた極右政党の候補者が敗れたものの、得票率が半数近くと、あと一歩まで勝利に迫りました。同日に行われたイタリアの憲法改正を問いかけた国民投票で、反対票が賛成票を上回り、改憲によって議会制度を改めようとしたレンツィ首相の退陣が決まりました。反対派を後押ししたのが、ユーロ離脱などの反グローバル政策を掲げる新興政党の「五つ星運動」でした。  欧米で既存の政党を批判する勢力が躍進している背景として、ポピュリズムの激化を指摘する見方があります。ポピュリズムとは日本語で「大衆迎合主義」、つまり有権者の人気取りを最優先にした政策を掲げる政治手法で、たとえば厳しい財政状況を無視して税金を下げるような公約をします。日本では実感がありませんが、移民の流入が深刻な問題になっている欧米諸国では、治安の悪化や雇用が奪われることへの懸念から、移民の受け入れに消極的または反対する自国民も多く、「メキシコとの国境に壁を築く」と宣言したトランプ氏のように“現実離れ”した公約を掲げる候補者もいます。  ここで私が感じるのは、世界各地で取りざたされる「トランプ現象」を、ポピュリズムと切り捨て、あるいは冷ややかに見ているだけでは、正確に事実を直視していないのではないか、ということです。米大統領選でクリントン氏勝利を確信していた日米のメディア、あるいは有識者と呼ばれるエリートの人たちが、なぜ予測を外したのか。あるいは、結果が出た後に「隠れトランプ支持者がいた」などと分析していますが、早くからトランプ氏の勝利を予測していた数少ない専門家の発信内容を確認すると、共和党の予備選挙参加者がうなぎのぼりに増えるなど党勢拡大の基調だったことが見落とされていた実態があるようです。  私はアメリカの選挙の専門家ではありませんが、トランプ氏とその支持者たちをよく思わない既存のエリート層が数々の「不都合な真実」に目をつぶっていたのではないかという気がしてなりません。「トランプ現象」は俗説を疑って考えてみることの重要さと、本質に迫る洞察力と分析力を身につける必要をあらためて教えてくれたのではないでしょうか。 (文部科学大臣補佐官、東大・慶応大教授)

『未来を花束にして』試写会に15組30名 

2016.12.12Vol.680映画
 女性に参政権が認められていなかった20世紀初頭のイギリスで、権利を求めて闘った女性たちの実話を描く感動作。ごく普通な主婦でありながら参政権運動に身を投じ自らも変貌していく主人公モード役に『華麗なるギャツビー』のキャリー・マリガン。その夫にベン・ウィショー。実在する女性運動の指導者エメリン・パンクハースト役にメリル・ストリープ。モードの同志役にヘレナ・ボナム=カーター。  1912年、ロンドン。劣悪な環境の洗濯工場で働くモードは、夫サニーと幼い息子ジョージの3人で暮らしていた。ある日、モードは洗濯物を届ける途中でWSPU(女性社会政治同盟)の活動に遭遇する。アイルランドでテロ対策に辣腕をふるったスティード警部により、歴史上初となるカメラによる市民監視システムが導入されたために、無関係だったモードもターゲットの1人として認識されてしまった。モードは。下院の公聴会で証言することになるが…。  2017年1月27日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ他にて公開。

『ザ・コンサルタント』試写会に15組30名 

2016.12.12Vol.680映画
『アルゴ』『バットマン vs スーパーマン』のベン・アフレック最新主演作。表の顔は会計コンサルタント。本業は腕利きの殺し屋。アメリカ政府からも追われる、その男の正体とは!?   ミステリアスな主人公にまつわる謎を追う緊迫のストーリーに加え、劇中でアフレックが披露する激しいアクションも見どころ。バットマンから一転、強烈なアンチ・ヒーローを演じたアフレックに絶賛評が相次いでいる。共演は『マイレージ・マイライフ』のアナ・ケンドリック、『セッション』のJ・K・シモンズ。『プライド&グローリー』のギャビン・オコナー監督がメガホンを取った。  田舎町のしがない会計士クリスチャン・ウルフは、ある大企業から財務調査の依頼を受ける。彼は重大な不正を見つけるが、なぜか依頼は一方的に打ち切られ、その日から何者かに命を狙われるようになる。実は、ウルフは世界中の危険人物の裏帳簿を仕切る裏社会の“掃除屋”でもあったのだ…!  2017年1月21日より丸の内ピカデリー他にて公開。

『マグニフィセント・セブン』試写会に15組30名

2016.12.12Vol.680映画
 世界の名だたる監督たちに多大な影響を与えた黒澤明監督の代表作『七人の侍』と、西部開拓時代のメキシコに舞台を移してリメイクされた『荒野の七人』。映画史に金字塔を打ち立てたこの2作を原案として、『トレーニング デイ』のアントワーン・フークア監督が新たな伝説を築く!  キャストには、主演のオスカー俳優デンゼル・ワシントンを筆頭に『ブルーに生まれついて』のイーサン・ホーク、『ジュラシック・ワールド』のクリス・プラット、『ターミネーター:新起動/ジェニシス』のイ・ビョンホンら、豪華な顔ぶれが集結。オリジナルのDNAをどう昇華させるのか期待大。  冷酷非道な悪漢バーソロミュー・ボーグに支配された町ローズ・クリークで人々は絶望的な日々を送っていた。ある日、ボーグに家族を殺されたエマは賞金稼ぎのサムを中心とした7人のアウトローを雇い、正義のための復讐を依頼。最初は金のために集まった即席の集団だった彼らだが、町を守るため命をかけた戦いに挑んでいく。  2017年1月27日(金)より全国公開。

おやすみ王子・吉沢亮 忙しい女性に癒しを

2016.12.11Vol.680エンタメ
 12月20日からNHKのEテレで、仕事に家事に育児に疲れた女性を“おやすみ王子”が読み聞かせで癒してくれる番組が4夜連続で放送される。 「芝居のセリフだと、自分が言いやすいように変える事もありますが、今回は作家さんの作品なので、一字一句間違えられないというプレッシャーはありました」と“おやすみ王子”吉沢亮。落ち着いた声と優しい語り口で、人気女性作家が同企画のために書き下ろした作品を読み聞かせる。 「一夜目の山田詠美さんの『ヴァン・ショーの夜』は、表現がストレートで、読んでいてすごく楽しかったです。二夜目の森絵都さんの『青々』は、世界観が絵本に近く、ほっこりする作品。三夜目の村田紗耶香さんの『大きな星の時間』は、ファンタジーですが、現代の風刺が入っていて、不思議な読後感があります。そして四夜目の宮下奈都さんの『椿』は、愛がすごく伝わってきて、読んでいて泣きそうになりました。すごく好き。どの作品も最後にはホッとする話になっています」  VR(バーチャルリアリティー)でも撮影。吉沢とWEBチャットをしているような映像が楽しめ、まるで添い寝して物語を聞かせてくれているような気分に。 「VRに関しては、何か事前に決めてやるというより、その時の気持ちで動くことで、リアリティーが出れば面白いと思ってやりました。『ヴァン・ショーの夜』のVRを撮っている時は、一緒に出演しているパグがベッドの上で思い切りおしっこを漏らしてしまって(笑)。そのまま進行していたんですけど、さすがにまずいなという雰囲気になり、結局撮り直しました(笑)」  疲れた夜も楽しくなりそう。 「王子なので、普段だったら照れくさくて言わないような台詞も言っています。忙しい毎日を送っている女性に、この瞬間だけでも、安心してもらえる時間になればいいなと思ってやりました」 NHK Eテレ「おやすみ王子」 <4夜連続・7分バージョン> 12/20(火)深夜1時40分? 47分 12/21(水)深夜1時50分? 57分 12/22(木)深夜1時45分? 52分 12/23(金)深夜1時25分? 32分 <再構成28分バージョン> 12/24(土)深夜0時30分? 58分

12・9 WRESTLE-1 河野がイケメン返り討ち。若手軍は全滅

運命が、激突する!『ウォークラフト』

人はこんなにも愚かで愛おしい。 名匠イオセリアーニの映画哲学

2016.12.11Vol.680エンタメ
 世界三大映画祭で数々の賞を受賞し、『月曜日に乾杯!』『ここに幸あり』などのヒットにより、日本でも熱烈なファンの多い名匠オタール・イオセリアーニ監督。その最新作『皆さま、ごきげんよう』は、混沌とする現代社会に生きる人々を見つめ続けたイオセリアーニ監督の集大成ともいえる作品。  80歳を超えてなお映画への情熱はとどまることを知らず。ついでに酒好きも相変わらずのようで「酒はなんでも好きだよ」とグラスを傾けながらのインタビュー。物語はフランス革命の情景から始まり、戦争の時代を経て現代パリの街角が舞台となる。 「私は高層ビルに住んでいる人物には興味が無いんだ。街角でこそ、人のさまざまな営みを見ることができる。とくにパリは、さまざまな歴史を背負ってきた街だからね。革命、戦争、差別や格差…歴史の影の部分も語ることができる」  アパートの管理人にして武器商人の男と、骸骨集めが大好きな人類学者という友人同士の2人を主軸に、のぞき趣味の警察署長やローラースケート強盗団などさまざまな登場人物が万華鏡のように描かれる。 「ここで語られているのは、いわゆる比喩なんだ。彼らは、過去から綿々と続く人間の営みを表現している。日本の映画だと『羅生門』なども優れた比喩で人間を描いた作品だね」  一見、物語は自由気まま。しかしそれは綿密なストーリーボードに基づいている。 「私はアドリブなども一切認めないんだ。私の現場は独裁的だね(笑)。作家が作品を作るということは、そういうものだ。今回も素晴らしい役者たちがそれを可能にしてくれた」  不条理にしか見えない“街角”のどこかに、きっと美しい庭への入り口がある。そんなことを“人生の達人”が教えてくれる。

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12万6720人

 新年恒例の一般参賀が1月2日、皇居で行われ、天皇、皇后両陛下や皇太子ご夫妻をはじめとする成年皇族方が宮殿「長和殿」のベランダに計5回立ち、手を振って応えられた。宮内庁によると、平成で最多だった6年(計8回で11万1700人)を上回る12万6720人の参賀者が訪れた。天皇陛下の譲位日が31年4月30日と決まってから初めての新年一般参賀で、国民の関心の高まりが要因とみられる。

39.4%

 平成29年の大みそかに放送された「第68回NHK紅白歌合戦」の第2部(午後9時から11時間45分)の関東地区平均視聴率が39.4%にとどまった。前年と比べて0.8ポイント減。二部制になった平成元年以降では3番目に低い数字。テレビ東京の「第50回!大晦日恒例 年忘れにっぽんの歌」が8.4%と大健闘。民放では日本テレビ系「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 大晦日年越しスペシャル!」が17.3%でトップ。

2万2764円

 平成29年最後の取引となる大納会を迎えた12月29日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は2万2764円94銭と、年末の終値としては3年末(2万2983円77銭)以来26年ぶりの高値水準となった。前年末の終値(1万9114円37戦)を3650円57戦(19.1%)上回っており、年間ベースでは6年連続の上昇。昭和53年~平成元年に12年連続で上昇して以来の長さで、バブル経済が崩壊して以降では最長となった。

口座維持手数料

 銀行口座の維持にかかる費用。海外の商業銀行はほぼ全て導入しており、「無料」は日本のみ。三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の3メガバンクが、日銀のマイナス金利政策で利益を出しにくくなったことから、この口座維持手数料を預金者から徴収できるか検討を始めた。平成30年度中にも結論を出すもよう。三井住友銀行子会社のSMBC信託銀行は、米国系シティバンク銀行が日本で手掛けていた個人向け事業を買収したのに伴い、27年から残高が一定額を下回ると、月2000円の口座維持手数料を徴収している。

世田谷一家殺害事件

 東京都世田谷区の住宅で平成12年12月、会社員、宮沢みきおさん=当時(44)=ら一家4人が殺害された事件の発生から昨年の12月30日で丸17年となった。事件は12年12月30日深夜に発生。宮沢さんと妻の泰子さん=当時(41)、長女のにいなちゃん=同(8)、長男の礼君=同(6)=の4人が自宅で殺害された。現場からは多くの遺留品が見つかり、犯人の指紋やDNA型も判明している。殺人事件の時効が廃止されたことから事件の捜査は継続中。情報提供は成城署捜査本部(TEL:03-3482-0110)まで。

アグレッシブな10周年を締めくくる新作公演 柿喰う客『虚仮威』

2016.12.11Vol.680エンタメ
 2016年の今年、結成10周年だった柿喰う客は「10万人動員宣言」を掲げ、動画・戯曲の無料配信、学生劇団への支援などを行ってきた。  また劇団主催の演劇フェスティバル「柿喰う客フェスティバル2016」の始動、十八番ともいえる「女体シェイクスピアシリーズ」のリニューアルなど、劇団はもとより、演劇文化の発展という目的で一貫して攻めの姿勢で活動を続けてきた。  なかでも「柿喰う客フェスティバル2016」は6月に王子小劇場を約1カ月借り切り、5作品をリバイバル上演するという破天荒な試みだった。  今回の公演はその10周年を締めくくるべく、メンバー総出演の新作本公演。昨秋に募集した新メンバーもここでそろい踏み。来年からの次の10年に向けて新たなスタートとなる。  毎公演後には演出家や出演者などによるアフタートーク。大晦日の夜は終演後に「年越新春イベント」を開催する。 【日時】12月28日(水)?2017年1月9日(月)(開演は28・5・6日19時、29・3日14時/18時、30・4・7?9日14時、31日16時/21時。1・2日休演。開場は開演30分前。受付開始は開演1時間前)【会場】本多劇場(下北沢)【料金】極楽席6800円(特典付き)、一般4800円、学生2800円、高校生以下1800円(学生、高校生以下は枚数限定。チケットぴあのみの取り扱い。当日受付にて座席指定券と引換。要学生証)/なかよし一般3800円、なかよし学生2000円、なかよし高校生1500円(なかよし割は、同一券種同一日時で3人以上での購入に限る。チケットぴあのみ取り扱い。当日受付にて座席指定券と引換)【問い合わせ】ゴーチ・ブラザーズ(TEL:03-6809-7125=平日10?18時 [劇団HP] http://kaki-kuu-kyaku.com/ )【作・演出】中屋敷法仁【出演】七味まゆ味、玉置玲央、深谷由梨香、永島敬三、大村わたる、葉丸あすか、牧田哲也、加藤ひろたか、原田理央、田中穂先、長尾友里花、福井夏

3年ぶり待望の再演 青年団国際演劇交流プロジェクト2016『愛のおわり』

2016.12.11Vol.680エンタメ
 平田オリザが芸術監督を務めるこまばアゴラ劇場とフランスの劇作家・演出家パスカル・ランベールが芸術監督を務めるジュヌヴィリエ国立演劇センターは2007年にランベールの『愛のはじまり』日本版を上演以来、緊密な交流を続けている。  今回上演する『愛のおわり』は2011年のアヴィニヨン演劇祭で大ヒットし、2012年のフランス劇文学賞大賞、2013年のフランス演劇賞の主演女優賞および戯曲賞を受賞するなど、大きな話題を集めた作品。  フランス国内外で、各言語バージョンも含め多く上演され、日本では2013年に初演された。  その日本初演から今回は平田が積極的に台本作成や演出に関与。「日本版」ともいえる『愛のおわり』が完成した。  キャストも初演同様、兵頭公美と太田宏。  物語は男優と女優が稽古場で別れ話をするというものなのだが「なぜ2人は別れたほうがいいか」ということを前半は男が一方的に、後半はその逆に女が一方的に語っていく。  初演時は見る者のそのとき置かれていた状況やメンタルによってずいぶんと感想や印象が違うとされた。続けて見た人に改めて感想を聞いてみるのも面白そうな作品だ。 【日時】12月22日(木)?28日(水)(開演は月火木19時、水金土日14時。開場は開演20分前。当日券は開演40分前)【会場】こまばアゴラ劇場(駒場東大前)【料金】日時指定・全席自由席・整理番号付 前売・予約・当日ともに一般3000円、学生2000円【問い合わせ】青年団(TEL:03-3469-9107=12?20時 [HP] http://www.seinendan.org/ )【作】パスカル・ランベール【翻訳】平野暁人【日本語監修】平田オリザ【共同演出】パスカル・ランベール、平田オリザ【出演】兵藤公美、太田宏

クリスマス気分を盛り上げたい!「ペンタトニックス・クリスマス」ペンタトニックス

2016.12.11Vol.680エンタメ
 アメリカ出身の奇跡の男女混成のアカペラグループが、ハーモニーとグルーヴで、今年もクリスマス気分を盛り上げる。彼らの最新クリスマスアルバムとなる本作は、讃美歌『神の御子は今宵しも』を皮切りに、クリスマスキャロルの『神が喜びを下さるように(ほしかげさやけき)』、永遠のクリスマススタンダード『ホワイト・クリスマス feat.マンハッタン・トランスファー』、カニエ・ウェストの『コールデスト・ウィンター』など、新旧だけでなく、ジャンルもバラエティーに富んだ楽曲を収録して、ペンタトニックスらしい作品に仕上げている。前回のクリスマスアルバムはダブルプラチナになる大ヒット作になっているだけに、嫌でも期待が高まる。今作ではカバーに加えて、2曲のオリジナルナンバーを収めている。ゲヴィンとスコットの『ザ・クリスマス・シング・アロング』、カースティンとスコットの『グッド・トゥ・ビー・バッド』。自らを知り尽くして書かれていてペンタトニックスを堪能できる楽曲だ。

『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』12月16日公開 チームが日本で極秘任務を完了!?

2016.12.11Vol.680エンタメ
 昨年、オリジナル3部作のその後を描いた新章がスタートした大ヒットシリーズ『スター・ウォーズ』のスピンオフ作品『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』公開に合わせ、アジアで最も早い実施となる監督・キャストによる記者会見が7日、都内にて行われた。  本作はオリジナル1作目の『エピソード4/新たなる希望』の直前までが描かれるアナザーストーリーで、銀河全体を脅かす究極兵器デス・スターの設計図を奪うという極秘任務を託された反乱軍の寄せ集めチーム“ローグ・ワン”の戦いを描く。  今回の来日会見には、主人公ジンを演じるフェリシティ・ジョーンズ、情報将校キャシアン役のディエゴ・ルナ、ギャレス・エドワーズ監督らが登壇。  冒頭、エドワーズ監督は「スター・ウォーズは日本にとても強く影響を受けているので、故郷に帰って来たような気分でこの映画をシェアできることを、とても光栄に思っています」と挨拶。さらに、オリジナルと同様に本作も日本の文化の影響を受けていると語り、「本作は『隠し砦の三悪人』をはじめ、黒澤明の作品をいろいろと参考にしているんだ。他にもいろいろ黒澤作品のスチール写真や映像を見ながらね。アイデアを盛り込むならベストな作品から頂かないとね(笑)」とニヤリ。記者からダース・ベイダーについて質問されると「映画の撮影現場はいつも騒がしかったけど、ダース・ベイダーに扮した俳優が現れると、映画の中と同じように現場が緊張感で満たされて静かになるんだ」と、絶大な人気を誇る悪役の登場を明かし「ダース・ベイダー以外にも、歴代シリーズのキャラクターが登場するということは保障するけど、それ以上は言えないな(笑)」。  またこの日は、本会見のために作られた、世界でただ一枚の豪華な襖絵(ふすまえ)がサプライズで登場。日本テイストの美しい襖絵を見た監督は「映画の撮影中に、この襖絵があればよかったのに! そうすれば映画に素晴らしいシーンを入れることができたのに」と感激。ディエゴも「この絵のように高くジャンプするシーンを撮影するために、もう1回、撮影をするべきだと思うんだ。2?3日で撮れるからぜひやろうよ」とコメントし、会場も大爆笑。その後、襖絵の製作者である柏原晋平氏の依頼で、監督、フェリシティ、ディエゴが最後に塗り残されていた部分を塗り、日本での“任務”を完遂。うれしそうな3人に会場からも大きな拍手が贈られた。 『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』は12月16日(金)より全国公開。
今週のひとこと One-Word-Header 一覧へ
日本相撲協会評議員会の池坊保子議長が理事を解任した貴乃花について「上司であり先輩でもある八角理事長が何度も携帯に電話してもまったく応答なく折り返しの電話をしなかった。著しく礼を欠いていたのではないか」(1月4日、臨時評議員会後の記者会見で)
→横綱の格は貴乃花のほうが北勝海より断然上だったけどな。

『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』12月16日公開 チームが日本で極秘任務を完了!?

2016.12.11Vol.680エンタメ
 昨年、オリジナル3部作のその後を描いた新章がスタートした大ヒットシリーズ『スター・ウォーズ』のスピンオフ作品『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』公開に合わせ、アジアで最も早い実施となる監督・キャストによる記者会見が7日、都内にて行われた。  本作はオリジナル1作目の『エピソード4/新たなる希望』の直前までが描かれるアナザーストーリーで、銀河全体を脅かす究極兵器デス・スターの設計図を奪うという極秘任務を託された反乱軍の寄せ集めチーム“ローグ・ワン”の戦いを描く。  今回の来日会見には、主人公ジンを演じるフェリシティ・ジョーンズ、情報将校キャシアン役のディエゴ・ルナ、ギャレス・エドワーズ監督らが登壇。  冒頭、エドワーズ監督は「スター・ウォーズは日本にとても強く影響を受けているので、故郷に帰って来たような気分でこの映画をシェアできることを、とても光栄に思っています」と挨拶。さらに、オリジナルと同様に本作も日本の文化の影響を受けていると語り、「本作は『隠し砦の三悪人』をはじめ、黒澤明の作品をいろいろと参考にしているんだ。他にもいろいろ黒澤作品のスチール写真や映像を見ながらね。アイデアを盛り込むならベストな作品から頂かないとね(笑)」とニヤリ。記者からダース・ベイダーについて質問されると「映画の撮影現場はいつも騒がしかったけど、ダース・ベイダーに扮した俳優が現れると、映画の中と同じように現場が緊張感で満たされて静かになるんだ」と、絶大な人気を誇る悪役の登場を明かし「ダース・ベイダー以外にも、歴代シリーズのキャラクターが登場するということは保障するけど、それ以上は言えないな(笑)」。  またこの日は、本会見のために作られた、世界でただ一枚の豪華な襖絵(ふすまえ)がサプライズで登場。日本テイストの美しい襖絵を見た監督は「映画の撮影中に、この襖絵があればよかったのに! そうすれば映画に素晴らしいシーンを入れることができたのに」と感激。ディエゴも「この絵のように高くジャンプするシーンを撮影するために、もう1回、撮影をするべきだと思うんだ。2?3日で撮れるからぜひやろうよ」とコメントし、会場も大爆笑。その後、襖絵の製作者である柏原晋平氏の依頼で、監督、フェリシティ、ディエゴが最後に塗り残されていた部分を塗り、日本での“任務”を完遂。うれしそうな3人に会場からも大きな拍手が贈られた。 『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』は12月16日(金)より全国公開。

EXILE THE SECOND 岡山でラジオ公開収録(前半)

2016.12.11Vol.680ラジオ【JAPAN MOVE UP】
ラジオ番組『JAPAN MOVE UP supported by TOKYO HEADLINE』 毎週土曜日21時30分〜 TOKYO FMで放送中!

THL編集部オススメMOVIE『ミス・シェパードをお手本に』

2016.12.11Vol.680映画
 ロンドン。劇作家のベネットは黄色のおんぼろ車で暮らす老女ミス・シェパードに自宅の駐車場を一時、提供したところ結局15年も居座られることに。ベネットは、高飛車で突飛な行動をとるミス・シェパードに翻弄されつつも、謎めいた魅力に引かれていく。 監督:ニコラス・ハイトナー 出演:マギー・スミス、アレックス・ジェニングス他/1時間43分/ハーク配給/シネスイッチ銀座他にて公開中  http://www.missshepard.net/

『永遠の0』のチームが再集結!『海賊とよばれた男』

カラダの芯から熱くなれ!『龍が如く6 命の詩。』

2016.12.10Vol.680GAME
 人気ドラマティックアクションゲーム『龍が如く』シリーズの最新作がPS4で登場する。主人公、伝説の極道と称される桐生一馬を軸に、愛や人情、裏切りなど歓楽街に生きる男たちの生き様を描く。  最新作は、新開発の「ドラゴンエンジン」によって、演出シーン、バトルシーン、ドラマシーンがシームレスにつながりゲームをさらに快適に、迫力たっぷりに楽しめるようになった。バトルシーンでの、蹴る、殴るといったアクションにしても、とてつもない臨場感で圧倒される。新しいモードの「クランクリエーター」によって、100超対100超のバトルが実現。組を操って戦えるようになった。  本作の特長のひとつ、実在する歓楽街や舞台となる街をリアルに作りこむアプローチは健在。キャバクラ嬢との会話も、屋上や路地に入り込んで相手を追ったりするシーンもリアルだ。、  出演に、黒田崇矢、藤原竜也、小栗旬、真木よう子、宮迫博之、大森南朋、ビートたけしら。  17歳以上対象。

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