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ソウルフルにファンキーに『BROTHERS & SISTERS』LAKUTA

2016.08.07Vol.672CD/MUSIC
 イギリス出身の10人組グループ、ラクータのデビュー盤。2008年に結成された本グループは、コンガやパーカッション、ボーカルも担当するシスリー・ローズ・テイラーをリーダーとする多国籍多人種のグループで、アフリカのファンキーでダンサブルなアフロビートで楽しませてくれる。アフロビートを生み出したフェラ・クティは言うまでもなく、ジャズグループなどからも影響を受けているというサウンドは一度聞いたら再生のループが続くイヤーウォームサウンド。自然と体が動き出すグルーヴ感も堪らない。ちょっと大人な雰囲気で体を揺らしたいならこの夏一番ぴったりなアルバム。『Bata Boy』など全10曲を収録。

ボランティアをしてライブイベントに参加「RockCorps(ロックコープス)」

2016.08.07Vol.672東京ライフ
 アメリカ・ニューヨークで始まり、現在はヨーロッパ、南米など世界各地に広まっているイベント「RockCorps(ロックコープス)」。日本には、2014年に上陸し、今年も3年連続3回目のイベント「RockCorps supported by JT 2016」が開催される。 「4時間ボランティアをすると、音楽イベント“セレブレーション”に参加できるという、社会貢献と音楽を組み合わせた活動です。ボランティアは約4カ月の期間中、自分の都合に合わせて参加すればオッケー。内容は海岸の清掃や農業のお手伝い、古民家の改修など、さまざま。インターネットでお申し込みいただき、当日ボランティアに行って、4時間の活動が終わったらその場でセレブレーションの本チケットの引換券を渡します」  セレブレーションは、9月3日(土)14時から、福島県福島市のあづま総合体育館で行われ、カーリー・レイ・ジェプセンら計4組が出演予定だ。 「RockCorps自体は、被災地支援を目的としているわけではなく、広い意味の社会貢献なんですが、タイミング的に最初は東北で行うボランティアメニューが多かった。関東でもできる震災復興もあり、今年はそれを少し広げて、一般的な社会貢献活動ボランティアメニューも組み入れました。メニューは20種類以上あります」  ボランティアには、アーティストも参加。 「海外のアーティストさんには知名度が高く、レディー・ガガやリアーナなんかも参加しています。日本でもリピーターが着実に増えていますし、これまで参加して下さったアーティストさんの口コミなどもあって、大分知られてきているかなと。続けることが大切だと思うので、毎年一人でも多くの人にご参加いただき、継続していけたらと思います」  

全国で大人気のアニバーサリー展が東京再上陸 〜シャフト40周年記念〜 MADOGATARI展

2016.08.07Vol.672今日の東京イベント
『魔法少女まどか☆マギカ』など数々の名作アニメを世に送り出している、スタジオ・シャフト。同社は昨年11月から、その40周年の記念展「MADOGATARI展」を全国で展開。各開催地でチケットが入手困難になるほどの人気を博して話題になった。その反響によって、記念展が東京でアンコール開催されることになった。  アンコール開催では、展示内容がリニューアル。新作アニメーション『劇場版 傷物語〈Ⅱ熱血篇〉』、TVアニメ『3月のライオン』などの制作資料のほか、西尾維新書き下ろしによる新規映像『惑語―マドガタリ―』展示決定! リピーターも楽しめる内容だ。 ローソン・ミニストップ店頭Loppiにて9/2一般発売! 【日時】9月22日(木・祝)〜25日(日) 【会場】青山・TEPIAイベントホール  【料金】前売2,000円、当日2,200円 グッズ引換券付入場券(日時指定制)4,000円 【備考】入場券はすべて日時指定制 【チケットの購入および問い合わせ】 http://l-tike.com/event/madogatari/

楽しいULTRA JAPAN 2016! deadmau5らトップDJが来日

2016.08.07Vol.672LIVE
 都市型ダンスミュージックフェスティバル『ULTRA JAPAN 2016』の開催が迫ってきた。2014年に日本初上陸を果たしてから、ダンスミュージックファンやフェスファン、アーティストや芸能人、タレント、モデルらをも巻き込みながら、驚くようなスピードで人気フェスに成長、夏のメインイベントの1つとして浸透した。毎年開催決定のアナウンスから段階的に発売されるチケットだが、今年も発売されればすぐさまソールドアウトの状態が続いていて、『ULTRA JAPAN』の勢いは加速しているようだ。 『ULTRA』は、世界トップクラスのアーティストと最先端の音楽からなる世界最高峰のフェス。1998年に米国でスタートし、今も毎年米マイアミで開催されて、国内外から多くのファンが訪れる。それと並行して、フェスはアメリカから南米、欧州、そしてアジアへと飛び火、各地でそれぞれの『ULTRA』が開催されている。 『ULTRA』は、最高のオーディエンスが集まる最高のパーティーとしても知られる。豪華なVIPシートはこのフェスの特徴で、世界各国どの会場のVIPシートでも、DJにアーティスト、セレブリティーが顔を揃える。参加すること自体がステータスと考えられていて、VIPシートのチケットは高額にも関わらず激しい争奪戦が繰り広げられる。この動きは『ULTRA JAPAN』でも同じだ。  今年はホスピタリティエリアが充実した。メインステージに女性同士で安心して楽しめる女性専用の「LADIES ONLY AREA」を新設。また、パークエリア内にVIPチケットホルダー専用のチルアウトスペース「ULTRA LOUNGE」が設けられてよりイベントを楽しみやすい環境が整えられている。  今年もSNS上を騒がせること間違いなしのこのイベント、その楽しさやすごさ、スペシャルなイベントであることを、まずは自分が体感してみなくちゃ! ULTRA JAPAN 2016 【日程】9月17日(土)、18日(日)、19日(月・祝)9時開場/11時開演 【会場】TOKYO ODAIBA ULTRA PARK(お台場ULTRA JAPAN特設会場) 【主な出演】deadmau5、Hardwell、Martin Garrix、NERO、DJ SNAKE、TIESTO他 【URL】 http://ultrajapan.jp

男も女も見惚れる、小気味いいほど男前の女がいた!

2016.08.07Vol.672【TOKYO HEADLINEの本棚】
 江戸時代の敏腕出版プロデューサー・蔦屋重三郎をモデルにした「蔦重の教え」の著者による最新刊は、江戸前期に男装の麗人として一世を風靡し、今に語り継がれる太夫・勝山をモデルにした作品。浮世絵や江戸料理に関する著作もあり、江戸文化に造詣が深い著者が、謎の多い勝山太夫の物語を、江戸情緒たっぷりに生き生きと描く。  主人公の勝山は、湯女風呂で働く、大柄で冴えない少女。ちなみに、湯女風呂とは、風呂やで働く女性で、客の髪を洗ったり、背中の垢を掻くなど、入浴の手伝いをするのが仕事。  しかし、日中は風呂客の手伝いをしながら、夕刻になると宴席を設け芸妓や、下層の娼婦としても働いていたという。そんな環境に置かれた田舎訛りが抜けず、ボロボロの着物を着て、愛想のひとつもない少女が、吉原の伝説の花魁になるまでのサクセスストーリーだ。  身なりを構わないものの、その少女・勝に何か光るものを見た細工師の銀次は「俺がおまえを変えてやる。誰もが振り向く、いーい女にな」と宣言。自分の元に置き、踊り、三味線、唄、読み書き、算盤など、一通りの教養を身に着けさせ、着物を与え、化粧を施し、外面、内面から変えていった。そこで誕生したのが、派手な小袖に、黒の着流しを重ね着て、細身の台小刀を差した行きな男姿の勝山だ。勝山の着こなしを真似するもの、そんな男装の麗人をアイドルのように追っかける女の子など、今をときめくファッションリーダーとして、有名になっていく勝山。さらにその人気を押し上げたのが、湯屋での酒競べ対決。娼婦として男性をとらない代わりに、自分を拾ってくれた湯屋に恩返しをしたいと、夜ごと酒豪自慢の男たちと酒飲み対決をし、世間の注目を集めた。女だてらに酒が強い勝山は、連戦連勝。何とか勝山に勝とうと武士までが客となり、その評判はうなぎのぼり、江戸一番の人気者に。しかし彼女の心の中には、常に振り払う事のできない暗い影が。自分を湯女風呂に置いてくれ、優しくしてくれた大好きな先輩・市野、自信の無かった自分を変えてくれた銀次、湯女で働く仲間たち、湯女風呂の主人らによる彼女を取り巻く環境で起こる、楽しい事、つらい事。そして忘れることのできない過去。それらを乗り越え、いかにして吉原一の花魁となったのか。どこか切なく、しかし痛快な勝山太夫の一代出世物語。

夏はハジけて、ぶっちゃけて!!『幸せをつかむ歌』

まだ見ぬ世界、想像を超える世界がここに「SENSATION ―INNERSPACE―」

夏は現代アートでリラックス 風能奈々展「線でつなぐ遊びと名前をつけること」

2016.08.07Vol.672ART
 イマジネーション広がる光景を“紡ぐ”アーティスト、風能奈々の個展。風能は、幼いころから魅了されている物語や神話に登場する動植物や人、風景やおまじないの道具などのモチーフを一見、織物だったり磁器だったりと多様な質感で描いていく作家。その重層的ながら透明感のあるマチエール(画肌)は、とても印象的だ。織物を一針一針紡いだような立体的かつ繊細な筆致や、素材を塗り重ねていくことで得られた磁器のような光沢感、マスキングによって浮かび上がる模様など、いくつものレイヤーが作り出す視覚効果が、一つの画面の中に、複雑な空間を作り出していく。  今回の個展では、大小さまざまな新作ペインティングを展示。これまでの作風とはまた違う遊び心を感じさせる作品や、新たな手法を取り入れた作品など、新境地に立った作家の姿を見ることができる。繊細かつユニークな表現で紡がれた、物語性あふれる幻想の世界を楽しんで。 【時間】11〜19時【休】日月祝および夏季休暇(8/14〜29)【料金】入場無料【問い合わせ】03-6434-7225【交通】地下鉄 北参道駅 徒歩2分【URL】 http://www.tomiokoyamagallery.com

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12万6720人

 新年恒例の一般参賀が1月2日、皇居で行われ、天皇、皇后両陛下や皇太子ご夫妻をはじめとする成年皇族方が宮殿「長和殿」のベランダに計5回立ち、手を振って応えられた。宮内庁によると、平成で最多だった6年(計8回で11万1700人)を上回る12万6720人の参賀者が訪れた。天皇陛下の譲位日が31年4月30日と決まってから初めての新年一般参賀で、国民の関心の高まりが要因とみられる。

39.4%

 平成29年の大みそかに放送された「第68回NHK紅白歌合戦」の第2部(午後9時から11時間45分)の関東地区平均視聴率が39.4%にとどまった。前年と比べて0.8ポイント減。二部制になった平成元年以降では3番目に低い数字。テレビ東京の「第50回!大晦日恒例 年忘れにっぽんの歌」が8.4%と大健闘。民放では日本テレビ系「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 大晦日年越しスペシャル!」が17.3%でトップ。

2万2764円

 平成29年最後の取引となる大納会を迎えた12月29日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は2万2764円94銭と、年末の終値としては3年末(2万2983円77銭)以来26年ぶりの高値水準となった。前年末の終値(1万9114円37戦)を3650円57戦(19.1%)上回っており、年間ベースでは6年連続の上昇。昭和53年~平成元年に12年連続で上昇して以来の長さで、バブル経済が崩壊して以降では最長となった。

口座維持手数料

 銀行口座の維持にかかる費用。海外の商業銀行はほぼ全て導入しており、「無料」は日本のみ。三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の3メガバンクが、日銀のマイナス金利政策で利益を出しにくくなったことから、この口座維持手数料を預金者から徴収できるか検討を始めた。平成30年度中にも結論を出すもよう。三井住友銀行子会社のSMBC信託銀行は、米国系シティバンク銀行が日本で手掛けていた個人向け事業を買収したのに伴い、27年から残高が一定額を下回ると、月2000円の口座維持手数料を徴収している。

世田谷一家殺害事件

 東京都世田谷区の住宅で平成12年12月、会社員、宮沢みきおさん=当時(44)=ら一家4人が殺害された事件の発生から昨年の12月30日で丸17年となった。事件は12年12月30日深夜に発生。宮沢さんと妻の泰子さん=当時(41)、長女のにいなちゃん=同(8)、長男の礼君=同(6)=の4人が自宅で殺害された。現場からは多くの遺留品が見つかり、犯人の指紋やDNA型も判明している。殺人事件の時効が廃止されたことから事件の捜査は継続中。情報提供は成城署捜査本部(TEL:03-3482-0110)まで。

夏は現代アートでリラックス「12 Rooms 12 Artists UBSアート・コレクションより」

2016.08.07Vol.672ART
 民間企業の現代美術コレクションとして世界で最大規模を誇るUBSアート・コレクションから厳選した現代アートが東京ステーションギャラリーに集結。歴史ある駅舎を展示室とする東京ステーションギャラリー独自の空間を12の部屋の集合に見立て、その一部屋ごとにUBSアート・コレクションから厳選した12作家を当てはめる。精神分析学者ジークムント・フロイトの孫としても知られるルシアン・フロイドや、コンセプチュアル・アートの第一人者エド・ルーシェイを軸に、映像、立体など約80点を展示。フロイド、ルーシェイの他、日本の荒木経惟や小沢剛、デイヴィッド・ホックニー、スーザン・ローゼンバーグ、リヴァーニ・ノイエンシュヴァンダーらの作品が並ぶ。  常設の展示施設を持たず、世界各国のさまざまな施設に収蔵されているUBSアート・コレクション。企業コレクションならではのフットワークの軽さで、アートシーンを敏感にキャッチして収集された、豪華な作品群は必見。 【時間】10〜18時(金曜は20時まで。入館は閉館の30分前まで)【休】月曜【料金】一般1000円、高大学生800円【問い合わせ】03-3212-2485【交通】JR東京駅 丸の内北口 改札前(東京駅丸の内駅舎内)【URL】 http://www.ejrcf.or.jp/gallery/

江戸瓦版的落語案内 崇徳院(すとくいん)

2016.08.07Vol.672COLUMN
落語の中には、粗忽、ぼんやり、知ったかぶりなどどうしようもないけど、魅力的な人物が多数登場。そんなバカバカしくも、粋でいなせな落語の世界へご案内。「ネタあらすじ編」では、有名な古典落語のあらすじを紹介。文中、現代では使わない言葉や単語がある場合は、用語の解説も。

就任会見で「過去の慣例にとらわれない『都民ファースト』の改革を進める」 小池百合子新都知事が初登庁

2016.08.07Vol.672LIFE
 東京都知事選で初当選した小池百合子知事(64)が2日、初登庁した。  選挙戦とは一転、白のスーツに青いシャツ姿で午前9時半ごろに登庁した小池氏を正面玄関で、約1000人の都職員が拍手で迎えた。東京消防庁音楽隊が「オリンピックマーチ」などを演奏する中、女性職員から名前にちなんだ白いユリの花束を手渡された。  その後、都選挙管理委員から当選証書を受領。恒例の都議会のあいさつ回りを行った。  議長室では都議会の川井重勇議長(自民)が「知事と議会は両輪です。一輪車にならないように」と言うと、小池氏と並んだ写真の撮影を求めた報道陣に「あなた(報道陣)の要望に応える必要はないから」と拒否。「どうもご苦労さまでした」と小池氏に退室を促した。自民党控室では幹事長と政調会長が不在で、ナンバー3の高橋信博総務会長ら2人が対応。「よろしくお願いします」と握手したが、滞在は約30秒に終わった。  ちなみに他会派は幹事長、政調会長が対応している。  小池氏は川井議長に写真撮影を断られたことについては「残念な思いだった。(連携を)真摯にお願いし、理解を深めていただきたいと考えている」と述べた。  午後1時半から行われた就任会見で小池氏は公約に掲げた「東京大改革」を実現するため、自らを本部長とした「都政改革本部」を庁内に常設すると表明。外部人材を登用し、「過去の慣例にとらわれない『都民ファースト』の改革を進める」と決意を述べた。  本部内には2020年東京五輪・パラリンピックと、情報公開の2つの調査チームを設置。五輪開催費が膨張する中、予算や入札状況などをチェックして妥当性を検証し、9月をめどに中間報告をまとめる。情報公開についてはルールを見直し、「都政の透明化を図りたい」とした。  幹部職員らに対する訓示では、情報公開など都政の透明化を図ることで、信頼回復につなげる考えを示した。仕事に臨む姿勢については「できない理由探しよりも、できる方法を考える」「『検討します』といって引き延ばさない」「『大義』のない政策は政策に値しない。それに加え、都民の『共感』を呼ぶことも大切だ」などと注文を付けた。

ブレヒト×ヴァイルの問題作『マハゴニー市の興亡』

2016.08.07Vol.672STAGE
 もともとジャンルや名前にとらわれることなく独創的なラインアップが並ぶKAATなのだが、今春、正式に白井晃氏が芸術監督に就任。今後ますますその傾向は強まりそう。  そんななか上演される本作は、劇作家ブレヒトと作曲家ヴァイルが組んで作られた作品。ブレヒトらしく毒に包まれた内容で、1933年にはナチスが上演を禁止するほどの問題作。その後、1960〜70年代には多く上演されるようになり欧州では著名な作品となった。しかし日本ではほとんど上演されることはなく、今回はかなり貴重な公演となる。  白井は時に、舞台上に限らず観客をも巻き込んだ大胆な演出を取り入れる。架空の街の隆盛と衰退を描く物語ということもあって、今回は劇場全体をひとつの街ととらえ舞台上に「マハゴニー市民席」という客席を用意するという。観客もいつも以上に油断のできない作品だ。  また昨年、白井が演出した『ペール・ギュント』で音楽を担当し生演奏で舞台に参加したピアニストのスガダイローを今度は音楽監督として起用。ヴァイルの音楽とスガがどのよう化学反応を起こすのかにも注目が集まる。 『マハゴニー市の興亡』 【日時】9月6日(火)〜22日(木・祝)(開演は6・7・9・13・14・20・21日19時、10〜12・16・18・19・22日14時、17日14時/19時。8・15日休演。開場は開演30分前) 【会場】KAAT神奈川芸術劇場〈ホール〉 【料金】S席8500円、A席7500円、B席5000円、3階席2000円、マハゴニー市民席(舞台上特設客席・自由席/入場整理番号付)5000円/U24(24歳以下)4250円/高校生以下1000円/シルバー(満65歳以上)8000円/プレビュー公演(6〜7日)一般5000円、マハゴニー市民席3000円【問い合わせ】チケットかながわ(TEL:0570-015-415=10〜18時 [公式サイト] http://www.mahagonny.jp/ ) 【作】ベルトルト・ブレヒト 【作曲】クルト・ヴァイル 【演出・上演台本・訳詩】白井晃 【音楽監督】スガダイロー 【振付】Ruu【出演】山本耕史、マルシア、中尾ミエ、上條恒彦、古谷一行 他
今週のひとこと One-Word-Header 一覧へ
日本相撲協会評議員会の池坊保子議長が理事を解任した貴乃花について「上司であり先輩でもある八角理事長が何度も携帯に電話してもまったく応答なく折り返しの電話をしなかった。著しく礼を欠いていたのではないか」(1月4日、臨時評議員会後の記者会見で)
→横綱の格は貴乃花のほうが北勝海より断然上だったけどな。

ブレヒト×ヴァイルの問題作『マハゴニー市の興亡』

2016.08.07Vol.672STAGE
 もともとジャンルや名前にとらわれることなく独創的なラインアップが並ぶKAATなのだが、今春、正式に白井晃氏が芸術監督に就任。今後ますますその傾向は強まりそう。  そんななか上演される本作は、劇作家ブレヒトと作曲家ヴァイルが組んで作られた作品。ブレヒトらしく毒に包まれた内容で、1933年にはナチスが上演を禁止するほどの問題作。その後、1960〜70年代には多く上演されるようになり欧州では著名な作品となった。しかし日本ではほとんど上演されることはなく、今回はかなり貴重な公演となる。  白井は時に、舞台上に限らず観客をも巻き込んだ大胆な演出を取り入れる。架空の街の隆盛と衰退を描く物語ということもあって、今回は劇場全体をひとつの街ととらえ舞台上に「マハゴニー市民席」という客席を用意するという。観客もいつも以上に油断のできない作品だ。  また昨年、白井が演出した『ペール・ギュント』で音楽を担当し生演奏で舞台に参加したピアニストのスガダイローを今度は音楽監督として起用。ヴァイルの音楽とスガがどのよう化学反応を起こすのかにも注目が集まる。 『マハゴニー市の興亡』 【日時】9月6日(火)〜22日(木・祝)(開演は6・7・9・13・14・20・21日19時、10〜12・16・18・19・22日14時、17日14時/19時。8・15日休演。開場は開演30分前) 【会場】KAAT神奈川芸術劇場〈ホール〉 【料金】S席8500円、A席7500円、B席5000円、3階席2000円、マハゴニー市民席(舞台上特設客席・自由席/入場整理番号付)5000円/U24(24歳以下)4250円/高校生以下1000円/シルバー(満65歳以上)8000円/プレビュー公演(6〜7日)一般5000円、マハゴニー市民席3000円【問い合わせ】チケットかながわ(TEL:0570-015-415=10〜18時 [公式サイト] http://www.mahagonny.jp/ ) 【作】ベルトルト・ブレヒト 【作曲】クルト・ヴァイル 【演出・上演台本・訳詩】白井晃 【音楽監督】スガダイロー 【振付】Ruu【出演】山本耕史、マルシア、中尾ミエ、上條恒彦、古谷一行 他

劇場全体を宇宙空間に! 3.14ch『大型』

2016.08.07Vol.672STAGE
 かつて役者としてさまざまな舞台に出演していたムランティン・タランティーノが「幻覚のような芝居が作りたい」と2010年に立ち上げたのがこの3.14ch。いわばムランティンがやりたいことを、やりたい放題やるために結成された集団。これまで「愛と宇宙とカオス」をテーマに8本の幻覚のような芝居を上演してきた。  噂が噂を呼び、徐々に観客も増え、会場も大きくなり、今回はすみだパークスタジオ倉に進出。水とプロジェクションマッピングを使って劇場全体を宇宙空間にするという。  主人公の女は市民プールに忍び込みプールサイドで3人の友人たちと夜な夜な乱痴気騒ぎをしていた。女はレズビアンで、友人の中の1人の女を愛していた。しかし、その友人に子供ができたことを知り、混乱しプールサイドを飛び出す。気がつくと、女は、宇宙空間に漂うプールの中にいた。そこに多種多様な神々が現れ奇妙な戦いが繰り返される…。 「宇宙派カオスエンターテインメント集団」と名乗るだけあって、かなりのぶっ飛び具合!! 3.14ch『大型』 【日時】8月25日(木)〜9月3日(土)(開演は19時30分。27・31・1・3日14時の回あり。30日は19時開演。開場は開演30分前。当日券は開演1時間前) 【会場】すみだパークスタジオ倉(錦糸町) 【料金】前売4000円、当日4300円/初日割 (8月25日)3500円 ※他各種割引あり 【問い合わせ】3.14ch(MAIL: tegami@314ch.com [HP] http://www.314ch.com/ ) 【作・演出】ムランティン・タランティーノ 【出演】内田龍、鵜沼ユカ、山川恭平(以上3.14ch)/石塚義髙、市川賢太郎、為成初音、上野山航、甲斐美奈寿、可児奈穂子、木村みちる(遠吠え)、國津ヒロ、熊崎久実(劇団東京蝉ヌード)、梢栄(劇26.25団)、榊原美鳳(ハダカハレンチ)、武井雷俊(劇団アッカパッラメント座)、田島慶太、堤千穂、根本和歌菜、野村亮太、橋本美優、羽田謙治、富士たくや、幕内里奈、山森信太郎(髭亀鶴)、吉見茉莉奈/藍沢彩羽(EgHOST)、青木祥子、阿部光貴、天野瑞希、服部峰夫、山中志歩(五十音順)

今年最後の授業で『Rising Sun』を見事に踊り切る

2016.08.07Vol.672EXILE TRIBE
『JAPAN MOVE UP supported by TOKYO HEADLINE』 毎週土曜日21時30分〜 TOKYO FMで放送中!

K-1甲子園とK-1カレッジ開催。各3階級の決勝進出者決定

ディズニーが満を持して『ジャングル・ブック』を実写化!

2016.08.06Vol.672エンタメ
 ディズニーの名作アニメーション『ジャングル・ブック』がこの夏、驚きと感動の実写映画としてよみがえった。夏休み期間中の子供たちが大喜び…と思いきや、大人も目を見張る完成度の高い大作映画となっている。目玉は、実写と見分けがつかないほどリアルなCG映像。人間のように会話をするジャングルの動物たちだけでなく、どこまでも広がる密林もほぼCGで描かれたものだ。「10年前、いや3年前の技術を持ってしても本作を製作することはできなかった」と語るのは本作のプロデューサー、ブリガム・テイラー。  激しいアクション、陽気なミュージカルシーン、主人公モーグリと動物たちの感動的な触れ合い…モーグリ役のニール・セディという生身の存在と、CGの動物や背景がまったく違和感なく描かれていく。 「ハリウッド最高峰のチームが、かなりの時間をかけて手掛けていますからね。彼らも相当大変だったと思います。とくにモーグリがバルーの腹に乗って川下りをする場面は、生身のモーグリ、流れる水、その水で濡れる毛並…すべてを同じようにリアルに描くという非常に大変でした」  その甲斐あって、世界各国で大ヒット中。 「うれしかったのがほぼポジティブな反応をもらっていること。あまりファンタジーチックになりすぎなかったことや、ユーモアも織り込まれたこと、そしてビル・マーレイやスカーレット・ヨハンソンといった豪華俳優陣が声優に参加していることなども、子供だけでなく大人たちからも好評を得た理由だと思います」  今後も実写とCGの“共演作”がさらに生み出されることになりそうだ。 「本作の続編も作ってみたいし、『くまのプーさん』やホーンテッド・マンションを舞台にした実写作品も予定しています。ぜひお楽しみに!」

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