SearchSearch

美術館が、特別な空間になる。篠山紀信展「快楽の館」

2016.09.10Vol.674ART
 1960年代から、日本の写真界の第一線で活躍を続けてきた写真家・篠山紀信による、ユニークな企画の写真展。篠山本人のアイデアにより今回の作品はすべて、展覧会場でもある原美術館で撮影されたもの。一般的に写真展というと、展覧会場とは別の場所で撮った写真を展示するのが通例だが、本展では出品作品はみな、同会場で撮影されたもの。そのうちのいくつかは、まさに撮影場所に展示されていたりもする。同じ空間で、写真の中の“過去”と鑑賞者のいる“現在”が交錯し、幻惑的であると同時にどこか倒錯した鑑賞体験を味わうことになる。  原美術館の建物は1930年代に個人邸宅として建てられており、日本近代建築史の観点からも貴重な建築物となっている。その独特な空間を舞台に“快楽の館”を作り出すため、全作品の主題をヌードで一貫。カラー、モノクロ合わせ約60点を展示する。  本展は巡回展示が行われず原美術館だけで開催される。ここだけ、今だけという密やかさも、より耽美を醸し出す。“快楽の館”へと変貌した、原美術館へ足を踏み入れてみては。 篠山紀信展「快楽の館」 原美術館 開催中〜2017年1月9日(月・祝) 【時間】11〜17時(11/23を除く水曜は20時まで。入館は閉館の30分前まで) 【休】月曜(9/19、10/10、1/9は開館)、9/20、10/11、年末年始(12/26〜1/4) 【料金】一般1100円、大高生700円 【問い合わせ】03-3445-0651 【交通】JR 品川駅より徒歩15分 【URL】 http://www.haramuseum.or.jp/

THL編集部オススメMOVIE『スーサイド・スクワッド』

2016.09.10Vol.674映画
 迫り来る世界崩壊の危機を前に政府が下したとんでもない決断。それは投獄中の悪党たちによる特殊部隊“スーサイド・スクワッド”を結成するというものだった。寄せ集めの悪党10人は世界を救うことができるのか。 監督:デヴィッド・エアー 出演:ウィル・スミス、ジャレッド・レト、マーゴット・ロビー他/2時間3分/ワーナー・ブラザース映画配給/TOHOシネマズ日本橋他にて公開中  http://suicidesquad.jp

THL編集部オススメMOVIE『四月は君の嘘』

2016.09.10Vol.674カルチャー
 天才ピアニスト有馬公生は、母の死をきっかけにピアノが弾けなくなってしまう。高校2年生となった公生はヴァイオリニストの宮園かをりと出会う。勝気で自由奔放な彼女の豊かな演奏に引かれた公生は、再び音楽と向き合い始めるが、実は、かをりは重い病に侵されていた…。

武尊×小澤海斗 あの因縁の再戦が実現か!?

2016.09.09Vol.674格闘技
 K-1実行委員会は、9月19日(月・祝)に国立代々木競技場第二体育館で開催される「K-1 WORLD GP」から新階級をスタートすることに伴い、各階級の表記も合わせて変更することを発表。また、8月28日には都内の会場で、新階級=フェザー級(-57.5㎏から変更)初代王座決定トーナメントの開催と出場選手・組み合わせについて会見が行われた。  会見では、11月3日(木・祝)に行われる「K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN~初代フェザー級王座決定トーナメント~」に、初代スーパー・バンタム級(-55㎏)王者・武尊がタイトルを返上し、2階級制覇を目指して参戦することが発表。さらに、その武尊と6月に開催された、「K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN ~-65kg世界最強決定トーナメント~」のスーパーファイトで激戦を繰り広げたKrush-58㎏王者・小澤海斗の参戦も発表された。会見で小澤は「このトーナメント誰が勝つと思う? 俺でしょ? それでいいんだよ」とキッパリ。1回戦の対戦相手であるオーストラリアのジョシュ・トナーについて聞かれるも「映像を見たけど、全然興味が沸かない。それよりも早く武尊をブッ飛ばしたい」と武尊へのリベンジにしか興味がない様子。記者から「トーナメントで興味がある選手は誰か?」という質問にも「聞くまでもねえだろ? 一人しかいねえだろ」と、あくまで武尊との再戦にこだわる姿勢を貫いた。一方、武尊は前人未到の2階級制覇へ向けて「僕は元スーパー・バンタム級のチャンピオンとしてではなくて、1選手としてこのトーナメントに出ます。人生をかけてフェザー級のベルトを獲りにいくし、テーマは挑戦。挑戦のつもりでベルトを獲りに行きます」と決意表明。そして前回の試合から続く小澤の挑発には「今日もグレーのスーツを着ているヤツ(小澤海斗)がうるさいんで、そいつを黙らせるトーナメントにします」と再戦をアピールする小澤にきっぱりと通告。試合前からバチバチの舌戦を繰り広げた。  同トーナメントには、ほかに神戸翔太、戸邊隆馬の日本人選手が出場。1回戦では4選手がそれぞれ外国人選手と対戦する。

ゲーオを“人生をかけて倒しに行く”。山崎秀晃がリベンジマッチに挑む スーパーライト級タイトルマッチ

2016.09.09Vol.674格闘技
 最も過酷な階級ともいわれているスーパー・フェザー級の王座を決めるトーナメントの行方も気になるが、同日に行われるスーパーライト級(-65㎏)のタイトルマッチも見逃せないカードのひとつ。  6月の世界最強決定トーナメントでも圧倒的な強さを見せ優勝した絶対王者・ゲーオウィラサクレックに挑むのは、日本代表決定トーナメントで優勝した山崎秀晃。前回の世界最強トーナメントでは、準決勝でまさかの判定負けを喫するも、その実力は誰もが認めるところ。前田憲作K-1プロデューサーも「日本代表決定トーナメントで、左右田泰臣、久保優太、野杁正明の3強を打ち破り優勝した事を考慮し、挑戦の資格ありと判断した」と選考の経緯を説明。実は山崎、ゲーオとは2014年11月に「-65㎏初代王座決定トーナメント」の1回戦で対戦。結果はゲーオが判定勝ちを収めたが、山崎は1Rに食らったハイキックで額の陥没骨折と眼窩底骨折の大怪我を負い、その後長期欠場を余儀なくされたという因縁を持つ。それ以降、常に“打倒ゲーオ”を目標に掲げ、借りを返すことをモチベーションに戦ってきた。前回のトーナメントでは、まさかの途中敗退で、ゲーオとの直接対決は叶わなかったが、今回こそ真のリベンジマッチとして、意気込みは十分。それを証明するように、対戦が決まるとすぐに、ゲーオ対策としてタイに1カ月間武者修行に出かけたほど。「ゲーオがムエタイ出身ということで、いてもたってもいられなくてタイに乗り込みました。ムエタイを身につけるというよりも、ムエタイの選手と肌を合わせて、ムエタイを知ってトレーニングを重ねることで、少しでも勝機が見えると思いました。タイには約1カ月間いて、タイ人とスパーリングを重ねてつかんだものあるし、新たな発見もありました。次の試合に生かせるようなタイ合宿になった。100%の練習ができたと思います」とその修行の成果に手応えを感じたようだ。それに対し迎え撃つゲーオは「私もタイにはいろいろなコネクションがあり、いろいろな情報が入ってきています。(山崎が)タイで練習したことは特に気になりませんが、タイに行ったことで私にとっては戦いやすくなったと思います」と意味深発言。さらに「山崎選手の試合を見て研究して、弱点がみつかったと確信しています。その弱点は今も変わらずあると思っています。当日は全力で戦ってKOも狙って行くので楽しみにしていてください」と山崎の穴を見つけているとまで宣言。  トーナメント以上に盛り上がりが予想される同カード。ゲーオが宣言通り山崎の弱点を突いて王座防衛に成功するか? それとも山崎がタイ修行の成果を生かしてリベンジ&王座奪取を成し遂げるか? こちらも注目だ。

同じ相手に2回続けては負けられない!男の面子をかけた戦い 

豪華ミュージックフェス&夜のお台場を彩る花火&ライティングで特別演出!

都営大江戸線22駅で、2020年のパラリンピック競技を体感!

2016.09.09Vol.674今日の東京イベント
 パラリンピック競技の魅力を体感できる企画展示『NO LIMITS SPECIAL 大江戸ステーションスタジアム』が都営大江戸線で開催。初日の8月25日にはお披露目イベントが都庁前駅の展示会場で行われ、小池百合子東京都知事やトライアスロンの谷真海選手、カヌーの瀬立モニカ選手らが登場した。 『NO LIMITS SPECIAL 大江戸ステーショスタジアム』は、都営大江戸線の22駅構内において、新競技も含め2020年の東京大会で行われる全競技について、立体展示や写真展示などでその魅力を伝えるもの。  小池都知事は「(開催中の)リオ・パラリンピックとの相乗効果で、競技への関心をさらに高めていきたい。身近な駅構内で、展示を通して競技の迫力や選手の躍動を体感していただきたい」と語り「2回目のパラリンピックを開催するのは、ここ東京が初めてとなります。東京大会では、会場を満員にして成功に導けるよう取り組んでいきたい。パラリンピックの成功なくして2020東京の成功はないと思っています」と熱く意気込みを語った。  登壇者による点灯式を行った後、小池都知事は谷選手、瀬立選手とともに、都庁前駅の総合展示をめぐり、選手たちからの解説を熱心に聞き入っていた。  同企画展示は、リオ・パラリンピックが終了する9月21日まで開催中。

KEYWORDでみるニュース

12万6720人

 新年恒例の一般参賀が1月2日、皇居で行われ、天皇、皇后両陛下や皇太子ご夫妻をはじめとする成年皇族方が宮殿「長和殿」のベランダに計5回立ち、手を振って応えられた。宮内庁によると、平成で最多だった6年(計8回で11万1700人)を上回る12万6720人の参賀者が訪れた。天皇陛下の譲位日が31年4月30日と決まってから初めての新年一般参賀で、国民の関心の高まりが要因とみられる。

39.4%

 平成29年の大みそかに放送された「第68回NHK紅白歌合戦」の第2部(午後9時から11時間45分)の関東地区平均視聴率が39.4%にとどまった。前年と比べて0.8ポイント減。二部制になった平成元年以降では3番目に低い数字。テレビ東京の「第50回!大晦日恒例 年忘れにっぽんの歌」が8.4%と大健闘。民放では日本テレビ系「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 大晦日年越しスペシャル!」が17.3%でトップ。

2万2764円

 平成29年最後の取引となる大納会を迎えた12月29日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は2万2764円94銭と、年末の終値としては3年末(2万2983円77銭)以来26年ぶりの高値水準となった。前年末の終値(1万9114円37戦)を3650円57戦(19.1%)上回っており、年間ベースでは6年連続の上昇。昭和53年~平成元年に12年連続で上昇して以来の長さで、バブル経済が崩壊して以降では最長となった。

口座維持手数料

 銀行口座の維持にかかる費用。海外の商業銀行はほぼ全て導入しており、「無料」は日本のみ。三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の3メガバンクが、日銀のマイナス金利政策で利益を出しにくくなったことから、この口座維持手数料を預金者から徴収できるか検討を始めた。平成30年度中にも結論を出すもよう。三井住友銀行子会社のSMBC信託銀行は、米国系シティバンク銀行が日本で手掛けていた個人向け事業を買収したのに伴い、27年から残高が一定額を下回ると、月2000円の口座維持手数料を徴収している。

世田谷一家殺害事件

 東京都世田谷区の住宅で平成12年12月、会社員、宮沢みきおさん=当時(44)=ら一家4人が殺害された事件の発生から昨年の12月30日で丸17年となった。事件は12年12月30日深夜に発生。宮沢さんと妻の泰子さん=当時(41)、長女のにいなちゃん=同(8)、長男の礼君=同(6)=の4人が自宅で殺害された。現場からは多くの遺留品が見つかり、犯人の指紋やDNA型も判明している。殺人事件の時効が廃止されたことから事件の捜査は継続中。情報提供は成城署捜査本部(TEL:03-3482-0110)まで。

井上尚弥が3度目の防衛

2016.09.09Vol.674格闘技
 世界ボクシング機構(WBO)スーパーフライ級王者の井上尚弥が4日、神奈川県座間市民体育館で同級1位ペッチバンボーン・ゴーキャットジムを10回3分3秒、KOで破り3度目の防衛に成功した。  試合の約3週間前に腰を負傷し、スパーリングをこなせない状態で試合に。そして試合中には右拳も負傷したこともあり、なかなか倒せない展開が続く。やっと10回に連打からの右ストレートで試合を決めたが「これが今日の実力。すいませんでした」とリング上で地元のファンへ頭を下げた。  今後についてはWBA王者ルイス・コンセプシオンとの統一戦、そして無敗の3階級王者ローマン・ゴンサレスとの対戦も期待される。

リオデジャネイロ・パラリンピック開幕!18日まで熱戦続く

2016.09.09Vol.674スポーツ
 南米初開催となるリオデジャネイロ・パラリンピックが7日(日本時間8日午前)、開幕した。同日午後6時15分から始まった開会式では、日本選手団の旗手を車いすテニスの上地結衣が務めた。  五輪に続く障がい者スポーツの祭典には170以上の国と地域から約4350人が参加。新採用のトライアスロンとカヌーを含めた22競技528種目の試合が実施され、18日(同19日)まで熱戦が繰り広げられる。  日本選手団は選手132人(男子86人、女子46人)、競技パートナー15人、役員、コーチら85人の総勢232人で結成し、金メダル10個を目標に掲げる。日本の主将は車いすバスケットボール男子の藤本怜央が務める。

不可解判定にハリル監督は「審判に聞いてみてほしい」

2016.09.09Vol.674スポーツ
 サッカーの2018年ワールドカップ(W杯)ロシア大会アジア最終予選の初戦で日本は1日、埼玉スタジアムでアラブ首長国連邦(UAE)と対戦。1?2で逆転負けした。  日本は前半11分に清武のフリーキックを本田がヘッドで合わせ先制点。上々のスタートを切ったが、19分には吉田がペナルティーエリア際の正面でFKを献上。これをUAEのハリルがゴール右上に直接決め、同点。後半8分には、この日A代表デビューで先発に抜擢されたMF大島がペナルティーエリア内でアルハンマディを倒してしまいPKを与えると、これをハリルがきっちりと決めリードを許した。  まだ試合時間は30分以上残っており、日本も反撃したが、32分の浅野のシュートがゴールラインを割っていたにもかかわらずノーゴールと判定されるなど、最後まで不可解な判定に泣かされた。23分に宇佐美がペナルティーエリア内で倒れた場面で笛が吹かれなかった時は、ハリルホジッチ監督がピッチ内にまで入って怒りをあらわにした。  試合後、ハリルホジッチ監督は「心の底からガッカリしている。この結果で我々の実力が示された。これを受け入れるしかない。ボールをより早く動かしてほしいと要求したが、残念ながらできなかった。我々が望んだプレーを実行できなかった。相手のほうがリアリストだった」と振り返った。そしてノーゴールと判定された浅野のシュートをはじめ審判のジャッジについて問われると「私は誰が笛を吹くのか知りたいと常に要求していた。しかし、我々の関係者は誰も直前まで誰が笛を吹くか把握していない体たらくだった。我々はしっかり点を取った。しかし、受け入れられなかった。彼らはPKを吹いてもらって、我々も吹いてもらえる状態ではあったが、あのようなジャッジで残念だ。普通はラインを越えたらゴールだと思う。それは審判に聞いてみてほしい」とジャッジへの不満を口にした。  マンオブマッチに選ばれた本田も会見し「この1試合ですべてが終わるわけではないことをポジティブに受け止めたい。残り9試合、すべて勝つつもりで気持ちを切り替えたい」と語った。そして問題の浅野の幻のゴールについては「真横で見ていて入ったのが分かっていた。ピッチ上では覆るかな、と思って言いましたが、今からは覆らないので、どうこう言うつもりはない。この先こういうことが起こらないように。例えば疑問に思ったのが第4の審判がなぜいないのか。すぐに探したんですけど、ラインズマンしかいなかった。そこにまず疑問を感じた。言い訳をするつもりはないが、どこのチームも強くなっている中で、簡単にいかない試合がこの先もあるということを分かったうえで、そういうところのレベルも求めたい」と話した。

1年5カ月ぶり日中首脳会談

2016.09.09Vol.674PHOTO OF THE MONTH
 安倍晋三首相はG20首脳会議閉幕後の5日、中国の習近平国家主席と1年5カ月ぶりに会談した。  東シナ海問題に関して安倍首相が「安定なくして日中の安定なく、真の意味で平和協力、友好の海とするため、ともに努力していく」と求めると、習氏も「安定を維持していく」と応じた。しかし南シナ海問題について安倍首相が「法の支配」の重要性を強調したのに対し、習氏は日本は当事者ではないとする従来通りの中国側の立場を主張して平行線に終わった。
今週のひとこと One-Word-Header 一覧へ
日本相撲協会評議員会の池坊保子議長が理事を解任した貴乃花について「上司であり先輩でもある八角理事長が何度も携帯に電話してもまったく応答なく折り返しの電話をしなかった。著しく礼を欠いていたのではないか」(1月4日、臨時評議員会後の記者会見で)
→横綱の格は貴乃花のほうが北勝海より断然上だったけどな。

1年5カ月ぶり日中首脳会談

2016.09.09Vol.674PHOTO OF THE MONTH
 安倍晋三首相はG20首脳会議閉幕後の5日、中国の習近平国家主席と1年5カ月ぶりに会談した。  東シナ海問題に関して安倍首相が「安定なくして日中の安定なく、真の意味で平和協力、友好の海とするため、ともに努力していく」と求めると、習氏も「安定を維持していく」と応じた。しかし南シナ海問題について安倍首相が「法の支配」の重要性を強調したのに対し、習氏は日本は当事者ではないとする従来通りの中国側の立場を主張して平行線に終わった。

小池都知事が五輪旗が受け取る 安倍首相がマリオに変身

2016.09.09Vol.674スポーツ
「東京五輪まで1431日」『みんなのHAND OVER Rio to Tokyo』開催

「東京五輪まで1431日」『みんなのHAND OVER Rio to Tokyo』開催

2016.09.09Vol.674東京2020
2020年7月24日0時まで時を刻む時計の針が動き出した!!

コメディーなんだけど家族についてちょっと考えさせられる 舞台『家族の基礎〜大道寺家の人々〜』上演中

脱こじらせへの道 第30回 今年もanan SEX特集に物申す!

2016.09.09Vol.674COLUMN
 もはや毎年恒例となりました、ananのSEX特集。  GIRL’S CHも今年で4回目の登場となりました。  これまではタレントさんにサイトを見てもらって、感想を話している様子を記事にするという内容でしたが、今年はガラッと内容を変えて、深層心理テストからあなたの求めるイケメンを知る!という記事にしてみました。  個人的には、かなり満足な内容なので、是非ご覧ください!  さて、そんなSEX特集ですが、全体としてはどうだったのでしょうか。  アンケートの結果を見てみると、やはりサイトの女性ユーザーはほとんどが購入済み・購入予定とのこと。「毎年恒例」として購入している方もいるようで、リピーターもかなり多いのではないでしょうか。  SILK LABOのDVD付録や、見応えのあるグラビアを目当てにする方が多かったようです。  ただ読み物としては、ここ数年は企画が固定化されているように思えます。  ユーザーアンケートや、オナニー指南、性感染症や避妊についての知識などなど。  多分人気があるからなんでしょうが、毎年見ていると「またか」感が強いのも事実。  昨年おもしろかったしみけんさんの記事が、テイストを変えて(二村ヒトシさんとともに女性からの質問に答えるという形式)残っているのは良いとは思いますが…。  これってヘビーユーザーの意見過ぎます?  私が一番違和感を感じたのが、表紙です。 (念のため言っておきますが、私は長年AKB48のファンで、指原莉乃さんも大好きで、本も持ってます。)  先ほどもあったように、リピーターが多く買っていると仮定するのであれば、ユーザーから求められているのはセクシーな男性であることは明らかだと思います。  アンケート結果からも、北澤剛のグラビアが高評価でしたよね。  ですが、指原莉乃さんのチョイスはなぜなのでしょう。  新しいユーザーを獲得したいというのであれば、それにあわせて内容やその見せ方も変えるべきだと思います。  指原莉乃さんは女性にとって「憧れる」というよりは「友達になってみたい」という親近感のある存在。  あえて彼女をセクシーに作りこまなくても、ヘルシーな印象のまま、 「もっと女性も性を楽しんでもいいんじゃない?」と歩み寄るようなグラビアでもよかったのではないでしょうか。記事もそうです。  理想の女性像を語ることより、今私(たち)こんなこと考えたり行動したりしてるけど、あなたはどう?  というような内容。  昨年も書いたような気もしますが、  もっとユーザーの声が聞きたいなというのが、読者としての私の本音です。

Copyrighted Image