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オンリーワンの歌声に包まれて「Heart Song Tears」クリス・ハート

2016.10.13Vol.676CD/MUSIC
 美しい歌声と、すべてを包み込んでくれるような存在感で、日本の歌が持つ魅力を再発見させてくれるクリス・ハートが新しいカバーアルバムをリリース。泣けるという表現がポジティブに取られるのは日本だけ??。  今作のキャッチフレーズにもあるようにアルバムは泣ける日本の歌がずらりと並んでいる。収録曲は、先日リリースされたシングルで、クリス自身が父親になったことにも重なる『いのちの理由』(さだまさし)、『ひまわりの約束』(秦基博)、『言葉にできない』(オフコース/小田和正)、『初恋』(村下孝蔵)など。合唱の定番曲ともいえる『旅立ちの日に』にも挑戦。全13曲を収録している。並んでいる曲名をみるだけでも、目頭が熱くなってくるが、楽曲を聞き出したら最後、目は水のトラブルになるだろう。日に日に長くなる夜、夜だけでなく日中でも、優しい気持ちになりたい時にはぴったりの作品だ。まもなくクリスは全国47都道府県を巡るツアーをスタートする。チャンスがあればライブの醍醐味も味わって。泣けるんじゃなくて、泣いちゃうかも。

芸術の秋は、巨匠の名作も現代アートも楽しむべし 蜷川実花展「Light of」

2016.10.12Vol.676ART
『六本木アートナイト2016』初日の21日に、六本木に新たにオープンするギャラリービルcomplex665ビルに、小山登美夫ギャラリーが北参道から移転。新たなギャラリースペースをオープンする。  六本木での第一回目の展覧会は蜷川実花展。本展では今年、新作写真集を発売した「Light of」シリーズを展示。本シリーズは、花火や野外フェスなど暗闇できらめく光を、画面からあふれんばかりにとらえ、その場にいる人々の一瞬を見る者にも伝えていく、美しくも力強い鮮烈な作品。閃光を享受する人々が放つのは熱狂か欲望か、それとも陶酔か。一方で、闇に浮かび上がった花火に向かって伸ばされる多くの手は、まるで光に救済を求めているかのようにも映る。  光を感じれば感じるほど、濃さを増す暗闇。光をとらえると同時に闇からも目をそらさない、蜷川のまなざしに視線を重ねてみては。 蜷川実花展「Light of」 【時間】11?19時【休】日月祝 【料金】入場無料 【問い合わせ】03-6434-7225 【交通】日比谷線 六本木駅出口1Bより徒歩3分 complex665ビル 2F 【URL】 www.tomiokoyamagallery.com  ※10月21日よりオープン

オンリーワンの歌声に包まれて「LOVER, BELOVED: SONGS FROM AN EVENING WITH CARSON MCCULLERS」スザンヌ・ヴェガ

2016.10.12Vol.676CD/MUSIC
 米シンガーソングライターのスザンヌ・ヴェガの最新作。女流作家カーソン・マッカラーズにインスパイアされた作品で彼女の特徴を捉えた作品と広く評価されている。彼女はダンカン・シェイクとともにオフブロードウェイで行われた舞台『カーソン・マッカラーズ・トークス・アバウト・ラブ』の舞台の曲を書いているほか、スザンヌ自身がマッカラーズを演じていたということも大きいだろう。本作はその舞台がきっかけで制作されたもの。ティーンエージャーの頃からあこがれてきたマッカラーズだけに意気込みもすごい。1人の女性の姿を描き出すサウンドをじっくり聴きこみたい。

THL編集部オススメMOVIE『少女』

2016.10.12Vol.676映画
 読書好きで内向的な女子高生・由紀は親友の敦子がいじめられていても助けることができずにいた。苦しみを由紀に訴えた敦子だが由紀の中の闇を目撃してしまう。そんなとき転入生の紫織にある誘いを受け…。 監督:三島有紀子 出演:本田翼、山本美月他/1時間59分/東映配給/丸の内TOEI他にて公開中  www.shoujo.jp

保湿成分が洗い流されないボディーソープ「hadakara(ハダカラ)ボディソープ」

2016.10.11Vol.676新製品
 新しいボディーソープ「hadakara(ハダカラ)ボディソープ」が登場。中谷美紀とディーン・フジオカが出演するCMでも話題の本製品は、日本初の吸着保湿成分処方で、保湿成分が洗い流されないことが特徴。洗うたびに肌にうるおいが与えられ、やわらかく仕上げる。日本の女性は肌の乾燥を訴えることが多いものの、仕事にプライベート、家庭にと忙しい毎日のなかで、顔に比べて、ボディーケアはおろそかになりがちだ。本製品はそんな女性たちの期待に大いに応えてくれそうだ。女性だけでなく家族でも!

THL編集部オススメMOVIE『グッドモーニングショー』

銀座の中心に“特別”がつまった新施設が誕生!GINZA PLACE(銀座プレイス)

秋の夜長はやっぱりミステリー&サスペンス『見えない目撃者』

2016.10.11Vol.676DVD & Blu-ray
 ひき逃げ事件の現場に居合わせた盲目の女性と、その場を偶然、目撃した若者が何者かに命を狙われる新感覚スリラー。盲目ながら正義感と芯の強さを持つ女性ルー・シャオシン役には中国の人気女優ヤン・ミー。EXOの元メンバー・ルハンがシャオシンを手助けする青年チョンを演じる。  3年前に事故で視覚を失ってしまった元警察官候補生のルー・シャオシン。ある日乗っていたタクシーが何かにぶつかった衝撃を感じるが運転手は犬をひいたと言うだけだった。不審に感じたシャオシンは真相を問い詰めようとするが運転手は逃げてしまう。さらに、その現場を目撃していた若者リン・チョンとともに何者かに命を狙われ…。 販売元:ギャガ 発売中 3800円(税別)

KEYWORDでみるニュース

12万6720人

 新年恒例の一般参賀が1月2日、皇居で行われ、天皇、皇后両陛下や皇太子ご夫妻をはじめとする成年皇族方が宮殿「長和殿」のベランダに計5回立ち、手を振って応えられた。宮内庁によると、平成で最多だった6年(計8回で11万1700人)を上回る12万6720人の参賀者が訪れた。天皇陛下の譲位日が31年4月30日と決まってから初めての新年一般参賀で、国民の関心の高まりが要因とみられる。

39.4%

 平成29年の大みそかに放送された「第68回NHK紅白歌合戦」の第2部(午後9時から11時間45分)の関東地区平均視聴率が39.4%にとどまった。前年と比べて0.8ポイント減。二部制になった平成元年以降では3番目に低い数字。テレビ東京の「第50回!大晦日恒例 年忘れにっぽんの歌」が8.4%と大健闘。民放では日本テレビ系「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 大晦日年越しスペシャル!」が17.3%でトップ。

2万2764円

 平成29年最後の取引となる大納会を迎えた12月29日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は2万2764円94銭と、年末の終値としては3年末(2万2983円77銭)以来26年ぶりの高値水準となった。前年末の終値(1万9114円37戦)を3650円57戦(19.1%)上回っており、年間ベースでは6年連続の上昇。昭和53年~平成元年に12年連続で上昇して以来の長さで、バブル経済が崩壊して以降では最長となった。

口座維持手数料

 銀行口座の維持にかかる費用。海外の商業銀行はほぼ全て導入しており、「無料」は日本のみ。三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の3メガバンクが、日銀のマイナス金利政策で利益を出しにくくなったことから、この口座維持手数料を預金者から徴収できるか検討を始めた。平成30年度中にも結論を出すもよう。三井住友銀行子会社のSMBC信託銀行は、米国系シティバンク銀行が日本で手掛けていた個人向け事業を買収したのに伴い、27年から残高が一定額を下回ると、月2000円の口座維持手数料を徴収している。

世田谷一家殺害事件

 東京都世田谷区の住宅で平成12年12月、会社員、宮沢みきおさん=当時(44)=ら一家4人が殺害された事件の発生から昨年の12月30日で丸17年となった。事件は12年12月30日深夜に発生。宮沢さんと妻の泰子さん=当時(41)、長女のにいなちゃん=同(8)、長男の礼君=同(6)=の4人が自宅で殺害された。現場からは多くの遺留品が見つかり、犯人の指紋やDNA型も判明している。殺人事件の時効が廃止されたことから事件の捜査は継続中。情報提供は成城署捜査本部(TEL:03-3482-0110)まで。

この秋冬はリンゴのお酒で乾杯!キリン ハードシードル

2016.10.11Vol.676新商品
 レストランなど飲食店で販売され人気を集めていた「キリン ハードシードル」が、家庭向けに中味をリニューアルして新登場。ナチュラルでフルーティーなリンゴの香りや味が感じられ、甘くなく爽快な味わいでゴクゴク飲めるのが特徴だ。シードルは、リンゴを発酵させて作ったお酒で英国などヨーロッパではかねてから愛飲されているドリンク。「キリン ハードシードル」は日本で2013年に飲食店で発売。じわじわと人気も認知度も広まってきた。現在、全国のコンビニエンスストアやスーパーなどの量販店で発売中。秋冬はシードルで乾杯しよう!

【第29回東京国際映画祭】コンペや特別作品だけじゃない! TIFFをもっと楽しむ4つのスタイル

2016.10.11Vol.676映画
“過去”と“未来”を知る  コンペ以外でレアな作品を探すなら、日本未公開となる世界各国の作品に注目するワールド・フォーカス部門や、アジアの優れた作品をさまざまな切り口で紹介するCROSSCUT ASIA部門がオススメ。どちらも一般公開未定の秀作が数多くセレクトされており、この機会に鑑賞しておきたいものばかり。また日本映画クラシックスや、UCLA映画テレビアーカイブ復元映画コレクションでは日ごろなかなか見る機会のないクラシック作品を満喫できる。日本で一般公開されるか分からない新作も、歴史的な名作もこの機会にお見逃しなく!

【第29回東京国際映画祭】監督・行定勲が語る「映画祭から生まれるもの」

2016.10.11Vol.676映画
 国際交流基金アジアセンター×東京国際映画祭 アジア・オムニバス映画製作シリーズ企画〈アジア三面鏡2016:リフレクションズ〉が始動。その第1弾で製作された3作品のうちの1本『鳩 Pigeon』を手掛けたのがアジアでも人気の高い行定勲監督。まさにTIFFが生んだアジアの一本というべき本作の誕生秘話を語ってもらった。

一木美里のおいしくたべようの会 vol.10『スッキリキヌアタブレ』

2016.10.11Vol.676COLUMN
一木美里です。 すっかり秋本番、秋といえば、読書、芸術、食欲、そしてファッション。 ファッション系のイベントやパーティが続く続く今日この頃、ドレスコードに「ピンク」が多くて、やっぱり今年はピンクなのかなぁと思っています。スモーキーなピンクのかわいいアイテムを探し中。 第2週目のテーマは「わたしのレシピ」。
今週のひとこと One-Word-Header 一覧へ
日本相撲協会評議員会の池坊保子議長が理事を解任した貴乃花について「上司であり先輩でもある八角理事長が何度も携帯に電話してもまったく応答なく折り返しの電話をしなかった。著しく礼を欠いていたのではないか」(1月4日、臨時評議員会後の記者会見で)
→横綱の格は貴乃花のほうが北勝海より断然上だったけどな。

一木美里のおいしくたべようの会 vol.10『スッキリキヌアタブレ』

2016.10.11Vol.676COLUMN
一木美里です。 すっかり秋本番、秋といえば、読書、芸術、食欲、そしてファッション。 ファッション系のイベントやパーティが続く続く今日この頃、ドレスコードに「ピンク」が多くて、やっぱり今年はピンクなのかなぁと思っています。スモーキーなピンクのかわいいアイテムを探し中。 第2週目のテーマは「わたしのレシピ」。

10月25日開幕!東京が映画の街になる【第29回東京国際映画祭】

2016.10.11Vol.676映画
 秋の東京の風物詩、東京国際映画祭がいよいよ10月25日から開幕! 豪華なトップスターから未来の巨匠たちまで国内外の映画人とともに、厳選された映画を堪能する特別な10日間が始まる!

10・9「全日本アマチュア修斗選手権」 男女10階級で全日本王者決まる

2016.10.10Vol.676スポーツ
 アマチュア修斗の最高峰の大会「第23回全日本アマチュア修斗選手権」が10月9日、神奈川県・小田原アリーナで開催された。  昨年、2基のケージを使用するという大きな改革が行われた同選手権。今年はドイツ、香港から招待選手が参戦、ルール面では女子の試合での顔面への膝蹴りが解禁、キッズ&ジュニア修斗の公開試合の開催と着々と進化を続けている。  また格闘技道場がジムの発展、業界の発展を目指し集結したネットワーク「D-NET」の協力を得て、会場内でグラップリングトーナメントを開催するなど見どころも多彩な大会となった。  そして、昨年はニコ生無料ライブで生配信されたが、今年は「FRESH!byAbemaTV」にてライブ配信。CHEMISTORYの川畑要さん、現修斗世界ライト級王者・斎藤裕、7日にミャンマーで初防衛を果たしたばかりのONE世界ストロー級王者・内藤のび太を特別ゲストに迎えるという豪華版だった。  各地区大会を勝ち抜いた選手たちによる戦いとあって、各階級ともレベルの高い試合が続いた。  バンタム級では今年の中国、四国、九州フェザー級優勝の本田良介が1回戦をスリーパーホールドで一本勝ちすると2回戦、準決勝、決勝と危なげなく勝ち上がり優勝した。  プロ昇格が決まっていたミドル級の出花崇太郎は「プレッシャーがあった」と言いながらも1回戦、準決勝と危なげなく勝ち上がり、決勝も1R41秒、腕十字固めで有終の美を飾った。  女子のミニマム級は昨年のフライ級優勝者・下牧瀬菜月が1回戦で宇田川唯奈に敗れる波乱でスタート。決勝ではその宇田川を清水愛がグラウンドで完封。初優勝した。  また海外からの招待選手も香港のマックス・レアリがフェザー級で3位に入るなど新しい風景を見せてくれた。

ROXYが蜷川実花とコラボスノーウェア

江戸瓦版的落語案内 錦の袈裟(にしきのけさ)

2016.10.10Vol.676COLUMN
 町内の若い衆が久しぶりに吉原に繰り出そうと相談をしていた。なんでも日ごろから仲の悪い隣町の若い衆が、最近吉原で、芸者を揚げての大騒ぎをしたあげく、緋縮緬の長襦袢を揃いで作り、総踊りをして評判をとったとか。  そこでもっと豪華な錦の褌をそろいで誂えて、裸踊りで驚かせようと算段がまとまった。実は質屋に質流れの錦の布があり、兄貴分は番頭から“何かの時には使って下さい”と言われていたのだ。しかし、質流れの錦の布は10枚だが、吉原に繰り出すメンバーは11人で、布が1枚足りない。兄貴分は与太郎に「おかみさんに相談して、錦の褌を用意できたら連れて行ってやる」と与太郎を帰らせた。話を聞いてはあきれていたおかみさんだったが、町内の付き合いという事なら仕方がない。早速、錦の褌をどこで調達しようかと考えた。「そうだ。お寺へ行ってお坊さんに錦の袈裟を借りておいで。褌にするなんて言ったら貸してもらえないから、『親戚の娘に狐がつきました。偉いお坊さんの袈裟を掛けて祈祷をすると狐が落ちると申しますので、一晩貸していただけませんか』と頼むんだよ」と教えられた。与太郎、早速お坊さんの所に行ったが、明日の檀家の法要に使うからダメだという。  しかし、今晩一晩借りて、明日の朝返しに来ますと頼み込み、なんとか借りることに成功。家に帰って締めてみると、ちょうど股間の所が金ぴか。前には袈裟輪や房がぶら下がり、なんとも不思議な形。何はともあれ、全員そろったという事で、吉原に繰り出し、芸者幇間を揚げてどんちゃん騒ぎ。最後は尻をまくって、総踊りをしたものだから、座は大いに盛り上がり「どうやら大名たちの遊びに違いない」と噂が。中でも与太郎に注目が集まる。「一人だけ輪をぶら下げているのがお殿様で、他は家来ね。あの輪は小用を足すときに、手を使わずにあそこをあそこに通して使用するんだわ。チン輪ね。そして脇についている房で滴を払うのよ」と驚きの珍説が飛び交う始末。結局、その晩は与太郎が一人だけモテて、他の連中は家来だと思われことごとく振られてしまった。  翌朝、皆が帰る時間になっても、与太郎は花魁と布団の中に。花魁が離してくれないと言う。怒った連中が「じゃ俺たち先に帰るぞ」というと与太郎「待ってくれよ。花魁、起こしておくれ」「いいえ、主はどうしても今朝は返しません」。すると与太郎「袈裟は返さない…?! いけない、お寺をしくじっちゃう」

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