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『グッド・ライ〜いちばん優しい嘘〜』特別試写会に15組30名

2015.03.09Vol.638映画
『ビューティフル・マインド』のロン・ハワード製作、『ぼくたちのムッシュ・ラザール』のリップ・ファラルドー監督、『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』のリース・ウィザースプーン主演で紡ぐ、感動作。  アフリカ・スーダンで内戦により、両親の命と住む家を奪われ難民キャンプで育った若者たちを、全米各地に移住させた実際のエピソードを元に、移民の若者たちと彼らを受け入れたアメリカ人の交流と友情を描く。  職業紹介所で働くキャリーはスーダンからやってきたマメール、ジェレマイア、ポールの3人を担当することに。彼らは内戦で両親を亡くし難民キャンプで育った“ロストボーイズ”と呼ばれる若者たちだ。いつものようにそつなく仕事を片付けようとするキャリーだったが、彼らは電話を見るのも初めて、車に酔えば一瞬で酔ってしまい、牧場では「猛獣はいますか?」と真剣に尋ねるという具合。そんな彼らに最初はイラつくキャリーだったが…。  本特別試写会では上映後にトークショーを予定。4月17日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ他にて公開。

大河アマゾンの魅力に迫る

2015.03.09Vol.638未分類
 東京・上野の国立科学博物館で過去最大級の『大アマゾン展』が開催される。大自然が広がる動植物の宝庫アマゾン川の源流から河口まで、広大な流域に生息する動物や植物の多様性を化石、剥製、骨格標本、生体や美しい映像資料で紹介。最新の4Kシアターでは、大型ビジョンとハイレゾオーディオでアマゾン川の圧倒的な生命力を体感できる。招待券を読者5組10名にプレゼント(係名:「アマゾン」)。

女性が楽しめる台湾ガイドブック

2015.03.09Vol.638未分類
 台湾を愛する舞川あいくが女子におすすめのスポットを紹介するオシャレ台湾ガイドブック『舞川あいく責任編集 おいしい台湾』が発行された。モデル、フォトグラファーとして幅広く活躍する舞川あいくが愛する「故郷」台湾の地を案内。台湾は日本から近く、スイーツやお買い物、マッサージなど、女子の好きなものがいっぱいの場所。「その中でも特においしいごはんをいっぱい楽しんでほしい!」という思いで、同書では彼女が大好きな小龍包やスイーツなど台湾のおいしさをたっぷりと紹介。さらに、フォトグラファーとしても活躍する彼女が撮影した台湾の風景写真も盛りだくさんに掲載されている。発売を記念し、同書を読者3名にプレゼント(係名:「台湾」)。

リラックス音楽で気分もゆるり

2015.03.09Vol.638未分類
 スマートフォン専用・定額制の音楽聴き放題サービス「SOUNDSMART」では、初回の会員登録が2週間無料になるキャンペーンを実施中。カフェや雑貨屋などで流れているようなボサノヴァやジャズ、レゲエなどを中心にクラシックや実用系サウンドなど多彩な曲を取り揃えており、スマホが1台あれば月額300円だけでいつでもどこでも、手軽に音楽が楽しめる。プレイリスト機能も搭載し、好きな曲だけ連続して聴くことも可能だ。キャンペーンを記念し、アコースティックなサウンドが心地いい洋楽コンピレーションCD「日曜の夜に聴く音楽」を読者5名様にプレゼント(係名:「サウンドスマート」)。

二つの時代を生きる男女の神秘的な愛

2015.03.09Vol.638未分類
『ダラス・バイヤーズクラブ』で2014年・第86回アカデミー賞3冠を受賞したジャン=マルク・ヴァレ監督による『カフェ・ド・フロール』が公開される。1969年、フランスのパリ。シングルマザーとして障害を抱える息子を育てる美容師のジャクリーヌ。そして現在のカナダでDJとして活躍するアントワーヌ。異なる二つの時代を生きる男と女。彼らの人生は、時間と空間によって隔てられながらも、神秘的な“愛”によって紡がれていく。運命を理解したとき、それぞれが人生の選択を迫られることに。公開を記念し、特製女子力アップミラーを読者3名にプレゼント(係名:「カフェ・ド・フロール」)。

「腸内酵素力」アップで健康長寿に!

和太鼓叙事詩、千秋楽公演

千原ジュニアの”ダラケ”なクイズバラエティー番組が新シーズンに突入!

2015.03.08Vol.638未分類
 千原ジュニアがMCを務めるクイズバラエティー『ダラケ!〜お金を払ってでも見たいクイズ〜』(BSスカパー!、木曜午後9時)の最新シーズンが4月16日からスタートする。「まくら営業をしているキャバ嬢」や「AV男優」など特定の興味深い世界で生きる人を集め、クイズで彼らしか答えを知り得ない答えを引き出し、未知の領域へと踏み込んでいく番組で、これまで2シーズンが放送されている。  最新シーズンのオンエアを控えて、先日、都内のライブハウスで番組初となる公開収録が行われた。収録前の取材で、これまでのシーズンでジュニアが自ら体を張っていたことについて触れられると、ジュニアは「これからもまあ、…会社とのやり取りも徹底的に戦って(体をはって)いきたい」と意気込んだ。また、今後の企画については「先生ダラケ」が希望のよう。「いろんな恩師がいますから、小学校の先生とか教習所のおっさん……初めて男にしてくれた女性も、先生で」と説明した。  この日の公開収録は、最新シリーズがスタートする前に放送される特別番組のもの。掲げられたテーマは「泣きたい人」。それにちなんで最近泣きたいことをがあったか聞かれると、私物を預けたスタッフが、ジュニアの自宅やバイク、金庫などの鍵すべてを落とし、1週間経っても見つかっていないことを明かした。「毎朝大好きな子と電話するみたいに、マネジャーから“見つかった!”という連絡が入っていないかとスマホを見ます」と、切実。さらに「笑っていても、鍵落としたんやなって思ってます」と、終始楽しめないと話した。自身がまったく利用していないツイッターに、なりすましアカウントが複数存在していることに触れ、「いろいろ広まるんでしょ。鍵を探してほしい」とお願いしていた。 「意気込まないのがこの番組」とジュニア。特別番組はもちろん、新シリーズでも、心地よく笑わせてくれそうだ。 『「ダラケ!」特別番組“泣きたい人ダラケ”』は、BSスカパー!で26日の午後9時から放送される。アシスタントは米田弥央、ゲストはシクラメンほか。

KEYWORDでみるニュース

12万6720人

 新年恒例の一般参賀が1月2日、皇居で行われ、天皇、皇后両陛下や皇太子ご夫妻をはじめとする成年皇族方が宮殿「長和殿」のベランダに計5回立ち、手を振って応えられた。宮内庁によると、平成で最多だった6年(計8回で11万1700人)を上回る12万6720人の参賀者が訪れた。天皇陛下の譲位日が31年4月30日と決まってから初めての新年一般参賀で、国民の関心の高まりが要因とみられる。

39.4%

 平成29年の大みそかに放送された「第68回NHK紅白歌合戦」の第2部(午後9時から11時間45分)の関東地区平均視聴率が39.4%にとどまった。前年と比べて0.8ポイント減。二部制になった平成元年以降では3番目に低い数字。テレビ東京の「第50回!大晦日恒例 年忘れにっぽんの歌」が8.4%と大健闘。民放では日本テレビ系「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 大晦日年越しスペシャル!」が17.3%でトップ。

2万2764円

 平成29年最後の取引となる大納会を迎えた12月29日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は2万2764円94銭と、年末の終値としては3年末(2万2983円77銭)以来26年ぶりの高値水準となった。前年末の終値(1万9114円37戦)を3650円57戦(19.1%)上回っており、年間ベースでは6年連続の上昇。昭和53年~平成元年に12年連続で上昇して以来の長さで、バブル経済が崩壊して以降では最長となった。

口座維持手数料

 銀行口座の維持にかかる費用。海外の商業銀行はほぼ全て導入しており、「無料」は日本のみ。三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の3メガバンクが、日銀のマイナス金利政策で利益を出しにくくなったことから、この口座維持手数料を預金者から徴収できるか検討を始めた。平成30年度中にも結論を出すもよう。三井住友銀行子会社のSMBC信託銀行は、米国系シティバンク銀行が日本で手掛けていた個人向け事業を買収したのに伴い、27年から残高が一定額を下回ると、月2000円の口座維持手数料を徴収している。

世田谷一家殺害事件

 東京都世田谷区の住宅で平成12年12月、会社員、宮沢みきおさん=当時(44)=ら一家4人が殺害された事件の発生から昨年の12月30日で丸17年となった。事件は12年12月30日深夜に発生。宮沢さんと妻の泰子さん=当時(41)、長女のにいなちゃん=同(8)、長男の礼君=同(6)=の4人が自宅で殺害された。現場からは多くの遺留品が見つかり、犯人の指紋やDNA型も判明している。殺人事件の時効が廃止されたことから事件の捜査は継続中。情報提供は成城署捜査本部(TEL:03-3482-0110)まで。

「10年間、毎日ノートに手書きで書きました」板尾創路

2015.03.08Vol.638未分類
 お笑い芸人としてだけではなく、俳優としても存在感を示す板尾創路の『板尾日記』が10周年目にして、最終巻となる。日記を公開してから10年、3652日に及ぶ自分自身の記録にひと区切りをつけた今の気持ちは。 「変な感じですけど、今年に入ってもう2カ月が過ぎましたので、書かないことに慣れてきました。振り返ればあっという間の10冊でした。個人的な日記を人に読んでいただくことを前提に書くので、最初はそれが書物として成立するのかとういう疑問がありました。芸人なので面白おかしく書かなければいけないのかなとも思いましたがそれだと日記ではなくなるので、その落としどころが難しかった。しかし、淡々と書くことを心がけたことで、それが段々といい形になって、結果、他にはない本に仕上がったと思います」  最初から10年続ける予定だったのか。 「それは全然ないです。エンターテインメント性もないですし、気が付いたら10巻まで出ていたというのが、正直な感想です。でも10年間の日記が本という形で残ったのは、僕の中ではすごく財産になったと思う。よく考えたら、僕が一番得してるんじゃないかな(笑)。その時どんな仕事をして、どんなことを考えていたのか、ちゃんと記録に残っているから。ところどころをかいつまんで読むことはありましたが、まだ最初から順番に読み返したことはありません。今は読まないほうが面白いかなと。1巻と10巻では自分も随分変わっていると思う。年も取っているし、性格も変わっている。仕事も周りの環境も変わっている。今はいろいろな事が変わっている最中だと思うので、もっとおじちゃんになってから読むと、面白いんじゃないかなと思っています」  おススメポイントは? 「自分の日記を読んで下さいっていうのも変な話ですが、板尾創路というちょっと変わった人の日記に出会ったなって思ってもらえればいい。10巻まであるので、人の家の本棚、図書館、古本屋、本屋の隅、いろんな所で見かけると思うので、出会った時にはちょっと手にとっていただければ。それで十分です(笑)」

「悩みの中に喜びを見つけてほしい」石原壮一郎

2015.03.08Vol.638未分類
 これまで世の中に発表されてきた「人生相談」や「悩み相談」から定番の悩みを取り上げ、それぞれ3〜4人の回答を抜粋した『日本人の人生相談』が発売された。村上春樹、所ジョージ、ホームレスのMさんら各界の賢人(?)たちが日本人の悩みに答える。 「瓦版はさておき、活字の大衆的なメディアが生まれたと同じぐらいから、人生相談はあるんです。それを読むと “人ってこんなことで悩むんだ”とか“そんなふうに考えるとドツボにはまりこむんだ”という悩んでる側の心の動きの面白さが見える。と同時に答えている側の芸を尽くした回答にもいろいろなエッセンスが詰まっていて、そういうところが面白くて、人生相談の記事を収集し始めたのがきっかけでこの本が生まれました」  答える人によって全然違うアドバイスも 「回答者の個性によって、解決の方法が全然変わるっていうのも見所ですね。ということは、悩みには正しい回答なんかないということになる。つまり悩みは本人が抱えてる重さに比べ、客観的に見たらどうでもよかったりするんです。そのあやふやさというかギャップも興味深かったですね。所ジョージさんや北方謙三さん、瀬戸内寂聴さん、蛭子能収さんの回答を見ていると、その人たちの口調が想像でき、まるで耳元でささやかれているように感じる、ちょっと贅沢な本でもあります(笑)」  今も昔も変わらない日本人の悩みとは。 「コンプレックスです。体型とか、もてないとか。どうしようもないことを人と比べて自分は不幸だと思う。もっと背が高かったら、ハゲてなかったらすべてうまくいくんじゃないかと(笑)。あとは人間関係ですね。恋愛も広く言えば人間関係ですから、その辺が普遍的な悩みですね。でも人間って生まれた瞬間から悩まなきゃいけない宿命にあるんです。だったらその悩みを深刻に受け止めてへこんじゃうよりは、悩むことを楽しめばいい。イコール生きていくことを楽しむことになると思うので、悩んでいることが自分の糧となるように、楽しく悩みと付き合っていってほしいですね。そんな思いもこの本にはこもっています」

人気シリーズの最新版!今すぐ遊べ!「龍が如く0 誓いの場所」

2015.03.08Vol.638GAME
 大人気の『龍が如く』シリーズに最新版が登場した。ゲームの舞台となるのは、空前の好景気に沸く1988年の東京と大阪の歓楽街。そこで生きる熱く激しい男たちの物語だ。ゲームの軸となる桐生一馬、真島吾郎を始め、彼らを取り巻く登場人物も魅力的。金、女、暴力と人間の欲望が渦巻くストーリーはプレイヤーたちをも熱く燃え上がらせる。  メインストーリーに加えて、サブルストーリーも総数100種というボリューム。将棋、釣り、ダーツやビリヤード、カラオケスナック、ボーリングにディスコなどプレイスポットも豊富になっている。また、本作でもまた多くの企業がタイアップ。シリーズの特徴の「リアルな街づくり」もさらに進化しており、さまざまなアングルから楽しめそうだ。  小沢仁志、竹内力、鶴見辰吾、中野英雄ら参加キャストもゲームをさらに盛り上げる。

現代アートの登竜門で若手作家をいち早くチェック!
VOCA展2015 現代美術の展望─新しい平面の作家たち

2015.03.08Vol.638ART
 全国の美術館学芸員、ジャーナリスト、研究者などが、40歳以下の若手作家を推薦し、その作家が平面作品の新作を出品するという方式により、全国各地から未知の優れた才能を紹介してきたVOCA展。これまでにも、福田美蘭(1994年VOCA賞)、やなぎみわ(1999年VOCA賞)、蜷川実花(2006年大原美術館賞)、清川あさみ(2010年佳作賞)など、現在多方面で活躍している作家たちが出品。「平面」という一貫した切り口で、その時代の若手作家たちの感性を紹介してきた。  今回は、34人の推薦者により34人の作家が出品。グランプリとなるVOCA賞に輝いたのは、シルクスクリーンで数十から百回ほどインクを重ねるという独自のスタイルで作品を制作する小野耕石の『Hundred Layers of Colors』。他、VOCA奨励賞に岸幸太、水野里奈、佳作賞に松岡学、松平莉奈、大原美術館賞には川久保ジョイが選ばれた。  現代アートのプロフェッショナルたちが推薦した、全国の若手作家の才能に触れてみて。
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日本相撲協会評議員会の池坊保子議長が理事を解任した貴乃花について「上司であり先輩でもある八角理事長が何度も携帯に電話してもまったく応答なく折り返しの電話をしなかった。著しく礼を欠いていたのではないか」(1月4日、臨時評議員会後の記者会見で)
→横綱の格は貴乃花のほうが北勝海より断然上だったけどな。

現代アートの登竜門で若手作家をいち早くチェック!
VOCA展2015 現代美術の展望─新しい平面の作家たち

2015.03.08Vol.638ART
 全国の美術館学芸員、ジャーナリスト、研究者などが、40歳以下の若手作家を推薦し、その作家が平面作品の新作を出品するという方式により、全国各地から未知の優れた才能を紹介してきたVOCA展。これまでにも、福田美蘭(1994年VOCA賞)、やなぎみわ(1999年VOCA賞)、蜷川実花(2006年大原美術館賞)、清川あさみ(2010年佳作賞)など、現在多方面で活躍している作家たちが出品。「平面」という一貫した切り口で、その時代の若手作家たちの感性を紹介してきた。  今回は、34人の推薦者により34人の作家が出品。グランプリとなるVOCA賞に輝いたのは、シルクスクリーンで数十から百回ほどインクを重ねるという独自のスタイルで作品を制作する小野耕石の『Hundred Layers of Colors』。他、VOCA奨励賞に岸幸太、水野里奈、佳作賞に松岡学、松平莉奈、大原美術館賞には川久保ジョイが選ばれた。  現代アートのプロフェッショナルたちが推薦した、全国の若手作家の才能に触れてみて。

豪華キャストによる禁断の愛のストーリー

2015.03.08Vol.638STAGE
 煌びやかな衣装やセット、音楽で綴る禁断の愛を描くミュージカルの名作『エリザベート』が再び日本に上陸する。  19世紀末のウイーンが舞台。若き皇帝フランツ・ヨーゼフとその妻エリザベートと、彼らを取り巻く愛を描く。エリザベートは苦痛でしかない宮廷の生活のなかで、自分の美しさを武器にハプスブルグ帝国の皇后として君臨するも、夫の不義、国民からの誹謗中傷、愛する皇太子の死など不幸もつきまとう。黄泉の帝王トートから想いを寄せられるが、その愛を受け入れることは禁断の愛以外の何ものでもなくて…。  エリザベートは花總まりと蘭乃はな、トートは城田優と井上芳雄のWキャストで上演。豪華キャストによる愛の物語は必見。

わたしたちは親友で、共犯者『ナオミとカナコ』著者:奥田英朗

2015.03.08Vol.638【TOKYO HEADLINEの本棚】
 服部加奈子は小田直美の大学時代の同級生で、唯一の友達。卒業後、専業主婦と百貨店のOLと立場は違えど、たまに会って食事をする仲だ。直美は希望した部署に配属されず、現在は外商部で個人顧客を担当している。一方、加奈子は銀行員と結婚したのを機に専業主婦になったものの、夫からの暴力に日々怯える生活を送っていた。三十路を前に進むべき道が見つからず、暗澹たる日々を送る2人。自分ではどうしようもないことすぎて、じっと身を潜めたままやり過ごす憂鬱な日常が、いつか変わるのではないかと息を殺しながら耐えているだけの毎日。そんな日が来るとはまったく信じていないのに…。  そんな時、直美は思いついたのだ。加奈子の夫を殺すことを。これは加奈子が自由になるための戦いであり、これまで虐げられたことに対する復讐であり、何より直美自身が加奈子を助けることで、鬱屈としていた現状を打破し、人生を取り戻すためにやらなければならないことなのだ。そんな直美と加奈子の決断から実行、そして暴かれていく罪と、目まぐるしい展開に、思わず肩に力が入ってしまう。どんなにひどいDVを受けていたからといって殺人は決して許されないこと。そんなひどい男にだって、心配する家族がいて、実際、その家族の必死の捜索のせいで直美と加奈子は追い詰められていくのだ。  しかし、どうしても2人をひどい人間だと思うことができない。心の中でいつしか2人の逃亡を応援している事に気づく。そう、読者自身も2人の共犯者になるのだ。運命を共にし、男一人を殺すことにした直美と加奈子が行き着く先には、本当に望んでいたものが待っているのだろうか。

ジャンルレスとはまさにこのこと!「マキタスポーツ EXPO2015」

この世界を、生き残れ。『ローマ環状線、めぐりゆく人生たち』

2015.03.08Vol.638DVD & Blu-ray
 2013年ヴェネチア国際映画祭で、ドキュメンタリー映画として史上初の金獅子賞を受賞したドキュメンタリー。大都市・ローマの大動脈・環状線GRAの周辺で、たくましく生きる人々の姿を追った切なくも美しい、リアルな人間ドラマ。  全長約70Km、ローマを取り巻く環状線GRA。その周辺には旅行者たちが知らない、愛すべき人々の暮らしがある。木の中の「音」世界を研究し続ける植物学者。ブルジョアを装い偽りの今を生きる没落貴族。 不釣り合いなほどモダンなアパートで暮らす老紳士とその娘。事故現場で人命救助を行い、その合間を縫って年老いた母親の面倒を見る救急隊員…。スポットライトを浴びることもなく懸命に生きる人々の人生とは。

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