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STAGE クラシックな作品からアバンギャルドな作品まで

2013.12.22Vol.607演劇・ミュージカル
東京乾電池『チェーホフの「かもめ」』 『かもめ』はチェーホフの四大喜劇のうちのひとつで、作者自身の身辺に起きたことがいくつも盛り込まれ、「最も私的な作品」といわれているもの。  東京乾電池では22年前の1991年から4年間でチェーホフの四大喜劇を上演。その22年前にアルカージナを演じた角替和枝が今回は演出を担当する。  作家志望の青年トレープレフと女優を夢見る恋人ニーナを通して懸命に生きながらもすれ違っていく若者たちの姿を描いていく。  トレープレフとニーナはトレープレフの母である女優アルカージナとその恋人で流行作家のトリゴーリンに翻弄され、互いの生き方を変えられていく。トリゴーリンにひかれたニーナはトレープレフのもとを離れ、やがて女優となる夢をかなえていく。トレープレフも小説家としての夢をかなえ、そしてついに二人は再会するのだが…。  トレープレフにはCM映画などでも活躍中で、最近では東京国際映画祭出品作『なにもこわいことはない』や李相日監督の『許されざる者』などの話題作にも出演する岡部尚、ニーナは劇団入団当初から座長の柄本明の期待も大きい松元夢子が務める。  柄本は今回は舞台美術として参加する。 【日時】1月7日(火)〜12日(日)(開演は7日19時、8〜11日14時/19時、12日14時。開場は開演30分前。当日券は開演1時間前)【会場】ザ・スズナリ(下北沢)【料金】全席自由 前売 3000円/当日 3500円【問い合わせ】東京乾電池(TEL:03-5728-6909=平日11〜18時[HP]http://www.tokyo-kandenchi.com/)【作】A・チェーホフ【演出】角替和枝【出演】宮田早苗、松元夢子、岡部尚、嶋田健太、谷川昭一朗、伊東潤、吉川靖子、山地健仁、吉橋航也、麻生絵里子、鈴木千秋、飯塚祐介、川崎勇人

SPECIAL INTERVIEW 高良健吾『武士の献立』

2013.12.22Vol.607インタビュー
 江戸時代、刀ではなく包丁で家族と藩を守った“包丁侍”とその家族の、感動ストーリーが誕生。『苦役列車』『横道世之介』と活躍目覚ましい俳優・高良健吾が、年上妻に見守られながら“包丁侍”としての生き方を見出していく武士・舟木安信役で、時代劇初挑戦!

INTERVIEW 浅野忠信 × 菊地凛子「俺たちは最強のチームだ」

2013.12.22Vol.607インタビュー
 キアヌ・リーヴスの最新主演作『47RONIN』が話題だ。時代劇のシンボル『忠臣蔵』の新解釈、日本人キャストの活躍、そしてなによりもハリウッドの力を見せつけられるこの作品で、とりわけ生き生きとして見えるのが悪役組の浅野忠信と菊地凛子だ。「最強のチームだよね」と、不敵な笑みを浮かべる2人にインタビューした。

ヘッドライン編集部独断と偏見による 2013年ニュースランキング
ShowBiz(芸能人・音楽・映画)

2013.12.22Vol.607未分類
 2013年一番のニュースといえば、やはり「2020年夏季オリンピック・パラリンピック」の東京招致成功だろう。IOC総会が開かれた9月7日はスポーツというジャンルを越え、日本中が注目した。それに割を食った!?形となったのが、楽天・田中の一連の連勝記録と王貞治氏の55本塁打を大きく更新したヤクルトのバレンティンの大記録か!? 政治に目を向けると、夏の参院選で自民党と公明党が圧勝し、ねじれが解消。そして年末には日本版NSCと特定秘密保護法の成立と大きな動きがあった。後に「2013年というのは…」と語り継がれる年になるかもしれない。

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Sports (野球・サッカー・相撲etc)

2013.12.22Vol.607未分類
 2013年一番のニュースといえば、やはり「2020年夏季オリンピック・パラリンピック」の東京招致成功だろう。IOC総会が開かれた9月7日はスポーツというジャンルを越え、日本中が注目した。それに割を食った!?形となったのが、楽天・田中の一連の連勝記録と王貞治氏の55本塁打を大きく更新したヤクルトのバレンティンの大記録か!? 政治に目を向けると、夏の参院選で自民党と公明党が圧勝し、ねじれが解消。そして年末には日本版NSCと特定秘密保護法の成立と大きな動きがあった。後に「2013年というのは…」と語り継がれる年になるかもしれない。

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World News(国際ニュース)

ヘッドライン編集部独断と偏見による 2013年ニュースランキング
Prime News(政治・経済・社会)

今週のオススメMOVIE 12/23〜

2013.12.22Vol.607映画
『赤々煉恋』 自殺をした女子高生・樹里は肉体を持たない存在として家や学校、街をさまよっている。誰も自分に気付かない中、樹里のことが見える小さな女の子と出会うが…。 監督:小中和哉 出演:土屋太鳳他/1時間23分/アイエス・フィールド配給/角川シネマ新宿他にて公開 http://ssrr.jp/ ©「赤々煉恋」製作委員会 『永遠の0』 太平洋戦争末期、アメリカ軍から“悪魔”と畏怖されたゼロ戦のパイロット・宮部久蔵。彼は天才的な技術を持ちながら生還することのみに執着し“臆病者”とさげすまれた男だった…。 監督:山崎貴 出演:岡田准一、三浦春馬、井上真央他/2時間24分/東宝配給/TOHOシネマズ 日劇他にて公開中 http://www.eienno-zero.jp/ ©2013「永遠の0」製作委員会 『パリ、ただよう花』 北京からパリにやってきた花(ホア)は、ある日、建設工の青年・マチューと出会う。すぐに恋に落ち、激しく体を重ねる2人。しかし求めれば求めるほど心のつながりは揺らぎ始め…。 監督:ロウ・イエ 出演:コリーヌ・ヤン他/1時間46分/アップリンク配給/渋谷アップリンク他にて公開 http://www.uplink.co.jp/hana/ 『ファイアbyルブタン』 パリ・エンタメの最高峰〈クレイジーホース・パリ〉で上映された、クリスチャン・ルブタンが演出、デヴィッド・リンチが音楽を手掛けた伝説的ショー『FIRE(ファイア)』を映像化。 監督:ブルノ・ユラン/1時間20分/ギャガ配給/ヒューマントラストシネマ有楽町他にて公開中 http://fire.gaga.ne.jp ©Antoine Poupel 『麦子さんと』 声優になることを夢見るオタク系女子・麦子は、亡くなった母の納骨のため母の故郷にやってくるが、そこで母が地元のアイドル的存在だったことを知る。 監督:吉田恵輔 出演:堀北真希、松田龍平他/1時間35分/ファントム・フィルム配給/12月21日よりテアトル新宿他にて公開 http://www.mugiko.jp/ ©「麦子さんと」製作委員会 『皇帝と公爵』 1810年、ポルトガル。フランス軍はイギリス軍によって敗退するがウェリントンの戦略によりイギリス軍はわざと撤退、フランス軍を誘い込む。 監督:ヴァレリア・サルミエント 出演:ジョン・マルコヴィッチ他/2時間32分/アルシネテラン 配給/12月28日よりシネスイッチ銀座他にて公開 http://www.alcine-terran.com/koutei/ ©ALFAMA FILMS / FRANCE 3 CINEMA 2012 『ネイビーシールズ:チーム6』 ビンラディン襲撃のときを狙う精鋭部隊・ネイビーシールズ:チーム6。ビンラディンの潜伏先を突き止めたペンタゴンからついに攻撃命令が下される。 監督:ジョン・ストックウェル 出演:カム・ジガンデイ他/1時間51分/ギャガ配給/1月4日よりシネマート新宿にて公開 http://teamsix.gaga.ne.jp/ ©2012 Geronimo Nevada, LLC. All Rights Reserved. 『マイヤーリング』 1888年。オーストリア=ハンガリー帝国の皇太子・ルドルフはお忍びで参加したパーティーで17歳の男爵令嬢・マリーと出会い恋に落ちる。 監督:アナトール・リトバク 出演:オードリー・ヘプバーン他/1時間15分/ブロードメディア・スタジオ 配給/1月4日よりTOHOシネマズ六本木ヒル他にて公開 http://www.mayerling.jp/ ©1957 Showcase Productions,Inc. ©2009 Films Around the World,Inc. All Rights Reserved.

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12万6720人

 新年恒例の一般参賀が1月2日、皇居で行われ、天皇、皇后両陛下や皇太子ご夫妻をはじめとする成年皇族方が宮殿「長和殿」のベランダに計5回立ち、手を振って応えられた。宮内庁によると、平成で最多だった6年(計8回で11万1700人)を上回る12万6720人の参賀者が訪れた。天皇陛下の譲位日が31年4月30日と決まってから初めての新年一般参賀で、国民の関心の高まりが要因とみられる。

39.4%

 平成29年の大みそかに放送された「第68回NHK紅白歌合戦」の第2部(午後9時から11時間45分)の関東地区平均視聴率が39.4%にとどまった。前年と比べて0.8ポイント減。二部制になった平成元年以降では3番目に低い数字。テレビ東京の「第50回!大晦日恒例 年忘れにっぽんの歌」が8.4%と大健闘。民放では日本テレビ系「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 大晦日年越しスペシャル!」が17.3%でトップ。

2万2764円

 平成29年最後の取引となる大納会を迎えた12月29日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は2万2764円94銭と、年末の終値としては3年末(2万2983円77銭)以来26年ぶりの高値水準となった。前年末の終値(1万9114円37戦)を3650円57戦(19.1%)上回っており、年間ベースでは6年連続の上昇。昭和53年~平成元年に12年連続で上昇して以来の長さで、バブル経済が崩壊して以降では最長となった。

口座維持手数料

 銀行口座の維持にかかる費用。海外の商業銀行はほぼ全て導入しており、「無料」は日本のみ。三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の3メガバンクが、日銀のマイナス金利政策で利益を出しにくくなったことから、この口座維持手数料を預金者から徴収できるか検討を始めた。平成30年度中にも結論を出すもよう。三井住友銀行子会社のSMBC信託銀行は、米国系シティバンク銀行が日本で手掛けていた個人向け事業を買収したのに伴い、27年から残高が一定額を下回ると、月2000円の口座維持手数料を徴収している。

世田谷一家殺害事件

 東京都世田谷区の住宅で平成12年12月、会社員、宮沢みきおさん=当時(44)=ら一家4人が殺害された事件の発生から昨年の12月30日で丸17年となった。事件は12年12月30日深夜に発生。宮沢さんと妻の泰子さん=当時(41)、長女のにいなちゃん=同(8)、長男の礼君=同(6)=の4人が自宅で殺害された。現場からは多くの遺留品が見つかり、犯人の指紋やDNA型も判明している。殺人事件の時効が廃止されたことから事件の捜査は継続中。情報提供は成城署捜査本部(TEL:03-3482-0110)まで。

MOVIE 冬休みシーズン最も注目したハリウッド大作!

2013.12.22Vol.607映画
 2012年に公開されるや全米4週連続第1位、世界各国でも大ヒットを果たした『ハンガー・ゲーム』シリーズ待望の最新作。多くの貧しい人々が独裁国家に支配される世界を舞台に、生死をかけたサバイバルゲームに出場するヒロインの戦いを描く、衝撃のサバイバルアクションだ。  その勇気で世界を変えていく主人公・カットニスを演じるのは、『ウィンターズ・ボーン』『世界にひとつだけのプレイブック』などで高く評価された、若きアカデミー賞女優ジェニファー・ローレンス。本作でも、前作をしのぐサバイバル能力で、次から次へとファンを驚かせてくれる。  今回は、カットニスの勇気ある行動が世界に与える影響を懸念した独裁者・スノー大統領によって、なんと歴代勝者たちがエントリーするという異例のゲームが開催されることに。これまでのゲームとは比べものにならない強敵たちのなかで、カットニスはいかに生き残る道を見出していくのか。生き残るため“恋人のふり”をしながら共闘するピータと、本当の恋人・ゲイルとの間で揺れるカットニスの思いも気になるところ。  ピータ役のジョシュ・ハッチャーソン、ヘイミッチ役のウディ・ハレルソン、スノー大統領役のドナルド・サザーランドら前作の出演陣に加え、フィリップ・シーモア・ホフマンも参加。独裁国家と挑戦者たちの運命を変える、新たなゲームの行方は…。

DVD 正月休みは気になる作品を満喫すべし!

2013.12.22Vol.607DVD & Blu-ray
 日本中で“半沢直樹旋風”が吹き荒れた2013年。上司の理不尽な仕打ちや官僚との戦いに真っ向から立ち向かう主人公・半沢直樹の姿に、日本中が痛快感を味わった。瞬間最高視聴率46.7%(関西地区ではなんと50%越え)を達成。視聴率は初回から1度も落ちることなく右肩上がりで上昇し、ついに今世紀NO.1ドラマに輝いた。そんな人気ぶりを表すように、2013年新語・流行語大賞年間大賞を受賞した半沢の名台詞“倍返し”をはじめ、劇中のセリフや場面、キャラクターも次々と話題に。半沢役の堺雅人をはじめ、上戸彩、及川光博、北大路欣也、香川照之といったトップ俳優たちだけでなく、半沢の前に幾度となく立ちはだかる金融庁エリート・黒崎役の片岡愛之助や半沢の同期・近藤役の滝藤賢一など、注目度が急上昇した俳優たちも少なくない。  まさに2013年を代表するドラマだけに、今年の正月休みには必須の作品。待ちに待ったDVD、ブルーレイBOXには、放送ではカットされた幻のシーンなども追加になったディレクターズカット版を収録。本編だけでなく、充実の特典映像もお楽しみ。

友香の素 VOL.133 感謝する、年の瀬。

2013.12.22Vol.607黒谷友香「友香の素」
今年も残すところ、1週間あまりとなりましたね。クリスマスが終わったら一気に年末ムードに包まれて、あっという間に31日。今年も、お蕎麦屋さんの年越し蕎麦を食べにやって来る客がいっぱいだというニュースを見ながら、自分たちもあつあつのお蕎麦を食べ、夜は『紅白歌合戦』、そして『ゆく年くる年』を見て、2014年を迎えているんだろうなあ。こうして毎年、無事に過ごせていることに感謝しないと…。  感謝といえば、つい先日の私の誕生会。友達が20人も集まってお祝いしてくれて、本当にうれしかった〜! この忙しい時期に、スケジュールを合わせて集まってくれて、元気な顔が見られました。久しぶりに会えた友達もいて、話が弾む弾む。2次会では、お店の電気がパッと消えたと思ったら、生ギター演奏でみんなが歌う『ハッピーバースデー』! 歌ってお祝いすることはよくあるけれど、いざ当人の立場になるとちょっと照れ臭いもんです。でも、それが幸せってことなんだろうな。照れながらもみんなからの気持ちを受け取り、ふ〜っとロウソクを消しました。誕生日って、良いな。え? 今何歳かって? まあ、三十うん歳ではありますが(笑)。プレゼントをもらって、みんなと写真を撮って、おめでとうの言葉をもらって…。幸せな時間でした。それもこれも私をこの世に誕生させてくれた両親のおかげなので、私はいつも誕生日に決めていることがあります。実家に電話して、「産んでくれてありがとう」と伝えます。これこそ照れ臭いですが、思い切って言っちゃいます。両親も喜んでくれますし!  今年もたくさんの方々と出会い、お仕事をさせていただいたり、お友達になったり、ご縁が深まった年でもありました。2014年も、そのご縁を大切に、更に自分に磨きをかけて、皆さんに愉しんでいただけるような黒谷友香を目指し、頑張っていきたいと思っていますので、来年もよろしくお願いします!!

BOOK 早世から一年

2013.12.22Vol.607【TOKYO HEADLINEの本棚】
 不世出の役者といわれ、歌舞伎だけではなく、舞台や映画などのメディアで活躍していた中村勘三郎が逝って一年。長年親交のあった作家と、役者勘三郎と中村屋を支えてきた妻による本が出版された。『勘三郎伝説』は、父親である先代勘三郎に密着した著作がある著者だけに、歌舞伎への造詣も深く、その作品の描写とともに、役者・中村勘三郎の人生を見ることができる。また、プライベートで交わされた会話やエピソードには人間・中村勘三郎の魅力があふれ、著者が勘三郎を役者として、そして人間として深く愛していたこと、そしてそんな彼の不在に深い喪失感を抱き、いまだに受け入れられない気持ちを持っていることが痛いほど伝わってくる。『中村勘三郎 最後の131日』は、小学6年の時に「勘九郎お兄ちゃまのお嫁さんになりたい」と願った妻が、その出会いから闘病の日々を振り返る。いるだけでその場を明るくする勘三郎が実はうつ病に悩まされていたことなど、今だから明かせる真実に驚かされるとともに、本人と家族が一緒になって乗り越えてきたことに感謝の気持ちさえわき起こる。そんな家族がいて、私たちは彼の素晴らしい芸を楽しむことができていたのだと。2冊に共通することは、勘三郎がいかに愛にあふれたチャーミングな人間だったかということ。勘三郎は若くして亡くなることで、天才の名を不動のものにしたかも知れない。でも彼を知る人は思うだろう。そんなものよりも、ただもっと生きて、ワクワクするような芝居をもっともっと見せてほしかったと。歌舞伎ファンでなくても、勘三郎の人間力に胸を打たれる作品だ。
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日本相撲協会評議員会の池坊保子議長が理事を解任した貴乃花について「上司であり先輩でもある八角理事長が何度も携帯に電話してもまったく応答なく折り返しの電話をしなかった。著しく礼を欠いていたのではないか」(1月4日、臨時評議員会後の記者会見で)
→横綱の格は貴乃花のほうが北勝海より断然上だったけどな。

BOOK 早世から一年

2013.12.22Vol.607【TOKYO HEADLINEの本棚】
 不世出の役者といわれ、歌舞伎だけではなく、舞台や映画などのメディアで活躍していた中村勘三郎が逝って一年。長年親交のあった作家と、役者勘三郎と中村屋を支えてきた妻による本が出版された。『勘三郎伝説』は、父親である先代勘三郎に密着した著作がある著者だけに、歌舞伎への造詣も深く、その作品の描写とともに、役者・中村勘三郎の人生を見ることができる。また、プライベートで交わされた会話やエピソードには人間・中村勘三郎の魅力があふれ、著者が勘三郎を役者として、そして人間として深く愛していたこと、そしてそんな彼の不在に深い喪失感を抱き、いまだに受け入れられない気持ちを持っていることが痛いほど伝わってくる。『中村勘三郎 最後の131日』は、小学6年の時に「勘九郎お兄ちゃまのお嫁さんになりたい」と願った妻が、その出会いから闘病の日々を振り返る。いるだけでその場を明るくする勘三郎が実はうつ病に悩まされていたことなど、今だから明かせる真実に驚かされるとともに、本人と家族が一緒になって乗り越えてきたことに感謝の気持ちさえわき起こる。そんな家族がいて、私たちは彼の素晴らしい芸を楽しむことができていたのだと。2冊に共通することは、勘三郎がいかに愛にあふれたチャーミングな人間だったかということ。勘三郎は若くして亡くなることで、天才の名を不動のものにしたかも知れない。でも彼を知る人は思うだろう。そんなものよりも、ただもっと生きて、ワクワクするような芝居をもっともっと見せてほしかったと。歌舞伎ファンでなくても、勘三郎の人間力に胸を打たれる作品だ。

ラジオで日本を元気にする番組 『JAPAN MOVE UP supported by TOKYO HEADLINE』

2013.12.21Vol.607今日の東京イベント
「日本を元気に」を合言葉に毎週土曜日午後9時30分からTOKYO FMで放送中の『JAPAN MOVE UP supported by TOKYO HEADLINE』。  今月のゲストはEXILE TETSUYAさん(アーティスト)、芝田山親方(元横綱・大乃国)。 ナビゲーター:一木広治(株式会社ヘッドライン 社長)/Chigusa

長与千種が来年3月リング復帰

2013.12.21Vol.607未分類
 クラッシュ・ギャルズで1980年代の女子プロレスブームを牽引した長与千種が2度目の復活を果たす。  長与千種プロデュースによる女子プロレスのイベント『That’s 女子プロレス』(2014年3月22日、東京・大田区総合体育館)の開催発表記者会見が11日、東京都内で開催された。  同イベントは長与の後輩レスラー・KAORUの復帰戦をきっかけに企画されたもの。KAORUは3年前に試合中に右かかとを負傷。救急搬送で手術を受けたが、その手術時に感染症になり骨髄炎を併発。一時は再起が危ぶまれた。しかし不屈の精神でケガと病を克服。ドクターからも復帰のGOサインが出て、今回の復帰となった。  開催にあたっては長与がさまざまな選手に参戦交渉。女子プロレスの古き良き時代から現在を綴るこのイベントには28人の女子レスラーが出場する予定となっている。  メーンではKAORUの希望もあって、神取忍(LLPW−X)、里村明衣子(仙台ガールズ)、X 組vs KAORU(フリー)、井上貴子(LLPW−X)、浜田文子(ZABUN)組の一戦が実現することとなった。  この日の会見にはKAORU、神取、井上貴が姿を見せた。井上貴はKAORUの欠場前はタッグを組んで活躍していたとあって「もう一度タッグを組みたいと思っていた」と復帰を喜んだ。KAORUは「ケガをしてから毎日、死ぬことしか考えない日々が続いた」と闘病生活を振り返る。しかしそんななかで長与や神取に掛けられた言葉で勇気づけられたエピソードを明かした。対戦相手に指名された神取は「復帰まで長かったと思う。KAORUの気持ちを受け止めたい」と語った。  続いては第1試合に出場するダンプ松本とブル中野の極悪同盟と悪党レフェリーの阿部四郎が登場。この試合は「古き良き時代をもう一度」(長与)というテーマで組まれたもの。6人タッグながらこの日の段階ではダンプ以外はXとして発表されていた。  Xについて「現在、各団体にオファー中」と長与が発表すると、入場時から不機嫌だったダンプが「俺たちの相手は自分で決める」と長与につっかかる。「今、各団体にオファー中だから…」と長与が説明するや、現役時代さながらに切れたダンプが「何プロデューサー気取ってんだ。お前が出ろ」と竹刀で長与をメッタ打ち。試合に関しては出場を決め兼ねていたブルも「こんな豪華なメンバーを呼ぶんだったら、もちろん試合をしてほしい」と長与に「お前が試合をするなら、私もリングに上がる」と言わんばかりの迫力で詰め寄った。当初は「歌のコーナーでイベントを盛り上げる」と語っていた長与も2人の挑発についに観念。「分かった。お前の相手務めてやる」とリング復帰を決断した。  なお今大会では会場の一部にレモネードスタンドを設置し、小児ガン、希少ガンの募金活動に協力する。これは「NPO法人 キャンサーネットジャパン」の活動に賛同した長与の考えによるもの。  また小学生までの子供とハンディキャップを持つお客さんは入場無料となる。

TOKYO[4weeks]TOPICS 12/9〜1/5

KEYWORD 2013.12.6〜2013.12.19

2013.12.20Vol.607未分類
体罰教員処分、最多2253人  平成24年度に体罰で懲戒処分や訓告などを受けた教員は計2253人で、昭和63年度の調査開始以来、過去最多だったことが17日、文部科学省の調査で分かった。わいせつ行為などが発覚した教員も増加しており、訓告を含む処分の総計は1万827人(前年度4319人)。最も重い懲戒免職も過去最多の206人に上った。  調査は、全国の公立小・中・高校と特別支援学校の教員約92万人を対象に実施した。それによると、体罰で処分を受けた教員は小学校652人(前年度81人)、中学校1093人(同180人)、高校488人(同139人)、特別支援学校20人(同4人)−に上った。 震災関連死1605人  東日本大震災と東京電力福島第1原発事故に伴い、今も約14万人が避難生活を続ける福島県で、「震災関連死」が17日までに1605人に達し、地震や津波による「直接死」の1603人を初めて上回ったことが分かった。  震災関連死は、震災の精神的ショックや避難生活の心労で体調を崩したり、自殺で死亡した例などを市町村が判定する。市町村別では、津波被害の大きかった南相馬市で400人を超えるほか、帰還困難区域を抱える浪江町が300人台で目立つ。東日本大震災の震災関連死は宮城県が878人、岩手県が428人(11月末現在)。福島県は、震災1年後の平成24年3月末に760人台だったのが2倍以上に増えており、原発事故との因果関係が取りざたされている。 JKお散歩  女子高生(JK)らと有料で散歩させる無店舗型の接客サービス。個室で女子高生がマッサージをする「JKリフレ」が摘発された1月以降、秋葉原を中心に広まった。警視庁少年育成課は16日夜の一斉補導で、15〜17歳の高校生ら13人を補導した。同課は、秋葉原でJKお散歩を96店確認。大半がカラオケ店など個室での接客だったことが判明した。今回補導された13人のうち7人はキスを迫られるなどの経験があるといい、安易なアルバイトが性的被害に結びつく実態も明らかになった。補導された7人は「悪いこととは思っていない」と話したという。 公衆電話 値上げ  NTTは平成26年4月からの消費税率引き上げに対応し、公衆電話の通話料金を値上げする方針を固めている。現在10円で1分の市内(区域内)通話時間を10円で57.5秒に短縮し、実質値上げする。市外(区域外)通話時間も0.5〜2.5秒短縮する。市内通話の値上げは6年4月以来20年ぶり。  公衆電話の設置台数はピークだった昭和60年の約93万4900台から、今年3月末には4分の1以下の約21万400台に減少。携帯電話の普及で利用者は減っているが、災害時利用などで一定の役割を担っている。 既得権益を打破する会  江田憲司衆院議員と民主党の細野豪志前幹事長、維新の松野頼久国会議員団幹事長が中心となり、野党再編をにらんで12月10日に立ち上げた超党派の勉強会。勉強会には85人が入会し、10日は52人が出席した。規制改革や地域主権をテーマに今後、連携を深めていく。設立総会では役員が了承され、共同代表には細野、松野、江田3氏が就任した。副代表には民主党の松本剛明元外相、幹事長には同党の笠浩史元文部科学副大臣が就いた。。  15日には日本維新の会の片山虎之助国会議員団政調会長が入会したことが分かった。野党再編が旧太陽系抜きで進むのを阻止する狙いがありそう。

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