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ART ”銀”の向こうに思いをはせる

2012.12.17Vol.576ART
 激動のポーランドを見つめ続けた日本人写真家・塚原琢哉の写真展。1981年に銀座・和光ホールで行った展覧会「銀の日記」に続く“その後”のポーランドを写した、未発表作品を紹介する。  塚原が初めてポーランドを訪れたのは1972年。社会主義体制下で息づく芸術の数々、苦悩を生き抜いてきた人々の姿を目の当たりした塚原は「戦争のメカニズムをあらゆる角度から見つけ出さなくてはならないと思った」との思いを抱いたと語る。塚原は、戦争の傷跡がまざまざと残る風景の中で、ひたむきに生きる人々の姿をとらえ、「銀の日記」として発表。高い評価を得た。  その後、ポーランドは1989年の無血革命を経て、EUに加盟。自由社会の風がポーランドを大きく変えていく。そんな中、塚原がカメラを向けたのは豊かさと進歩を享受する人々ではなく、そこに取り残された人々だった。塚原がEU加盟後のポーランドに度々訪れては、カメラにとらえたのは、過疎化した町のたたずまい。しかしそこには、苦難を乗り越えた平穏と、子供たちの笑顔がある。本展では、未発表のシルバープリント作品28点を展示。ノスタルジーとともに、クリスマスキャンドルのような温かく小さな光を感じるはず。

LIVE 太陽光発電で武道館ライブ!

2012.12.17Vol.576LIVE
 ソーラーパワーで日本武道館ライブを行うという壮大な試み、「THE SOLAR BUDOKAN」が20日、日本武道館で開催される。このライブは、六ヶ所村でライブをしたり、東日本大震災以降は復興支援ライブなどを展開してきた、ロックバンドTHEATRE BR OOKなどで活躍する佐藤タイジがぶち上げたアイデアで、その趣旨に賛同するアーティストが参加し、ライブパフォーマンスをする。  反・脱原発ではなく、「ソーラーに賛成!」という声をあげようというもの。佐藤が本紙とのインタビュー(12月10日発行号)で話してくれたが、「ただソーラー賛成!って言ってくれればいい」。その声をあげることこそが目的なのだ。  楽器や音響などステージ上の音源は太陽光パネルから逐電した電力、照明はバイオディーゼル、廊下など会場の照明についてはグリーン証書で証明された太陽光発電された電力を使用して行う。  ライブは、佐藤率いるバンドの演奏で、参加アーティストは人気曲などを歌うスタイルだが、ラインアップによるとギタリストならではのセッションなども期待できそう。  日本武道館ライブを太陽光発電だけで実現すれば、世の中は太陽光エネルギーやその他の自然エネルギーにシフトしていくはず。それが『最近の革命』なのだと佐藤は言う。「加藤登紀子さんも言ってましたよ、“起きていることを認める”のが革命なんだって」。日本武道館で『最近の革命』を体感しようじゃないか。

DVD 忍者ゾンビ

2012.12.17Vol.576DVD & Blu-ray
 ゾンビ×ニンジャという、ジャンル史上最強のゾンビが登場。ただでさえ強いニンジャがゾンビとなって襲い掛かる!?  25歳の誕生日を迎えたダミアンは、亡き両親が残したトランクの中から、日本語で記された巻物と古い日本刀を見つける。ルームメイトに訳してもらうと、日本刀は彼の先祖であるサムライ・テンシュウが残したもので、それを持つだけでテンシュウと同じ能力が身に付くという。そんなある日、ダミアンは不気味なニンジャたちの襲撃を受ける。なんと巻物を読んだカーラが亡き兄を生き返らせようとして、誤って戦国時代のニンジャたちを復活させてしまったのだ…! B級感も含めて、ゾンビファンには気になる1本。

DVD ウォーキング・デッド シーズン2

2012.12.17Vol.576DVD & Blu-ray
『ショーシャンクの空に』のフランク・ダラボンが監督を務める、エミー賞受賞の大人気サバイバルドラマのシーズン2登場! ウォーカーと呼ばれるゾンビがはびこる黙示録的なアメリカを舞台に、保安官リック・グリムに率いられた生存者たちが、安住の地を求めてサバイバルしていく姿を描く。新たな救いの地を求めてさまようリックと生存者たち。彼らを待ち受ける運命とは…!?  超リアルな特殊メイクを施された“ゾンビ”たちに襲われる恐怖はもちろん、生存者たちの人間関係も緊迫感を増し、物語はさらにドラマティックに。冬ごもりのイッキ見タイトルとしてチェックしておきたい作品。

DVD バイオハザード V リトリビューション

2012.12.17Vol.576DVD & Blu-ray
 ミラ・ジョヴォヴィッチ主演のサバイバルアクションシリーズ最新作! ミラ演じる美しきヒロイン・アリスと、世界をアンデッド化した元凶・アンブレラ社との戦いがいよいよ佳境に突入。アンブレラ社によって、極秘の巨大施設に捕らわれたアリス。施設から脱出しようとする彼女に手を差し伸べたのは宿敵であるはずの人物だった。さらにともに戦った仲間がアリスに襲い掛かる。はたしてアリスの、そして人類の運命は…!?  本作では、原作ゲームでも人気の高いジル、エイダ、レオンが登場。さらに女性特殊部隊隊員のレイン、2&3作目の仲間・カルロスなど、歴代シリーズに登場したキャラクターも復活。日本の歌手・中島美嘉も再出演し、ミラとのバトルを演じている。シリーズ最高の豪華さとスケール感を満喫できる1本だ。

CD XOXOX’mas

CD ティンセル・アンド・ライツ / トレイシー・ソーン

CD KIDS BOSSA CHRISTMAS PRESENT

2012.12.17Vol.576CD/MUSIC
 子どもたちが、童謡、映画、ポップスなどさまざまなジャンルの人気曲を英語で歌う『KIDS BOSSA』シリーズ。時や場所を選ばないオールマイティーさや聞き心地の良さで人気を集めている作品だ。最新作はこれからの季節にぴったりなクリスマス仕様。『ジングルベル』『赤鼻のトナカイ』『ワンダフル・クリスマスタイム』『ママがサンタにキスをした』『サンタが町にやってくる』『ウィー・ウィッシュ・ユウ・ア・メリー・クリスマス』など、クリスマスの定番曲ばかり全8曲を収録。優しい女性ボーカルと子どものピュアな歌声、そしてボッサのゆったりとしたサウンドのコンビネーションで聞くと優しい気持ちなる作品だ。メッセージカードつきでクリスマスプレゼントにぴったり。また、初回限定盤は同シリーズのキャラクター、くまちゃんサンタのnano blockつき。まもなくやってくるクリスマスは『KIDS BOSSA』をお供に!

KEYWORDでみるニュース

12万6720人

 新年恒例の一般参賀が1月2日、皇居で行われ、天皇、皇后両陛下や皇太子ご夫妻をはじめとする成年皇族方が宮殿「長和殿」のベランダに計5回立ち、手を振って応えられた。宮内庁によると、平成で最多だった6年(計8回で11万1700人)を上回る12万6720人の参賀者が訪れた。天皇陛下の譲位日が31年4月30日と決まってから初めての新年一般参賀で、国民の関心の高まりが要因とみられる。

39.4%

 平成29年の大みそかに放送された「第68回NHK紅白歌合戦」の第2部(午後9時から11時間45分)の関東地区平均視聴率が39.4%にとどまった。前年と比べて0.8ポイント減。二部制になった平成元年以降では3番目に低い数字。テレビ東京の「第50回!大晦日恒例 年忘れにっぽんの歌」が8.4%と大健闘。民放では日本テレビ系「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 大晦日年越しスペシャル!」が17.3%でトップ。

2万2764円

 平成29年最後の取引となる大納会を迎えた12月29日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は2万2764円94銭と、年末の終値としては3年末(2万2983円77銭)以来26年ぶりの高値水準となった。前年末の終値(1万9114円37戦)を3650円57戦(19.1%)上回っており、年間ベースでは6年連続の上昇。昭和53年~平成元年に12年連続で上昇して以来の長さで、バブル経済が崩壊して以降では最長となった。

口座維持手数料

 銀行口座の維持にかかる費用。海外の商業銀行はほぼ全て導入しており、「無料」は日本のみ。三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の3メガバンクが、日銀のマイナス金利政策で利益を出しにくくなったことから、この口座維持手数料を預金者から徴収できるか検討を始めた。平成30年度中にも結論を出すもよう。三井住友銀行子会社のSMBC信託銀行は、米国系シティバンク銀行が日本で手掛けていた個人向け事業を買収したのに伴い、27年から残高が一定額を下回ると、月2000円の口座維持手数料を徴収している。

世田谷一家殺害事件

 東京都世田谷区の住宅で平成12年12月、会社員、宮沢みきおさん=当時(44)=ら一家4人が殺害された事件の発生から昨年の12月30日で丸17年となった。事件は12年12月30日深夜に発生。宮沢さんと妻の泰子さん=当時(41)、長女のにいなちゃん=同(8)、長男の礼君=同(6)=の4人が自宅で殺害された。現場からは多くの遺留品が見つかり、犯人の指紋やDNA型も判明している。殺人事件の時効が廃止されたことから事件の捜査は継続中。情報提供は成城署捜査本部(TEL:03-3482-0110)まで。

STAGE MCR『肉のラブレター』

2012.12.17Vol.576STAGE
 作・演出の櫻井智也はちょっとばかり乱暴なところがある。しかしそれはシャイな部分の裏返しであり、その証拠に櫻井を「先輩」と慕う演劇の後輩は多い。その一方で、そう付き合いのない年配の人には「生意気」と思われちゃったりする、ちょっとばかり不器用な人であったりする。ついでにいうと、今年はMCRで2本、もうひとつの顔であるドリルチョコレート、小栗剛との「世田谷童貞機構」で1本ずつ、役者としても11月にブラジルで主演。合間にはNHKのラジオドラマの脚本などなど……これだけ忙しいから電話も止まっちゃう。人生に関してはホントに不器用。  そんな櫻井の書く作品は、ふざけたお話や設定というオブラートに包んで、とても生々しい感情が描かれる。場面だけを切り取るとただひたすらにおかしいだけなのに、全体を眺めると割とウェットな話だったりして、見る側の油断を許さない。演劇に関してはホントに器用。  今回は櫻井の父親がガンになったということで、ガンを題材に父親に捧げるお話になるという。ひとまずウェットな話題を振っておいて、舞台上ではいつものように巧妙な仕掛けを施すのだろうが、さてリアルに重いこのお話をどう料理するのか…。

STAGE 新国立劇場演劇公演『音のいない世界で』

2012.12.17Vol.576STAGE
 新国立劇場というと、海外作品の翻訳劇とか、日本の作品でも演劇をよく見る人をうならせるような作品を多く上演しているイメージがある。いや実際そう。そんな新国立劇場がこのクリスマスから新年にかけては趣を変えて、演劇部門では初となる「大人も子どもも楽しめる」作品を上演する。  ある冬の日、大切なカバンを盗まれてしまったために「音」を失った貧しいセイはカバンを取り戻そうと、ひとり旅に出る。カバンを盗んだ男の足跡を追って季節をまわるセイ。セイがいなくなってしまったことで、夫もまた「音」を失ってしまう。夫はセイを追って旅に出る。この2人の夫婦を軸に綴られる不思議な一夜の物語。  出演はダンス集団コンドルズの近藤良平、バレエからストレートプレイへと活動の幅を広げる首藤康之。この2人の顔を合わせだけでも結構レアなのに、加えて作・演出も兼ねる長塚圭史に今年も舞台に映像に大活躍の松たか子。  演劇を基本にダンスのような動きが加わり、切なくも心あたたまる物語が展開される。親子で楽しみたい舞台だ。

SPECIAL INTERVIEW アマンダ・セイフライド

2012.12.17Vol.576未分類
 超一流のスタッフ&キャストで、あの傑作ミュージカルを完全映像化した、この冬、最高のクリスマスムービーがいよいよ公開。物語の中で、希望の光として輝き続ける少女・コゼットを演じた、アマンダ・セイフライドの来日インタビューをお届け! 

ビビンバを自分流にカスタム!?

2012.12.17Vol.576今日の東京イベント
 韓国料理の定番メニュー「ビビンバ」をちょっと楽しく食べられる新しいスタイルの韓国料理店が、東京・赤坂の赤坂Bizタワーにオープンした。その名も「カスタム ビビンバ」とは、ライス、トッピング、ソース、ビビンバタイプのセレクトにより、自分流に組み合わせて楽しむことができるもの。同店では、組み合わせによって、約300種類のビビンバが味わえるという。  まず基本となるビビンバのタイプは、4種類のナムルをはじめ野菜たっぷりサラダタイプ「ビビゴライス」、「ビビンバ」、「石焼ビビンバ」の3種類。そして、ライスを白米のほか、玄米、黒米、麦からチョイス。トッピングは、3種類の肉と豆腐の中から選択。最後に、伝統的なコチュジャン、レモン醤油、ゴマドレッシング、サムジャンの中からソースを選びお好みでごま油も。  野菜がたっぷりの「ビビゴライス」は韓国本土をはじめ、ビバリーヒルズやロンドンなどでも高評価を受け、アメリカのインターネット新聞では、「ロスアンゼルスで最もヘルシーなクイックサービスのひとつ」と評された。 「丼ものはちょっと重くて…」というダイエット中の女性も同メニューなら、ヘルシーなので、罪悪感なくペロリと食べられるはず。食べる時は、韓国の習慣にならって、お箸でとにかくビビる(混ぜる)のがポイントだ。
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日本相撲協会評議員会の池坊保子議長が理事を解任した貴乃花について「上司であり先輩でもある八角理事長が何度も携帯に電話してもまったく応答なく折り返しの電話をしなかった。著しく礼を欠いていたのではないか」(1月4日、臨時評議員会後の記者会見で)
→横綱の格は貴乃花のほうが北勝海より断然上だったけどな。

ビビンバを自分流にカスタム!?

2012.12.17Vol.576今日の東京イベント
 韓国料理の定番メニュー「ビビンバ」をちょっと楽しく食べられる新しいスタイルの韓国料理店が、東京・赤坂の赤坂Bizタワーにオープンした。その名も「カスタム ビビンバ」とは、ライス、トッピング、ソース、ビビンバタイプのセレクトにより、自分流に組み合わせて楽しむことができるもの。同店では、組み合わせによって、約300種類のビビンバが味わえるという。  まず基本となるビビンバのタイプは、4種類のナムルをはじめ野菜たっぷりサラダタイプ「ビビゴライス」、「ビビンバ」、「石焼ビビンバ」の3種類。そして、ライスを白米のほか、玄米、黒米、麦からチョイス。トッピングは、3種類の肉と豆腐の中から選択。最後に、伝統的なコチュジャン、レモン醤油、ゴマドレッシング、サムジャンの中からソースを選びお好みでごま油も。  野菜がたっぷりの「ビビゴライス」は韓国本土をはじめ、ビバリーヒルズやロンドンなどでも高評価を受け、アメリカのインターネット新聞では、「ロスアンゼルスで最もヘルシーなクイックサービスのひとつ」と評された。 「丼ものはちょっと重くて…」というダイエット中の女性も同メニューなら、ヘルシーなので、罪悪感なくペロリと食べられるはず。食べる時は、韓国の習慣にならって、お箸でとにかくビビる(混ぜる)のがポイントだ。

冬の畑で”青空ごはん”!

2012.12.17Vol.576今日の東京イベント
 秋の収穫がひと段落した冬の畑は少しさみしげ。ファーミングプロジェクトの体験型農園「Farming Garden in 生命の森リゾート」にある畑にも先日、初霜が降りた様子。冬の青空の下、11月25日に行われたファーミングイベントではアツアツの“畑ごはん”を楽しみました!

EXILE TETSUYA  DANCEの道

2012.12.17Vol.576COLUMN
 2012年もあと少し。振り返ってみると、念願だったダンスのテキストブックを作ることができたり、被災地をはじめたくさんの子供たちにレッスンをしたり、THE SECOND from EXILEが始動したりと、実りある1年だったと思います。   女子サッカーの澤穂希選手と対談できたのはうれしかったですね。前回のこのコラムで実現したわけですが、お話をするなかで、自分が持ち続けている「ダンスをスポーツに」という軸を再確認できただけでなく、さらにそこから広がりを感じることもできて、大きな収穫のあった対談でした。  そして、ヨーロッパに行ったことも大きかったです。僕は今、スポーツブランドのアディダスさんとさまざまなコラボをさせていただいていますが、そのアディダスさんの本拠地に行ってきました。1年ぐらい前から温めていた計画なので、ひとつの目標を達成できた気がしています。  本社に行きたいと思ったのは「ダンスをスポーツに」という想いから。コラボを進めていくなかで、アディダスさんも同じ考えを持っていることが分かったので、それだったら本拠地に飛び込んでそのテーマを根っこから学んでしまおうと思ったんです。  そんな気持ちで、アディダスさんの本社がある、ドイツのヘルツォーゲンアウラッハに向かいました。ニュルンベルグの近郊にある町です。ニュルンベルグは、サッカー日本代表の清武選手が現在所属するサッカーチームのあるところとして知っている方も多いかもしれませんね。現地では本当にいろんなものを見せていただきました。これから世に出ていくであろう新商品はもちろん、世界のトップアスリートが新商品を試している様子。さらには、商品開発のためにさまざまなデータを取ってるところまで! 楽しかったです。僕は以前から、アディダスの「miCoach(マイコーチ)」というパーソナルトレーニングツールを使っていて、ステージパフォーマンス中のデータを取っては「意外とバラードの時に心拍数が上がってるんだな」なんて、一人悦に入ったりしていることもあるんですが(笑)、本社のシステムは本当にすごかった!  とはいえ、一番インスピレーションを受けたのは、アディダスで働く人たちの姿です。自転車やランで通勤する人を多く見かけたし、休み時間には敷地内のグラウンドでストレッチをしたりジョギングしたり、体を動かしているんです。エネルギッシュというか、体に気を使っている人が多いんですね。その姿に感化されて、僕もホテルから街までランニングしてしまいました。街を走るのって気持ちがいいんですよ。日本に帰ってきてからもそれを続けてみようと思ってやっています。   間もなく新しい年がやってきます。2013年も、グループでも個人ベースでもいろんなことにチャレンジして、僕の「DANCEの道」を突き詰めていきたいと思います。 第2回 SPECIAL対談 澤穂希×TETSUYA 第1回 “ダンスを伝える”がライフワーク

櫻井翔『神様のカルテ2』で藤原竜也と初共演

勘三郎さん”最後の花道”鳩と天使の紙吹雪

2012.12.17Vol.576未分類
 今月5日に急性呼吸窮迫症候群で亡くなった歌舞伎俳優、中村勘三郎さん(本名・波野哲明=なみの・のりあき)さん(享年57)の密葬が11日、文京区の自宅で営まれた。棺には、新しい歌舞伎座の完成予想図と前歌舞伎座の所作台に「中村勘三郎」と書かれた板、闘病中などに届いた手紙が納められた。出棺の際には、2基のバズーカ砲から吹き出された鳩と天使、桜やイチョウをかたどった紙吹雪が舞い、今年4月の「平成中村座」の「法界坊」のクライマックスシーンを思わせる粋な“演出”だった。  本葬は27日正午から東京都中央区築地3の15の1、築地本願寺で行われる。一般会葬者の焼香も午後2時から同3時まで同所で。葬儀委員長は、大谷信義松竹会長、喪主は長男、勘九郎氏と次男、七之助氏。

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