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麿赤兒

2012.06.04Vol.554STAGE
大駱駝艦・天賦典式 創立40周年公演『ウイルス』 世界の舞台芸術の中でも異才を放つ、日本の"舞踏"。その中でも国際的評価の高い大駱駝艦を率いる舞踏家・麿赤兒(まろ あかじ)が、創立40周年公演作品を語る! 撮影・宮上晃一  今や海外でもよく知られている、日本の前衛的舞台芸術・舞踏。舞踏というと白塗り、剃髪、不思議な動きといった言葉で語られるが、ときとしてそこに"スペクタクル"が加わるのが大駱駝艦の舞台だ。しかし今回は"ウイルス"というミクロの世界がテーマだという。もはや、どんな舞台になるのか想像もつかない。そもそも麿当人が「どんな作品になるんでしょうねえ」と笑う。だが、その目は楽しげだ。 「そういうものをやるからには一応勉強しようと(笑)、科学の雑誌や文献を読んでいるんですけどね、これが面白いんですよ。ウイルスが生き物に対してどう作用するかなんて話を読むと、そこにものすごいドラマがあって。ときにホラーだったり、エロチックだったりね。自分の預かり知らぬところで、細菌だのウイルスだのが作用して、体にいろいろな変化が起こるわけだけど。ウイルスというと悪いモノというイメージだけど、実際は生物の多様性や進化にも関係しているそうですよ。しかもこれがまたすごい戦略性を持っている」  ちなみに細菌とウイルスは別物でね...と、すっかり科学にハマっている様子。 「だって、踊るもとになる情念さえも科学的な作用といえるわけでしょ。うれしいとか悲しいとかいった感情はホルモンの影響だとか、FOXP2という遺伝子が言葉を操る力に関わっているとかね。なーんだ、結局科学的な現象なのか、と(笑)」  が、もちろん舞踏家である麿が、科学的な結論で留まるはずもない。 「あらゆる生き物はDNAを運ぶ器みたいなものだ、という人もいるでしょ。単なる器という言い方もできるけど、一方で、今生きている人間は何万年という時を背負っているともいえる。ウイルスに至っては何十億年も前に誕生したといわれているわけで。それはすごい物語になると思うんですよ。人間にもウイルス的な面があるしね。星に寄生して食い尽くして他を探そうとしたり、やっぱり自然は大事だといって木を植えたり...実にウイルス的ですよ。人間がそんなことをするのも、本当のウイルスの作用かもしれないけど(笑)」  麿の中では科学と芸術が森羅万象のひとつとして、ごく自然に融合する。 「なんでも踊るネタになるんですよ。そこからどんな"をどり"が出てくることやら分かりませんが(笑)」  今度の舞台には、創設40年という時の重みも加わる。 「こんなことを40年もやっているなんてバカだなあと思いますけどね(笑)。でも人間が面白くてね。動きも形もひとつとして同じじゃないし、見る度に違ったりして。それでまたウイルスがこの先、人間をさらに進化させるかもしれないし(笑)」  思えば舞踏という表現には"型"や"ルール"が無いが、踊り手たちの"進化"はどこに現れるのか。 「型にはめて踊るものじゃないから、難しいところなんですけどね。例えば、目の前の湯呑茶碗をつかむとすると、若い時は普通にすっとつかみますよね。でも年をとると手がズレて茶碗にぶつかったりする。そこで距離感というものを初めて意識する。ショックでもあるんだけど、ちょっと新鮮で面白い(笑)。若い時は何も考えないで茶碗をつかめるけど、それでは"をどり"としては、つまらないんですね。どこかにズレや迷いがあるほうが、リアリティーが出たりする。若い人はなんでもすぐできちゃうけど"できる"って面白くないんですよ。それは本当に年をとらないと分からないだろうなあ。ざまあみろってね(笑)。生き物にはいろいろな呪縛があるけれど"をどり"では、呪縛されている様を見せたり、呪縛から逃れようとする様を見せたり。何が正解で何が間違いかなんてことがないですから」  麿がいざなう"ウイルスの世界"で、我々は自分たちの遺伝子に組みこまれた"希望"を見つけることができるかもしれない。 (本紙・秋吉布由子) 撮影・荒木経惟 大駱駝艦・天賦典式 創立40周年公演 『ウイルス』 振付・演出・出演:麿赤兒 音楽:土井啓輔、ジェフ・ミルズ 【公演日時】7月5日(木)~8日(日) 【会場】世田谷パブリックシアター 【チケット】発売中 S席(1F・2F全席指定)前売4500円 当日5000円 チケット販売窓口:大駱駝艦 0422-21-4984 

マーケットを広げ、ダンスをビジネスに

2012.06.04Vol.554未分類
JSDA 日本ストリートダンス協会を設立し、ダンスとビジネスを結びつけているエイベックス・プランニング&デベロップメント株式会社。同社の社長であり、JSDAの理事長をつとめる青木義人氏が設立の経緯と今後の展望を語る。 撮影・蔦野裕 エイベックス・プランニング&デベロップメントについて 「夢をキーワードにアーティスト開発育成事業、コンテンツエージェント事業、空間開発事業の3つの事業を展開しています。まず、アーティスト開発育成事業は、全国展開するエイベックス・アーティストアカデミーを中心に、人材発掘の他、アーティストやダンサーを目指す人や、自社アーティストのスキルを高め、より質の高いエンタテイナーへの育成・支援をしています。次にコンテンツエージェント事業ですが、人や物、知財をグループ内外のコンテンツと結びつけ、新しい価値、ビジネスを創りだしていくという事業です。例えば、エイベックス・アーティストアカデミーで開発されたダンスカリキュラムをエイベックス・ダンスマスターという形でライセンス化し、現在全国140店舗で展開、今も成長を続けています。さらに、育成しているエンターテインメント人材をさまざまな企業にキャスティング・派遣を行う、エイベックス・プロワークスというサービスも展開しています。例えば急きょ100名以上のダンサーやエキストラが必要となった場合でも、現在1万4000名の人材がいるので全国規模で迅速に対応が可能です。これは受講生の活躍の場を創出すると同時に、満足度も高まるという利点もあり、ダンスマーケットの拡大と共に、今後の成長を支える事業となると考えています」 JSDA 日本ストリートダンス協会の設立経緯 「以前ダンス番組を手掛けた際、ダンスの仕事をしたい、ダンスで食べていきたいなど、多くの思いや、話をダンサーから聞きました。私たちは音楽とダンスでさまざまな恩恵を受けてきました。でも一方で好きなダンスでは食べていけない人たちが数多くいる。そんなダンサーたちの思いを何とかしたい、ダンスで食べていける、仕事としてダンスを確立するというのが、JSDA 日本ストリートダンス協会設立のきっかけです。しかし、ただ協会を作っただけでは、ダンサーとして食べていくことはできません。その実現のプロセスとして作ったのが実はエイベックス・アーティストアカデミーです。これは、弊社のアーティストスキルを高める必要性、新人発掘、育成など複合した目的がありました。そして、それを一般に開放すると同時に、ダンスにおいて、教育という形でインストラクターの仕事の創出をしたわけです。そして、今少しずつ形となり、次のステージに向かい始めたと感じています」 JSDAストリートダンス検定やJSDA会員について 「まず検定は、単なる試験ととらえると、目的とする本質は見えません。ダンスマーケットの拡大、ビジネス化を考えた時、その先に必要性を感じたからです。他のスポーツでも、より上を目指すには基礎、土台がしっかりしていなければいけません。それには、学ぶプロセスが明確で、整理・体系化された基準を作ること。より多くの人に受け入れられる環境を整えることが必要です。そして、それが実現することで、ダンスにおける全体的なレベル向上に加え、ビジネスニーズに的確に対応する事ができると思ったからです。例えば現在、ダンスワークのオファーが増えています。人気の高いものは何百人ものダンサーの応募があります。その都度オーディションをするのは現状、時間的、物理的にも困難な状況になっています。そこに明確なレベル把握あれば、企業からのニーズにも迅速に対応が可能となり、より機会を生かす事ができます。もちろん好きに、自由にダンスをする、という事を否定するものではありません。あくまでJSDA 日本ストリートダンス協会が目指すダンスを仕事にする、ダンスをビジネスとして成立させるためのひとつであると思っています。次にJSDA会員についてですが、多くのメリットを用意しています。個々のダンスライフを充実させる、各種イベントや舞台を見る機会、出演する機会、そして著名ダンサーによるワークショップ、会報誌などで情報提供を定期的に行っています。しかし、本質にあるのはダンスを共に成長、発展させるという考えの共感共有です。私たちはダンスバリューサイクルという考えを持っています。ダンスに貢献していく中で、もっとダンスが発展し、それがまたダンスに還元されて広がっていく。価値の連鎖を循環させ、成長していくということです。その中でもっとダンスのマーケットが広がれば、新しいダンスの仕事も生まれるだろうし、活躍の場も生まれる。それが実現される事が私たちの考えるダンスの未来です」 今後の展開 「今後はもっと企業や、他のダンススタジオとネットワークを広げていきたいと思っています。これからスタジオネットワークアライアンスという推奨スタジオ制度をスタートさせます。これはJSDA 日本ストリートダンス協会のサービスを全国のスタジオに開放し、共に発展していくという仕組みです。ダンスというのは言葉の壁もない、実はすごくグローバルなものです。そう考えるとこのネットワークは想像以上に大きくなる可能性があります。将来、日本から世界へより多くのエンターテインメントを発信していけたらと思っています。ダンスをビジネスに変えることは、まだ始まったばかりです。ダンスを趣味、遊びから事業、そして共に産業に発展させていけたらと思います」

TOKYO TOWER ITEM COLLECTION

2012.06.04Vol.554今日の東京イベント
★東京タワーを"お持ち帰り"! (1) TOKYO TOWER ミネラルウォーター \300 ボトルデザインがオシャレなミネラルウォーター (2) TOKYO TOWER ボトルストラップ \450 ミネラルウォーターのボトルフィギュアが付いたストラップ (3) タワーズボトル(イエロー/オレンジ/クリア/ピンク/ブルー) 各\500 中のお菓子を食べた後も飾っておきたくなるデザインが大人気! ★ノッポン兄弟は今日も行く! (4) タワーズばんそうこう \360 東京タワー柄やノッポン柄が楽しいばんそうこう (5) ノッポンボールペン(赤/青) 各\500 人前で使えば目を引くこと間違いなしのボールペン (6) ノッポンぬいぐるみ 座り(赤/青) 各\1000 ふわふわ感がたまらないノッポンぬいぐるみ ★新ブランド「T333T」 (7) T333T クリアファイル(集合/虹) 各\380 (8) T333T プリントマシュマロ \750 (9) T333T ストラップ(青/赤) 各\550 絶賛配布中! 来場の記念に、そしてお土産にオススメの東京タワーグッズを集めた冊子ができました!どのアイテムもかわいくて迷っちゃいそう。東京タワー内で無料配布中なので、ゲットしてお土産選びの参考にしよう! 【商品に関する問い合わせ】03-3433-5114(平日9~17時) 【店舗営業時間】大展望台2階グッズショップ 9~21時30分/フットタウン3階グッズショップ 10~21時 www.tokyotower.co.jp www.facebook.com/tokyotower.official

エアアジア・ジャパン就航記念で片道5円の航空券を1万席

2012.06.04Vol.554今日の東京イベント
 全日空とエアアジアの合弁会社、エアアジア・ジャパンが30日、都内にて会見を行い、8月から就航する国内3路線の運賃を発表した。成田間の各片道最低運賃は、8月1日就航の新千歳で4580円、福岡で5180円。3日就航の那覇では6680円となる(支払手数料は別途)。登壇した岩片和行社長は「これまで飛行機は特別な人のための特別な乗り物でした。これからは、バスや電車と同じ感覚で飛行機に乗ることができる時代です」と語った。また、岩片社長は「安心安全に一切手を抜くつもりはない」と、大手航空会社と同様の安全基準を守るエアアジアの安全性もアピールした。エアアジアのトニー・フェルナンデスCEOも海外観光客の日本国内移動など、需要の広がりに期待を寄せた。会見では、就航記念特別運賃として31日午前0時より限定1万席を5円で販売すると発表されたが、予定より早く、31日10時の時点で完売が確認された。

招致活動に弾み!! 2020年招致ロゴに五輪マーク

2012.06.04Vol.554今日の東京イベント
(Photo/AFLO)  2020年東京オリンピック・パラリンピック招致委員会は29日、都庁で会見し、新たな招致ロゴを発表した。これは23日にカナダのケベックシティで開催された国際オリンピック委員会(IOC)理事会において東京が立候補都市として選定されたことに伴うもの。今まで桜をモチーフとしたデザインの下にあった「APPLICANT CITY」に替わり「CANDIDATE CITY」という文字と五輪のマークがつく。会見には招致委員会の竹田恆和理事長と水野正人副理事長/専務理事、将来の日本代表候補ともいえるJOCエリートアカデミーの4選手が参加した。  なおこの日はアシックス、デサント、ジェイティービー、近畿日本ツーリストの4社が招致委員会のオフィシャルパートナーとなったことも合わせて発表された。

ショートフィルムに見る”映画の未来”!

吉本芸人母が生活保護受給

新藤兼人監督が死去

2012.06.04Vol.554未分類
 日本最高齢の映画監督、新藤兼人さんが5月29日午前9時24分、老衰のため都内の自宅で死去したことが30日、分かった。4月に100歳の誕生日を迎えたばかりだった。戦前から映画に取り組み、徹底的にリアリズムを追求。晩年まで創作意欲は衰えず、昨年公開の『一枚のハガキ』が遺作となった。  近代映画協会によると、29日朝、新藤監督と同居していた孫娘の新藤風監督が異変に気付き、かかりつけの医師を呼んだが、間に合わなかった。公の場は4月22日に都内で行われた誕生日パーティーが最後。5月に入ってからは食事時以外は、ほぼ寝たきり状態だったという。

KEYWORDでみるニュース

12万6720人

 新年恒例の一般参賀が1月2日、皇居で行われ、天皇、皇后両陛下や皇太子ご夫妻をはじめとする成年皇族方が宮殿「長和殿」のベランダに計5回立ち、手を振って応えられた。宮内庁によると、平成で最多だった6年(計8回で11万1700人)を上回る12万6720人の参賀者が訪れた。天皇陛下の譲位日が31年4月30日と決まってから初めての新年一般参賀で、国民の関心の高まりが要因とみられる。

39.4%

 平成29年の大みそかに放送された「第68回NHK紅白歌合戦」の第2部(午後9時から11時間45分)の関東地区平均視聴率が39.4%にとどまった。前年と比べて0.8ポイント減。二部制になった平成元年以降では3番目に低い数字。テレビ東京の「第50回!大晦日恒例 年忘れにっぽんの歌」が8.4%と大健闘。民放では日本テレビ系「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 大晦日年越しスペシャル!」が17.3%でトップ。

2万2764円

 平成29年最後の取引となる大納会を迎えた12月29日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は2万2764円94銭と、年末の終値としては3年末(2万2983円77銭)以来26年ぶりの高値水準となった。前年末の終値(1万9114円37戦)を3650円57戦(19.1%)上回っており、年間ベースでは6年連続の上昇。昭和53年~平成元年に12年連続で上昇して以来の長さで、バブル経済が崩壊して以降では最長となった。

口座維持手数料

 銀行口座の維持にかかる費用。海外の商業銀行はほぼ全て導入しており、「無料」は日本のみ。三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の3メガバンクが、日銀のマイナス金利政策で利益を出しにくくなったことから、この口座維持手数料を預金者から徴収できるか検討を始めた。平成30年度中にも結論を出すもよう。三井住友銀行子会社のSMBC信託銀行は、米国系シティバンク銀行が日本で手掛けていた個人向け事業を買収したのに伴い、27年から残高が一定額を下回ると、月2000円の口座維持手数料を徴収している。

世田谷一家殺害事件

 東京都世田谷区の住宅で平成12年12月、会社員、宮沢みきおさん=当時(44)=ら一家4人が殺害された事件の発生から昨年の12月30日で丸17年となった。事件は12年12月30日深夜に発生。宮沢さんと妻の泰子さん=当時(41)、長女のにいなちゃん=同(8)、長男の礼君=同(6)=の4人が自宅で殺害された。現場からは多くの遺留品が見つかり、犯人の指紋やDNA型も判明している。殺人事件の時効が廃止されたことから事件の捜査は継続中。情報提供は成城署捜査本部(TEL:03-3482-0110)まで。

ローラ 噂の人とは「付き合わないよ~」

2012.06.04Vol.554未分類
「ポケムヒ×ハローキティ」キャンペーンPRイベントが5月31日、表参道ヒルズで開催され、応援にローラが駆けつけた。 PRキャンペーンの一環で表参道ヒルズにポケムヒを持った浴衣姿のハローキティが期間限定で登場。巨大ハローキティ像をアンベールしたローラは「大きくてびっくりしたよ~、ウフフフ!」と感激。同商品の愛用者だそうで、「使ってるよ! 1週間に1度は虫に刺されるから!ウフフフ!」。この日、キャンペーンで当たる「ポケムヒ ハローキティ キラキラケース」をプレゼントされると、「かわいい~! なくさないようにしなくっちゃ」と大喜びだった。  会見後には、お笑いコンビ、くりぃむしちゅーの有田哲平との熱愛報道について質問攻め。ローラは「付き合わないよ~」ときっぱり。「いい人だよ。(恋人昇格は)絶対ない。ずっと友達」。有田の一般女性との交際報道については「婚活してるって聞いてたし」と話した。

嵐・櫻井&松本が昼から2人で乾杯!

2012.06.04Vol.554未分類
 キリン淡麗グリーンラベルの新CM発表会が5月29日、都内にて行われ、CMに出演する嵐の櫻井翔と松本潤が登場した。  CMは、屋外のカフェに1人でやってきた櫻井がメニューを頼み過ぎて、嵐のメンバーを呼び全員で乾杯する、というストーリー。「草原にあるカフェという設定で、これからの季節にぴったりなCMになったのでは」と櫻井。"グリーンラベル"にちなみ、セリフはすべて"~る"で終わるものになっており櫻井は「オードブル、ミートボールまではいいんですけど、カルフォルニアロールが難しかったですね。"る"のついたセリフが癖になって撮影が終わった後も、ご飯食べる?とか"る"で終わる言葉を言い合っていました」と撮影を振り返った。メンバー同士で飲むことはあるかという質問に松本が「時間が合うメンバーを誘って飲むことがあります。今日、行ける?って(笑)」と答えると、櫻井もフォトセッション時にすかさず「写真撮る?」。2人とも"る"で終わる言葉遊びが気に入った様子だった。

バレー女子五輪最終予選で日本が4位通過

2012.06.04Vol.554未分類
(Photo/AFLO)  バレー女子五輪最終予選はアジア予選を兼ねて行われ、日本は27日の最終戦でセルビアにフルセットの末に敗れたものの、勝ち点1を獲得し、3大会連続の五輪出場を決めた。タイが4勝3敗、勝ち点12で日本と並んだが、セット率で上回る日本が4位、タイが5位となり、日本が「上位3位以外のアジア最上位」で五輪切符を獲得した。  目標とした1位通過どころか、最終戦も先に2セットを奪いながら追いつかれての敗戦。終わってみればギリギリでこじ開けたロンドンの扉だった。それでも3大会連続の五輪切符獲得に、真鍋監督は「苦しみながら、よく頑張ってくれた」と選手らをたたえた。  エースの木村沙織は7試合の合計では、韓国の金軟景、ロシアのガモワに次ぐ89本のスパイクを決めたものの、スパイク決定率はわずか16.33%に終わった。

松井が昇格初戦でホームラン

2012.06.04Vol.554未分類
(Photo/AFLO)  5月28日に米大リーグのレイズに昇格した松井秀喜選手はチームに合流早々の29日のホワイトソックス戦に6番左翼で先発出場。4回の第2打席で今季第1号ホームランを放った。

サッカー・トゥーロン国際でU-23代表1次リーグ敗退

2012.06.04Vol.554未分類
 原則23歳以下で行われるサッカー男子の国際大会「トゥーロン国際」に臨んだU-23(23歳以下)日本代表は27日、1次リーグA組第3戦でロンドン五輪出場国のエジプトと対戦し2-3で敗れた。1次リーグを終えた日本はグループ最下位で、準決勝以降に進む上位2チームに入れなかった。A組はオランダが2勝1敗の勝ち点6、トルコとエジプトが1勝1分け1敗の勝ち点4、日本が1勝2敗の勝ち点3で1次リーグを終えた。  前後半各40分で行われた試合で、日本は好機を作りながらも前半31分と同37分にセットプレーから失点。後半1分、8分に宇佐美(バイエルン・ミュンヘン)のゴールで追いつき、その後も優勢に試合を進めたが、同33分にまたしてもセットプレーから勝ち越し点を献上した。  今大会では日本は3試合で7失点。エジプト戦でも、以前と同じような失点シーンが繰り返された。0-1の前半37分、FKが左サイドにこぼれてからクロスを上げられ、モハセンに押し込まれる。後半33分の決勝点も左サイドのFKを中央でスーリマンに頭で合わせられた。  先制点につながる間接FKを与えたのもサイド突破がきっかけ。トルコ戦とオランダ戦の計4失点もサイドを崩されたのが原因だ。  弱点を洗い出せたのは強豪との実戦を経験できたから。それだからこそ、1次リーグ敗退により、もう2試合を戦えなくなった意味は重い。関塚監督が「5試合やりたかった」と嘆いたように、ロンドン五輪に向けては悔やんでも悔やみきれない早期敗退となった。

鈴木寛の政策のツボ 第十六回

2012.06.04Vol.554COLUMN
五輪招致でニッポン復活!  5月23日、IOC(国際オリンピック委員会)理事会により東京が2020年の夏期オリンピック・パラリンピック大会候補都市として一次選考を通過しました。同じく選定されたスペインのマドリード、トルコのイスタンブールと来年9月の最終選考に向けて競うことになります。  2016年夏期オリンピック・パラリンピック招致に東京が他の都市に惜しくも敗れたことはみなさんのご記憶にも新しいと思います。前回の反省を生かし、今回は招致委員会の組織、超党派の招致議連、国会での招致決議など、政府による支援の速やかさが高く評価されました。昨年成立したスポーツ基本法、国立競技場の建て替えもこれを後押しする結果となりました。招致委員会の評議員の一人として大変うれしく思います。  しかし最終選考に勝ち残るにはいくつか課題もあります。一つは昨年の震災に端を発するエネルギー不安や地震への不安です。「開催に伴い増える電力消費量は都全体の0.1%程度」と東京都は説明していますが、政府によるエネルギー基本計画の取りまとめを慎重に進めていくことが求められています。  また、招致に対する市民の支持率が低いことも懸念です。IOCによる都市の世論調査の結果、東京の支持率は47%でした。他の候補都市は70%以上の市民の支持率があり、大きく水を空けられています。都民、国民のみなさまにご協力いただくために、招致の目的をきちんと伝えていく努力が求められています。  今回のテーマである「ニッポン復活」は、まさに全国民が手を取り合って目指すべきものです。大変心強いことに、EXILEの皆さんが招致の主旨に深く賛同し、今年3月より無償協力でキャンペーンキャラクターを務めてくださっています。オリンピック・パラリンピックの開催がニッポン復活の明るい兆しになるよう、これからも招致の準備を進めていきます。 (参議院議員)

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野田首相と小沢元代表の会談実現も平行線

2012.06.04Vol.554未分類
 野田佳彦首相と小沢一郎民主党元代表が30日昼、党本部で会談した。首相は「消費税増税は待ったなしだ。今国会中に採決して成立を期すのが私の立場だ」と協力を求めたが、小沢氏は「政権としてやるべきことがある。賛成というわけにはいかない」と拒み、決裂した。  これを受け、首相は消費税増税法案成立に向け、自民党との修正協議を本格化させる構え。民主党幹部には会期末の6月21日までに法案を衆院で採決するよう指示した。新体制を早急に固め、原子力規制組織設置など懸案を一気に解決したいと考えているという。  小沢氏との会談後、野田首相は険しい表情で「できるだけ多くの同志が結束して野党と向き合い、成案を得るということです」と語った。この言葉からも目的が「小沢氏との決別」だったことは明らか。首相の視線はすでに次のハードルである内閣改造に移っている。  会談は1時間半も続いたが、ずっと平行線。小沢氏は「増税の前にやることがある」と説いたが、首相は「財政再建は待ったなしだ。このままでは『決められない政治』として日本の政治は漂流する」とはね付けた。  会談後、小沢氏は「1時間半近く、ざっくばらんな意見交換ができたと思っている。首相と一致点を見いだすかどうかは分からない」と語った。また同席した輿石東幹事長は「結果的にいい会談だったと思っている。この政権を維持し『国民の生活が第一』の政策を打ち立てていくということでは、首相も元代表も少しも食い違っていない」と語った。

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