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劇団鹿殺し『田舎の侍』

2012.09.10Vol.565STAGE
 鹿殺しは昨年から今年にかけては、本多劇場、青山円形劇場、そして紀伊國屋ホールといった中規模な劇場で作品を発表。大きくなった舞台空間をもてあますこともなく、劇場の規模が少々大きくなっても変わることのない熱量で観客にビシビシ迫ってきた。むしろ縦横無尽さに拍車がかかり、そのダイナミックなステージングには貫禄すら漂っていた。そんな彼らが久々に駅前劇場に帰ってくる。  今回は持ち前のロックオペラに時代劇を載せる。派手で熱い舞台になるのはもちろんだが、そんななかでも作家の丸尾は、名はなくとも侍として生きた人たちが「どう生き、どう死んだか」に着目し、侍的な生きざまを描いていく。  最近は大物の客演を呼び、その新たな魅力を引き出す演出も高い評価を得ている。今回は元唐組の丸山厚人、コンドルズの山本光二郎、ファントマの元看板女優・美津乃あわが出演。また新たな一面を見せてくれるに違いない。

Hi-Hi インタビュー 「ただ、笑ってもらえれば」

2012.09.10Vol.565未分類
 今年人気が爆発したお笑いコンビの筆頭格であるHi-Hiが13日、書籍『リストラ芸人』を出す。ブレイクするまでの長い潜伏期間を、ありのままに綴ったこの本は、まさに“18年のすべてを放り込んだ”大作。さまざまな苦難を経て、人気コンビになった彼らのストーリーは、しょんぼりした日本を元気にしてくれそうだ。

月刊東京タワーNEWS

2012.09.10Vol.565今日の東京イベント
 芸術の秋到来! 東京タワーでは、写真共有アプリ「ally-私を残すメモ」とコラボした「みんなでつくる写真展 in TOKYO TOWER」を、フットタウン3階のタワーギャラリーで開催中。「ally」は、日常の気になった情報を残していく写真共有アプリ。友達に教えてもらったお店やおいしかったご飯、旅先のきれいな景色や友だち・家族との写真などをコルクボードに張るように、つい忘れがちな日常をメモ形式で残すことができる。  作品は7月18日〜8月19日の期間、「ally」サイト内に設置されたキャンペーンページで募集、朝から夜まで、さまざまな表情を見せる東京タワーの外観や、展望台から見える景色、オリジナルグッズやノッポンのほか、東京タワーに関するたくさんのメモが寄せられた。その東京タワーに関するメモから抜粋された53点の作品が選ばれ、展示されている。  それぞれの人の東京タワーへの思いがつまった写真の中には、自分の思い出と重なる作品がきっとあるはず。いろいろな視点からとらえられた東京タワーの姿が楽しめる。  そして秋といえば、食欲の秋を満たすイベントもはずせない! ということで、今年も9月23日(日)に恒例の「三陸・大船渡 東京タワーさんままつり」が開催される。大船渡で水揚げされた3333匹のさんまが東京タワーの真下で炭火焼きされる様子は圧巻。その焼き立てが、先着順に無料配布されるこの日を毎年楽しみにしている人も多く、活気あるイベントになること間違いなし。香ばしくジューシーなさんまの香りが食欲を増進させてくれる。炭火焼きのほか、「サンマバーガー」「さんますりみ汁」の販売も。大船渡の人たちとの交流も楽しい。今年の初さんまは、東京タワーで決まり!

定番から個性派までが勢ぞろい!  秋のTOKYO映画祭

2012.09.10Vol.565今日の東京イベント
 まだまだ夏日が続くけれど東京でも"秋"は着実にやってきています! "芸術の秋"にふさわしいイベントとして、毎年多くの映画ファンが楽しみにしているのが、多彩な映画祭の数々。特に東京では、個性的なテーマの映画祭や特集上映などがめじろ押し。  映画祭の楽しみというと、まずは"お祭り"感。もちろん作品そのものの鑑賞も目的だが、監督や出演俳優などの映画人が出演するトークショーやティーチインなど、映画祭のイベント企画もチェックしよう。さらに、映画祭の"テーマ"も重要なポイントだ。そのテーマに沿った作品が集められているので、自分が興味を持っているテーマの作品をあれこれ見ることができるのはうれしいかぎり。一方で、これまであまり関心のなかったテーマに関心を持つことができる機会でもある。そして何といっても、普段のロードショーではあまり上映されない作品や公開前の話題作を鑑賞できるのは、映画ファンには見逃せないメリットだ。映画祭それぞれの持ち味を楽しんで。 9/18〜 第34回PFF ぴあフィルムフェスティバル  今年で34回を迎える「PFFぴあフィルムフェスティバル」。映画祭のメインプログラム「PFFアワード」は1977年から続く、世界最大の自主制作映画のコンペティションでもある。今年は応募522作品より16作品が入選。審査員は、映画監督の高橋伴明、行定勲、写真家・川内倫子、俳優・新井浩文、映画プロデューサーの川村元気の5名。映画祭最終日の表彰式でグランプリ他各賞が発表される。 「追悼 森田芳光監督 幻の8mm作品たち」など多彩な招待作品部門にも注目だ。 『天国への階段』(招待作品部門・映画の"ルック"を浴びてみる!〜マイケル・パウエル、エメリック・プレスバーガー&ジャック・カーディフ〜) 【会期】9月18日(火)〜28日(金)※月曜休館 【会場】東京国立近代美術館フィルムセンター 【URL】http://pff.jp/34th/ 9/14〜 第5回したまちコメディ映画祭in台東  浅草・上野という東京随一の下町の魅力を、コメディー映画を通じて楽しむ、いとうせいこう総合プロデュースによる、毎年人気の映画祭。今年も"したコメ"ならではの魅惑のラインアップ&豪華イベントが続々! 15日には豪華ゲストが登場するレッドカーペットイベントとオープニング・セレモニーを開催する。クロージングではユニークなアーティストが集結する「ザ・ドリフターズ リスペクトライブ」を開催! 特別招待作品としてジャパンプレミア上映される『レミントンとオカマゾンビの呪い』 【会期】9月14日(金)〜17日(月・祝) 【会場】浅草地区:浅草公会堂他/上野地区:東京都美術館講堂他 【URL】http://www.shitacome.jp/ 9/29〜 第7回UNHCR難民映画祭  世界に暮らす4300万人の難民たちの現状を、映画を通して伝える映画祭。主催は、難民支援を行う国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)駐日事務所。入場料は無料で、会場入り口などで寄付金を受け付けている。今年は、UNHCR特使として活動するアンジェリーナ・ジョリーの監督デビュー作をはじめヴェネチアやカンヌの受賞作も多数。 UNHCR特使でもある、アンジェリーナ・ジョリーの監督デビュー作『イン・ザ・ランド・オブ・ブラッド・アンド・ハニー(仮)』をオープニング作品として日本初上映! 【会期】9月29日(土)〜10月8日(月・祝) 【会場】イタリア文化会館他 【URL】http://unhcr.refugeefilm.org/2012/ 9/14〜 第21回東京国際レズビアン&ゲイ映画祭  劇場公開されることの少ない"レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー"をテーマに個性的な秀作を上映する名物映画祭。 おばあちゃんカップルの逃避行!? トム・フィッツジェラルド監督作『夕立ちのみち』 【会期】9月14日(金)〜17日(月・祝) 【会場】スパイラル ホール 【URL】http://tokyo-lgff.org/2012/ 9/27〜 第9回ラテンビート映画祭  日本で唯一のスペイン&中南米映画の映画祭。公開前の話題作から過去の名作までイチオシのラテン映画が大集合! 『俺たちサボテン・アミーゴ』 ©2011 by Paradox Holdings, LLC All Rights Reserved. 【会期】東京 9月27日(木)〜10月5日(金) 【会場】新宿バルト9 【URL】http://www.hispanicbeatfilmfestival.com/ 10/20〜 第25回東京国際映画祭  多くの映画祭が開催される9月、10月の中でも見逃せないのがこちら。六本木のケヤキ坂に敷かれたレッドカーペットならぬグリーンカーペットの上を国内外の著名な映画人たちが歩くオープニングイベントは、もはや秋の東京の風物詩だ。  世界を熱狂させた"シルク・ドゥ・ソレイユ"を3Dで撮影した『シルク・ドゥ・ソレイユ3D 彼方からの物語』が公式オープニング作品に決定。今後、続々と豪華なラインアップが発表される予定だ。また、今年のコンペティション国際審査委員長は、ハリウッドの伝説的映画人、ロジャー・コーマンが務めることが決定した。コーマン委員長率いる審査員が選ぶグランプリに大注目だ。 公式オープニング作品『シルク・ドゥ・ソレイユ3D彼方からの物語』©2011 Cirque du Soleil Burlesco LLC. All Rights Reserved. コンペティション国際審査委員長に決定したロジャー・コーマン ©2011 TIFF 【会期】10月20日(土)〜28日(日) 【会場】六本木ヒルズ他 【URL】http://2012.tiff-jp.net 10/6〜 第3回東京ごはん映画祭 "おいしい映画"が大集合するユニークな映画祭。映画を見るだけでなく、食を体験したり音楽を聞いたり交流したりと五感で楽しめる企画も満載。3年目を迎える今年は青山・渋谷で開催。『かもめ食堂』『バクダッド・カフェ』など"おいしい映画"の名作も多数上映される。 "食べるラー油"誕生の実話を小池栄子と台湾の人気俳優ワン・チュアンイーが演じる。『ペンギン夫婦の作りかた』(プレシディオ配給 10月20日より全国ユナイテッド・シネマほかにて公開)©2012「ペンギン夫婦の作りかた」製作委員会 【会期】10月6日(土)〜21日(日) 【会場】シアター・イメージフォーラム他 【URL】http://tokyogohan.com/ 10/6〜 中国映画の全貌2012  文化大革命直後に製作された中国映画不巧の名作から、最近作まで約50作品を特集上映! オープニング上映は、中国のヘレン・ケラーといわれる中国障害者連合会の女性会長、チャン・ハイディーの実話を映画化した『私の少女時代』と、ベルリン国際映画祭で上映され話題を呼んだ『ロスト・イン・北京』。他にも、急速な発展を遂げ移りゆく中国の様子を見て取ることができる秀作が集う。 美人女優ファン・ビンビンが、体当たりで過激な全裸シーンを演じた話題作『ロスト・イン・北京』。中国公開時は濡れ場シーンがカットされ、さらにその後、上映禁止になったといういわくつきの作品 「中国映画の全貌2012」 【期間】10月6日(土)〜11月16日(金) 【会場】新宿K's cinema

東京マラソン申し込み30万超

2012.09.10Vol.565未分類
 東京マラソン財団は3日、8月31日で締め切った東京マラソン2013(来年2月24日)の参加申し込みが30万4508人になったと発表した。フルマラソンの倍率は約10.3倍で過去最高となった。抽選結果は9月26日以降、申込者全員にメールで通知される。  申し込みの内訳は、フルマラソンが30万3450人(一般定員2万9400人)で、マラソン単独で初めて30万人の大台を超えた。18歳未満や障害者らが参加できる10キロは1058人(定員400人)が申し込み、倍率は約2.6倍だった。10万円以上の寄付をした希望者が先着で参加できるチャリティー枠(定員3000人)には3日午前10時までに326人が応募した。締め切りは12月16日。海外からの希望者は約6000人と、昨年の約4000人を上回った。

室伏問題をCASに提訴へ

プロ野球選手会がWBCへの不参加を一転撤回

ヤングなでしこがドイツに0−3で敗れる

2012.09.10Vol.565未分類
 サッカーU−20女子W杯で初めての4強入りを果たしたヤングなでしこが準決勝でドイツに0−3で敗れた。  快進撃を続けてきた若き代表に、本物の世界が立ちふさがった。日本は大会連覇を目指す優勝候補の最右翼に何もさせてもらえないまま完敗。吉田監督は「やはり強かった」と脱帽し、道上は「自分たちのサッカーをさせてもらえなかった」とうなだれた。  試合開始直後の前半1分に出はなをくじかれた。スルーパスに反応したロイポルツがDFラインの裏に抜けてボールを受け、GK池田との1対1にも慌てることなくゴールへ流し込む。「ばたばたした」と柴田。浮足立った日本は最後までペースをつかめなかった。  土光が「パワーとスピードではかなわない」と警戒していた通り、フィジカルで圧倒された。生命線になるはずだった運動量でも後れを取って球際で競り負ける。パスミスを繰り返したのも、相手の厳しいプレスに面食らった結果だった。 猶本が「技術ならどのチームにも負けない」と自信をのぞかせていたテクニックを生かすスペースを作らせてもらえない。それどころか、逆に正確で速いパスワークに翻弄され、藤田は「あのドイツを倒さないと世界一になれないんだ」と天を仰いだ。

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12万6720人

 新年恒例の一般参賀が1月2日、皇居で行われ、天皇、皇后両陛下や皇太子ご夫妻をはじめとする成年皇族方が宮殿「長和殿」のベランダに計5回立ち、手を振って応えられた。宮内庁によると、平成で最多だった6年(計8回で11万1700人)を上回る12万6720人の参賀者が訪れた。天皇陛下の譲位日が31年4月30日と決まってから初めての新年一般参賀で、国民の関心の高まりが要因とみられる。

39.4%

 平成29年の大みそかに放送された「第68回NHK紅白歌合戦」の第2部(午後9時から11時間45分)の関東地区平均視聴率が39.4%にとどまった。前年と比べて0.8ポイント減。二部制になった平成元年以降では3番目に低い数字。テレビ東京の「第50回!大晦日恒例 年忘れにっぽんの歌」が8.4%と大健闘。民放では日本テレビ系「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 大晦日年越しスペシャル!」が17.3%でトップ。

2万2764円

 平成29年最後の取引となる大納会を迎えた12月29日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は2万2764円94銭と、年末の終値としては3年末(2万2983円77銭)以来26年ぶりの高値水準となった。前年末の終値(1万9114円37戦)を3650円57戦(19.1%)上回っており、年間ベースでは6年連続の上昇。昭和53年~平成元年に12年連続で上昇して以来の長さで、バブル経済が崩壊して以降では最長となった。

口座維持手数料

 銀行口座の維持にかかる費用。海外の商業銀行はほぼ全て導入しており、「無料」は日本のみ。三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の3メガバンクが、日銀のマイナス金利政策で利益を出しにくくなったことから、この口座維持手数料を預金者から徴収できるか検討を始めた。平成30年度中にも結論を出すもよう。三井住友銀行子会社のSMBC信託銀行は、米国系シティバンク銀行が日本で手掛けていた個人向け事業を買収したのに伴い、27年から残高が一定額を下回ると、月2000円の口座維持手数料を徴収している。

世田谷一家殺害事件

 東京都世田谷区の住宅で平成12年12月、会社員、宮沢みきおさん=当時(44)=ら一家4人が殺害された事件の発生から昨年の12月30日で丸17年となった。事件は12年12月30日深夜に発生。宮沢さんと妻の泰子さん=当時(41)、長女のにいなちゃん=同(8)、長男の礼君=同(6)=の4人が自宅で殺害された。現場からは多くの遺留品が見つかり、犯人の指紋やDNA型も判明している。殺人事件の時効が廃止されたことから事件の捜査は継続中。情報提供は成城署捜査本部(TEL:03-3482-0110)まで。

妻夫木×深津×仲村 NODA・MAP『エッグ』開幕

2012.09.10Vol.565未分類
 新装された東京芸術劇場の柿落とし公演となるNODA・MAPの新作公演『エッグ』が5日、初日を迎えた。  今回物語の軸となるのはスポーツと音楽。そのスポーツも“この世に存在しないスポーツ”という摩訶不思議な設定。その新人選手を妻夫木聡、ベテラン選手を仲村トオルが演じる。  またもうひとつの軸となる“音楽”については、作・演出を務める野田秀樹のラブコールにより、劇中歌を椎名林檎が担当。作詞・野田、作曲・椎名の歌を国民的歌手を演じる深津絵里が歌い上げるシーンは、ここでしか見られないプレミアものだ。  同作は10月28日まで池袋の東京芸術劇場 プレイハウスで上演。前売り券は完売だが、全公演当日券は発売される。

ベストオブビューティーで 桐谷「ビュティメン」宣言

2012.09.10Vol.565未分類
 9月4日のくしの日にちなみ、第9回The Beauty Week Award「The Best of Beauty 2012 授賞式」が4日、都内で開かれ、男性部門で桐谷健太が受賞した。桐谷は「僕を選んでくれた勇気と発想に感謝します。どんどんビューティーになって、周りもビューティーに、そして地球もビューティーにしていきたい。イケメンではない、ビュティメンでやってきます」とあいさつし会場から笑いを誘った。  美の創造者として、魅力を最大限に発揮し、年齢・性別を問わず、多くの人々を魅了し続ける人を称えるもので、10代部門でモデルで女優の草刈麻有、20代部門は栄倉奈々、30代部門は優香が受賞。

ももクロがファービーをPR メンバー欠席も「助けられた」

2012.09.10Vol.565未分類
 次世代型電子ペットぬいぐるみ「ファービー」のプレス発表会が4日、都内で行われ、同キャンペーンキャラクターに就任した、ももいろクローバーZが出席した。メンバーはそれぞれ自身のイメージカラーに合わせた「ファービー」のコスプレ姿で、「ももいろクローファービー!」とポーズを作った。 「ファービー」は、1998年に現在のハスブロ社が発売された電子ペット。新製品では、ファービーの言葉が増えたほか、目がLEDになって表情がより豊かになったほか、スマートフォンと連携させて食事を与えたりでき、さまざまな面で進化。メンバーも「私とそっくりなファービーに育てたい!」と盛り上がっていた。  この日は玉井詩織が、午後3時開始にも関わらず“寝坊”を理由に欠席。この日撮ったというVTRで「さっき起きたばかりで、うかがうことができません」と謝罪すると、リーダーの百田夏菜子は「こんなVTR撮っている暇があったら来られる!」とツッコミを入れて会場を笑わせ、佐々木彩香は「1人遅刻してもファービーに助けられたね」とフォローを入れていた。10月20日発売。

嵐・二宮が予想! 2015年にメンバーと世界旅行

2012.09.10Vol.565未分類

世界の北野 ベネチア凱旋「ホッとして眠くなっちゃった」

2012.09.10Vol.565未分類
 第69回ベネチア国際映画祭のコンペティション部門に出品された北野武監督の『アウトレイジ ビヨンド』の公式上映が3日夕(日本時間3日深夜)、行われた。約4分のスタンディングオベーションに世界の巨匠は「客がいねえかと思ったけど、ホッとして上映中、眠くなっちゃった」と満席の会場に笑顔。一昨年のフランス・カンヌ国際映画祭に出品した前作『アウトレイジ』を超える熱気に感激した。  ベネチア国際映画祭に4年ぶり8回目の“ホーム凱旋”。会場にはイタリアで10年前に結成された「北野武 サッサリ・ベネチア ファンクラブ」のメンバーが「北野武 映画の神様」とプリントされたTシャツを着て駆け付けるなど、改めてKITANO人気を証明した。  上映は本編開始前から盛り上がり、1000人の観客は「オフィス北野」のクレジットが登場した瞬間、拍手。終了後はさらに熱狂的で、指笛とスタンディングオベーションの嵐が起こった。  映画は、関東と関西のヤクザが繰り広げる飽くなき裏切りと抗争を描いた暴力映画。一昨年のカンヌ国際映画祭に前作を出品した際には、過激すぎる暴力シーンが賛否両論を呼び、公式上映中に席を立つ観客もいたが、ベネチアではほぼ全員が最後まで鑑賞。笑いも起きた。  北野監督は「カンヌでは暴力シーンばかり取り上げられ“ざまあみろ”って思ったけど、エンターテインメントに徹した今回はみんな喜んでくれたからホッとした」と安堵の表情。「なんでコンペに呼んでくれたのか分からないけど、箔はつく」と笑った。

小池百合子のMOTTAINAI「領土問題にメディアはどう対応してきたか」

2012.09.10Vol.565COLUMN
 8月には尖閣諸島の一つ、沖縄県石垣市字登野城2392番地の魚釣島に香港の活動家が不法上陸する事件が起こりました。また島根県隠岐郡隠岐の島町無番地である竹島に韓国の李明博大統領自らが侵入。7月にはロシアのメドベージェフ大統領が再度、北方領土に上陸した事件もありました。  日本が三方から「攻め込まれた」状態です。北京で日本大使の公用車が行く手を阻止された揚げ句、国旗を奪われるという考えられない事件もありました。  わが国の天皇陛下を侮辱した李明博大統領への野田総理の親書を韓国政府が受け取りを拒否するという考えられない出来事まで起こりました。  一言でいうと、日本が「なめられている」。弱い日本が「付け込まれている」。そう断言せざるをえません。  実兄が違法資金疑惑で逮捕された李明博大統領も、歴代大統領が死刑宣告を受けたように、退任後の悲惨な運命を予感しているのか、愛国者として名を残すための竹島上陸なのでしょう。  それにしても日韓の離反は東アジア情勢に新たな不安定さをもたらします。李大統領の言動は、一国の指導者としての責任を放棄したエゴイストそのものではありませんか。  これらの異常事態は突然降って沸いたものではありません。竹島は60年前のサンフランシスコ講和条約発効直前、韓国側が一方的に李承晩ラインを設定したことに端を発しています。北方領土は日本がポツダム宣言を受諾し、降伏した後に赤軍が上陸、占領したもの。尖閣諸島は国連の機関が豊富な天然資源の存在を報告して以来、にわかに中台が領有権を主張したケース。  自国の領土、領海を主張するのは政治の責任ですが、長年、日本のメディアは領土問題を取り上げる政治家を危険な軍国主義者、右翼扱いし、日本の平和ボケを助長したといえます。  メディアは竹島を「日韓両国が領有を主張する」竹島と呼び、尖閣に上陸した元衆議院議員の西村真悟氏を極悪非道の危険人物扱いしました。私自身、「ワールド・ビジネス サテライト」のキャスター時代に「朝鮮民主主義人民共和国」の正式名称が長すぎるとカットしようとすると、「あとが面倒だから」と言い直しを迫られました。ならばイギリスは「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」と呼ばねばなりません。  ようやく「島根県の竹島」といった報道が見られるようになりました。これまでの政治の責任を問うなら、メディアの責任も問われるべきです。国民の後押しのない領土の保全はありません。  今からでもいい。きちんと歴史を学び、伝える教育とメディアの対応を求めます。 (自民党衆議院議員)

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自民党総裁選、民主党代表選ともに乱戦模様

2012.09.10Vol.565未分類
 自民党総裁選(14日告示、26日投開票)が乱戦模様になっている。総裁選には谷垣禎一総裁、石原伸晃幹事長、安倍晋三元首相、町村信孝元官房長官、石破茂前政調会長らが意欲を示している。  再選を目指す谷垣氏は3日、出身派閥の宏池会(古賀派)会長の古賀誠元幹事長との会談を持ったが、「私は若い人を思い切って支援したい」(古賀氏)と不支持を通告された。谷垣氏は古賀派(30人)から推薦人20人を確保できるかどうか微妙になったが、出馬の意向は崩さなかった。  石原氏は2日に行われた鹿児島市での講演で「私は谷垣禎一総裁を支えるために政治をやってきたのではない。日本を何とかしなければならないとの思いでやってきた」と述べ、出馬に意欲を示した。しかしこの発言は幹事長職にある者としては失言。加えて石原氏を推す党重鎮の動きが党内中堅・若手の反発を買っていることから多数派工作の見通しが立たなくなり、谷垣氏と石原氏が候補一本化の可能性を探り始めるなど予断を許さない状況となってきた。  また町村信孝元官房長官と安倍晋三元首相が出馬の意向を固めている清和政策研究会(町村派)は派閥分裂を回避するため支持候補を一本化せず、自主投票とすることを決めた。石破氏は決選投票を見据えその安倍氏との連携を模索する。石破氏は世論調査で高い人気を誇るが、国会議員票での苦戦は必至。国会議員のみの決選投票になれば、形勢が逆転する可能性もあるからだ。  ただ、安倍氏は石破氏との連携には消極的とされ、連携が実を結ぶかどうかは不透明だ。  一方の民主党代表選(10日告示、21日投開票)は野田佳彦首相の再選が有力視される中、細野豪志環境相の擁立論が強まっている。  終始慎重姿勢に徹していた細野氏だが、5日、出馬の意向を固めた。細野氏は同日夜、周辺に「これだけの人が出馬を要請してくれるのだから、真剣に考えなければいけない」と語った。

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