SearchSearch

自然言語でユーザーと対話ができるBot

2011.09.26Vol.525未分類
《Jackalope Engine》開発者の工藤友資氏  アット・イー・デザイン株式会社が開発した、自然言語でユーザーと対話ができるBot「Cloud Pixy(クラウド ピクシー)」シリーズのサービスが今話題を集めている。自然言語対話エンジン《Jackalope Engine(ジャッカロープ エンジン)》を用いたこのサービスは、従来の対話エンジンと違い、個々のユーザーとの会話を学習し、個々のデータベースを作成することによって、問い掛けに対しあらかじめ入力された回答だけでなく、自ら覚えたワードやセンテンスを含めたデータベースの中から関連語を推測し回答することができるというスグレモノ。自然言語でユーザーと対話することによって、人間が実際に入力しているかのような自然な対話が展開される。現在サービス中の「Cloud Pixy」シリーズは「Cloud Pixy for Site」と「Cloud Pixy for Twitter」の2つ。企業サイト内の案内役や公式Twitterの広報代理といった役割を果たす。 【商品の問い合わせ】アット・イー・デザイン株式会社(TEL:03-6380-4757)

しじみ500個分の力

2011.09.26Vol.525未分類
 お酒を飲んだ後の回復アイテム「俺のしじみスープ」が全国のドラックストア等で発売になった。お酒を飲む前の予防ではなく、飲み過ぎた後のツライ翌朝から午前中の苦しみを回復することを目的に開発された。二日酔いの回復に効くことが知られている、しじみに多く含まれる「オルニチン」に加え、アサリや貝のだし汁、昆布だしも含まれ、強力に二日酔いの回復をサポート。フリーズドライのブロックタイプなので、お湯を注ぐだけですぐに飲むことができる。同商品10個セットを読者3名にプレゼント(係名:「しじみ」) 【価格】189円(税込) 【問い合わせ】ビルボックジャパン TEL:03-6804-2922 【URL】http://www.pillboxjapan.com

奇跡の実話、感動の映画化

2011.09.26Vol.525未分類
 阿部寛主演の感動映画「天国からのエール」が公開される。同作は、沖縄県本部町にあるすべてが無料の音楽スタジオ「あじさい音楽村」の創設者の人生を描いた実話だ。夢を持つ高校生たちを応援するため、スタジオを作り志半ばで病に倒れ余命を知りながらも最期まで若者を信じ愛し続けた彼と、彼を“ニイニイ”と呼び、夢を追いかけることを教えられる若者たちの姿を描いた。公開を記念し、涙をぬぐう特製“あじさい”てぬぐいを読者5名にプレゼント(係名:「天国からのエール」)。 ©2011『天国からのエール』製作委員会 「天国からのエール」10月1日(土)より新宿バルト9ほか全国ロードショー

コラーゲンでおいしくオシャレにうるおい生活

2011.09.26Vol.525未分類
 飲むコラーゲン「アミノコラーゲン」シリーズから、フローラルフルーティー風味の微炭酸で、気軽においしくコラーゲンを摂れる「アミノコラーゲンプチ フルーティーソーダ」が発売された。100mlの飲みきりやすいミニボトルなので、リフレッシュしたい時などにもオススメ。ノンシュガー、カロリーオフで1本あたりたったの9kcal。夏の疲れが肌に出始める秋に向けて、簡単・おいしくうるおい対策を! 発売を記念し、「アミノコラーゲンドリンク 900PET」(12本入り1ケース)と同商品(6本入り1ケース)をセットで、読者3名にプレゼント(係名:「アミコラ」)。 【問い合わせ】明治 お客様相談センターTEL:0120-858660

【UGA Special Interview】SPYAIRが渾身のファーストアルバムをリリース

2011.09.26Vol.525未分類
ファーストアルバム『Rockin' the World』完成 人気上昇中の4人組ロックバンドSPYAIR(スパイエアー)がファーストアルバム『Rockin’ the World』をリリースした。人気アニメ『銀魂』のエンディングテーマ『サムライハート(Some Like It Hot!!)』など全12曲を収録した渾身の作品だ。 ――ファーストアルバムが完成。今の率直な気持ちを聞かせてください。 KENTA「インディーズ時代からの貯めに貯めての渾身の1枚ですから、どう受け取られるのか、どう響いて届いてくれるのか。怖い部分もありますけどワクワクもしてます」 ――どのように制作に臨みましたか? IKE「漠然とした感じになっちゃうんですけど、名盤を作りたいねって。インディーの時から思っていたことでメンバーで共有している想いです」 ――SPYAIRの“名盤”の定義とは? IKE「何回も聴ける、何回も聴きたい作品ですね」 ――名盤を作るには何が必要ですか? UZ「これまでいろんなアーティストの作品を聞いてきて、また聞き返したくなるのってストーリーがある作品。たくさんの曲の寄せ集めじゃなくて。それぞれの曲のクオリティーはいうまでもないんですが、曲順、曲調、時間といった部分を含めてバランスがいいと何回も聴きたいと思うんです。これは個人的な考えになっちゃうんですけどね」 IKE「だから、トータルタイムや曲の長さまでこだわって作ってます」 UZ「そのあたりはシビアに考えました。聴き応えも含めて」 ――ストーリーという部分について、もう少し教えていただけますか? IKE「矛盾しているように聞こえるかもしれないですが、アルバム1枚を通してストーリーが存在しているのではなくて、まずは一曲一曲なんです」 MOMIKEN「それぞれ異なる感情を伝える曲が12曲あって、アルバムを構成している、という感覚。今の自分たちは、歌詞でもサウンドでも、これが自分たちの音だメッセージだって固執してないんです。さまざまな感情を表現できると思うし、そういった姿勢でやっている。いろんなことをやるのが楽しいんですよ。だからこそ、バリエーションも出て、バランスも取れるんだと思いますし、いろんな面から聴いてももらえるんじゃないかと思います」 ――制作の上で苦労した部分は? UZ「何かを生み出す苦しみっていうのはありますよ。でもね、できちゃうと報われちゃう。すごく苦労したのに、もう次をやりたいと思うんですよね」 MOMIKEN「できちゃうと笑い話になっちゃう苦しみなんだよね」 IKE「そうはいってますけど、UZとMOMIKENは死にそうになってましたよ。クマつくってたりして」 KENTA「僕は、部屋は別ですけどUZと同じアパートに住んでるんです。バンド車が戻ってないとまだやってるなってじっと待ってましたね」 UZ「絶対せかさないんですよね。だからこっちもやってやるって思う」 IKE「俺らはその曲をもらって準備してレコーディングに臨むだけですから」 KENTA「何がきても対応できるように準備しておく、と(笑)」 ――IKEさんに質問ですが、ボーカルで気をつけていることはありますか? IKE「曲を理解して、ちゃんと伝わるように歌うこと。俺は曲に入り込みやすい性質なのでその辺りは苦労した経験はないですね。でも一番大切なのは心を込めて歌うこと、だと思いますよ」 ――10月30日には日比谷野音でワンマンライブもありますね。 ENZEL☆「いいパフォーマンスしたいと思っています」 (本紙・酒井紫野) New Album『Rockin' the World』 日本テレビ系ドラマ『ドン★キホーテ』主題歌『BEAUTIFUL DAYS』などシングル曲5曲を含む12曲を収録。ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズより発売中。通常盤2800円(税込)。バンドの最新情報やリリースの詳細は公式ウェブサイト(http://www.spyair.net/)で。日比谷野外大音楽堂ワンマンライブチケット発売中!

サカキマンゴー&リンバ・トレイン・サウンド・システム

洋菓子店コアンドル

台北の朝、僕は恋をする

2011.09.26Vol.525DVD & Blu-ray
 大好きな人が遠くに行ってしまった。追いかけていきたいけど自分の居場所に留まるしかないのか。ヴィム・ヴェンダース製作総指揮のもと、アメリカ育ちの台湾人監督アーヴィン・チェンが綴る青春ラブストーリー。台北を舞台に、ある純粋な若者が自分の恋を守るために奔走する姿をコミカルかつキュートに描いた。若者たちが本屋に居座る様子や活気のある夜市風景など、今の台湾の姿を体感することもできる。 販売元 アミューズソフト 発売中 3990円(税込)

KEYWORDでみるニュース

12万6720人

 新年恒例の一般参賀が1月2日、皇居で行われ、天皇、皇后両陛下や皇太子ご夫妻をはじめとする成年皇族方が宮殿「長和殿」のベランダに計5回立ち、手を振って応えられた。宮内庁によると、平成で最多だった6年(計8回で11万1700人)を上回る12万6720人の参賀者が訪れた。天皇陛下の譲位日が31年4月30日と決まってから初めての新年一般参賀で、国民の関心の高まりが要因とみられる。

39.4%

 平成29年の大みそかに放送された「第68回NHK紅白歌合戦」の第2部(午後9時から11時間45分)の関東地区平均視聴率が39.4%にとどまった。前年と比べて0.8ポイント減。二部制になった平成元年以降では3番目に低い数字。テレビ東京の「第50回!大晦日恒例 年忘れにっぽんの歌」が8.4%と大健闘。民放では日本テレビ系「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 大晦日年越しスペシャル!」が17.3%でトップ。

2万2764円

 平成29年最後の取引となる大納会を迎えた12月29日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は2万2764円94銭と、年末の終値としては3年末(2万2983円77銭)以来26年ぶりの高値水準となった。前年末の終値(1万9114円37戦)を3650円57戦(19.1%)上回っており、年間ベースでは6年連続の上昇。昭和53年~平成元年に12年連続で上昇して以来の長さで、バブル経済が崩壊して以降では最長となった。

口座維持手数料

 銀行口座の維持にかかる費用。海外の商業銀行はほぼ全て導入しており、「無料」は日本のみ。三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の3メガバンクが、日銀のマイナス金利政策で利益を出しにくくなったことから、この口座維持手数料を預金者から徴収できるか検討を始めた。平成30年度中にも結論を出すもよう。三井住友銀行子会社のSMBC信託銀行は、米国系シティバンク銀行が日本で手掛けていた個人向け事業を買収したのに伴い、27年から残高が一定額を下回ると、月2000円の口座維持手数料を徴収している。

世田谷一家殺害事件

 東京都世田谷区の住宅で平成12年12月、会社員、宮沢みきおさん=当時(44)=ら一家4人が殺害された事件の発生から昨年の12月30日で丸17年となった。事件は12年12月30日深夜に発生。宮沢さんと妻の泰子さん=当時(41)、長女のにいなちゃん=同(8)、長男の礼君=同(6)=の4人が自宅で殺害された。現場からは多くの遺留品が見つかり、犯人の指紋やDNA型も判明している。殺人事件の時効が廃止されたことから事件の捜査は継続中。情報提供は成城署捜査本部(TEL:03-3482-0110)まで。

わたしを離さないで

2011.09.26Vol.525DVD & Blu-ray
 残酷な運命を持った若者たちの切なすぎる青春に心揺さぶられる。キャシー、ルース、トミーはある寄宿学校で暮らしてきた。その学校には他人に臓器を提供する特別な存在=子供たちを育てるという目的があるのだが、子供たちにはそれを知らない。美しい田園に囲まれながらすくすくと健康に育っていく彼らは、普通に恋愛をし、幸せを求めるが、その運命の日は確実に近づいてきて……。『日の名残り』など名作を送り出しているカズオ・イシグロの同名の小説を映画化。キャリー・マリガン、アンドリュー・ガーフィールド、キーラ・ナイトレイら若手実力俳優たちが集結している。初回生産限定仕様のブルーレイ版(4752円・税込)には特典映像が収録されている。 販売元 20世紀フォックス ホーム エンターテインメント 9月28日(水)発売 3800円(税込)

DocumentaLy / サカナクション

2011.09.26Vol.525CD/MUSIC
 ダンサブルなロックサウンドと独特な世界観を持つ楽曲の数々で圧倒的な人気を誇るサカナクションの最新作。アップテンポな曲調とどこか切ない歌詞のミックスに引き寄せられる『アイデンティティ』『ルーキー』『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』といったシングル3曲を含む全13曲を収録。この作品は、サカナクションの存在感をさらに大きく太くするだろう。 ビクターエンターテインメント 9月28日(水)発売 通常盤 2800円(税込)

relight / androp

2011.09.26Vol.525CD/MUSIC
 光を放つロックサウンドで人気を集めるandrop(アンドロップ)が完成させた初のフルアルバム。「人々の心に、希望の光を灯す」というタイトルが示すがごとくの一枚で、プラスのエネルギーが静かにじわじわと伝わる。ライブでは、映像や照明などあらゆる効果を融合させたステージで魅了する彼ら。全国ツアーが23日にスタートしたが日程はほとんどソールドアウトとなっていて人気ぶりが伺える。もちろんCDというフォーマットでも魅せてくれる。 ワーナーミュージック 発売中 3000円(税込)

STAR / フジファブリック

2011.09.26Vol.525CD/MUSIC
 フジファブリックというバンドの底知れぬパワーを知らしめる、キラめきのある作品だ。作詞作曲を担当するバンドの軸でフロントマンだった志村正彦の急逝という言葉を失うような経験をしたメンバーたちは、勝手にやめられないんだという想いを胸にこの作品に取り組んだよう。それゆえに、このアルバムには、まばゆい光を放つフジファブリックのロックが詰まっている。収録された12曲はとてつもなく明るく、虹色だ。タイトル曲「STAR」を筆頭に、美しいメロディーや自由に変化する曲調がリスナーの心をゆらゆらと優しく揺らす。同じページのクリス・ペプラー氏のコラムを読みながら、ゆっくりと何度も何度も聴きたい。 ソニー・ミュージックアソシエイテッド 発売中 3059円(税込)
今週のひとこと One-Word-Header 一覧へ
日本相撲協会評議員会の池坊保子議長が理事を解任した貴乃花について「上司であり先輩でもある八角理事長が何度も携帯に電話してもまったく応答なく折り返しの電話をしなかった。著しく礼を欠いていたのではないか」(1月4日、臨時評議員会後の記者会見で)
→横綱の格は貴乃花のほうが北勝海より断然上だったけどな。

STAR / フジファブリック

2011.09.26Vol.525CD/MUSIC
 フジファブリックというバンドの底知れぬパワーを知らしめる、キラめきのある作品だ。作詞作曲を担当するバンドの軸でフロントマンだった志村正彦の急逝という言葉を失うような経験をしたメンバーたちは、勝手にやめられないんだという想いを胸にこの作品に取り組んだよう。それゆえに、このアルバムには、まばゆい光を放つフジファブリックのロックが詰まっている。収録された12曲はとてつもなく明るく、虹色だ。タイトル曲「STAR」を筆頭に、美しいメロディーや自由に変化する曲調がリスナーの心をゆらゆらと優しく揺らす。同じページのクリス・ペプラー氏のコラムを読みながら、ゆっくりと何度も何度も聴きたい。 ソニー・ミュージックアソシエイテッド 発売中 3059円(税込)

高松次郎 言葉ともの ―純化とトートロジー

2011.09.26Vol.525ART
NADiff a/p/a/r/t 開催中〜10月30日(日)  1960年代前半から日本現代美術を牽引してきた高松次郎(1936−98)に再び着目する展覧会。伝説的アート集団・ハイレッドセンターのメンバーとして前衛的な芸術活動により話題を集めた高松は、その一方で彼自身の文章・不在論とリンクする「影」シリーズなどで高い評価を得た。その後の思考を深めていった高松は1968年ごろを境にして、造形することの構造の分析、表象作業の解体へと進んでいく。没後15年を迎えて開催される本展では、高松のドローイング作品(60年代後半〜70年代前半)や複合体(写真作品のマルティプル、再制作)を展示。合わせて、この度刊行された光田由里著「高松次郎 言葉ともの」を紹介し、高松次郎の思考のありかを伝えながら、高松と会ったことのない世代の方たちが彼の仕事から何を受け取り得るかを探ってゆく。 【時間】12〜20時 【休】月曜(月曜が祝日の場合は翌日休み) 【料金】入場無料 【問い合わせ】03-3446-4977 【交通】JR 恵比寿駅から徒歩6分 【URL】http://www.nadiff.com

花といきもの立体図鑑

2011.09.26Vol.525GAME
 ニンテンドー3DSの新たな可能性を示すソフトが登場する。それが図鑑ソフト「花といきもの立体図鑑」だ。  なんと、草花は約1300種類、それを取り巻く生き物は約700種類もの立体写真と情報を収録。タッチひとつで収録されている全データを分類別、外見物、時期別などに並べ替えて閲覧できる。  気になることがあるとその場ですぐに調べることができるようになっている。知らない花を見つけたときは、カメラを使って検索。花を撮影することで候補が絞られ、簡単な質問に答えることで、探している花にたどり着けるのだ。鳥や虫を見つけたときは鳴き声を聞きながら検索することも可能だ。このようにニンテンドー3DSならではの検索方法が用意されている。  収録された生き物は、すべて立体写真で見られる。なかには立体動画や360度回転させられる生き物もある。相関図も用意され、1つの生き物をきっかけに、他の生き物との関係、取り巻く環境、そこから広がるつながりも理解できる。このように、生態についての知識を広げられるのだ。 ニンテンドー3DS 任天堂 9月29日(木)発売予定 3800円(税込)

四つ子『四つ子の宇宙』

吉沢悠インタビュー 感動と刺激の日々

2011.09.26Vol.525STAGE
主演舞台『オーデュボンの祈り』が30日に幕開け 吉沢悠が大活躍だ。主演舞台『オーデュボンの祈り』が30日に世田谷パブリックシアターで初日を迎え、10月からスタートする話題のドラマ『南極大陸』にも出演。舞台に映像に、日々役者魂を刺激されているという。「この秋は、そして今年は自分にとって特別な年になると思う」と本人は目を輝かせる。 撮影・宮上晃一 「初めてご一緒させていただく方も多いんですけど、みなさん演劇を愛されている方ばかりで、どうしたらおもしろくなるかって建設的な話ができるメンバーなんです。頼もしくて心強い仲間が多いので、リラックスして現場にいられます」  現在、30日にスタートする主演舞台『オーデュボンの祈り』の稽古中。3年ぶりの舞台に向けて、演じることはもちろん共演者やスタッフとの関わりのなかで、さまざまな刺激を受ける「感動の毎日」を送っているという。  舞台は、人気作家の伊坂幸太郎による同名の小説が原作。エンターテインメントな舞台に関心を持っていたという吉沢にとってうれしい出会いだった。 「伊坂さんの作品はいろいろ読ませていただいています。個人的な話になるんですが、『ゴールデンスランバー』の映画化の話を聞いたとき、すごくやりたかったんです! 映画を見たら、やっぱり堺(雅人)さんでぴったりだったな、と思いましたけど(笑)。その時は縁がありませんでしたが、今こうして伊坂さんの作品に出会えたことがうれしいです」  吉沢が演じるのは伊藤という男。IT関連の仕事を突然辞めてコンビニ強盗、気づいたら不思議な島・荻島に連れて来られてしまう。島は長く鎖国状態にあって、不思議な人たちが暮らす。ファンタジックなのだが、言葉や作品の世界観がリアルに心に響く。 「伊坂さんの作家としての初期に生まれた作品だと思うので、ちょっと自分を投影しているところもあるのかな、伊坂さんの頭の中の話なのかな、なんて、みんなで話しています。不思議な世界観もあって難解な部分もあると思うんですが、世の中に出て悩んだり、壁にぶつかったときに誰もが感じることでもあるし、受け入れやすい作品だと思います」  面白くしたい。その一念で、キャスト・スタッフが一丸となり、稽古に取り組む。もちろん吉沢自身もだ。ただ、主演であることや伊坂作品への挑戦というところで不安もある。 「すでにたくさんのファンがいる作品ですけど、この世界観を知らない人も楽しめるものではなくてはならないと思います。だから今は、生身の人間による演劇という形で、この世界観をちゃんと成立させるための作業をしている段階ですが……難解です(笑)。僕だけではなくて、演出家のラサール石井さんも、脚本の和田憲明さんもすごく悩まれているみたいで、『難しいなあ』って声が稽古場でもよく聞こえてきます。台本もどんどん変わってよくなってきていますし(笑)。そうやって話し合いながら作り上げていくのが舞台の楽しさでもありますね」   演劇を愛し、作品を愛する人たちとの共同作業を楽しみながら、新たな発見をする。「映像でも舞台でも一生懸命取り組む気持ちは変わらないけれど、舞台ってやっぱり、僕には挑戦の場ですから」。この作品を経て、吉沢はまた新たな一歩を踏み出しそうだ。  舞台は、東京を皮切りに、北海道、大阪、宮城と地方を巡る。それと並行して、南極越冬隊員を演じたTBS系ドラマ「日曜劇場『南極大陸』」(日曜夜9時、10月16日スタート)も始まる。 「最近のドラマでは珍しい男くさいドラマになりました。越冬隊員という役どころもあって自然と結束が強くなって、主演の木村拓哉さんを始め、自分のシーンが終わっても、みんな控室に帰らない(笑)。食事も一緒だったんで、本当にずっと一緒でしたよ。そういう現場にいられたことが幸せですね。それに加えて、香川照之さんや堺雅人さんとも共演できたのも大きかった。現場では先輩ばかりだったから、『俺も、そういうことあったよ!』なんてアドバイスをもらったりして、またまた刺激的な現場でしたね」  現場に恵まれ、刺激のシャワーを浴びながら自分にますます磨きをかける。「この秋、もっと言うと、堤真一さんと共演した『孤高のメス』あたりから、この1年は自分にとって特別な年になると思ってるんです」。吉沢悠の胸は今、期待でパンパンだ。 (本紙・酒井紫野) 『オーデュボンの祈り』 【日時】9月30日(金)〜10月12日(水)開演は月火木金19時、水14時、土13時/18時、日祝13時。10月4日(火)は休演 【会場】世田谷パブリックシアター(三軒茶屋) 【料金】前売りS席6800円、A席3800円(税込・全席指定)※当日券は開演の1時間前より劇場受付にて発売 【予約・問い合わせ】石井光三オフィス 03-5428-8736(平日12〜19時)

Copyrighted Image