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ぽかぽかなアジフライ弁当を待つ間、スキマスイッチさんを心底うらやましいと思った昼下がり〈徳井健太の菩薩目線第199回〉

2024.03.10 Vol.Web Original


“サイコ”の異名を持つ平成ノブシコブシ・徳井健太が、世の中のあらゆる事象を生温かい目で見通す連載企画「徳井健太の菩薩目線」。第199回目は、ネタの作り方について、独自の梵鐘を鳴らす――。

 

 お笑い芸人のネタの作り方はさまざまだよね、なんてことをあらためて思った今日この頃。

 我が家の近くには、お弁当屋さんがある。とても美味しいのだけれど、揚げ物などは注文してから調理をするので、アジフライ弁当なんかを頼んだ日には、15分ぐらい店先で待たなければいけない。ある意味、至福の時間。

 たまたまその日は、店内のテレビで『ぽかぽか』(フジテレビ系)が流れていて、アジフライがふっくらと揚がるまでの時間、僕はなんとなく番組を眺めていた。

 ゲストとして登場したのはスキマスイッチのお二人だった。楽曲の作り方などについてトークをしていて、なんでもスキマスイッチさんは二人で曲を作ると話していた。お笑いでも、二人でネタを作ることがある。片方が大まかな設定を考え、それを二人であーでもないこーでもないと言いながら作り上げていく。二人で作ること自体は珍しくないだろうから、特に驚きはないかもしれない。

 ところが、スキマスイッチさんは昔も今もずっと、今から手掛ける曲のテンポはどれくらいにしよう……などなど、相談しながら進め、歌詞も分担作業で作るという。正真正銘、二人でゼロから作っていくとテレビの中で明かしていた。お互いのアイデアがぶつかって、ともに譲れなくなったときはどちらも取り下げ、また新しいアイディアを考えるそうだ。

 パチパチとアジフライが揚がる音を聞きながら、僕は呆気にとられていた。

 音楽とお笑いを一緒くたに考えることはできないけど、お笑いではありえないような作り方をしているなって。めちゃくちゃ面白いことを思いついたけど、相方がそれを面白いと思わないのであれば、それを取り下げてまで新しいことを考える――これって、ものすごく信頼関係が成り立っていなければできないこと。

 自分は、その思い付きを面白いと思っている。だけど、自分が信用している相方が面白くないと思うのであれば、きっと再考する余地があるのだろうと割り切れる。スキマスイッチさん、あなた方はなんてうらやましいコンビなんでしょうか。

 僕たち平成ノブシコブシは、吉村が考えたアイデアを二人で一緒に練っていくという作り方をしていた。今となっては、僕らのネタを見たことがあるという人は絶滅危惧種だと思うけど、僕らもネタをしていたときがあったのだ。

 ネタを作るとき、僕と吉村の感性はまったく違うから、最 終的に揉めて、第三者に決めてもらうことがほとんどだった。第三者に決めてもらっているのに、僕も吉村も心の中では納得していないままそのネタをやっていたから、スキマだらけ。僕らのネタは、なんちゃって合議制のもとで作られていたけど、裏を返せば、そうでもしないと着地することができなかったってこと。

 想像している以上に、ネタは作り続けられない。衝突すれば、その分コンビに不協和音が増える。ネタ作りはリスクが大きい。そんな苦痛を伴うことを、ずっと続けることができるのは、ネタを作る才能があることに加え、相方を信頼しているからに他ならない。

 芸人のネタの作り方って、本当に多種多様だと思う。

 たとえば、同期のピースは、又吉くんも綾部もどちらもネタを作る能力に長けている。言わば、シンガーソングライター同士がコンビを結成したようなものだけど、ピースのネタの多くは、又吉くんがネタの骨格を考え、綾部が演技指導を施すといった役割分担があった。

 ジェラードンは、まず面白い設定だけを考え、その後はフリー演技で作り上げていくと話していた。彼らのYouTubeなんて、まさにその真骨頂が表れている。

 M-1を獲ったときのブラックマヨネーズさんのネタは、ラジオよろしく、実際に二人が掛け合いをする体で、一緒にネタを作り上げていったという。

 天竺鼠は、川原にアイデアが降りてこない限り、ネタが完成することはないと言っていた。単独ライブの直前になっても降ってこなければ作れない、中世の作曲家みたいな作り方。瀬下のセリフが極端に少ないのは、直前まで何も決まらないことも珍しくないからだそうだ。

「お待たせしました。アジフライ弁当になります」

 お目当ての一品を受け取ると、僕は帰路についた。いろいろな作り方がある。作られている最中は、なんだかんだで待ち遠しくて、至福の時間なのかもしれない。

令和の「つまらぬこだわりは身を縮めるだけだった」論【徳井健太の菩薩目線 第190回】

2023.12.10 Vol.Web

 

 奥さんは、シンガーソングライターをしている。若い時代に書いた歌詞が、「恥ずかしい」という。

 なんとなく分かる。僕たち芸人も、若手時代に作ったネタを、今そのままやれと言われたら、顔から火が出ると思う。

 だけど、彼女はあるとき、そんなつまらないこだわりは捨てようと思ったらしい。自分はシンガーだから、歌詞がどうであれ、歌いきることが仕事だとスイッチが切り替わったと教えてくれた。「すごいことを言うなぁ」と思った。

 若い時代は、ダサくて稚拙だ。

『ソウドリ』の「解体新笑」で、くりぃむしちゅーの有田さんと若手時代について話したことがあった。誰よりも自分が面白いと思わせたいし、誰かが笑わせるようなことを言っても簡単には笑わない。俗にいう、“とがり”が視野を狭くする。

 ある日、有田さんのマネージャーさんが、現場でめちゃくちゃ笑いを取るといったことが起きたそうだ。自分たちは、そのマネージャーを特に面白いと思ったことはないのに、現場は大ウケ。その日の自分たちよりも、明らかにマネージャーの方がウケていたと感じたという。

 マネージャーがマネージャーが笑いを取っている光景を見て、「学生時代は、今みたいな自分じゃなかったな」と思い出した。ケツを出したり、くすぐったり、そんな簡単なことでよかったのに、今はどうして難しく考えているんだろう。自分が面白いんじゃなくて、その場が面白ければ芸人じゃないのかって。

 それから、有田さんの意識は変わったそうだ。

「形」なんてないんだと気が付くと、もやが晴れる。それがわかるようになると、その場が面白くなればなんだっていいと気が楽になるし、誰かにパスもできるようになる。

 奥さんも、「形」にこだわることをやめたと話していた。形にこだわると、いろいろな可能性まで消してしまう。

 ミュージシャンは大変だ。僕たち芸人は、若手時代に作ったネタをやるとしても、部分的にアレンジすることができる。「あいつらネタを変えたな」なんて気が付くのは、一握りしかいない。

 でも、ミュージシャンはそういうわけにはいかない。歌詞や曲が記録として残っている。その曲を聞きたいファンからすれば、何かが変わってしまうことは、その人の原体験を否定してしまうことになりかねない。

 昔の曲を、あるタイミングからやりたがらなくなるのも、わかる気がする。歌いたくても歌う気にならなかったり、そのとき作った曲が今の自分と必ずしも重ならなかったり。何かを変えられないなら、押し入れの中にしまった方がいいかもしれない。売れていない頃に書いた曲は、そのまま何十年と残り続ける。そのあと、売れようが売れなかろうが、記憶にも記録にも。ミュージシャンがアーティストと呼ばれるゆえんだ。

 でも、捨てちゃいけない。そのときの感情は、いつかまた理解できる日が来るかもしれないから、昔の感情は大事に取っておいた方がいい。僕らで言えば、昔は純粋な気持ちで笑わせたいって気持ちがあったはずなのに、ある日突然、「面白いことを言いたい」といった鈍い気持ちに変わる。「笑わせたい、楽しませたい」という気持ちに戻ってこられるかどうか。戻ってくる日も、ある日突然。捨てたら、再会できない。

 僕の学生時代は、先生が嫌な顔をするような確信めいたことを言いたくて仕方がなかった。クラスメイトも、そんな自分に期待していた。

 芸人になって、いつからか面白いことを言おうとがんばったけど、それが無理だとわかった。本来自分が持っているもの、好きだったものはなんだろうと考えると、「面白いこと」じゃなくて、「確信めいたこと」をいう自分の姿だった。戻って来ることができた僕は、お笑いの分析をするようになって、今がある。とがっていたんじゃなくて、無理をしていただけだった。

 すべてをひっくるめて、自分の中で納得なのか消化なのか許容なのかわからないけれど、飲み込めたとき、形にこだわらない自分になれるんだと思う。

 

※徳井健太の菩薩目線は、毎月10・20・30日更新です。

THE RAMPAGE 陣の買い間違いエピソードにざわざわ 12日放送の『人志松本の酒のツマミになる話』

2023.05.11 Vol.Web Original


 16人組ダンス&ボーカルグループ、THE RAMPAGEのリーダーでパフォーマーの陣が12日放送の『人志松本の酒のツマミになる話』(フジテレビ系、21時58分~)に出演する。

 “お酒の席が盛り上がれば何をしゃべってもOK”というルールのもとで、普段言えないような悩みや失敗談、心に秘めた本音を語り合うトークバラエティー。陣が披露するのは、初めての海外での仕事でアメリカを訪れた際のエピソード。「生活雑貨を(現地の)コンビニで買った」そうで、その後「歯を磨いていたら、歯と歯ブラシが…」と、あるとんでもない買い間違いをしていたことが発覚したと語り、一同をざわつかせる。

特別な夜に期待しちゃいけない。旅はいつだって、あるがままだ。〈徳井健太の菩薩目線 第154回〉

2022.12.10 Vol.Web Original

 

“サイコ”の異名を持つ平成ノブシコブシ・徳井健太が、世の中のあらゆる事象を生温かい目で見通す連載企画「徳井健太の菩薩目線」。第154回目は北九州市小倉の夜について、独自の梵鐘を鳴らす――。


 私事で北九州は小倉へ行った。

 夕食を終えた23時過ぎ、アーケード街を歩いていると、50~60代とおぼしきおじさんがギターをかき鳴らしながら歌っていた。あたりには誰もいなくて、お世辞にも「にぎやか」という言葉とはほど遠かった。

 新宿駅南口辺りに行くと、最近は多くのストリートミュージシャンがいる。その周りにはそれなりに聴衆がいて、街の喧騒もあいまって、熱を帯びている 。だけど、おじさんは俺に発見されるのを待っていたかのように、一人ぼっちで歌っていた。冬が迫っていることを告げる、冷たい風を感じる夜だった。

 その風貌からは、おそらく吉田拓郎や長渕剛が好きなんだろうなということが予想できた。正直な話、俺はフォークをはじめとしたこの手のジャンルに詳しくないし、わからない。でも、ポツンとたった一人でギターを弾くおじさんに、なぜだか心がときめいて、足を止めた。

 お客さんは我々だけ。おじさんは、会釈をしながら「旅行ですか?」なんて調子で、簡単な挨拶を投げ込んできた。俺は返すボールで、「どんな歌を歌ってるんですか?」と聞くと、おじさんは期待を裏切らない「吉田拓郎や長渕剛が好きです」というドンピシャの答えを投げ返してきた。

 俺は、「拓郎さんとか長渕さんの曲をあまり知らないので、『これがいい曲だよ』みたいなおすすめの曲を聞かせてください」と、お金をギターケースに入れてお願いした。するとおじさんは、「う~ん、いい曲か~わからないなぁ」と口ごもり始めてしまった。

「なんだろう……なんでもいいから曲名を言ってもらわないと歌えないなぁ」(おじさん)

 拓郎さんの曲はわからないし、長渕さんも「とんぼ」や「乾杯」くらいしかわからない。せっかく小倉のアーケード街で、たった一人で歌っているサバイバーかもしれないおじさんに出会えたんだから、この人から自分の知らない曲を教えてもらいたかった。だから俺は、「今の時代に作れないだろう、その当時の時代感がつまっているだろう曲、もしくはコンプラとか関係なかったあの頃しか作れないような曲、そういう曲をお願いします」と、わがままを言わせてもらった。何を歌ってくれるんだろう。きっと、こんな夜にぴったりの曲を歌ってくれるんだろうな。でも――。

「それはどういうこと?  どんな曲?」

 そうおじさんは平然と聞いてきた。たとえば寿司屋の大将に、「おまかせでお願いします」と伝えたとして、「ネタを指定してくれないと握れないよ」なんて返答されることはない。「この時期は何の魚が旬なんですか? 旬の味を感じたいので、大将のおすすめの一品をお願いします」とオーダーして、「それはどういうこと? どんな魚?」と聞かれたら、俺たちはどんな顔をするだろう。

 おじさんは、数分後、「とんぼ」を歌っていた。

 特別な夜なんて期待しちゃいけない。驚くほどにスイングしない出会いだってある。でも、愚直でもいいから真っ直ぐな魂をぶつけてほしかった。不味くても目の前に出してほしかった。それなのに、添えられ、置きにいかれるのは、悲しいじゃないか。

 自信たっぷりと激情的に歌い上げる「とんぼ」を聞き終わり、とぼとぼと歩いていると、何とも言えない寂しさに包まれた。ただただカメラが回っていない、「一人月曜から夜更かし」のようなことをしてしまった夜。もしかして、これがフォークなのかな。

 後日、『チャチャタウン小倉』という、地元民憩いの商業施設へ行く機会があった。映画館やゲームセンター、観覧車などが併設されていて、おそらく北九州の人たちにとっては、「たくさんの思い出があるんだろうな」と想像できる、子どもの頃の夢の集積地みたいな場所。あのおじさんだって、一つや二つ、ここに思い出が眠っているに違いない。

 何やらイベントが行われているようで、老若男女がびっしり100人くらい目を輝かせていた。何が行われているんだろうとステージを見ると、たった一人のベーシストが、ヴオンヴオンと弦をうならせながら即興演奏を行っていた。じいちゃんもばあちゃんも、何がすごいのかよくわかっていない顔をしていたけど、それ以上に楽しそうな顔をしていた。たった一人のベーシストが、『チャチャタウン小倉』をわかせていた。

 ここには熱いパッションが広がっている。安心した俺は、小倉を後にした。

 

 

※徳井健太の菩薩目線は、毎月10・20・30日に更新予定です。

ナイツが語るコロナ禍での漫才

2020.08.15 Vol.732

ラジオから生まれた一冊『ナイツ 午前九時の時事漫才』

 時事ネタ漫才で人気の漫才コンビ「ナイツ」は自らがパーソナリティーを務めるラジオ番組『土曜ワイドラジオTOKYO ナイツのちゃきちゃき大放送』(TBS系、土曜9時~)のオープニングで毎回、漫才を披露している。2015年10月にスタートし、約5年。この度、膨大な数のネタから厳選した77本を集めた一冊『ナイツ 午前九時の時事漫才』が発表された。番組が終わったばかりのナイツに本のこと、最近の漫才のことについて聞いた。

GENERATIONS 関口メンディーの「メンディーのコラムンディー」第8回「SNSの広告で出てくるゲーム」

2020.06.18 Vol.Web Original

SNSとかLINEのタイムラインとかもそうなんだけど、よく広告出てくるじゃないですか?
いろいろな企業さんの商品とかアプリとか、それぞれ独自性があって面白いですよね。
中には目の引くような面白いものもあって、凄く興味をそそられます。
でも難しいですよね、人の注意をひくのって。
人差し指でスライドしているその一瞬で「おっ!なんだ?」って心を掴まないといけない訳だから、どこの企業も物凄く考えているんだろうなと思う。

そのいろんな広告の中でやたらと出てくるゲームがあるんですよ
タイトル忘れてしまったんだけど
“マフィアライフ”みたいな
チンピラからマフィアの頂点を目指すゲームみたいなんだけど
その広告がめちゃめちゃ出てくるんですよ笑
え?これって俺だけなのかな笑
とにかく凄くオススメされてるんです
"〜ダウンロード突破!!”みたいな感じの謳い文句なんだけど、僕の周りではそのアプリをやってる人をあまり見かけないですし
はっきり言って全然面白そうじゃないのよ!笑
ただね、なんだろう、ちょっと気になっちゃうんだよね笑
もはやサブリミナル効果?笑

『THE W 2020』 開催決定!エントリーもスタート

2020.06.02 Vol.Web Original

『女芸人No.1 決定戦 THE W 2020』の開催が決定した。 一番面白い笑いの女王を決定するコンテストで、すでにエントリーがスタート。予選一回戦は動画審査で、その後、東京と大阪で行われる2回戦、新宿のルミネ the よしもとで行われる準決勝と進み、12月の決勝戦は日本テレビ系で生放送される。

 昨年は「3時のヒロイン」が優勝。その後、数々の番組に出演するなどブレークを果たしている。

 宮本誠臣 統轄プロデューサー は「今年は新型コロナの影響もあり、予選1 回戦は全て動画審査とさせて頂く事になりました。 ほとんどのイベントが中止になっている中、 ネタを披露する場も無く芸人さんも大変苦労していると思います。 しかし、こんな時こそ「笑いの力」で世の中を明るくして頂ければと思っております」。

 優勝賞金は1000万円 。応募の条件は女性であることで、プロ・アマ、所属事務所の有無は問わない。芸歴や人数、年齢の制限もない。エントリーの締切は8月19日23時。

とろサーモン、ミルクボーイ、アインシュタインらが出演!有料配信ライブでよしもとの劇場6日に再開へ

2020.06.01 Vol.Web Original

 よしもとの直営劇場「よしもと漫才劇場」「ヨシモト∞ホール」が6日に再開、その初日をとろサーモン、ミルクボーイ、アインシュタインらが盛り上げることがわかった。いずれも無観客で行い、有料でライブ配信する。

電子申告を体験したかまいたち山内「徳井さんに紹介したい」

2020.02.17 Vol.Web Original

確定申告スタートの日に「チュートリアル的なイベント」開催

 確定申告がスタートした2月17日、吉本興業のお笑い芸人、かまいたちと鬼越トマホークが昨年、巨額の申告漏れが発覚し、現在謹慎中のチュートリアルの徳井義実をいじり倒した。

 この日、かまいたちの山内健司と濱家隆一、鬼越トマホークの坂井良多と金ちゃんの4人は都内で開催された確定申告についての戦略発表会「freee 確定申告 SWITCH 2020」に参加した。

“確定申告といえばこの人に触れないわけにはいかない”とばかりに坂井の「特に今年は吉本は混乱している」の言葉を合図に山内が「ミスした仲間もいて…。知らないかもしれませんがチュートリアルの…」と続けると、坂井が「今回は確定申告のチュートリアル的なイベントですよね?」と畳みかけた。

 会見には税理士が同席し、芸人側からの確定申告に関するさまざまな質問に答えたのだが、「私服を衣装代に計上できるか?」「モチベーションを上げるために行ったエッチなお店の領収書は?」「アメトーク!の漫画芸人に出る時の漫画の購入は経費になるのか?」といった質問にまじり「徳井さんはいつごろ出てこられる?」(山内)という質問も…。

優勝賞金の使い道は紺野ぶるま「三鷹市に寄付」、河邑ミク「駐車場を作りたい」

2019.11.28 Vol.Web Original

「R-1ぐらんぷり2020」開催発表

 ひとり芸の日本一を決める大会「R-1ぐらんぷり2020」の開催発表会見が11月28日、都内で開催された。

 司会を務めた前年度優勝者の霜降り明星の粗品はトロフィー返還後に昨年の優勝を振り返り、「当日の昼間に競馬をやっていて、WIN5を買おうと思ったんですがスマホのタップミスで当たっていたのに買えてなかった。それが1000万円の配当だったので優勝賞金(500万円)をもらっても“500万円のマイナスやな”と思いました。僕、1000万円取りこぼしてますから」とまさかの裏側を明かした。ちなみに獲得した500万円もほとんどパチンコに使ってしまったという…。

 この日は盛り上げ芸人として11人の芸人が登場。4月に結婚した紺野ぶるまは「出会いはすごく上品。渋谷の居酒屋でナンパされました(笑)。出会って、すぐ“結婚してください”って言われました。めちゃくちゃ怪しいじゃないですか。ナンパだし怖かったけど、気になったので“保険証見せてください”と言ったら社保(社会保険)だったんです。それで、いったん話を聞いてみましょうかとなりました(笑)。社保は大事です。結婚したパワーで優勝したいですね」と結婚時のエピソードを明かしつつ、優勝宣言。

【お笑い】オススメ落語会 2019.8.11〜

2019.08.14 Vol.721

『納涼名選会 鈴本夏まつり 吉例夏夜噺 さん喬・権太楼 特選集』
【出演】柳家さん喬、柳家権太楼 他
【日時】8月11日(日)~20日(火)17時20分~
【会場】上野広小路・鈴本演芸場
【料金】全席座席 3500円 ※当日券は各日13時販売
【問い合わせ】鈴本演芸場(03-3834-5906)

『デブしか見えない世界がある!!「東京デブサミット」新橋編』
【出演】三遊亭歌武蔵、柳家一琴、林家きく麿 、古今亭志ん陽、春風亭一蔵、林家扇兵衛
【日時】8月17日(土)19時~
【会場】千代田区立内幸町ホール
【料金】大人2200円、子供1000円
【問い合わせ】夢空間(03-5785-0380)

『SKIPシティ落語会次代を担う落語家達』
【出演】柳亭小痴楽、瀧川鯉八、立川こはる、 春風亭ぴっかり☆
【日時】8月17日(土)14時~
【会場】SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザ
【料金】全席座席 3500円
【問い合わせ】048-265-2591)

『新版三人集~納涼五夜~』
【出演】春風亭一蔵、柳亭市弥、入船亭小辰
【日時】8月19日(月)~23日(金)18時45分~
【会場】赤阪会館
【料金】前売2300円 当日2500円
【問い合わせ】03-6277-7403

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