来る11月24日、東京・国立代々木競技場第2体育館で創立40周年記念興行「〜SHOOT BOXING 40th Anniversary〜S-cup×GZT 2025」を行うシュートボクシング。プロ格闘技団体として同じ名前では史上最長となる40年という長い歴史を振り返る。(文・布施鋼治/写真提供・一般社団法人シュートボクシング協会)
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【短期集中連載】〈日本で最も歴史の長いプロ格闘技・シュートボクシング40年史〉第3回 格闘技のイメージを変えたSBのニューカマーたち
来る11月24日、東京・国立代々木競技場第2体育館で創立40周年記念興行『〜SHOOT BOXING 40th Anniversary〜S-cup×GZT 2025』を行うシュートボクシング。プロ格闘技団体として同じ名前では史上最長となる40年という長い歴史を振り返る。(文・布施鋼治/写真提供・一般社団法人シュートボクシング協会)
【短期集中連載】〈日本で最も歴史の長いプロ格闘技・シュートボクシング40年史〉第2回 なぜシュートボクシングだったのか?
来る11月24日、東京・国立代々木競技場第2体育館で創立40周年記念興行『〜SHOOT BOXING 40th Anniversary〜S-cup×GZT 2025』を行うシュートボクシング。プロ格闘技団体として同じ名前では史上最長となる40年という長い歴史を振り返る。(文・布施鋼治/写真提供・一般社団法人シュートボクシング協会)
【短期集中連載】〈日本で最も歴史の長いプロ格闘技・シュートボクシング40年史〉 第1回 佐山聡とUWF
来る11月24日、東京・国立代々木競技場第2体育館で創立40周年記念興行『〜SHOOT BOXING 40th Anniversary〜S-cup×GZT 2025』を行うシュートボクシング。プロ格闘技団体として同じ名前では史上最長となる40年という長い歴史を振り返る。(文・布施鋼治/写真提供・一般社団法人シュートボクシング協会)
シーザー武志会長「たった300と言うなら、オーバーした選手に“たった300なんだから落とせ”と言えばいい」【SB】
日本シュートボクシング協会のシーザー武志会長が4月12日、東京・後楽園ホールで行われた「SHOOT BOXING 2025 act.2」のリング上でONE Championshipのチャトリ・シットヨートン会長兼CEOの一連の言動などについての所感を述べた。
シーザー会長は恒例となっている休憩明けの挨拶のためにリングに上がると「ここに上がるまでには選手は減量という大きな宿題があって、これは本当に厳しい。今は1日前の計量ですが、我々がやっていた頃は当日計量。当日10時頃に計量して、それからちょっと仮眠を取って、食事をしてそこから試合です。そんなこともやっていました。計量というのは契約。この間、ある団体に選手が出ることになっていました。その時に相手が計量の決まっていた時間に来ない。来ても体重オーバーだった。そういうのではやりたくないと選手が拒絶した。そうしたら相手の団体のトップが“300くらいならやれよ”みたいなことを言った。僕は“300くらいならやれよと言うなら、300くらい落としてこい”と言ってやった。僕は間違っていますか? それはこの苦しさを知らない奴が言うこと。僕はその苦しさをよく分かっている。彼らが死ぬ思いで一生懸命頑張っているのに、そんなことをよく言えるなと思って、SNSで厳しい言葉を書きました。和解しましたのであまりこれ以上は言いませんが、減量というのは大変。一生懸命頑張っているが、自分の力には限りがある。だけどファンの皆さんが応援してくれるからみんな頑張れる。これからも選手を応援してやってください」と語った。シーザー会長は前日計量後の会見では規定体重をクリアした選手たちに感謝の言葉を口にすることはしばしば。
この後にリングに上がった緒形健一SB協会代表が「ONE Championshipのチャトリ代表と先日お会いして、誠心誠意、全面的な謝罪をいただきました。また、この格闘技界を健全な形で発展させていこうと合意しました」と一連のONEとの問題が一つの解決を見たことを報告した。
シーザー会長は大会後の総括でも「たった300と言うなら、オーバーした選手に“たった300なんだから落とせ”と言えばいい。ちゃんと体重を作って時間通りに来ている選手を責めるのはおかしい」などと元格闘家の視点も交えて語った。
シュートボクシングがシーザー武志会長悲願のOFGマッチを導入「SBを作った時にOFGでやろうと思っていた」【SB】
日本シュートボクシング(SB)協会が4月12日、都内で新ルール発表会見を開き、オープンフィンガーグローブ(OFG)マッチの導入を発表した。
OFGマッチは「SHOOT BOXING 2023 act.2」(4月30日、東京・後楽園ホール)で早くも2試合がマッチメイク。会見ではSB日本ライト級王者の笠原弘希と元SB日本スーパーウェルター級王者の坂本優起(ともにシーザージム)が同ルールで試合を行うことも合わせて発表された。笠原は元ONEファイターのランボー・モー・ラッタナバンディット(タイ)と、坂本は遊笑(Y’s glow)と対戦する。
同協会は会見の冒頭「UFCをはじめ、RIZIN、BELLATOR、ONE Championshipなど世界展開している格闘技界においても立ち技の有効性が改めて見直され、その技術力が試合の結果を左右している潮流がある。SBは団体旗揚げ時から“立ち技総合格闘技”を標ぼうしており、立ち技、総合といったスタイルに関わらず、あらゆるスタイルの選手を受け入れ、戦っていく団体。そのSBとして、この格闘技の潮流は見過ごすことはできず、従来のグローブでのルールに加え、さらなる可能性を追求するためにOFGでの試合を実施することとなった」などと新ルール導入の趣旨を説明した。
原口健飛「またどこかでペット選手とできるように明日は頑張りたい」【RISE×SB】
RISEとシュートボクシング(SB)が協力して開催する「RISE WORLD SERIES / SHOOTBOXING-KINGS 2022」(12月25日、東京・両国国技館)の前日計量が12月24日、都内で開催された。
雪の影響による交通機関の乱れにより、関西在住の鈴木真彦(山口道場)と植山征紀(龍生塾ファントム道場)が13時からの計量に間に合わず。鈴木は前日会見が始まる直前に会場に到着し計量をクリアし、会見終了時点で未到着の植山を除き全員が規定体重をクリアした。
今大会では「RIVALS」と銘打ったRISEとシュートボクシング(SB)勢とGLORYによる対抗戦が6試合行われる。
メインイベントの第16試合では原口健飛(FASCINATE FIGHT TEAM)がセルゲイ・アダムチャック(ウクライナ/Mike’s Gym)と対戦する。当初はザカリア・ゾウガリーと対戦予定だったが、ゾウガリーがケガのため欠場となりアダムチャックとの対戦となった。
シーザー武志会長が選手たちに檄!コロナ禍で会場から離れたファンを呼び戻す激闘を要望【SB】
「お金を払っても会場で見たいと思うような試合をしてくれないと駄目」
シュートボクシング(SB)の後楽園ホールで開催されるシリーズ第2戦「SHOOT BOXING 2022 act.2」(4月10日、東京・後楽園ホール)の前日計量が4月9日、都内で開催された。
メインイベントで行われる「SB日本ライト級タイトルマッチ」で対戦する王者・西岡蓮太(龍生塾)は62.5kg、挑戦者・笠原弘希(シーザージム/同級1位)も62.5kgでともに規定体重をクリアした。
西岡は2018年に村田聖明とのSB日本ライト級王座決定戦を制してベルトを獲得。2020年にはKNOCK OUTで「無法島GP初代KNOCK OUT64kgトーナメント」に出場し、1回戦で小川翔、準決勝で鈴木千裕、決勝戦でバズーカ巧樹を下してKNOCK OUT64kgの初代タイトルも獲得した。その勢いを駆って同年10月にはRISEで行われた「RISE DEAD OR ALIVE 2020 -63kgトーナメント」に出場するも原口健飛に敗戦。その後、長年痛めていた左手首の手術に踏み切り、リハビリも含め長期離脱となり今回は約1年5カ月ぶりの復帰戦となる。
対する笠原は現在6連勝中。昨年の12月大会ではKNOCK OUT-REDライト級王者・重森陽太と対戦し、一進一退の攻防を繰り広げた末にジャーマンスープレックスを決めて判定勝利を収めている。これまでSB日本スーパーフェザー級、SB日本フェザー級で王座獲得しており、今回は三階級制覇をかけての挑戦となる。
計量後に行われた会見では日本シュートボクシング協会のシーザー武志会長が「コロナ禍でファンの方々が会場に来ることを敬遠している。選手がもっともっと頑張って、ファンの方々が映像だけでなく、お金を払っても会場で見たいと思うような試合をしてくれないと駄目だと思う。明日出場する選手に言っておくが、1Rからすきあれば倒しに行く。そういう戦いを見せないとコロナ禍で離れたお客さんは帰ってこない。それを肝に銘じて戦ってほしい」と異例の檄を飛ばした。
シュートボクシングが9・19後楽園で再始動。海人、笠原&村田兄弟が参戦【SB】
シーザー会長「一歩でも前に進む事が大切だと思い決断しました」
新型コロナウイルスの影響で4月から大会を延期していたシュートボクシング(SB)が9月19日に開催される「SHOOT BOXING 2020 act.2」(東京・後楽園ホール)から再始動することが8月14日発表された。
同大会ではS-cup2018世界王者・海人(TEAM F.O.D)、弘希&友希の笠原兄弟、聖明&義光の村田兄弟(いずれもシーザージム)の出場が決定した。
海人は2月大会でブアカーオからの刺客ピンペットと8Rにも及ぶ激闘を繰り広げ惜敗したが、8月10日のRIZINで自身の階級より5kg以上重い契約体重での試合(vsルクク・ダリ)に臨み完勝したばかり。また、笠原友希は7月のRISEで那須川天心に挑戦しKO負けしたが、人生最大のチャンレンジを経験したことで得るものは大きかったという。さらに成長した姿で帰ってくることは間違いない。
今回の再開にあたり日本シュートボクシング協会のシーザー武志会長は「世の中がこのような大変な時でも、格闘家たちは頑張って練習をしています。戦える場所を早く作ってあげたいと各団体の人たちも日々努力をして頑張っています。大切なのは、来て頂ける御客様が、いかに安全な状態で試合を観て頂けるかということです。少しずつですが、シュートボクシングも前に進んで行きたいと思い、9月19日に開催します。こんな時に、と思われる方も多いと思いますが、一歩でも前に進む事が大切だと思い決断しました」と大会開催に至った経緯についてコメントした。
海人が1RKO勝ち。シーザー会長が「世界でも通用」と太鼓判【6・10 SB】
「伝家の宝刀」のヒジ打ちを出すこともなくパンチで完全KO
シュートボクシング(SB)の『SHOOT BOXING 2018 act.3』(6月10日、東京・後楽園ホール)のメーンイベントで海人がジャオウェハー・シーリーラックジムを1R2分43秒、KOで下し、エースの貫禄を見せつけた。
ジャオウェハーは2016年に行われた宍戸大樹の引退試合の相手を務めた選手。その時は強烈なヒジ打ちで宍戸を3R、TKOで葬り、ジャオウェハー=ヒジ打ちというイメージをファンに印象付けた。
一方、海人は国内外の強豪を相手に現在6連勝中。その中にはヒジでのTKO勝ちも3つ含まれるなど、今やそのヒジは「伝家の宝刀」ともいうべき武器となっている。
そんな2人の対戦とあって、この試合もまさに“斬り合い”の様相を呈するものとなると思われたが、海人はその刀を抜くことなくジャオウェハーを完全KOした。
試合は序盤から海人が右のジャブからローキック、ジャオウェハーのミドルをキャッチしてパンチを連打で打ち込むなど手数でも威力でも圧倒。最後は右アッパーから左右の連打でコーナーに追い込むと一気のラッシュ。ジャオウェハーは崩れ落ちるようにダウンし、レフェリーがすぐに試合を止めた。
内藤大樹が2度目の防衛。村田聖明が悲願のベルト奪取【9・16 SB】
完勝の内藤がRISEのトーナメントへの出場をアピール
シュートボクシング(SB)の「SHOOT BOXING 2017 act.4」(9月16日、東京・後楽園ホール)で二大タイトルマッチが行われた。
セミファイナルではSB日本スーパーバンタム級王者・内藤大樹に同級1位の植山征紀が挑戦した。
この2人、昨年11月に同じ構図で対戦し、植山が先に2度のダウンを奪いベルトに手をかけたものの、内藤が最終ラウンドに左フックで逆転KO勝ちし初防衛に成功している。この試合はSBの歴史に残る勝負とも評価された。
その後、内藤は2階級制覇を宣言し前戦ではフェザー級の深田一樹の挑戦にこぎつけたが、判定負け。植山はその後、3月に参戦したRISEでも敗れ2連敗とどん底を味わったが、6月のSB後楽園大会で竹野元稀を破り復活。今回の再挑戦となった。
試合は5Rを戦いきり判定となったが、内藤が50-48、50-48、50-46の3-0の判定で圧勝。2度目の防衛に成功した。
内藤は植山の前足のヒザを狙う前蹴りを多用。植山は得意のパンチを当てる距離に入れない。焦りの出た植山は力みが見られフックが大振りになり、なおさら当たらないという悪循環。内藤は的確にロー、ミドル、左フック、そしてバックブローと多彩な攻撃で植山を圧倒。KOこそならなかったものの、戦前の「実力の違いを見せつける」という言葉通りの試合を見せた。
内藤は試合後のリングで「SBの王者は僕じゃないとダメだと思うんで、防衛できて良かった。11月のTDC大会にも出たいですけど、RISEのDEAD OR ALIVEトーナメント(11月23日、東京・TDCホール)に出たい」とアピールした。

