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「SIW 2023」で「デジタルエンターテイメントコンソーシアム」についてのセッション開催「安心安全な環境づくりとロマンのある業界に」

2023.11.11 Vol.Web Original

 一般社団法人渋谷未来デザイン(渋谷未来デザイン)が東京・渋谷のヒカリエホールを中心会場に11月6日からソーシャルイノベーションの祭典「SOCIAL INNOVATION WEEK 2023」(SIW 2023)を開催している。10日には「“業界人”と考えるエンタメの未来 / デジタルエンターテイメントコンソーシアム」と題したセッションが行われた。

「デジタルエンターテイメントコンソーシアム」というのはデジタル時代のエンターテインメントが抱える課題解決に向けて立ち上げられた団体。

 今回のセッションにはこのコンソーシアムをプロデュースしている株式会社ii プロデューサーの城本久嗣氏、GROVE株式会社 代表取締役社長の北島惇起氏、株式会社スターレイプロダクションの執行役員で株式会社SRF代表取締役社長の大城将、FOR YOU 代表取締役でプロデューサーの野田爽介氏、パパラピーズのタナカガ、くれいじーまぐねっとの浅見めい、アバンティーズのSora、そして一般財団法人渋谷区観光協会 代表理事でSIW エグゼクティブプロデューサーの金山淳吾氏が参加した。

 冒頭、城本氏が「世界のコンテンツ市場が伸びていて、もちろん日本の市場も伸びている。何が伸びているかというとフィジカルといわれるリアルでのライブイベントなどが下がって、デジタルコンテンツが飛躍的に伸びている。デジタルコンテンツの中でも何が伸びているかといえば、映像系が伸びている。コロナでフィジカルが下がってデジタルが上がっているというのは簡単に想像がつくと思うが、フィジカルの下がりの倍くらいデジタルが伸びているので、コロナがなくてもデジタルは伸びていたんだろうということで、かなり可能性が埋まってる業界」などとデジタルエンターテイメント業界を取り巻く状況を説明。そのうえで「SNSが発達したことでどういう状態になったかというと、誰もが発信する側になれる時代になった。この背景をもって作られたのが『デジタルエンターテイメントコンソーシアム』。なのでSNSが台頭してきて、エンターテインメントコンテンツというのがテレビとか映画から、SNSとかYouTubeといったデジタルで楽しめるものになってきて、業界が変わってきたということをとらえて、このコンソーシアムを組んでいる」などとこのコンソーシアムが結成された背景を説明。「SNSが出てきたことで、もともとかなり整備されていた限定された人が参加できるような業界だったのが、1個の動画がバズって明日めちゃくちゃ有名になるような、いわゆる業界と一般人の境が融解しているような時代なので、整備されていた業界が整備されていない業界になってきてしまっている。それが一つのリスクというか背景としてある。この辺の環境を整備していくことと、もう一つポジティブな話では、皆さんがコンテンツを簡単に上げやすくなって加速度的にコンテンツが増えていく環境なので、その加速度の角度をどんどん上げていけるようにするという、この2つを目的としている」と説明。「具体的には安心安全な環境づくりと、加速させていく仕組み構築という両輪で考えている。なので環境づくりについては誹謗中傷の問題などに取り組み、加速させていくところについては“こういう成功事例があります”といった紹介を粛々とやっている」などと説明した。

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