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安本晴翔への挑戦権をかけたトーナメントで大森隆之介と梅井泰成が決勝進出。バッティングによる負傷判定で勝利の梅井は脳震とう【RISE192】

2025.10.20 Vol.Web Original

「RISE192」(10月19日、東京・後楽園ホール)でフェザー級王者・安本晴翔(橋本道場)への次期挑戦者の座をかけた4選手によるトーナメントが開幕した。1回戦2試合が行われ、大森隆之介(EX ARES)と梅井泰成(Mouton)が勝利を収め、決勝に進出した。

 1回戦第1試合で大森は翔(REVOLT)と対戦した。

 1R、ともにオーソドックスの構え。ともにローで探り合い。大森はチェンジを繰り返し機をうかがう。ともにジャブから大森が右ストレート、左右のミドル。翔は右ロー、左ボディー。大森はワンツー、前に出て右ボディー。大森は左ジャブが伸びる。翔は左インロー。大森は前蹴りからサウスポーにチェンジして左ボディー。圧をかけた大森が左ミドル、左ハイ。オーソに戻してワンツー、サウスポーにチェンジして右ジャブと変幻自在の攻めを見せる。翔はガードを固め我慢の時間が続いた。

会見をかき回した大森隆之介が「自分が安本に挑まなければならない」と最後は決意のコメント。元王者の梅井泰成は王座返り咲きに執念【RISE192】

2025.10.18 Vol.Web Original

「RISE192」(10月19日、東京・後楽園ホール)の前日計量が10月18日、都内で開催された。

 今大会ではフェザー級王者・安本晴翔(橋本道場)への次期挑戦者の座をかけた4選手によるトーナメントを開催。トーナメント第1試合で対戦する大森隆之介(EX ARES)は57.45kg、翔(REVOLT)は57.4kg、第2試合で対戦する梅井泰成(Mouton)は57.50kg、吉田晄成(TEAM TEPPEN)は57.25kgで全選手が規定体重の-57.5kgをクリアした。ここで勝ち上がった2選手は早ければ年内、遅くとも年始には行われる決勝に駒を進める。

 計量後に行われた会見では大森が対戦相手の翔ばかりか梅井をも翻弄した。

 翔が「明日は自分のキャリアの中で最強の選手である大森選手と試合をするんですけど、今までのキャリアを全部出して、全力でぶつかって絶対に勝ちたいと思います」と語ると大森は「翔選手の対戦相手の中では、僕が過去最強と思ってもらってるみたいなんですけど。俺が過去最強らしいよ(笑)」と昨年6月に翔と対戦している梅井に振ったうえで「最強らしい戦い方を見せようと思います」と続けた。その試合では梅井が翔に判定勝ちを収めている。

元K-1スーパー・ウェルター級王者の和島大海が独占複数試合契約を締結。野杁正明、安保瑠輝也らがいるフェザー級キックボクシングに参戦【ONE】

2025.10.07 Vol.Web Original

「ONE Championship」が10月7日、元K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級王者の和島大海と独占複数試合契約を締結したことを発表した。

 和島は2016年5月にプロデビューを果たすと、その7月のKrushからK-1グループに参戦。中量級のホープとして頭角を現し、2018年9月にはKrushスーパー・ウェルター級王者のジョーダン・ピケオーに挑戦し、善戦するも0-2の判定負け。2020年9月から勝利を重ね、2021年12月に木村“フィリップ”ミノルを破りK-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級王座を獲得。2022年に行われた「THE MATCH 2022」では第2代RISEウェルター級王者の“ブラックパンサー”ベイノアと対戦し、3つのダウンを奪い圧倒しての判定勝ちを収めた。その後もジョムトーン・ストライカージム、ピケオーといった強豪を相手に2度の防衛を果たすが、2023年の大阪大会でオウヤン・フェンにKOで敗れ、王座から陥落。再起戦となった2024年3月のダリル・フェルドンク戦でもKO負けを喫し2連敗とどん底に。しかし10月の大阪大会でキム・ジュンファにKO勝ちを収め再起を果たし、12月にはストーヤン・コプリヴレンスキーに判定勝ちを収め完全復活を印象付けていた。

 K-1での最後の試合はこのコプリヴレンスキー戦で、今年7月にK-1グループとの契約期間が満了したことを自身のSNSで発表していた。

 ONEではフェザー級キックボクシングに参戦。同階級には日本からは11月開催の「ONE 173」でフェザー級キックボクシング世界王座決定戦に挑む野杁正明、そしてONEデビュー戦を迎える安保瑠輝也が参戦している。

 和島は今回の参戦にあたり「ONE Championshipと契約させて頂きました、第4代K-1スーパーウェルター級王者の和島大海です。これから、世界最高峰のONEの舞台で戦えることを心から嬉しく思います。これまで支えてくれた家族、スポンサー様、応援してくれるファンの皆様、そして自分を成長させてくださった指導者の方々など、自分に関わるすべての皆さまに心から感謝し、結果という形で返していきたいと思います。これからONEの所属選手として頑張っていきますので、応援よろしくお願いします」とONEを通じてコメントしている。

シェイドゥラエフが初防衛戦で33秒の秒殺KO勝ち。次戦は大晦日で2度目の防衛戦を希望。階級を上げてライト級王者サトシへの挑戦にも意欲【RIZIN.51】

2025.09.28 Vol.Web Original

「RIZIN.51」(9月28日、愛知・IGアリーナ ※ABEMA PPV等で配信)のセミファイナルで行われた「フェザー級タイトルマッチ」で王者ラジャブアリ・シェイドゥラエフ(キルギス/Ihlas)がビクター・コレスニック(ロシア/Tiger Muay Thai/Kuznya)を挑戦者に迎え初防衛戦に臨んだ。試合はシェイドゥラエフがわずか33秒で秒殺KO勝ちを収めた。

 1R、圧をかけたシェイドゥラエフが左ジャブを突いて右フック。コレスニックはかわすと右カーフ。しかしシェイドゥラエフは構わず圧をかけるとワンツーの右ストレートを打ち抜く。これでダウンしたコレスニック。そのままの勢いで襲い掛かるシェイドゥラエフ。コレスニックは立ち上がろうとして背を向けるとシェイドゥラエフはバックからパンチを連打。コレスニックの動きが止まり、レフェリーが試合を止めた。

 シェイドゥラエフは試合後の会見で「今回の試合は2Rでフィニッシュするかなという想定だったが、運よく1RでKOできた。昨日、相手はいろいろ言っていたが、私はそれに対し何も言っていない。心の中で“リングの上で回答します”と思っていた」と語った。

初防衛戦のシェイドゥラエフが「完全な状態」とコンディションの良さをアピール。挑戦者のコレスニックは「相手が誰であろうと必ず勝つ」【RIZIN】

2025.09.27 Vol.Web Original

「RIZIN.51」(9月28日、愛知・IGアリーナ)の前日計量が9月27日、愛知・名古屋市内で行われ、全選手が規定体重をクリアした。

 セミファイナルで行われる「フェザー級タイトルマッチ」で初防衛戦に臨むラジャブアリ・シェイドゥラエフ(キルギス/Ihlas)は65.90kg、挑戦者のビクター・コレスニック(ロシア/Tiger Muay Thai/Kuznya)は65.85kgだった。

 計量後のマイクでコレスニックは日本語で「アリガトウ!」と第一声。そして「ファンの皆さん、私を応援してくださってどうもありがとうございます。明日は相手が誰であろうと必ず勝ちます。ぜひ応援よろしくお願いします」と続けた。

 シェイドゥラエフは「ファンの皆さん、本当にサポートいつもありがとうございます。私はとてもファンの皆さんに感謝しています。今、完全な状態で明日の試合を迎えることができます。皆さん、私を応援してください。お願いします」と笑顔でアピール。コンディションの良さを感じさせた。

 シェイドゥラエフは昨年6月にRIZIN初参戦を果たすと武田光司、9月にフアン・アーチュレッタからともに1Rで一本勝ち。大晦日には久保優太に2RでTKO勝ちを収め3連勝。今年5月の「RIZIN男祭り」でクレベル・コイケの持つ王座に挑戦すると1RでKO勝ちを収め、4連勝で王座を獲得した。7月の「超RIZIN.4」で初防衛戦を行う予定だったが、対戦相手の候補とされていたヴガール・ケラモフが6月の北海道大会でケガをし同大会には間に合わないなど、ふさわしい対戦相手がおらず、防衛戦は延期になっていた。
 
 コレスニックは2023年からRIZINに参戦。ここまで岸本篤史、高木凌に判定勝ち、そして6月の北海道大会では修斗王者のSASUKEに1RでKO勝ち収め、3連勝。今回の挑戦にこぎつけた。

初の王座挑戦のコレスニック「私が出場できない間にシェイドラエフ選手が王者になった」と王座獲得に自信【RIZIN.51】

2025.09.26 Vol.Web Original

「RIZIN.51」(9月28日、愛知・IGアリーナ)の前々日インタビューが9月26日、名古屋市内で開催された。

 今大会では2つのタイトル戦が行われ、セミファイナルの「フェザー級タイトルマッチ」ではビクター・コレスニック(ロシア/Tiger Muay Thai/Kuznya)が王者ラジャブアリ・シェイドゥラエフ(キルギス/Ihlas)に挑戦する。シェイドゥラエフは初防衛戦となる。

 コレスニックは2023年からRIZINに参戦。ここまで岸本篤史、高木凌に判定勝ち、そして6月の北海道大会では修斗王者のSASUKEに1RでKO勝ち収め、3連勝。今回の挑戦にこぎつけた。

 コレスニックはシェイドラエフについて「とても強いファイター」、試合については「お客さんが求めているような鮮烈なタイトル戦をしたい。いずれにしろ、私はフィニッシュを狙う。ただ、王者とのタイトル戦なので当然厳しい試合になるとは思っている。試合でどのような展開を作るかは相手次第。距離をしっかりと保って自分の技を繰り出せるようにする。そういう意味では前回のSASUKE選手との試合のようになるのではと思う」などと語った。

 今回はRIZIN参戦5戦目にして初のタイトル戦なのだが「思っていたより時間がかかった。私はケガをして手術のために休まざるを得なかった。私が出場できない間にシェイドラエフ選手が王者になったと思っている」とさらりと言い切った。

 前回のSASUKE戦では左ボディーから最後はサッカーボールキックという、RIZINルールならではのフィニッシュだったのだが「RIZINルールは気に入っている。とても自分に合っていると思う。今回もこのルールで許される打撃を全力で出していきたいと思う」と鮮烈なフィニッシュを予告した。

フェザー級王者のシェイドゥラエフ「試合で使っているのはポテンシャルの半分くらい」。初防衛戦も早期決着を約束【RIZIN.51】

2025.09.26 Vol.Web Original

「RIZIN.51」(9月28日、愛知・IGアリーナ)の前々日インタビューが9月26日、名古屋市内で開催された。

 今大会では2つのタイトル戦が行われ、セミファイナルの「フェザー級タイトルマッチ」では王者ラジャブアリ・シェイドゥラエフ(キルギス/Ihlas)がビクター・コレスニック(ロシア/Tiger Muay Thai/Kuznya)を相手に初防衛戦に臨む。

 シェイドゥラエフは昨年6月にRIZIN初参戦を果たすと武田光司、9月にフアン・アーチュレッタからともに1Rで一本勝ち。大晦日には久保優太に2RでTKO勝ちを収め3連勝。今年5月の「RIZIN男祭り」でクレベル・コイケの持つ王座に挑戦すると1RでKO勝ちを収め、4連勝で王座を獲得した。7月の「超RIZIN.4」で初防衛戦を行う予定だったが、対戦相手の候補とされていたヴガール・ケラモフが6月の北海道大会でケガをし同大会には間に合わないなど、ふさわしい対戦相手がおらず、防衛戦は延期になっていた。

 シェイドラエフは「試合が決まってからずっと練習してきた。防衛戦に向けての準備もしてきた。いいコンディションでこれた」と余裕の表情。

古木誠也が代打出場の内藤凌太を2-0の判定で破り2階級制覇「素直にうれしい。これからもKNOCK OUTを盛り上げます」【KNOCK OUT】

2025.09.24 Vol.Web Original

「KNOCK OUT.57」(9月23日、東京・後楽園ホール)のメインイベントで行われた「KNOCK OUT-BLACKフェザー級王座決定戦」で古木誠也(REX GYM)が内藤凌太(BELLWOOD FIGHT TEAM)を2-0の判定で破り王座を獲得した。前KNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級王者の古木は2階級制覇を成し遂げた。

 当初、この試合は古木とチュームーシーフー(中国/郭強ファイトクラブ/CFP)が対戦の予定だったのだが、チュームーシーフーがケガのため欠場。16日の会見で代わりに内藤が出場することが発表された。

 1R、ともにオーソドックスの構え。内藤は左ミドル。古木は右カーフを立て続け。そして強打のワンツー。圧をかけてワンツーの古木。内藤はガードを固めて押し返し、ロー。古木は詰めて強烈な左ボディーを連打。内藤はヒザ、左フック。古木がコーナーに詰めて連打も内藤はしっかりガード。古木はロープに詰めると左ボディー。内藤は左フックを返す。古木はワンツー、ハイキック、前蹴り。足を使って逃げる内藤を追いかけ左ボディー、右フック。強烈な顔面前蹴り。

2年ぶり参戦の玖村修平が劇的KO勝ちでKNOCK OUT初勝利「一つずつ勝ち上がっていく」とBLACKフェザー級王座へ照準【KNOCK OUT】

2025.09.24 Vol.Web Original

 K-1グループの元Krushフェザー級王者・玖村修平(K-1ジム五反田チームキングス)が「KNOCK OUT.57」(9月23日、東京・後楽園ホール)で2度目のKNOCK OUT参戦を果たし、雅治(レンジャージム)と対戦。激しい打撃戦を展開したうえで試合終了と同時の3R3分でKO勝ちを収めた。

 玖村は2023年9月の初参戦時は栗秋祥梧に1RKO負けを喫しており、この日はKNOCK OUTでの初勝利となった。
 
 1R、ともにオーソドックスの構え。圧をかける玖村が右ミドル。そこに雅治がカウンターで右ストレートを合わせると大きくバランスを崩す玖村。体勢を立て直した玖村がワンツー、ローで前に出る。雅治も打ち返し打ち合いとなる。互いのパンチが交錯。今度は玖村の右フックで雅治が大きくバランスを崩す。玖村の蹴りに右ストレートを合わせにいく雅治。圧をかけて下がらせた玖村は雅治のヒザに右フックを合わせてダウンを奪う。立ち上がった雅治に圧をかけてワンツーの玖村。雅治も打ち返し壮絶な打撃戦。

11日前にオファーの王座決定戦に内藤凌太「ベルトを巻く運命。最高の日にする」、2階級制覇がかかる古木誠也「いつも通り。倒して勝つ」【KNOCK OUT】

2025.09.22 Vol. Web Original

「KNOCK OUT.57」(9月23日、東京・後楽園ホール)の前日計量が9月22日、都内で開催され、全選手が規定体重をクリアした。

 今大会では3つの王座決定戦が開催される。メインイベントで行われる「KNOCK OUT-BLACKフェザー級王座決定戦」で対戦する古木誠也(REX GYM)は57.5kg、内藤凌太(BELLWOOD FIGHT TEAM)は57.4kgだった。

 当初、この試合は古木とチュームーシーフー(中国/郭強ファイトクラブ/CFP)が対戦の予定だったのだが、チュームーシーフーがケガのため欠場。16日の会見で代わりに内藤が出場することが発表された。

 内藤はシュートボクシング(SB)を主戦場にする選手。今年4月の後楽園大会でチュームーシーフーと対戦し判定で敗れはしたものの、強打のチュームーシーフー相手に粘り強いファイトを見せ、チュームーシーフーを追い詰めていた。

“苦労人”たておがついに王座獲得。泣かないつもりが「格闘技をやっていた14~15年の思いがあふれて」思わず涙【修斗】

2025.09.21 Vol.Web Original

 プロフェッショナル修斗公式戦「PROFESSIONAL SHOOTO 2025 Vol.8」(9月21日、東京・ニューピアホール)のセミファイナルで行われた「環太平洋フェザー級チャンピオンシップ」で上原平(リバーサルジム横浜グランドスラム)がたてお(ELEVEN)を相手に2度目の防衛戦に臨んだ。試合はたておが2-1の判定で勝利を収め第13代王者となった。

 上原は2023年に行われたインフィニティリーグで準優勝。優勝者の竹原魁晟と昨年7月に環太平洋王座決定戦を戦う予定だったのだが、竹原が規定時間までに計量を行うことができず、不戦勝で上原が王者となった。上原は今年3月には青井太一を判定で破り初防衛に成功している。

 たておは2021年から2022年にかけて4連勝し、2023年3月にSASUKEの持つ世界王座に挑戦も、スピニングバックエルボーでKO負け。その後、RIZINで新居すぐるにKO負け、修斗で椿飛鳥にスプリットの判定負けで3連敗とどん底に落ちるも昨年11月に島村裕に判定勝ちを収め再起を果たした。今年3月の前戦では2連勝中だったシャ ランディと引き分けている。

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