『劇場版ドクターX』の初日舞台挨拶が6日、都内にて行われ主演の米倉涼子はじめ豪華キャスト9名と田村直己監督が登壇。米倉が本作の全国宣伝ツアーを発表した。
2012年10月より7シリーズに渡りテレビ朝日系列で放送されていた連続ドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」の劇場版。主演の米倉涼子演じる孤高のフリーランスの外科医・大門未知子の活躍を描く国民的医療ドラマの金字塔。
12年にわたり孤高の天才外科医・大門未知子を演じてきた米倉。メインキャストが勢ぞろいするイベントはこの日が最後とあって米倉も「このメンバーがいつもは手術室で円陣になっているんです。こうやってみんなと会える日が来なくなっちゃうんだと思うと少し寂しい思いもありますが、思いを全力投球して作った映画ですので悔いはないです!たぶん(笑)」と晴れやかな表情。
未知子の盟友・城之内博美役の内田有紀も「西田敏行さんや初期の監督方など今ここにいらっしゃらない方たち含め、米ちゃんを先頭に12年走ってきました」と10月8日に行われた完成報告会見では同作への思いを語りながらも、同17日に急逝した蛭間重勝役・西田敏行さんへの思いものぞかせ、未知子の“師匠”神原晶役の岸部一徳も「このメンバーがそろうことはもうないんですけど一人ひとりがドクターX以上の作品に出会うことを願っています」。
海老名敬役の遠藤憲一は、一番最初に米倉と共演した大河ドラマでは「お互いにこんな壁があった。最初は取っつきにくい人かなって…」と壁の高さを示しつつ「それが今では何でも言える間柄に…」と感無量の様子で語っていたが、米倉から「こーんな壁は無かったよ」とツッコまれタジタジ。ドクターX名物の“わちゃわちゃ”展開に会場も爆笑。
笑いもあふれた一方、改めて全員に感謝を伝えた勝村政信や、劇中のセリフ同様、米倉の存在は「誇り」と語った岸部の言葉に、米倉が目をうるませる一幕も。
さらに新たに挑戦したいことを聞かれ「これを撮影したときも全力投球だったけど、もっと全力投球。真っ向勝負できる俳優になりたい」と答えた米倉に内田が「私も同じこと思ってる」と言い米倉とハイタッチ。内田は「私も年代を重ねても初心を忘れずにいたい。一匹狼の未知子ではないですけど、こんなに仲のいいチームにずっと浸かってはいられないですから」と、それぞれ新たな門出に意欲。
またこの日は全国宣伝ツアーも発表。米倉は「私と一徳さん“師匠と弟子”とシークレットメンバーが各地に参ります」と宣言。「各地にそれぞれの“私、失敗しないので。”看板があるらしいので探してみてください」とアピールしていた。
この日の登壇者は米倉涼子、田中圭、内田有紀、今田美桜、勝村政信、岸部一徳、染谷将太、西畑大吾、遠藤憲一、田村直己監督。
『劇場版ドクターX』は公開中。