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井口理、大学時代の演劇仲間が「当時から歌が上手かった」主題歌歌った映画『国宝』も大ヒット

2025.09.17 Vol.web original

 

 舞台『キャッシュ・オン・デリバリー』の製作会見が16日、都内にて行われ、井口理、矢本悠馬らキャストと演出の小貫流星が登壇。井口が初舞台初主演に意気込みを語った。

『キャッシュ・オン・デリバリー』は、ウソと勘違いの応酬が繰り広げられる抱腹絶倒のイギリス発傑作コメディー舞台。

 人気ロックバンド・King Gnuのボーカルとして絶大な支持を得る一方、俳優としても活動する井口。メジャーデビュー後、初舞台にして初主演となる本作は小貫と井口が大学時代に演じたことがある演目。小貫は「井口さんは東京藝大、僕は日芸(日本大学芸術学部)で同じ芸術系の学部だったんですけど…。本当に学生時代からすごい良いやつ、良い男でしたね」と振り返りつつ「『キャッシュー』の前に違う作品を小劇場でやったことがあるんですけど、そのときはのっけの台詞からかんでいたり、同じシーンを1ページ丸々繰り返したエピソードがあるので…今回大丈夫かな(笑)」とニヤリ。井口もなつかしそうに「あれは悪夢でしたね」と苦笑すると、小貫が「歌は上手かったよね」とフォローし井口は「それが救いです(笑)」。

「当時も輝くスター性みたいなものがあったかもしれませんね」とおどけつつ学生時代の井口の魅力を振り返った小貫。井口も「当時一緒にやっていた友達がそのときの映像を見せてくれて…自分が、若いし細いな、と(笑)。こんな必死でやっていたんだなと感じました。今回はもうちょっと余裕あるふるまいで頑張りたい」と意気込みを見せた。

 この日、初めて顔合わせしたという共演者もストレートプレイとなる本作の“舞台俳優・井口理”に興味津々。中でもバディを組む矢本は「アーティストとして大スターにも拘わらず新しいことに挑戦する。絶対に半端な気持ちでここに来てないと感じました」と感嘆し、井口と好きなハンバーガーチェーン店やラーメン店で頼むメニューを質問し合い「親友になれそう」と意気投合。

 会見後の囲み取材で、主題歌を歌っている映画『国宝』の記録的ヒットを報道陣から祝福されると照れた笑顔を見せた井口。今後、音楽活動と俳優業の割合について聞かれると「基盤は音楽をやっている人間だと思います。でもこっちも好きなので、毎回ビビりながらも始まると楽しんでやらせてもらっています」と稽古に向け意欲を燃やしていた。

 この日の登壇者は井口理、矢本悠馬、山崎紘菜、妃海風、まりあ、脇知弘、明星真由美、小松和重、小貫流星(演出)。

『キャッシュ・オン・デリバリー』東京公演は12月5日から21日までTHEATER MILANO-Zaにて、2026年1月8日から12日までクールジャパンパーク大阪 WWホールにて上演。

 

生田絵梨花、海宝直人ら出演で注目「TOHO MUSICAL LAB.」のブルーレイ化決定! アンコール配信も

2020.07.27 Vol.Web Original

 新型コロナウイルスの影響で休館していたシアタークリエ(東京・日比谷)の再開第1弾として無観客・ライブ配信で上演されたオリジナルミュージカル2作品『Happily Ever After』(根本宗子脚本・演出)、『CALL』(三浦直之作詞・脚本・演出)のブルーレイ化、そしてアンコール配信が決定した。

生田絵梨花と海宝直人らミュージカル生配信で劇場に再び灯をともす

2020.07.12 Vol.Web Original

 東宝演劇の新プロジェクト「TOHO MUSICAL LAB.」(東宝ミュージカルラボ)が始動、11日、新作オリジナルミュージカル『Happily Ever After』と『CALL』を2本立てで無観客で上演し映像配信した。

鈴木拡樹、三浦宏規のWヒロキ 少しブラックなミュージカル

2019.12.21 Vol.725

『弱虫ペダル』などの鈴木拡樹(写真左)と、『テニスの王子様』などの三浦宏規(右)が2020年春ミュージカル『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』でW主演する。『リトルマーメイド』『美女と魔獣』『アラジン』といったディズニーの名作で、脚本と歌詞を担当したハワード・アシュマンと、音楽を担当したアラン・メンケンが、1960年の同名のホラー映画をミュージカル化した本作を上演するもの。

 Wヒロキが演じるのは、さびれた街の小さな花屋で働く青年シーモア。店主に怒られてばかりの彼はある日、奇妙な植物を手に入れる。その植物を店に置いたら、急に店は大繁盛。人を魅了する不思議な力を持っているようだが、とんでもない秘密も隠されていて……。

 舞台上でこれでもかと自転車をこいできた鈴木。冴えないメガネの青年シーモアを演じることについて「僕は(作品の中で)クール担当をやったことがない。シーモアのような役は珍しくもあるんですが、気持ちが楽。格好いいイメージでいてほしいというところはクリアできると思うし。シーモアの魅力は咀嚼するようにかみしめて味わってほしいタイプのもの。そうしていただけるように作って行きたい」

「ぼくにとっても初めての役どころ」と、テニスラケットを振ってきた三浦。「キメキメな俺様や、物忘れが激しいほんわかみたいな感じだったので、やったことない役。(自分自身は)普段から決してキメキメじゃない。どちらかというとシーモアのほうが僕自身に近い。僕自身情けない人間なんです。勇気もなくて……」。

 強烈なキャラクターがたくさん登場するが、なかでも2人が気になると口を合わせるのが、奇妙な植物オードリーⅡ。デーモン閣下が声を担当する。

「視覚的にどういうふうになって出てくるかが楽しみですし、どんな悪魔が飛び出してくるのかなって」と、鈴木。三浦も「どうやって食べられちゃうのかなとか、みんな気になっていると思う」。

 共演に、シーモアが想いを寄せるオードリーは妃海風と井上小百合のWキャスト。シーモアが務める花屋の店主に岸祐二、オードリーのボーイフレンドのオリンを石井一孝。

 2020年3月13日から4月1日まで日比谷シアタークリエにて上演。その後、全国ツアーで、山形、愛知、静岡、大阪を巡る。チケットの一般発売は12月21日から。

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