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松倉信太郎が王者ハッサン・トイに挑戦「勝ち以外生き残る道はないのかなと思っている」と背水の陣【K-1】

2023.10.11 Vol.Web Original

 新生K-1第2章の第2弾大会となる「K-1 ReBIRTH2」(12月9日、大阪・エディオンアリーナ大阪)の第1弾カード発表会見が10月11日、都内で開催された。この日は3つのタイトル戦とスーパーファイト1試合が発表された。

 K-1 WORLD GPミドル級タイトルマッチでは王者ハッサン・トイ(トルコ/Team Toy)が松倉信太郎(team VASILEUS)を相手に初防衛戦に臨む。2人は6月に行われた「初代ミドル級王座決定トーナメント」の決勝で対戦し、この時はトイが1RでKO勝ちを収めている。ともにそれ以来の試合となる。

 トイは2016 WFCA -68kg ヨーロッパ王者、2015 WFL武林風 -65kg級王者でK-1では初参戦時に野杁正明と対戦し判定負け。しかし野杁が試合後に「シンプルにすごく強かった。また日本で見たい選手」と語り、再来日が望まれていた選手。トーナメントには階級を上げての参戦だったが、ダニロ・ザノリニ、リー・ホイ、松倉を相手に盤石の強さを見せ王座を獲得した。

 松倉は2009年のK-1甲子園-70kg王者で2014年の新生K-1の旗揚げ戦にも参戦。2017年にK-1を離れ、さまざまな団体を渡り歩く中、WPMF世界スーパーミドル級王座、KNOCK OUT-BLACKスーパーミドル級王座を獲得。昨年4月の「K’FESTA.5」からK-1に復帰した。

 松倉は「ダイレクトリマッチでタイトル戦というのはK-1ではなかなかない状況。僕は2年前の大阪大会の時はKNOCK OUTに参戦させていただいていたが、見に行って“やっぱり戻りたい。最後にこのベルトを獲りたい”と思って、昨年4月から戻ってきて、そこから試合をしてきた。1試合1試合、体がぶっ壊れてきているというか、毎試合“俺、死ぬのかな?”というような試合が続いている。僕はもともとは倒れなかったが、この前も倒れてた。自分のそういうところも感じている。16歳くらいからデビューしていろいろな所に出ているが自分の格闘家人生をしっかり完結させたいなという思いがある。ハッサン選手が強いのは分かっているが覚悟を見せたいと思っている」と語る。

ハッサン・トイが決勝で松倉信太郎を秒殺KOで破り初代王座を獲得「彼女に“愛している”と伝えたい」【K-1】

2023.06.04 Vol. Web Original

「K-1 WORLD GP 2023~初代ミドル級王座決定トーナメント~」(6月3日、神奈川・横浜武道館)で行われた「K-1 WORLD GP初代ミドル級王座決定トーナメント」でハッサン・トイ(トルコ/Team Toy)が決勝で松倉信太郎(team VASILEUS)を1R45秒でKOで破り、初代王座に就いた。

 トイは2019年12月の名古屋大会でK-1初参戦を果たすも野杁正明に判定負け。しかし野杁が試合後に「シンプルにすごく強かった。また日本で見たい選手」と語り、再来日が望まれたのだが新型コロナウイルスの影響もあり、なかなか来日がかなわず、今回が約3年半ぶりの参戦だった。

 1R、ともにオーソドックススタイルでスタート。松倉がワンツーを出すとトイもワンツー。トイはサウスポーにスイッチすると左フック一閃。ガードの外から側頭部に食らった松倉はダウン。なんとか立ち上がろうとするがそのまま立ち上がれず、トイが1R45秒でKO勝ちを収めた。

待望のミドル級新設も神保克哉「ベルトが見当たらない」。中村Pは「階級は作ると言ったがベルトを作るとは言ってない」と一蹴【K-1】

2023.02.02 Vol.Web Original

 K-1ジャパングループ年間最大のビッグマッチ「K-1 WORLD GP 2023 JAPAN ~K’FESTA.6~」(3月12日、東京・国立代々木競技場第一体育館)の第3弾対戦カード発表会見が2月2日、都内で開催された。

 会見では新階級となる「ミドル級」の新設が発表されたものの、出場する神保克哉(K-1ジム目黒TEAM TIGER)が中村拓己プロデューサーに「ベルトが見当たらない」と問いただすと、中村氏に「階級は作ると言ったがベルトを作るとは言ってない」とやり込められてしまった。

 −75kgのミドル級は神保が2021年から再三、新設をアピール。その間、−75kg近辺で試合を続け5連勝(3KO)と実績を残し、昨年9月のK-1横浜大会では松倉信太郎(team VASILEUS)をKOで下し、ついに中村氏に首を縦に振らせていた。

 会見でここまでの経緯を説明する中村氏に「ミドル級のベルトはどこすか? ベルトが見当たらないな」と横やりを入れた神保だったが、中村氏に「階級を作るとは言ったが、ベルトを作るとは言ってない。皆さん、YouTubeで9月の横浜大会の一夜明け会見を見てください」とまで言われてしまい「じゃあ、俺も見てみます」と撤退。

神保克哉が「これで−75kgができなかったら中村Pの家にカチコミに行く」と公開直談判で新階級設立に成功【K-1】

2022.09.12 Vol.Web Original

「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN~よこはまつり~」(9月11日、神奈川・横浜アリーナ)の一夜明け会見が9月12日、都内で開催された。

 松倉信太郎(team VASILEUS)にKO勝ちを収め、リング上、そして試合後の会見でも−75kgの新階級の設立を訴えた神保克哉(K-1ジム目黒TEAM TIGER)が会見中、中村拓己プロデューサーを壇上に呼び出し、公開直談判。ついに中村氏に首を縦に振らせることに成功した。

 神保は「昨日は向こうの覚悟もすごかったが、俺の覚悟のほうがすげえということが伝えられたし、ただのケンカじゃねえんだということをみんなに伝えられたかなと思っている。単純に昨日は俺のほうが強かったかなと思う。ただそれだけ」などと松倉との激闘を振り返った。松倉については「気持ちも強くて全然倒れないなと思った。あれだけ言ってきた仲なんで、ああいう感じになったのかと思う。本当にタフだった。気持ちが入っていた」と語った。

神保克哉が“目障りな転校生”松倉信太郎にKO勝ちで中村プロデューサーに「俺、マジ頑張ったよ」と新階級設立を改めて主張【K-1】

2022.09.12 Vol.Web Original

「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN~よこはまつり~」(9月11日、神奈川・横浜アリーナ)で行われた-75kg契約の一戦で神保克哉(K-1ジム目黒TEAM TIGER)が延長ラウンドで松倉信太郎(team VASILEUS)にKO勝ちを収め、改めて新階級の設立をアピールした。

 神保はかつてはスーパー・ウェルター級(−70kg)で戦っていたものの昨年3月から新階級設立を目指し−75~73kgで試合を行い、5連勝(3KO)中。そんな中、2021年3月にKNOCK OUT-BLACKスーパーミドル級王座を獲得した松倉がK-1に復帰。同じく−75kgの階級設立を訴えたことから神保にとっては目障りな存在に。神保が松倉を「転校生」呼ばわりし、なにかと互いに“口撃”を展開する中、今回の対戦が決まった。

カリミアンが実方の首に手をかけあわや乱闘。松倉と神保は至近距離でにらみ合い【K-1】

2022.09.10 Vol.Web Original

前日計量は全選手が規定体重をクリア

「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN~よこはまつり~」(9月11日、神奈川・横浜アリーナ)の前日計量が9月10日、都内で開催され、全選手が一発で規定体重をクリアした。

 今大会では武尊の王座返上に伴い「K-1 WORLD GP第5代スーパー・フェザー級王座決定トーナメント」が行われる。計量後のフォトセッションでは優勝候補の一角であるレオナ・ペタス(THE SPIRIT GYM TEAM TOP ZEROS/LARA TOKYO)がアヤブ・セギリ(スペイン/Kaizen Fight Club Burriana)を相手に、まずは正面を向いての撮影の段取りを無視していきなりフェイストゥフェイスに持ち込むおなじみの流れを見せた。

 第13試合のスーパー・ヘビー級のスーパーファイトで対戦するシナ・カリミアン(POWER OF DREAM)は100.5kg、実方宏介(真樹ジムAICHI)は126.05kgで試合に臨む。フォトセッションのフェイストゥフェイスではカリミアンがいきなり実方の首に手をかけると実方の顔色が変わり、あわや乱闘のもみ合いとなった。

松倉信太郎「特攻って、そんなに軽い言葉じゃない。スーツで来い!」に特攻服の神保克哉は「お前に関係ない」【K-1】

2022.07.27 Vol. Web Original

−75kgのトップの座をかけ対戦

「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN~よこはまつり~」(9月11日、神奈川・横浜アリーナ)の第2弾カード発表会見が7月27日、都内で開催された。−75kgの階級設立を目指す松倉信太郎(team VASILEUS)と神保克哉(K-1ジム目黒TEAM TIGER)の対戦が実現することとなった。

 松倉はK-1甲子園70kg日本一トーナメントで優勝。K-1、Krushを主戦場にキャリアを重ねたが、2018年からRISEに参戦。2020年からはREBELSに戦場を移し、2021年3月にKNOCK OUT-BLACKスーパーミドル級王座を獲得した。今年4月に行われた「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN ~K’FESTA.5~」でK-1への電撃復帰を果たし、ジュリオ・セザール・モリに判定勝ちを収めた。

 対する神保はスーパー・ウェルター級(−70kg)で戦っていたものの昨年3月から新階級設立を目指し−75~73kgで試合を行い、現在5連勝(3KO)。

 松倉がK-1復帰後、“目障りな存在”と意識する神保は自らが青コーナーなことに「ずっとムカついていた。やっと転校生をぶっ飛ばせるということでワクワクしている。それとなんで俺が青コーナーなの? こいつ、よそ者だぞ。ふざけんな」と第一声からケンカモード。

帰ってきた松倉信太郎が判定勝ちに反省も「スーパー・ミドル級を作ってチャンピオンになる」とアピール【K-1】

2022.04.04 Vol.Web Original

「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN ~K’FESTA.5~」(4月3日、東京・国立代々木競技場 第一体育館)で行われた−75kg契約のスーパーファイトで松倉信太郎(team VASILEUS)が約5年2カ月ぶりのK-1参戦を果たした。

 松倉は2017年2月の日菜太戦を最後にK-1ジャパングループを離れ、2018年からRISEに参戦。2020年からはREBELSに戦場を移し、昨年3月にKNOCK OUT-BLACKスーパーミドル級王座を獲得していた。

 1R、松倉は右カーフからパンチにつなげていく。モリはプレッシャーをかけて前に出てパンチも、カーフで徐々に左足を効かされていく。2R、松倉がパンチの連打もモリは下がらず前に出る。松倉のカーフにモリは左ストレートを合わせる。

松倉信太郎が約5年ぶりにK-1電撃復帰。「K-1の世界チャンピオンになるために戻ってきた」【K-1】

2022.03.03 Vol.Web Original

「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN ~K’FESTA.5~」(4月3日、東京・国立代々木競技場 第一体育館)の第3弾カード発表会見が3月2日、都内で開催された。

 KNOCK OUT-BLACKスーパーミドル級王者の松倉信太郎(team VASILEUS)が2017年2月以来のK-1ジャパングループへの復帰を果たし、ジュリオ・セザール・モリ(ブラジル/ブラジリアンタイ/teamMori)と対戦する。

 松倉はK-1甲子園70kg日本一トーナメントで優勝。K-1、Krushを主戦場にキャリアを重ねたが、2018年からRISEに参戦。2020年からはREBELSに戦場を移し、昨年3月にKNOCK OUT-BLACKスーパーミドル級王座を獲得していた。

 松倉は「またこうやってK-1の舞台に戻ってくることができて、心からうれしいなっていう気持ちと同時に、今の僕があるのは今まで所属していたジム、団体さんがあってのことで、本当にいろんな人の思いや気持ちを持って今日この場にいます。4月3日、K-1のリングに上がるんですけど、記念で戻ってきたわけでもないし、ただ試合をするために戻ってきたわけでもなくて、僕はK-1の世界チャンピオンになるために戻ってきました。年齢的にも30歳であまり時間もないので、しっかり一戦一戦アピールしていきたいなと思っています」と挨拶した。

 復帰の理由については「もちろんたくさんあるし、前回K-1に出てからすごい時間が経って、いろんなところでも戦わせてもらったし、いろんなことを経験してきて、それはひと言で言い表せるものではないです。ただ僕がK-1に戻りたいと思った。それが一番、そこだけというか、K-1の世界チャンピオンになりたい、その気持ちがとにかくありました」とK-1王座へのこだわりを繰り返し口にした。

松倉信太郎が武来安を失神KO。「RIZINでKNOCK OUTを体現できるのは僕しかいない」と昨年8月以来のRIZIN出場をアピール【KNOCK OUT】

2021.10.30 Vol.Web Original

「KNOCK OUT 2021 vol.5」(10月29日、東京・後楽園ホール)のセミファイナルでKNOCK OUT-BLACKスーパーミドル級王者の松倉信太郎(TRY HARD GYM)がスーパーファイトで武来安(アメリカ/上州松井ジム)と対戦し、2R18秒でKO勝ちを収めた。

 松倉は昨年12月からREBELSに参戦。スーパーミドル級王座の新設を訴え、トーナメントが開催されるとそれを制し今年3月に初代KNOCK OUT-BLACKスーパーミドル級王座を獲得した。

 対する武来安は日本を拠点に活躍するアメリカ人キックボクサー。これまで20戦のキャリアの中で3本のチャンピオンベルトを獲得し、2018年には「K-1 WORLD GP」の初代クルーザー級王座決定トーナメントにアメリカ代表として出場している。今回は、王者・松倉との戦いのために、ベスト体重のライトヘビー級(-79.38kg)から3kg以上絞っての参戦となった。

プロ無敗の龍聖がついに王座に王手。栗秋を破った銀次と王座決定戦【KNOCK OUT】

2021.09.14 Vol.Web Original

初代KNOCK OUT-BLACK フェザー級王座決定戦

「KNOCK OUT 2021 vol.5」(10月29日、東京・後楽園ホール)の第1弾カード発表会見が9月14日、東京都内で開催された。

 初代KNOCK OUT-BLACK フェザー級王座決定戦が行われ、龍聖(TRY HARD GYM)と銀次(Next 零)が対戦する。

 龍聖はプロデビュー後、ここまで8戦8勝(7KO)の20歳。正道会館館長の石井和義氏が「ポスト那須川天心、武尊」と評価するほどの逸材。銀次は九州を主戦場に戦うファイターで、九州で3つのタイトルを獲得。今年の5月大会からKNOCK OUTに参戦し、小笠原裕典と対戦しドロー。9月5日には栗秋祥梧を2RKO勝ちを収め、今回の王座決定戦出場にこぎつけた。

 龍聖は今回の王座決定戦については「通過点としか思っていない。圧倒的にぼこぼこにして、年末に向けしっかりアピールしたい」と絶対的な自信を見せた。銀次については「まず“誰?”という感じ」と話したうえで「別に試合を見てほしいわけではない。俺の存在を楽しんでほしい。いつも通りの試合をする」「日本キックボクシング界の歴史に残る選手になりたいと思っている。そのためのパスポートが手に入るという思いでうれしく思っています。獲ってからのストーリーを楽しみにしてほしいと思っています。期待していてください」と話すなど、早くもベルト獲得後に思いをはせた。

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