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桜庭ななみ「周りに生かされていることを実感」

2016.09.12 Vol.674

 石垣島の美しい景色を舞台にした映画『絶壁の上のトランペット』が公開。

「2週間ほど石垣島に滞在して撮影をしたのですが、美しい石垣島の自然がそのまま映像になっていて、とてもきれいな作品になりました」と主人公の女子大生・アオイを演じる桜庭ななみ。

 アオイは、心臓移植手術後、療養のために伯父が暮らす沖縄の小さな島に。そこで出会ったのが、淋しげにトランペットを吹く青年ジオ(L.Joe)。

「共演のL.Joeさんは、韓国で人気のアーティストですが、セリフもほとんどNGを出さず完璧で、さらに表情もとても素敵で、ジオという役をしっかり作って下さっていたので、イメージしやすく、役作りにとても助かりました」

 撮影中にはちょっとした息抜きも

「共演者の方とみんなでパーティーをしました。バーベキューをしたんですが、石垣牛がすごくおいしかったです。あと、伯父役の辰巳(琢朗)さんが、ご自分で作ってらっしゃるお酒をふるまって下さるなど楽しい時間を過ごしました」

 美しい自然、命の尊さ、切ないラブストーリー。そして最後には意外な展開も…。

「ジオが作った真珠の天文台を2人で見るシーンでジオが“忘れないで下さい。この瞬間を。それでいいです、僕は”って言うんですけど、それがこの作品を象徴しているかなって。結末を知ってからもう1回見ていただくと、そこのシーンがまったく違って見えると思います。今いる時間の大切さ、そして自然や周りの人に自分は生かされているという深いメッセージが詰まった作品ですので、ぜひ大切な人と一緒に見て下さい」

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