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3週間前に骨折の松倉信太郎の勝利の陰に武尊の言葉「まっつん! 逆にこれは開き直れるチャンスだよ」【K-1】

2023.12.10 Vol.Web Original

 新生K-1第2章の第2弾大会となる「K-1 ReBIRTH2」(12月9日、大阪・エディオンアリーナ大阪)で松倉信太郎(team VASILEUS)がK-1 WORLD GPミドル級王者のハッサン・トイ(トルコ/Team Toy)に挑戦し、延長にもつれ込む接戦の末、2-1の判定で勝利を収め、悲願のK-1王座を獲得した。

 2人は今年6月に行われた「初代ミドル級王座決定トーナメント」の決勝で対戦し、トイが1R42秒でKO勝ちを収めている。

 1R、ともにオーソドックスの構え。トイが前蹴り、松倉は右ロー。トイは踏み込んで左フック、そしてヒザ蹴り。トイは高い前蹴りと左フックで松倉を下がらせる。そして左ハイ、右ローを的確に打ち込んでいく。松倉は右ロー。トイはスイッチして左ストレート。トイの強烈な左ボディー。松倉は手が出ない。トイはスイッチして右ロー。トイの右ローに松倉がカウンターでワンツー。松倉は奥足へのロー、右ロー。トイがスイッチすると右インロー。

武尊「世界最高の殴り合いをやりたい」ロッタン戦が来年1月の日本大会でついに実現【ONE】

2023.11.30 Vol.Web Original

ONEが来年1月28日に約4年ぶりの日本大会「ONE165:Rodtang vs.Takeru」

 アジア最大級の格闘技団体「ONE Championship」が11月30日、都内で会見を開き、チャトリ・シットヨートンCEO、元ONE世界ライト級王者の青木真也(フリー)、元K-1 WORLD GP 3階級制覇王者の武尊(team VASILEUS)らが登壇した。会見では来年1月28日に、2019年10月以来の日本大会となる「ONE165:Rodtang vs.Takeru」(東京・有明アリーナ)の開催と、そこで武尊がONEムエタイ世界フライ級王者のロッタン・ジットムアンノン(タイ/ジットムアンノンジム)と対戦することが発表された。

 武尊は今年5月にONEと独占複数試合の契約を結んでおり、今回がONEデビュー戦となる。6月には「Impact in Paris」(6月24日、フランス・パリ/ゼニスアリーナ)でベイリー・サグデン(イギリス/Suggys Gym)を相手に昨年6月の「THE MATCH 2022」以来の復帰戦に臨み、試合終了間際の左ハイキックで劇的なKO勝ちを収め復活。この試合でISKA世界ライト級(−61.0kg)王座と「キックボクシングGP」のベルトを獲得している。

青木真也が1年2か月ぶりのMMAマッチでセージ・ノースカットと対戦「ベストパフォーマンスを出せる最後の機会」【ONE】

2023.11.30 Vol.Web Original

ONEが来年1月28日に約4年ぶりの日本大会「ONE165:Rodtang vs.Takeru」開催

 アジア最大級の格闘技団体「ONE Championship」が11月30日、都内で会見を開き、チャトリ・シットヨートンCEO、元ONE世界ライト級王者の青木真也(フリー)、元K-1 WORLD GP 3階級制覇王者の武尊(team VASILEUS)らが登壇した。会見では来年1月28日に、2019年10月以来の日本大会となる「ONE165:Rodtang vs.Takeru」(東京・有明アリーナ)の開催と、そこで青木が2022年11月のサイード・イザガクマエフ戦以来のMMAマッチでセージ・ノースカット(アメリカ)と対戦することが発表された。

 青木は2012年にONEに初参戦。以降はDREAM、INOKI BOM-BA-YE、RIZINへの単発の参戦はあったもののONEを主戦場に戦い、2013年4月には朴光哲、2019年3月にはエドゥアルド・フォラヤンを破り、2度、ONE世界ライト級王座を獲得している。

 前戦は「ONE Fight Night 15: Le vs. Freymanov」(10月7日、タイ・ルンピニースタジアム)でマイキー・ムスメシと「無差別級サブミッショングラップリング」で対戦し、1R にストレートフットロックを極められ一本負けを喫した。MMAの試合は2022年11月のサイード・イザガクマエフ戦以来。その前には同年3月に秋山成勲にも破れており、MMAでの勝利は2021年4月のフォラヤン戦にまで逆上る。

 青木は「2023年はMMAの試合をすることができませんでした。そして、このまま試合をすることなく終わるのかなと思っていたんですが、ありがたいことに2024年1月、試合をいただくことができました。ベストパフォーマンスで試合を皆さんの前で出せる最後の機会というか、自分のベストパフォーマンスを世界最高峰の舞台で世界最高峰とされる相手の中でできるのは本当に最後だと思いますので“一生懸命やり切りたい”ということによって、2カ月間頑張り切れるようにしたいと思っています」とONEの第一線でのファイトについて「最後」という言葉を使った。

フライ級キックボクシング世界王者スーパーレックが武尊について言及「間違いなくいつか対戦したい選手の一人」【ONE】

2023.07.10 Vol.Web Original

7・15「ONE Fight Night 12」でタギール・カリロフと対戦

 ONE Championship「ONE Fight Night 12」(7月15日、タイ・バンコク/ルンピニー・スタジアム)にフライ級ムエタイマッチで、タギール・カリロフ(ロシア)と対戦する同級1位でONEフライ級キックボクシング世界王者でもあるスーパーレック・キアトモー9(タイ)が大会前の取材で、ONEへ参戦する武尊(team VASILEUS)について「間違いなく対戦したい選手の一人だ」などと語った。

 以下はスーパーレックとの一問一答。

― 6月に行われたナビル・アナンとの前戦(スーパーレックの1R KO勝利)について。
「彼はリーチがあるので相手の距離で戦うと、向こうが有利だったはずだ。だから僕は打ち合うために、近い距離で戦った。戦術を決め込んでいた訳ではなかったが、懐に入って戦えたのは結果的に成功だった」

― 長身の相手に何か特別な練習は行ったか?
「特別な準備はしなかった。いつも通りの練習を行っただけだ」

― 今回の タギール・カリロフ戦について、対戦相手の印象は?
「彼は強いファイターでとてもタフだ。パンチに至っては、危険で正確なんだ。そこは警戒しないといけない」

― 自身の強みと相手の弱点について
「彼は強打が自慢のムエマッド(パンチャーの意味)スタイルの選手だ。ただ、僕と対戦した場合、そこが彼のウィークポイントになるだろう。彼の豪腕は自分なら対応できるはずだ」

武尊がロッタン戦の早期実現を熱望。「自分の中のけじめ。KOで勝てば僕自身が納得できるのかなという気持ち」

2023.06.29 Vol.Web Original

「Impact in Paris」(6月24日、フランス・パリ/ゼニスアリーナ)で行われた約1年ぶりの復帰戦で見事なKO勝ちを収めた武尊(team VASILEUS)が6月29日、都内で勝利報告記者会見を開いた。

 武尊は「ISKA世界ライト級(−61.0kg)王座」をかけてベイリー・サグデン(イギリス/Suggys Gym)と対戦し、試合終了間際の左ハイキックで劇的なKO勝ちを収めた。なおこの試合には武尊自身も「勝ってから気づいた」という「キックボクシングGP」のベルトもかけられていたことから武尊は2本のベルトを持って帰国した。

 武尊は今後の目標について「明確に見えてきている。ロッタン選手とやりたい」とONE世界フライ級ムエタイ王者のロッタン・ジットムアンノンとの対戦に照準を定めた。

 武尊はONE Championshipと複数試合契約を結び、今後はONEで戦っていくことになるのだが「一番を狙うことは変わらない。世界一を証明すると言い続けている。僕はずっとK-1を背負っていましたけど、K-1の強さを世界にアピールしたいという気持ちは変わらない。K-1世界王者は世界の王者だということを今も心に持って戦っているんで、それも含めてONEでは一番を取りに行きたいと思っている。そして一番は戦いたい相手がいるからONEと契約したというところもあるので、ロッタン選手と試合をやりたいと思っている」などと語った。

劇的KOで復活勝利の武尊が帰国会見「ハイキックで倒したのは初めて。いい収穫になった」

2023.06.29 Vol.Web Original

「Impact in Paris」(6月24日、フランス・パリ/ゼニスアリーナ)で行われた約1年ぶりの復帰戦で見事なKO勝ちを収めた武尊(team VASILEUS)が6月29日、都内で勝利報告記者会見を開いた。

 武尊は「ISKA世界ライト級(−61.0kg)王座」をかけてベイリー・サグデン(イギリス/Suggys Gym)と対戦し、試合終了間際の左ハイキックで劇的なKO勝ちを収めた。なおこの試合には武尊自身も「勝ってから気づいた」という「キックボクシングGP」のベルトもかけられていたことから武尊は2本のベルトを持って帰国した。

 武尊といえばこれまでは軽量級離れした強烈なパンチでKOの山を築いてきたのだが「ハイキックでダウンを取ったのは初だと思う。いい収穫」などと振り返った。

 今回のフランス遠征については「いつもと違う環境で調整だったり減量だったり、いろいろと大変なこともあったし、普段と違うこともたくさんあったんですが、それも全部今まで経験したことのなかったこととして、すごくいい経験になった。なによりも過去の試合の中でも一番試合を楽しめたというか、試合というより格闘技、試合前からも含めてですが、格闘家をやれる喜びのようなものをやりながらを感じられた。あと、試合後に魔裟斗さんも言ってくれていたんですが、デビューしたころの誰も自分のことを知らないところで“武尊を見せつけてやろう”というギラギラしたものがあった。今までは“みんなに期待されている。勝利をつかまなければいけない”というプレッシャーとの戦いだったり“絶対に負けられない”という恐怖との戦いの中で試合をしていたんですが、フランスだったり配信を見てくれている僕を知らない人たちに“武尊の試合はこんなにすごいんだぞ”というところを見せつけてやろうという、いいエネルギーで試合ができたと感じるので、そこも収穫というか、また“格闘技が好きだな”と思いました」などと大きな手ごたえを得たよう。

1年ぶりの復帰戦で劇的KO勝ちの武尊が「次はロッタンを倒しに行きたい」

2023.06.25 Vol.Web Original

 K-1史上初の三階級制覇王者・武尊(team VASILEUS)が6月24日、「次はロッタンを倒しに行きたい」と打倒ロッタンに舵を切った。

 武尊はこの日、「Impact in Paris」(フランス・パリ/ゼニスアリーナ)で昨年6月の「THE MATCH 2022」以来の復帰戦に臨んだ。ベイリー・サグデン(イギリス/Suggys Gym)と空位となっているISKAのK-1ルール61kgの王座をかけて対戦し、試合終了間際の左ハイキックで劇的なKO勝ちを収めた。

 今回の大会の模様はABEMA PPVにて独占生中継され、日本のスタジオでは魔裟斗氏、志朗らが解説を務めた。試合後に中継がつながった際には武尊は「本当に、久々でペースを取りにくかった。5R制というのもあって作りにくくて、やりにくさとかいろいろあったが、取りあえず勝って良かった」と試合を振り返った。

 サグデンについては「やりにくかったですね、結構。パンチも当てにくいし、足も変なタイミングで上げるので、蹴りも蹴りにくくてやりづらかった」などと語った。終盤のボディーへの攻撃については「グローブがでかかった。8オンスだが10オンスくらいあるグローブなのであまりパンチが効かせられなかった。パンチでは倒れないなと思って、切り替えて蹴りで倒そうかなと思った。カウンターの右ハイは結構練習していた。それで効かせられたので左も入るかなと。お腹が効いていたんでハイキックが入るかなというのもあって蹴った」と明かした。また「腕が長くてボディーブローが入らなかった。ヒザは入ったがボディーブローがクリーンヒットしなくて、腕の長さを感じました。背中も結構丸まっているのでボディーは入りにくかった」などとも語った。

武尊が1年ぶりの復帰戦で劇的KO勝ち。試合終了間際に左ハイキック一閃

2023.06.25 Vol.Web Original

 K-1史上初の三階級制覇王者・武尊(team VASILEUS)が6月24日、昨年6月の「THE MATCH 2022」以来の復帰戦でベイリー・サグデン(イギリス/Suggys Gym)と対戦し、試合終了間際の左ハイキックで劇的なKO勝ちを収めた。

 武尊が復帰の場に選んだのはフランス・パリのゼニスアリーナで行われた「Impact in Paris」。このサグデンとの試合には空位となっているISKAのK-1ルール61kgの王座がかけられ、大会の模様はABEMA PPVにて独占生中継された。

 1R、ともにオーソドックススタイルの構え。ともに右ローで牽制。サグデンがパンチで仕掛けると回る武尊。サグデンの左ジャブが強烈。武尊は左インロー、右カーフ、そして前蹴り。サグデンはパンチを連打。武尊はヒザをボディーに。サグデンのパンチに武尊がパンチを合わせる。武尊のヒザに下がるサグデン。武尊は右カーフ、そしてサグデンの左フックに右のクロスを合わせる。新技のバックスピンキックも見せていく。

6月24日に大一番を迎える武尊と井岡一翔がエールを交換。井岡「お互いに勝って最高の日にしたい」

2023.06.15 Vol.Web Original

 ともに6月24日に大一番を迎えるK-1史上初の三階級制覇王者・武尊(team VASILEUS)とプロボクシングの前WBO世界スーパーフライ級王者・井岡一翔(志成)が6月15日、互いの健闘を誓いエールを交換した。

 武尊は「Impact in Paris」(6月24日、フランス・パリ/ゼニスアリーナ)で昨年6月以来の復帰戦に臨み、ベイリー・サグデン(イギリス/Suggys Gym)を相手に空位となっているISKAのK-1ルール61kgのタイトルマッチを行う。井岡は東京・大田区総合体育館でジョシュア・フランコの持つWBA世界スーパーフライ級王座に挑戦する。フランコとは昨年大晦日に「WBA・WBO世界スーパーフライ級王座統一戦」で対戦し、ドローに終わっており今回はダイレクトリマッチとなる。

 この日は武尊が井岡の所属する志成ボクシングジムを訪問。2人は以前、共通の友人であるONE OK ROCKのTakaの紹介で出会ったという。

 井岡は「ジムとか試合会場とかではなくプライベートで会っていたので、自然体で、そこまで深くお互いのことを語り合うとかではなく、楽しくその場を過ごすという始まりだった。もちろん、彼のことは知っていて、尊敬する気持ちはベースにあった。人としても魅力のある人だし、接しやすいし」、武尊は「僕からしたらテレビで見ていたスーパースター。2年くらい先輩だし、めちゃくちゃ緊張した。格闘家の大先輩プラス試合もめちゃくちゃ見ていて、練習とかも参考にさせてもらっていた。緊張して喋れなかったんですけど、優しく喋りかけてもらって。その時に初めて会ったのにスーツをプレゼントしてくれた。“いいスーツ着たほうがいいよ”ってスーツ屋さんに連れて行ってくれた」などと、ともに最初の出会いを振り返った。

大雅が「今回の試合はラストチャンス」と背水の陣も「インパクトのある勝ち方をして今後につなげたい」と意欲【Impact in Paris】

2023.06.08 Vol.Web Original

「Impact in Paris」(6月24日、フランス・パリ/ゼニスアリーナ)に出場する元K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王者の大雅(TRY HARD GYM)が6月8日、都内にある所属ジムで公開練習を行った。

 同大会で大雅はウマハメド・ファレス(フランス)と対戦する。ファレスは-63kg FFKMDAフランス王座のタイトル獲得歴を持ち、戦績は27戦21勝6敗の23歳。

 大雅は今年3月の「RISE ELDORADO 2023」で一馬(MONSTAR GYM)と対戦予定だったが、計量後に体調が悪化し試合は中止に。後日、「縦隔(じゅうかく)気腫」という診断が下ったことが発表された。試合は昨年10月の「RISE WORLD SERIES 2022」での奥平将太(FIGHT CLUB 428/Team Bull)以来となる。一時は黒星が続いた大雅だったが2021年11月の梅野源治戦以降、4戦3勝1分とかつての輝きを取り戻しつつある。

 この日はシャドーとミット打ちをそれぞれ3分ずつ行った後にスパーリングを2分2R行った。スパーの2R目の相手は兄のHIROYAが務めた。

復帰戦を前に武尊「“負けたくない”ではなく“勝ちたい”という気持ち。プラスのパワーで動けている」【Impact in Paris】

2023.06.01 Vol.Web Original

6・24「Impact in Paris」でベイリー・サグデンと対戦

 K-1史上初の三階級制覇王者である武尊(team VASILEUS)が6月1日、東京・祐天寺にある「ALONZA FITNESS&KICK BOXING」で公開練習を行った。

 武尊は昨年6月の那須川天心戦以来、約1年ぶりの復帰戦となる「Impact in Paris」(6月24日、フランス・パリ/ゼニスアリーナ)でベイリー・サグデン(イギリス/Suggys Gym)と空位となっているISKAのK-1ルール61kgのタイトルマッチで対戦する。

 この日は2分のシャドーの後、2分のミット打ち、そして弟分の晃貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)と2分間のスパーリングを行った。その後に行われた会見で「今一番疲労がたまっている」と語ったものの、練習では重いパンチ、切れの良いキックや前蹴りを放ち順調な仕上がりを感じさせた。またこれまではなかなか見る機会のなかった飛びヒザやバックスピンキックも披露した。

 会見で武尊はコンディションについては「疲労がたまっているということはそれだけ追い込めているということ。順調なのかと思う」と語った。

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