SearchSearch

海人がデビュー戦で判定負け。対戦相手の巧みな立ち回りに最後まで真価を発揮できず【ONE】

2025.05.24 Vol.Web Original

 ONE Championshipの「ONE Friday Fights 109」(5月23日、タイ・ルンピニースタジアム)でシュートボクシング世界スーパーウェルター級王者・海人(TEAM F.O.D)がONEデビュー戦に臨んだ。

 試合はモハメド・シアサラニ(イラン)の巧みな立ち回りにポイントを奪われ、最後までとらえ切ることができず判定負けを喫した。

 1R、ともにオーソドックスの構え。シアサラニは右ロー、左ジャブ。海人は左ジャブ。海人は左ミドル。シアサラニは左ジャブ、左アッパー、右ストレート、右ロー。シアサラニは左ジャブ、右ミドル。シアサラニはスイッチして左ミドル、左ストレート。海人は左ジャブ、右ミドル。シアサラニのローにパンチを合わせる海人。圧をかける海人に左ミドルのシアサラニ。圧をかける海人にシアサラニは左インロー、左ミドル。海とも右ミドル。シアサラニは左ストレート。海人はリターンが少なく印象は悪い。終了間際にシアサラニが左ストレート。

ONEデビュー戦の海人「終始圧倒して1Rから倒しに行く。キックパンツはちょっと恥ずかしい。その辺はスルーして」【ONE】

2025.05.22 Vol.Web Original

 ONE Championshipの「ONE Friday Fights 109」(5月23日、タイ・ルンピニースタジアム)に出場するシュートボクシング世界スーパーウェルター級王者・海人(TEAM F.O.D)の試合を前にした公式インタビューがONEを通じて届いた。海人はONEデビュー戦でモハメド・シアサラニ(イラン)と対戦する。

 なお前日計量は海人は153.6lbs(69.67kg)、ハイドレーション1.0237、シアサラニは155lbs(70.30kg)、ハイドレーション1.0195でそれぞれクリアしている。

漁鬼が中島弘貴を破り暫定王者に。正規王者・海人との統一戦に意欲【KNOCK OUT】

2025.05.19 Vol.Web Original

「KNOCK OUT 2025 vol.3」(5月18日、東京・後楽園ホール)で行われた「KNOCK OUT-BLACKスーパーウェルター級暫定王座決定戦」で漁鬼(SHINE沖縄)が中島弘貴(NEXT LEVEL 渋谷)を破り暫定王者となった。

 今回の暫定王座決定戦は王者の海人(TEAM F.O.D)がシュートボクシングや海外などでの試合のスケジュールの関係もあり防衛戦がなかなか行えていないことから行われたもので、漁鬼は今後、海人との統一戦に臨むことになる。

 1R、ともにオーソドックスの構え。漁鬼はいきなり右ストレート。中島はローからの組み立て。漁鬼は圧をかけて右ストレート。中島は下がりながら左ジャブ。漁鬼のパンチに合わせて左フックの中島。圧をかける漁鬼。漁鬼の右ローに左フックの中島。中島は右カーフ。漁鬼は圧をかけて右ストレート、そして左ジャブ、右ロー。中島もローを返す、漁鬼は詰めて左ジャブ、右ロー。中島は左フック、右フック。

海人が5・23「ONE Friday Fights」に参戦しシッティチャイを破ったシアサラニと対戦。グレゴリアン戦はまとまらず【ONE】

2025.05.09 Vol.Web Original

 シュートボクシング協会が5月8日、SB世界スーパーウェルター級王者の海人(TEAM F.O.D)がONE Championshipの「ONE Friday Fights 109」(5月23日、タイ・ルンピニースタジアム)に参戦することを発表した。海人はモハメド・シアサラニ(イラン/Team Mehdi Zatout)と対戦する。

 シアサラニは2023年1月の「ONE Friday Fights 2」からONEに参戦。ここまで7戦5勝(1KO)2敗の戦績を残し、5勝の中には元GLORY世界ライト級王者のシッティチャイ・シッソンピーノン、元Enfusionスーパーフェザー級王者のモハメド・ブタザ、野杁正明から勝利を収めているリウ・メンヤンからの勝ち星も含まれる強豪だ。

 海人は3月23日にさいたまスーパーアリーナで開催された「ONE.172」でマラット・グレゴリアンと対戦予定だったが、グレゴリアンが公式計量で体重を超過したため試合は中止に。大会後のチャトリ・シットヨートンCEOの発言に対してSB協会が抗議文を提出し、チャトリCEOと海人も同席のもと、和解が成立していた。

 和解後、急きょONEサイドからSB協会に5月初旬での海人vsグレゴリアンについて提案があり、実現に向けて交渉を進めたもののグレゴリアンサイドとの調整がつかなかったため、このタイミングでの両者の対戦は実現には至らず。そこでONEからはグレゴリアンの代替選手としてモハメド・シアサラニの名前が挙がったという。

海人vsマラット・グレゴリアン戦における一連の騒動についてSB協会とONE Championshipが和解。ともに声明を発表

2025.04.14 Vol.Web Original

 シュートボクシング協会とONE Championshipが4月14日、ともに声明を発表し「ONE 172」(3月23日、東京・両国国技館)での海人vsマラット・グレゴリアン戦に関する一連の出来事において両者間で和解が成立したことを発表した。

 ONEは「ONE Championshipとシュートボクシング協会の和解成立に関する声明」と題した声明で、大会開催後の会見でのチャトリ・シットヨートン会長兼CEOの海人に対する不適切な発言について、シュートボクシング協会と海人と直接会談の場を設け謝罪したことを報告した。

 今回の事象の原因として「計量および試合実施に関するプロセスにおいて、当事者間で認識の相違が生じており、結果として不本意な誤解を招くこととなりました。今回の対話を通じて、両者の立場と見解を共有し、相互理解を深めることができました。今後はこのような認識の齟齬が生じないよう、大会前のルールやプロセスの確認をより徹底し、明確なコミュニケーション体制を構築していくことで合意いたしました」と説明している。

 そして「ONE Championshipは、シュートボクシング協会との建設的な関係を大切にしております。今後も格闘技の国際的発展と、優れた日本人選手の世界的活躍の機会創出という目標に向け努力を続けて参ります」とSBとの今後の関係についても言及。

「ONE Championshipは、すべての選手が公正な環境で競い合えるよう、一貫したルール適用と透明性のある大会運営を堅持して参ります。今回の対話から得た知見を活かし、格闘技の国際的発展と選手の安全確保の両立に向け、より一層の努力を重ねて参ります。 今後とも変わらぬご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます」と結んでいる。

SB協会とONEの間で和解が成立。グレゴリアンの体重オーバー→試合中止→チャトリ氏の海人への侮辱的発言……一連の流れを振り返る

2025.04.14 Vol.Web Original

 シュートボクシング協会とONE Championshipが4月14日、ともに声明を発表し「ONE 172」(3月23日、東京・両国国技館)での海人vsマラット・グレゴリアン戦に関する一連の出来事において両者間で和解が成立したことを発表した。

 両者は話し合いの中で、計量および試合実施に関するプロセスにおいて、当事者間で認識の相違が生じたことで誤解が生まれ、今回の結果を招いてしまったことを確認。声明ではその旨とチャトリ・シットヨートン会長兼CEOの海人に対する不適切な発言について、チャトリ氏がSB協会と海人に直接会談の場を設け謝罪したことなどを報告した。

 今回の騒動はグレゴリアンがハイドレーションテストに必要な尿を提出することができず、規定時間内に計量を行うことができなかったことが発端。結局、グレゴリアンは規定時間後に計量を行い、350グラムのオーバーとなった。

 日本の団体では交通事情などで規定時間内に計量を行うことができなかった場合や再計量の際には、ルールに明文化こそされていないものの対戦相手陣営の前で秤に乗ることが慣習となっている。

海人の次戦はGLORY1位のエンリコ・ケール。ONEのチャトリ氏から直接謝罪を受けたことも報告「“こちらが100%悪い”との謝罪をしていただいた」【SB】

2025.04.13 Vol.Web Original

 シュートボクシング(SB)のSB世界スーパーウェルター級王者・海人(TEAM F.O.D)の次戦が4月12日に東京・後楽園ホールで開催された「SHOOT BOXING 2025 act.2」で発表された。

 海人は6月22日に同所で開催される「SHOOT BOXING 2025 act.3」でGLORY世界ライト級1位のエンリコ・ケール(ドイツ)と対戦する。

 海人は3月23日に埼玉・さいたまスーパーアリーナで行われたONE Championshipの日本大会「ONE172:TAKERU VS RODTANG」でマラット・グリゴリアンと対戦する予定だったのだが、グレゴリアンが規定体重をオーバー。その後、両陣営の協議がまとまらず、試合は中止となった。ONEのチャトリ・シットヨートン会長兼CEOが大会後の会見で海人を誹謗中傷する発言を行ったことから、SB側が抗議文を提出、それにONE側が謝罪の声明を出すなどごたごたが続いていた。

榊原CEOがONEのチャトリ氏の炎上問題で「日本の団体をリスペクトしないとこの国に来てビジネスをするプロモーターとしての資格はないと思う」【RIZIN】

2025.03.26 Vol.Web Original

 RIZINの榊原信行CEOが3月26日、記者会見でのシュートボクシング(SB)のエース、海人(TEAM F.O.D)への侮辱的発言で炎上中のONE Championshipのチャトリ・シットヨートン会長兼CEOについての私見を述べた。

 RIZINはこの日、「RIZIN男祭り」(5月4日、東京・東京ドーム)の追加対戦カードを発表。その後に行われた囲み取材でチャトリ氏の件について問われると「うーん。思うところというか(笑)。でも……なんというか。謝罪はしたじゃないですか。だからちょっと局面は変わってるかなと思うんですけど、やはり日本に来て、日本の格闘技界で商売をしたいなら、日本の格闘技の団体をしっかりとリスペクトしないと。小さいとか大きいとかは関係ない。シーザー武志会長がいて、SBがあって今の自分たちにつながっているということを理解しなければ、この国に来てビジネスをするプロモーターとしての資格はないと思う」と言葉を選びながらも厳しい指摘。

ONEが公式声明。チャトリCEOが海人に対する一部発言に謝罪し撤回「海人選手の勇気の欠如に関する発言につきまして、心より謝罪し、正式に撤回いたします」

2025.03.25 Vol.Web Original

 ONE Championshipが3月25日、「海人選手に関する発言について」というタイトルの公式声明を発表し、「ONE172:TAKERU VS RODTANG」(3月23日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の大会後の会見でチャトリ・シットヨートン会長兼CEOがシュートボクシング(SB)のSB世界スーパーウェルター級王者の海人(TEAM F.O.D)に対して行った一部発言について謝罪し撤回した。

 声明でチャトリ氏は「皆様と同様に、私はマラット・グリゴリアン選手と海人選手の試合を楽しみにしておりました。グリゴリアン選手は制限時間を過ぎてハイドレーションテストをクリアし、350グラムの体重オーバーとなりました。この時点で、グリゴリアン選手にはファイトマネー総額の20%が没収され、海人選手に渡るというペナルティが課されていました。体重オーバーが1ポンド(約454グラム)未満の場合、世界の主要な格闘技団体における標準的な対応は、キャッチウェイトでの試合を交渉することです。当然ながら、海人選手が試合を辞退されたことに私は残念な気持ちを抱きました。

 しかしながら、ONE ChampionshipのCEOとして、このような感情を記者会見の場で表現したことは不適切でした。海人選手の勇気の欠如に関する発言につきまして、心より謝罪し、正式に撤回いたします。海人選手は日本で高く尊敬されているチャンピオンです。」(原文ママ)と謝罪している。

SBが海人に対するONEのチャトリCEOの侮蔑的な一部発言に抗議文。前日計量でのグレゴリアンのハイドレーションテストへの疑念も指摘

2025.03.24 Vol.Web Original

 日本シュートボクシング(SB)協会が3月24日、ONE Championshipに対してチャトリ・シットヨートン会長兼CEOの一部発言について抗議文を提出したことを発表した。

 前日(23日)に行われたONEの1年2カ月ぶり4度目の日本大会「ONE172:TAKERU VS RODTANG」(埼玉・さいたまスーパーアリーナ)でSB世界スーパーウェルター級王者の海人(TEAM F.O.D)と初代K-1 WORLD GPスーパーウェルター級王者のマラット・グレゴリアン(アルメニア/Hemmers Gym)がフェザー級キックボクシング(−70.3kg契約)で対戦の予定だったのだが、前日計量(22日)で海人は規定体重、ハイドレーションテストともにクリアしたものの、グレゴリアンは本計量の時間内に会場に現れず、規定時間が過ぎた後に計量を行い、ハイドレーションテストはクリアしたものの規定体重をオーバー。試合については両陣営の間で協議が行われていたのだが、試合当日の午前に交渉が成立せず中止になったことが発表された。
 
 この件についてチャトリ氏は大会後の会見で、海人側が試合を受けなかったことについて「恐らく一番簡単な道を選んだんだと思う」「恐れを持っているから戦わない道を選んだのではないかと考えられる」などとあたかも「海人が逃げた」と取れる主旨の発言を行い、グレゴリアンの体重超過についても「300グラムだけ」と語るなど、体重超過を容認していると取られてもおかしくないような発言を行った。

 これらのチャトリ氏の発言に対し、SBはグレゴリアンは規定時間内(11:00~13:00)に一度も計量会場に現れず、ハイドレーションテストのための尿サンプルの提出と体重測定を行わなかったこと。ONEの公式ルールブックに計量を行う際に規定時間を超過した場合の記載はなく、その後の采配について現場のONEの競技スタッフから一切の説明がなされなかったこと。試合が実施されるどうか定かではない状態のなか、海人と同行していた協会スタッフを通さず、ONEのスタッフから直接、海人とトレーナーに公開計量場所への移動指示のメールが届き、しかもその指示内容も間違ったものだったこと。そういった状態の中で協会スタッフがONE側に問い合わせ、グレゴリアンが規定時間外でもハイドレーションテストをクリアした場合にキャッチウェイトでの試合交渉権利が発生することを確認したものの、公式計量の規定時間の約1時間後(14:00)に現れたグレゴリアンのハイドレーションテストは規定時間を超過していたため日本の医療従事者が計量会場から退席しており、グレゴリアンが行ったハイドレーションテストには疑念が残るものだったことーーといった前日計量において起こったさまざまな事象を明かしたうえで、こういった事情から試合実施には合意に至らなかったと説明した。

海人vsグレゴリアン戦中止に関するチャトリ氏の発言に海人陣営が真っ向反論。チャトリ氏は「300グラムだけ」とも発言

2025.03.24 Vol.Web Original

 ONE Championshipの約1年2カ月ぶり4度目となる日本大会「ONE172:TAKERU VS RODTANG」(埼玉・さいたまスーパーアリーナ)で行われる予定だった、マラット・グレゴリアン(アルメニア/Hemmers Gym)vs 海人(TEAM F.O.D)の試合が中止になったことに関するチャトリ・シットヨートン会長兼CEOの発言が波紋を広げている。

 2人はフェザー級(−70.3kg)キックボクシング 3分3Rで対戦の予定だったのだが、前日計量で海人は規定体重、ハイドレーションテストともにクリアしたものの、グレゴリアンは本計量の時間内に会場に現れず。規定時間が過ぎた後に計量を行い、ハイドレーションテストはクリアしたものの規定体重をオーバー。試合については両陣営の間で協議が行われていたのだが、試合当日の午前に交渉が成立せず中止になったと発表された。

 この件について試合後の会見でチャトリ氏は「このような大きな試合に出る選手たち全員が試合をしたいはず。恐れている場合なら試合をしない場合もある。今回の大会の中で一番の見どころであった海人選手とグレゴリアン選手の試合がなくなったことは残念でもあったが、恐らく一番簡単な道を選んだんだと思う」などと発言した。

 海人は計量をクリアしているから海人の不戦勝なのでは?といった質問が飛ぶと「今回は海人選手が試合をしないことを望んだことにより試合がなくなった。戦いたいのであれば、戦い合うべきだし、恐れを持っているから戦わない道を選んだのではないかと考えられる。今回、計量をオーバーしたのはわずかな差。戦うチャンスはあったと僕は考えている」と海人が逃げたと決めつけるような発言。

Copyrighted Image