東京女子プロレスが9月11日、東京・渋谷のAbemaTowersでビッグマッチ「WRESTLE PRINCESS Ⅵ」(9月20日、東京・大田区総合体育館)に向け、3大タイトルマッチの調印式を行った。瑞希の持つプリンセス・オブ・プリンセス王座に挑む渡辺未詩がベルト獲りを誓った。
瑞希はイッテンヨン(1月4日)、後楽園ホールで、渡辺未詩を破り、プリンセス・オブ・プリンセス王座に返り咲き。渡辺は夏のシングルトーナメント「東京プリンセスカップ」を初制覇して、瑞希に挑戦表明して王座戦が決定。イッテンヨン以来、約9カ月ぶりのリターンマッチとなる。
王座奪還を目指す渡辺は「今年のイッテンヨンで瑞希さんに敗れて、そこから8カ月ほど経って、また挑戦者としてここに立つことができています。この間、やっぱり東京女子のチャンピオンとして、また東京女子を引っ張りたいっていう思いはあって。やっとトーナメントでしっかり結果を出して、ここに来ることができました。私はプリンセスなんですけど…(笑)。私がプリンセス、プリンセスってよく言ってて…。プリンセスに憧れている理由、プリンセスとしてありたい理由をあまり話したことがなかったんですけど。プリンセスって、すごく美しくて、かわいくて、キラキラしてて、物語の中心にいてという特別な存在であることはもちろん、プリンセスはとにかく優しくて強い存在だと思っています。そんなふうになりたいなという思い、もっともっとプリンセスとして輝きたいなという思いが小さい時からあります。この東京女子のベルトはプリンセス・オブ・プリンセスという名前になってます。瑞希さんは本当にプリンセスの中のプリンセスだなと心の底から思っています。こんなに優しくて、こんなに強くて、こんなに美しくて。こんなプリンセスは世界中どこを探してもいないと思っています。それぐらいプリンセスとして尊敬しているし、プロ中のプロ・プリンセスだなと思っています。プロ・プリです。でも私はプリンセスとしても、人間としてもまだまだ人生一週目みたいな。まだ人間としてもプリンセスとしても、足りないところが多すぎるなと思っています。それは去年も思っていたことで、だからこそ、もっとプリンセスとして自分を磨いて、もっと輝いて、このベルトを持って頂点に立ちたいなと思っています。プリンセスっていうのは真実の愛をずっと探している生き物なんですけど、この私、ミウデレラにとって真実の愛とは、このベルトだと思っています。このベルトをつかむことで真実の愛をしっかり自分のものにして、東京女子プロレスを世界一の夢の国にしたいなと思っているので、ベルトを獲れるように頑張ります」とベルト獲り宣言。
受けて立つ王者・瑞希は「イッテンヨンで未詩からこのベルトを獲って、未詩と(タイトル戦で)戦うのは2回目です。リマッチだからこそ分かるんですけど、めちゃめちゃ恐怖です、正直。未詩の強さを一度感じているからこそ、すごく怖いなと思うんですけど。この夏、トーナメントで未詩が戦っている姿を見て、すごくワクワクしたので。未詩と戦えることがすごく楽しみでもあるなって。今年、大田区3回目なんですけど、こうやって大きなところで試合ができるのは日々の積み重ねだと思うし、応援してくださっている皆さんのおかげだと思うし…。またチャンピオンとして大田区に立てるのは、毎回最高のバトンをつないできてくれる仲間だったり、対戦相手の(辰巳)リカさんや山下(実優)、荒井(優希)ちゃんだったりしたおかげで、私はこうやって今チャンピオンとして立っていられるので。本当に一人で成し遂げられることって何一つとしてないと私は思っています。こうやって仲間がいるからこそ幸せだなって思うし、皆さんがいるからこそ頑張りたいと思うし、これからもみんなで夢と希望を届けていきたいなって思うんですけど。このベルトと私のストーリーはまだまだみんなに見ててもらいたいので、ミウデレラのストーリーは気になるけど、プロ・プリ?のストーリーもまだ見せていきたいので。負けません!」とキッパリ。
渡辺のトーナメント優勝を目の当たりにした瑞希は「実力的には未詩が来るだろうなというのはヒシヒシと感じていたし、納得なんですけど。トーナメントってそれプラス、応援してくださっている方の声とか、ここで優勝したいというみんなの気持ちとかが乗ってくるので、ここで優勝した未詩は本当に心まで強いんだなというのを感じて、恐ろしく思いました」とコメント。
「トーナメントを優勝して、今の自分に勢いを感じているか?」と問われた渡辺は「私が去年ベルトを持っていた時、(トーナメント優勝して)挑戦してくださった水波(綾)さん、プリンセス・アニキが来た時にものすごい勢いを感じて。やっぱりベルトを持っている側、挑戦を受ける側として、すごい怖い思いをしたなっていうのがあって。私も決勝戦の前まで、もし挑戦するとしたら、それぐらい勢いをつけていけるかなと不安な点はちょっとだけあったんですけど。またリマッチだったりもするし、不安はあったんですけど、そんな不安はこのトロフィーを手にした瞬間、一切なくなるくらい私はプリンセスだなって思いました」と自信を見せた。
渡辺未詩 タグーの記事一覧
渡辺未詩が決勝で遠藤有栖を破り「東京プリンセスカップ」初制覇。9・20大田区でプリプリ王者・瑞希に挑戦へ【TJPW】
東京女子プロレスが8月23日、東京・後楽園ホールで夏のシングルトーナメント「東京プリンセスカップ」決勝戦を開催し、渡辺未詩が遠藤有栖を破り初制覇を果たした。渡辺は9月20日、東京・大田区総合体育館でのビッグマッチ「WRESTLE PRINCESS Ⅵ」で、プリンセス・オブ・プリンセス王者の瑞希に挑戦する。
渡辺は2022年以来、2度目の決勝進出。その際は坂崎ユカに敗れ、準Vに終わっている。かたや遠藤は“エース”の山下実優を下すなどの快進撃で初めて決勝に勝ち上がり、新世代による決勝戦となった。
前半はレスリングの攻防でしのぎを削った。渡辺がバックグリーカーを繰り出せば、遠藤は串刺し式ドロップキック。さらに遠藤がキャメルクラッチで締め上げると、立ち上がった渡辺は態勢を入れ替え、首を固定してジャイアントスイング。遠藤はドロップキックで場外に落とすと、エプロンで鶴ヶ城。遠藤は再びキャメルクラッチで絞り上げるも渡辺は耐えた。遠藤が必殺の什(じゅう)の掟を狙うも、踏ん張った渡辺はダルハンマー連打。エルボー相打ちから、渡辺はエルボー連打、ダブルハンマー。そして雪崩式アバランシュホールドもカウントは2。遠藤は水車落とし、スーパーキックから什の掟にいこうとするも、渡辺は回避して背中にチョップ。レーザービームからティアドロップでトドメを刺した。
渡辺未詩が中島翔子との死闘制し「東京プリンセスカップ」決勝進出。8・23後楽園で遠藤有栖と新世代対決へ【TJPW】
東京女子プロレスが8月17日、エディオンアリーナ大阪第2競技場で夏のシングルトーナメント「東京プリンセスカップ」準決勝を開催した。渡辺未詩が中島翔子との死闘を制し、3年ぶりの決勝進出を決めた。決勝戦(8月23日、後楽園ホール)は、準決勝で荒井優希を下した遠藤有栖との新世代対決となる。
渡辺と中島は直近では7月13日(日本時間14日)、米テキサス州ダラスで一騎打ちを行い、その際は渡辺が勝利を収めており、1カ月ぶりのシングル戦となった。
序盤は両者レスリングの攻防でしのぎを削った。あっという間に5分が経過すると、中島がフランケンシュタイナーからトペを発射。場外戦で渡辺はベアハッグの体勢からリングの角に中島の腰をぶつけるエグい攻め。中島はトップロープ超えセントーン・アトミコもカウントは2。渡辺はカナディアン・バックブリーカーからダブルハンマー、ジャイアントスイング狙いも、かわした中島が無人在来線固め。渡辺はジャイアントスイングでぶん回す。耐えた中島は619、変型ドラゴンスクリュー。場外に回避した渡辺がリングに戻ろうとすると、中島が619、エプロンでダイビング・セントーンを投下。さらに中島はダブルアームDDTからダイビング・セントーンも、渡辺がヒザ剣山で阻止。両者ともにダメージが大きく、いったん場外へ。リングインすると、再びレスリングの攻防。中島がヨーロピアンクラッチで丸め込むも2カウント。渡辺がパワースラムを見舞えば、中島はノーザンライト・スープレックス・ホールドもカウントは2。中島がコーナーに上がると、渡辺が抱え上げて雪崩式アバランシュホールド。勝機と見た渡辺はレーザービームからティアドロップを繰り出して3カウントを奪い、24分超えの文字通りの死闘を勝ち抜いた。
中島翔子がプリプリ王者・瑞希を下し、トーナメント優勝宣言。準決勝での渡辺未詩戦に向け「今度は勝って評価されたい」【TJPW】
東京女子プロレスが8月9日、東京・品川ザ・グランドホールで夏のシングルトーナメント「東京プリンセスカップ」準々決勝を開催した。中島翔子がプリンセス・オブ・プリンセス王者の瑞希を下してベスト4進出を果たした。中島は準決勝(8月17日、エディオンアリーナ大阪第2競技場)で渡辺未詩と対戦する。
序盤、レスリングの攻防から、瑞希は場外ダイブを敢行。中島は619、セントーンで反撃。瑞希がダイビング・クロスボディー、フェースロックで締め上げれば、中島は無人在来線固め。瑞希のダイビング・フットスタンプをかわした中島はノーザンライト・スープレックス。瑞希はアクアマリンで丸め込むもカウントは2。中島はライダーキック、619、ダブルアーム式DDTからダイビング・セントーンの必殺フルコースで3カウントを奪取した。
中島は「瑞希! 次、私と1対1で戦うときはあのベルトをかけてもらっていいよね? 待ってて! きついですけど、楽しいです。私の目標は優勝することです。揺るがないです。次に誰が来ようとも、大怪獣なんで!」と力強くマイク。
プリプリ王者・瑞希が「東京プリンセスカップ」1回戦で愛野ユキを破り好発進「さらに強くなって、このトーナメントを優勝したい」【TJPW】
東京女子プロレス、夏のシングルトーナメント「第12回東京プリンセスカップ」が7月27日、東京・新宿FACEで開幕した。プリンセス・オブ・プリンセス王者で5年ぶり3度目の優勝を目指す瑞希が1回戦で、昨年準Vの愛野ユキを破り好発進した。
序盤、愛野がセントーン、逆片エビ固めで攻め立てた。瑞希はエプロンの愛野にランニング・クロスボディーを見舞って場外に転落させると、トップロープから場外ダイブ。さらに瑞希はダイビング・クロスボディーもカウントは2。愛野はダイビング・ショルダータックル、セカンドロープからのダイビング・ショルダーで反撃。瑞希がフットスタンプを投下すれば、愛野はストマックブロック、フルネルソンで締め上げた。瑞希はダイビング・フットスタンプ、フェースロックもエスケープ。愛野はロープ越しにサイドスープレックスを繰り出した。腕をつかんだ状態でエルボーのラリーとなり、愛野がショルダータックル連発、ブルドッキング・ヘッドロック。変型ヴィーナスDDTもカウントは2。耐えた瑞希は投げ捨てキューティースペシャルから正調のキューティースペシャルでトドメを刺した。
瑞希は「私、ユキちゃんと戦うことをすごく楽しみにしてて。でも、すごいキラキラした目で、燃えたぎるような目で瑞希のこと見てくるから、負けられないなって思って。今日は私が勝ったけど、トーナメントはホントに悔しい思いをしてる子たちもいるし。でも、みんな絶対立ち上がってくるから、皆さんは負けた人、勝った人、みんなの背中を押し続けてくれたらうれしいです。トーナメントある人ない人いるけど、全力で明日が楽しみになるプロレスを届けていくので、これからもよろしくお願いします。今日はありがとうございました!」と王者らしくマイク。
享楽共鳴がライバル白昼夢との大激闘を制し、プリンセスタッグ王座V3「面白いことができるっていうタッグチームは遊びに来て!」【TJPW】
東京女子プロレスが7月21日、東京・大田区総合体育館で夏のビッグマッチ「SUMMER SUN PRINCESS ’25」を開催した。プリンセスタッグ王者組の享楽共鳴(中島翔子&ハイパーミサヲ)がライバルチーム白昼夢(辰巳リカ&渡辺未詩)との大激闘を制して、3度目の防衛に成功した。
ゴングが鳴る前、ミサヲが白昼夢にスプレー噴射で奇襲を掛け、いきなり場外戦へ。白昼夢はさすまたで攻撃すると、さすまたを使ったまま、渡辺が中島をジャイアントスイング、辰巳がミサヲをエアプレーンスピンでぶん回す。ところが、レフェリーが凶器攻撃とみなして、さすまたを没収。再び場外戦になると、ミサヲが戦闘用チャリンコ・ハイパミ号で中島と2人乗りで突っ込むも、白昼夢はさすまたで迎撃し相打ちに。その後、リングインすると、めまぐるしい一進一退の攻防に。辰巳が足4の字固めで中島を締め上げれば、渡辺はミサヲをジャイアントスイングで回していく。渡辺が2人まとめてボディースラムで投げると、白昼夢エタニティ。中島が渡辺にダブルアームDDT、ミサヲは辰巳にヴァニタスを決めて排除。最後は中島が渡辺にダイビング・セントーンを投下して3カウントを奪い、25分超えの激闘に終止符を打った。
プリンセスタッグ王者組・享楽共鳴、“復活”白昼夢の挑戦に…「絶対に落とすわけにはいかない!」【TJPW】
東京女子プロレスが6月19日、東京・渋谷区のAbemaTowersで「SUMMER SUN PRINCESS ’25」(7月21日、東京・大田区総合体育館)に向け、タイトルマッチ調印式を開催した。約1年ぶりに復活した白昼夢(辰巳リカ&渡辺未詩)の挑戦を受ける、プリンセスタッグ王者組の享楽共鳴(中島翔子&ハイパーミサヲ)がベルト死守を宣言した。
昨年7月20日の後楽園ホール大会で、当時プリンセス・オブ・プリンセス王者だった渡辺にパートナーの辰巳が挑んだ。敗れた辰巳は試合後「白昼夢は一区切り」と発言し、約1年間、2人がタッグを組むことはなかった。ところが、6・7品川で突如、白昼夢が享楽共鳴にアピールして挑戦が電撃決定。第6代王者組の白昼夢がベルトを奪えば、実に4年9カ月ぶりの王座奪還となる。
辰巳は「享楽共鳴は結成した時から一緒にずっと切磋琢磨して、一番、白昼夢と戦ってきたタッグなんじゃないかなと思います。そんな享楽がずっとチャンピオンになることを私も望んでいて。そんな享楽にいち早く挑戦したかったので、我々が挑戦するのも遅いくらいです。そんな白昼夢はなぜか1年くらい組んで戦うことがなくて。白昼夢が動き出すのも、私はすごく待ち遠しくてウズウズしてるので『SUMMER SUN PRINCESS』はめちゃくちゃにしてやります!」と意気軒高に語った。
パートナーの渡辺は「今回、享楽共鳴vs白昼夢がまたできるということが率直にうれしいです。白昼夢は充電期間を経まして…さらに個々で強くなって、また『SUMMER SUN PRINCESS』で一緒に戦うことができます。享楽と初めて戦ったのが、もう5年前の『SUMMER SUN PRINCESS』になります。で、白昼夢は6年目。いろいろ変化とか進化していくなかで、変化ではなく進化してこの戦いができることはとてもうれしいので、白昼夢が夏をかっさらいたいと思います」と意気込んだ。
瑞希が渡辺未詩を熱闘の末に下し、1年3カ月ぶりにプリプリ王座奪還。「未詩が進めまくった時計の針をクルクル進めるように頑張ります」【TJPW】
東京女子プロレスが1月4日、東京・後楽園ホールで「東京女子プロレス ’25」を開催した。挑戦者の瑞希が王者・渡辺未詩を下し、プリンセス・オブ・プリンセス王座を1年3カ月ぶりに奪還した。
渡辺は昨年3・31両国国技館で山下実優を破り、王座初戴冠。その後、初期メンバーの中島翔子、辰巳リカ、「東京プリンセスカップ」覇者の水波綾ら、強豪選手の挑戦を退け5度の防衛に成功し、これがV6戦となった。瑞希は2023年の10・9東京たま未来メッセで山下に敗れて王座から陥落して以来の同王座挑戦となった。
瑞希がドロップキック、プランチャーで攻め込めば、渡辺はパワースラム、バックブリーカーで攻撃。渡辺はエプロンでのジャイアントスイングを狙うが、瑞希がロープをつかんで阻止。瑞希は場外でダウンしていた渡辺めがけてダイビング・フットスタンプを敢行。リングに戻ると、クロス・フェースロックで締め上げた。渡辺は雪崩式ティアドロップを見舞うと、ダブルハンマーを連打、両腕を取ってジャイアントスイングのようにぶん回した。瑞希は後頭部にダイビング・フットスタンプ、エルボーの連打で反撃。渡辺がティアドロップを狙うも、瑞希は丸め込む。渡辺はレーザービームを叩き込むも、2発目をかわした瑞希の渦飴がさく裂。これで流れを完全に変えた瑞希は胸元を駆け上がる形でのフットスタンプ、そしてキューティースペシャルを決めて3カウントを奪った。
山下実優が来春引退の里村明衣子に雪辱ならずも…「もう1回シングルマッチでやらせてください」【TJPW】
東京女子プロレスが10月6日、東京・後楽園ホールで「ALL RISE ’24」を開催した。山下実優が来年4月で引退する“女子プロ界の横綱”里村明衣子(センダイガールズ)と7年ぶりに対戦もリベンジはならず、シングルでの再戦を熱望した。
山下は2017年3月20日、DDTのさいたまスーパーアリーナ大会で里村と6人タッグ戦(赤井沙希&里村&中島翔子vsアジャコング&チェリー&山下)で初めて対戦し、里村に直接敗退。同年8月26日の後楽園では初の一騎打ちに臨むも、里村にスリーパーで絞め落とされてレフェリーストップ負けを喫した。あれから、7年余の月日が流れ、里村の引退を知った山下が甲田哲也代表に直訴し、7年ぶり3度目の対戦が実現した。里村は5年9カ月ぶりの参戦となった。この日はタッグマッチで、山下はプリンセス・オブ・プリンセス王者の渡辺未詩と組み、里村&中島の新潟出身コンビと激突した。
渡辺未詩が“みんなのアニキ”水波綾を破り、プリプリ王座V4「このまま完璧で究極なチャンピオンになって、東京女子をもっともっと大きくしたい」【TJPW】
9・22幕張でプリプリ王座初挑戦の水波綾が力強く王座奪取宣言「東京女子プロレスの新しい歴史の1ページを塗り替えたい」【TJPW】
東京女子プロレスが9月18日、東京・千代田区の神田明神文化交流館で「WRESTLE PRINCESS V」(9月22日、千葉・幕張メッセ国際展示場展示ホール6)で開催される、プリンセス・オブ・プリンセス選手権(王者=渡辺未詩vs挑戦者=水波綾)のタイトルマッチ調印式を行い、同王座初挑戦の水波がベルト奪取を力強く宣言した。
先のシングルトーナメント「第11回東京プリンセスカップ」で初制覇を果たした水波は渡辺に挑戦表明、渡辺が受諾しタイトル戦が決定。両者は水波の同団体初参戦となった2022年7月9日の大田区総合体育館大会でシングルで初対戦し、水波が勝利しており、王者の渡辺にとってはリベンジ戦となる。同王座史上、所属外選手がベルトを巻いたのは第4代王者の才木玲佳(引退)のみ。ただ当時の才木は同団体にレギュラー参戦していたため、もし団体外に流出してしまうことになれば初の非常事態となる。
水波は「2年前、初めて東京女子を見に行って、印象に残ったピンクの子。私が東京女子に初めて出る時の初めての対戦相手、それが渡辺未詩でした。そんな渡辺未詩と今回この白いベルトをかけてタイトルマッチをするということは、私のプロレス人生で数ある運命の人と言われているなかの一人なのかなと思っております。プリンセスカップで優勝して、今自分でも感じるぐらいノリに乗っているし、何よりモチベーションが最強くらい高まってます。そんな最高で最強な状態で幕張メッセを迎えること、そして明らかに強くなったであろう渡辺未詩とシングルで向かい合えること。その二つは、私の今のモチベーションをさらに高めていて。自分自身に対しても幕張で向かい合う時、幕張で戦うことを想像すると、すごく楽しみにしています。2024年9月22日は、私がこの白いベルトを獲って、東京女子プロレスの新しい歴史の1ページを私が塗り替えたいと思っています」と断言。
王者の渡辺は「私はこのベルトを持って、半年経ちます。まだまだ叶えたい夢や目標があります。そのなかの一つにもあった、幕張メッセという大きい会場で今回試合ができます。ただ、その相手が水波さんということで。私が2年前に初めて戦った時から熱さ、圧、勢い。全部が圧倒的で。この熱さ、どうしたら敵うんだろうって思うくらいでした。ただこの夏、トーナメントも勝って、さらに勢いとか圧が増してるのをすごく感じるので、正直怖いです。対角に立つことが。でも、私も今までの私とは、前回の私とは違います。このベルトを山下(実優)さんから獲って、中島(翔子)さん、(バート)ビクセン、(辰巳)リカさんと防衛を重ねてきて。このベルトを持っているって自信がついています。水波さんが今回チャレンジャー、私がチャンピオンで迎え撃つ立場です。なので、ここからもっともっと防衛を重ねていろんなことを叶えていきたいし、もっともっと東京女子プロレスを引っ張っていきたいと思います。必ず防衛します」とベルト死守を宣言した。
トーナメントでの水波の戦いぶりについて、渡辺は「2年前に初めて東京女子の会場に入ってきた時に、私はリング内に先に入場していたんですけど。入ってきた途端、ファンの方もアニキ色一色になってたんです。この2年間、たくさん東京女子にも出ていただいて、もう気が付けば、東京女子のみんなのアニキだし。会場一体でトーナメントも、所属の選手じゃないとかそういうの関係なしにみんなが応援してて。当たり前に水波さんがトーナメントに出てきているっていう。その試合の強さはもちろん、会場の雰囲気とかも、このトーナメントではずっと勝ってきて、優勝してもおかしくないなっていうのを、強さだけでなくいろんな面から感じていました」と話した。
ベルト奪取後のプランに関して、水波は「フリーで参戦させてもらっていますが、東京女子のことは大好きなんです。なので私はベルトを獲ったら、東京女子の人全員と、一人ひとりと防衛戦やりたいですね。それでさらに熱く燃え上がらせて、もっと上に東京女子を自分が先頭で引っ張っていきたいなと思っています」と青写真を描いた。
今回、前哨戦が組まれなかったが、水波は「ないほうがよかったです。前哨戦があると自分の今の状況とか段階とかが戦うとバレちゃうと思ってるんで。だから私はなくてよくて、いきなり対戦がすごくベストな状態だと思ってます」と、渡辺は「私はすごい準備したり、練習したりとか、そういうのがあったほうが心にも体にも余裕が出る派なので、正直、前哨戦したかったです。今のこの夏の水波さんの勢いを肌で体感したかったとかもあるんですけど、それも自分にとっての試練だなって思ってるので。逆に、ここで勝ったらかなり自信がつくなって思っています」と語った。