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草彅剛、最新舞台で悟りを開く! 11月に白井晃と『シッダールタ』 ヘッセの最高傑作を舞台化

2025.07.29 Vol.Web Original

 草彅剛が主演する舞台『シッダールタ』が今秋、世田谷パブリックシアターで上演される。ノーベル文学賞受賞作家であるヘルマン・ヘッセの同名の最高傑作を舞台化するもの。草彅は「迷いやプレッシャーもありますが、未だかつて観たことのない、壮大な舞台をお届けいたします!」とアピールしている。

 同作は20世紀前半の激動のヨーロッパを生きたヘッセが、2つの世界大戦に衝撃を受けて、インドを訪れたことで東洋思想と出会い、古代インドを舞台に宗教家が悟りに至るまでの姿を描いた物語。芸術監督の白井晃と劇作家の長田育恵が、原作の壮大な世界観をベースに、作家自身の思索も補助線として、現代を映す舞台へと昇華させた。作曲家・三宅純による音楽も加わって、情報の氾濫、価値観の変容、哲学の喪失によって混沌とした世界の中で、宗教とは何か、他者とは何か、そして、個のアイデンティティとは何かを、この作品を通して映し出し、平和主義を唱えたヘッセが本作で何を伝えようとしたかを考えていくという。

 主演の草彅は、実在する宗教家で仏陀(釈迦と言われる仏教の始祖ブッダ)と同じ名を持つ青年シッダールタと、「現代を生きるヘッセ」に重なるひとりの男を演じる。草彅は「未知なる壮大なテーマを持った作品で、ひとりの人間としてこの壮大なテーマに立ち向かっていくことにドキドキした気持ちです。自分自身の全力で取り組まないと薄っぺらいものになってしまうと思うので、筋肉を鍛えて(笑)頑張りたい」と、意気込む。

 また、再タッグを組む白井を「僕の可能性を広げてくれる、とても情熱的で素敵な方」とし、「今までご一緒させていただいた作品はどれも自分の人生のターニングポイントになってきたので、今回もそんな作品になると期待に胸を膨らませています」と話している。

【明日何を観る?】『火口のふたり』『二ノ国』

2019.08.22 Vol.721

『火口のふたり』

 10日後に結婚式を控えた直子は、故郷の秋田で昔の恋人・賢治と久しぶりの再会を果たす。賢治との一糸まとわぬ姿の写真を見つけ、ただ欲望のままに生きていた青春の日々を思い出した直子は、婚約者が戻るまでの5日間、ふたたび賢治との快楽に浸る。

監督:荒井晴彦 出演:柄本佑、瀧内公美他/1時間55分/ファントム・フィルム配給/8月23日(金)より新宿武蔵野館他にて公開 http://kakounofutari-movie.jp/

大東俊介、渡辺大知がNHKよるドラでゾンビ! 役作りに熱心すぎて「ものすごい破壊力」

2019.01.17 Vol.Web original

 NHKよるドラ「ゾンビが来たから人生見つめ直した件」の会見が17日、都内にて行われ、同作に出演する石橋菜津美、土村芳、瀧内公美、大東駿介、渡辺大知が登壇した。

 ゾンビが大量発生した地方都市を舞台に、アラサー女子と仲間たちのサバイバルを通して彼女たちの欲望や葛藤を描き出す、完全オリジナルの“ジャパニーズ・ゾンビドラマ”。

 生きることへの執着がない主人公みずほを演じる石橋が「私も、何のために生きているのかを明言できないタイプなので、自分と向き合うような気がして、ちょっと怖いな、と思いました」と役への共感を語ると、大東も見どころのシーンについて「ゾンビから逃げてくるという危機的状況なんですけど、ゾンビをないがしろにして自分の身のことや、その時の事情を優先させてしまう人間の愚かさが集約されているシーンだった」と振り返り、いわゆる“ゾンビもの”でありつつ、現代人の抱える問題を浮き彫りにする社会派ブラックコメディーとしての見ごたえをアピール。

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