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のん“若き吉永小百合”役で「巨大なプレッシャーに気合入った」吉永は「こんな娘がいたら」

2025.05.13 Vol.web original

 

 映画『てっぺんの向こうにあなたがいる』(10月31日公開)の完成報告会が13日、都内にて行われ、俳優の吉永小百合、のん、木村文乃らキャスト陣と阪本順治監督が登壇。吉永が演じる主人公の青年期を演じたのんが役作りを振り返った。

 1975年、エベレストの女性世界初登頂をはじめ数々の偉業を成し遂げた登山家・田部井淳子の実話をもとに描く感動作。吉永にとっては124本目の映画出演作。

 登山家・田部井淳子をモデルにした主人公・多部純子役に吉永、その夫・正明役に佐藤浩市、純子の盟友となる新聞記者・北山悦子役に天海祐希という日本を代表する映画人をキャスティング。この日の会見で発表された、3人の青年期を演じるのん、工藤阿須加、茅島みずきも、大きなプレッシャーとともに強い意気込みを語った。

 若き純子を演じたのんは「田部井さんのこともそうですが、吉永さんの出演作をたくさん拝見して研究しました」と振り返り「私は吉永さんの瞳の力にすごく魅了されていたので、どうにか1%くらい、その瞳のパワーを表現できないかと」。

 吉永の“瞳”の魅力を表現するためにしたことは?と聞かれると「目が疲れると瞳のパワーも落ちると思うので、スマホアプリのゲームをやめたり(笑)」と答え、会場もほっこり。

 吉永との2人一役に「巨大なプレッシャーでした。吉永さんの青年期に見えないといけないんだ、という思いがのしかかって…気合が入りました」と振り返ったのん。「雪山の洗礼を受けました」という登山撮影では、待機していたバスの中に霜が降りるほどの寒さの中、過酷な登山シーンも演じきった。

 そんなのんに吉永も「こんな娘がいたらいいなと思いました」と目を細め、のんの熱演をたたえていた。

 この日の登壇者は吉永小百合、のん、木村文乃、若葉竜也、工藤阿須加、茅島みずき、天海祐希、佐藤浩市、阪本順治監督。

 

吉永小百合、役作りで初ピアス「1カ月泳いじゃダメと言われたのがつらかった」

2025.05.13 Vol.web original

 

 映画『てっぺんの向こうにあなたがいる』(10月31日公開)の完成報告会が13日、都内にて行われ、俳優の吉永小百合、のん、木村文乃らキャスト陣と阪本順治監督が登壇。ハードな登山シーンにも弱音を吐かなかったという吉永が役作りで「つらかったこと」を明かし笑いをさそった。

 1975年、エベレストの女性世界初登頂をはじめ数々の偉業を成し遂げた登山家・田部井淳子の実話をもとに描く感動作。吉永にとっては124本目の映画出演作。

 登山家・田部井淳子をモデルにした主人公・多部純子を演じた吉永は、生前の田部井さんとも会ったことがあると言い「2012年に私のラジオ番組にも出演してくださって。なんて素敵な方だろうと思ったんです」と振り返り役への深い思いを語った。

 ハードな登山シーンもこなした吉永に、夫役の佐藤浩市も「ひと言も疲れたとおっしゃらない」と感嘆。

 さらに阪本監督が「田部井さんはピアスを開けられていて、吉永さんも今回ピアスの穴を開けられました」と明かすと、吉永も照れ笑い。ピアスを開けた感想を聞かれると、普段から水泳をルーティーンとしている吉永は「(ピアスの穴を開けたら)1カ月は泳いじゃいけないと皮膚科の先生に言われて。私にとって泳がないということは、とてもつらかったことなので…」と苦笑。「時代劇の場合も、ピアスの穴があると良くないかなと思ったんですけど、この歳だともう時代劇のオファーも来ないかもしれないし…。今回の役に没頭するために開けようと。解放されたような良い気持ちでいます」と笑顔を見せた。

「20代後半になって登るのがつらくなってスキーに変更しちゃったんです」という登山も、本作を経て「またやってみたいと思いました」と目を輝かせた吉永。「だんだんセリフを覚えられなくなって佐藤さんたちにご迷惑をおかけしてしまったことがありました」と明かし「もっと勉強して乗り越えていきたい」。

 俳優のキャリアを富士山に例えると?という質問に「8合目くらいでしょうか。頂上までたどり着くか分からないけど、田部井さんのように一歩ずつ歩いていければ」とさらなる意欲。同じ質問に佐藤は「7合目まで来て引き返そうかというところ」、天海は「万年5合目です」と答え笑いを誘っていた。

 この日の登壇者は吉永小百合、のん、木村文乃、若葉竜也、工藤阿須加、茅島みずき、天海祐希、佐藤浩市、阪本順治監督。

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