来る11月24日、東京・国立代々木競技場第2体育館で創立40周年記念興行「〜SHOOT BOXING 40th Anniversary〜S-cup×GZT 2025」を行うシュートボクシング。プロ格闘技団体として同じ名前では史上最長となる40年という長い歴史を振り返る。(文・布施鋼治/写真提供・一般社団法人シュートボクシング協会)
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【短期集中連載】〈日本で最も歴史の長いプロ格闘技・シュートボクシング40年史〉第9回 “絶対王者”アンディ・サワーの時代
来る11月24日、東京・国立代々木競技場第2体育館で創立40周年記念興行「〜SHOOT BOXING 40th Anniversary〜S-cup×GZT 2025」を行うシュートボクシング。プロ格闘技団体として同じ名前では史上最長となる40年という長い歴史を振り返る。(文・布施鋼治/写真提供・一般社団法人シュートボクシング協会)
海人がかつてアンディ・サワーが巻いた世界スーパーウェルター級王座を獲得。「このベルトを必ず本物の世界一にする」【SB】
シュートボクシングの「SHOOT BOXING 2023 act.3」(6月25日、東京・後楽園ホール)で“SBの最高傑作”海人(TEAM F.O.D)がサモ・ペティ(スロベニア/Simson Gym)を破り、アンディ・サワーの返上により空位となった「SB世界スーパーウェルター級王座」を獲得した。
2人は昨年8月に大阪で行われた「RISE WORLD SERIES OSAKA 2022」で対戦。試合は序盤こそ海人が優勢に進めたものの、終盤、ペティが徐々に調子を上げ、本戦は1人が海人を支持も、2人がドローで延長に。延長ラウンドは海人が右カーフ、右フック、左ミドルを的確に当て、優位に試合を進め判定勝ちを収めている。
ペティは2014~2015年に日菜太、城戸康裕といった日本人トップファイターを破り“スロベニアの処刑人”の異名をとるファイター。海人に敗れるまでは日本人に全勝の日本人キラーでもあった。
海人が6月実現を目指す野杁正明戦、そして「対世界」に向け圧巻のTKO勝ちで2022年をスタート【SB】
HOOST CUP王者のチューチャイ・ハーデスワークアウトジムと対戦
シュートボクシング(SB)の2022年シリーズ開幕戦となる「SHOOT BOXING 2022 act.1」(2月13日、東京・後楽園ホール)でエースの海人(TEAM F.O.D)がチューチャイ・ハーデスワークアウトジム(タイ/ハーデスワークアウトジム)にKO勝ちを収め、2022年の目標とする6月の野杁正明との対戦、そして「対世界」に向け好スタートを切った。
海人は2020年8月の「RIZIN.23」で行われたルクク・ダリ戦から昨年末に行われた「SHOOT BOXING 2021 Champion Carnival」でのジョー・FELLOWGYM戦まで9連勝中。昨年2月には長く日本の70kg級のトップを走ってきた日菜太を破り初代KNOCK OUT-BLACKスーパーウェルター級王座を獲得。新型コロナウイルスの感染拡大防止のための入国制限がいまだに続く中で、対戦相手が底を突きかけている状態だ。
ビビアーノが不本意な反則勝ちで王座奪取【3・31 ONE】
ベリンゴンが後頭部に反則のエルボー連打
アジア最大の格闘技団体「ONE Championship (ONE)」の日本初大会となる「A NEW ERA-新時代-」(3月31日、東京・両国国技館)にかつて日本で活躍した選手たちが多く出場した。
DREAMで2階級制覇したビビアーノ・フェルナンデスは「ONE世界バンタムチャンピオンシップ」で王者ケビン・ベリンゴンに挑戦。反則勝ちという不本意な形で王座奪還に成功した。
1R、ビビアーノのタックルからケビンはパンチで脱出。スタンドでビビアーノがじりじりとプレッシャーをかけ右フックを放つと、ケビンはぐらり。ここでラッシュをかけるビビアーノだが、ケビンは足を使って逃避。追いかけてパンチをふるうビビアーノだが、ケビンは決定打を許さない。打撃で仕留められないと判断したビビアーノは今度はケージに詰めタックルからテイクダウンに成功。バックマウントに移行しパウンドからスリーパーを狙ったところでゴングとなった。2Rは互いに攻め切れない時間が続くが残り1分のところでビビアーノがタックルからテイクダウンに成功。そのままゴングとなる。3R、またもビビアーノがタックルからテイクダウンに成功すると、ケビンがその後頭部にエルボーを連発。この反則攻撃にビビアーノは悶絶。中断しビビアーノの回復を待ったが、ダメージが大きくケビンの反則負けの裁定が下された。
試合後の会見でチャトリ代表はリマッチを組むことを明言した。
榊原氏がサワーに「逃げずに約束を果たして」【7・29 RIZIN.11】
「ONEとサワーが独占契約」の報道を受けコメント
RIZIN FIGHTING FEDERATIONが6月20日、都内で会見を開き、「RIZIN.11」(7月29日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)で対戦が発表されていた「五味隆典vsアンディ・サワー」戦について、榊原信行RIZIN実行委員長がコメントした。
サワーについては先日、シンガポールの「ONE Championship」が「アンディ・サワーと独占契約を結んだ」というニュースが流れ、五味戦の行方が懸念されていた。
榊原氏は「アンディ選手に関してはシュートボクシングを通じて、RIZINに参戦してもらっていた。先週末にONE FCと独占的な契約をしたということで、我々も驚いている。SBを通じて、正式に五味選手との対戦を了解していただき、経済的な条件も合意して、ワンマッチの契約の話がまとまっていた。今、シーザー会長に一任している状況」と状況を説明した。
そしてサワーには「飛ぶ鳥跡を濁さず。7月にONEで試合が決まっているわけではないので、7月末に気持ちよく五味と戦って、逃げずに約束を果たしたうえで、ONEなりなんなりに行くべきかと思う」と話した。ONEに対しては「これから日本に進出してくるのであれば、日本のプロモーションや団体との関係性を担保する中で、秩序を持ってやってほしい」と苦言を呈した。
五味隆典がアンディ・サワーと対戦。そして「今年は3連勝する」【7・29 RIZIN】
元PRIDE王者と元K-1 MAX王者が対戦
RIZIN FIGHTHING FEDERATIONが6月8日、都内で会見を開き、「RIZIN.11」(7月29日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)への五味隆典の参戦を発表した。対戦相手は元K-1 WORLD MAX世界王者アンディ・サワー。元PRIDE王者と元K-1 MAX王者の対戦が実現することとなった。
五味は今回の参戦について「オファーをいただいたので頑張ろうと思います。ジムも落ち着いて、半年間いい練習ができていたので、後は絞って打撃の練習をするだけ。ケガもないので、素晴らしい舞台に立てる機会があるのならやったほうがいいと思ってオファーを受けた。この階級のエースがいないなと思って、それで盛り上げられるなら出ようと思った(笑)」などと説明した。
12・29RIZIN 北岡vsクルックシャンク、宮田vsサワーの2カード発表
RIZIN FIGHTING FEDERATIONが11月25日、都内で会見を開き「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016 無差別級トーナメント 2 ND ROUND/FINAL ROUND」(12月29、31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の追加対戦カードと発表済みカードの振り分けを発表した。
この日発表されたのは「宮田和幸vsアンディ・サワー」と「北岡悟vsダロン・クルックシャンク」の2試合。ともにRIZIN MMAルール、1R10分・2R5分、70.3kg契約で行われる。
総合格闘技の試合が3戦目となるサワーと対戦する宮田は「僕らは長くやっていて、総合の選手としてはほぼ完成されていると思うので、アンディ・サワーには負けないと思います。ジャーマン(スープレックス)は絶対出したいので、受け身の練習はしてきてほしい」と語った。
北岡は「思いっきりじゃなくて滅茶苦茶にしたい。グチャグチャだけど癖になる、僕らしい試合。自分の試合は29日らしいですけど、31日に何回もリピートされるような試合をしたい」と話した。
そして、この日TBSの大晦日の特番で「魔裟斗vs五味隆典」が行われることが発表されたのだが、北岡は「裏番組で格闘技っぽいことが行われることが発表されたんで、ぜひそこに(自分のカードを)かぶせてほしい。そういう方向を向いている奴らの首根っこつかんで、こっち向けやというチャンスをもらったと思っているので、ぜひ爆発したい」と辛辣なコメントを残した。
北岡は2009年に戦極のリングで五味からアキレス腱固めで一本勝ちをしている。
振り分けられたカードは下記の通り。
11・15 S-cup アンディ・サワーの相手は宮越宗一郎
シュートボクシング(SB)の「SHOOT BOXING WORLD TOURNAMENT S-cup2016」(11月11日、東京・TDCホール)に出場するアンディ・サワーの対戦相手が宮越宗一郎となったことが発表された。
宮越はWBCムエタイ・インターナショナル・スーパーウェルター級王者で弟の慶二郎と共にNJKFのエースとして活躍している。
昨今は海外や他団体でも経験を積み、今回シュートボクシングに初参戦。昨年11月に獲得したWBCムエタイ・インターナショナル王座に続き、次はWBCムエタイ世界王座奪取を目標に掲げる強豪だ。
サワーはSBルールの試合は昨年12月の弘中邦佳戦以来。
サワーがSBの絶対王者としての強さを見せつけるか、それとも宮越が格上のサワーを撃破するのか、注目の一番となる。
また合わせてSB日本スーパーフェザー級2位の村田聖明vs同級5位・中神吉彦の一戦も発表された。
4・17「RIZIN.1」で桜庭、所組vsシウバ、X組がグラップリングで対戦
昨年末に開催された総合格闘技イベント「RIZIN」が5日、会見を開き、「RIZIN.1」(4月17日、愛知・日本ガイシホール)の一部対戦カードと参戦選手を発表した。
12月29日大会にともに参戦した桜庭和志と所英男がタッグを組みヴァンダレイ・シウバ、X組とRIZINグラップリングダブルバウトで対戦する。桜庭とシウバがリングで対峙するのは約13年ぶり。
「X」については榊原信行RIZIN実行委員長は「田村潔司を考えている。直接口説きに行く」と発言。ルールについても「最も過激なグラップリングルール。掌底ありの可能性も」と型破りなルールになりそうだ。
シウバはネバダ州アスレチックコミッションの薬物検査を拒否したため、現在は来年5月まではMMAの試合ができない。しかし、榊原氏は「それはネバダ州でのこと。シウバは今年、RIZINで総合格闘技の試合をする」と話した。
スペシャルワンマッチとして、DEEPウェルター級王者の悠太と、愛知県を拠点にし現在はべラトールに参戦中の加藤久輝が対戦する。
12・31 RIZIN ヒョードル復帰戦で完勝 ヘビー級トーナメントはモーが制す
格闘技イベント「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2015 さいたま3DAYS」の「IZAの舞」が12月31日、さいたまスーパーアリーナで開催された。
今大会で約3年半ぶりの現役復帰を果たしたエメリヤーエンコ・ヒョードルはシング・心・ジャディブと対戦し、1R3分3秒、レフェリーストップによるTKO勝ちで復帰を飾った。
ヒョードルがセンターを取り、シングはその周りを回って攻撃のタイミングを図る。シングが左ジャブを飛ばすがヒョードルは組み付き押し込むが、シングはヒザ蹴りで防御。離れたヒョードルだが、今度は左右のフックの連打から組み付き、バックを取るや足をかけてテイクダウン。バックから鉄槌を落とす。ヒョードルは一瞬スリーパーを狙うも、シングが仰向けになるやパウンドに。サイドからマウントに移行し、パウンドを落とし続けると、動きが止まったシングを見てレフェリーが試合を止めた。

