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ガンプロ新体制初の後楽園大会にメジャー団体も参戦し熱闘を展開。メインで今成夢人が冨永真一郎を破り、SOG世界無差別級王座V4【ガンプロ】

2025.04.12 Vol.Web Original

 昨年4月にCyberFightから独立し、新体制となって1周年を迎えたガンバレ☆プロレスが4月11日、東京・後楽園ホールに初進出し「ガンバレ☆プロレス旗揚げ12周年記念大会~マッド・マックス2025」を開催した。新日本プロレス、スターダム、ドラゴンゲートなど主要団体からも選手が出場し、熱闘を展開。メインイベントではスピリット・オブ・ガンバレ(SOG)世界無差別級王者の今成夢人が冨永真一郎を破り、4度目の防衛に成功した。

 今成と冨永は学生プロレス時代からの旧知の間柄。今成が2009年、卒業制作で冨永を主人公として、ドキュメンタリー映画「ガクセイプロレスラー」を撮影。卒業後、テレビ局に就職するも退社し、DDTプロレス映像班に身を置いた。冨永はこの映画が髙木三四郎の目に留まり、2011年にユニオンプロレスで破格のデビューを果たすが、ケガもあり退団。その後、社会人プロレス団体COWPER(現CWP)を設立しファイトを続けた。

 そんな2人が再び交わったのが、2013年4月のガンプロ旗揚げ戦。今成はガンプロでプロレスラーとして本格的に活動を始め、冨永はガンプロでプロとして復帰してレギュラー参戦を続けた。それから実に12年の月日を経て、後楽園のメインでタイトルをかけて対峙することになった。

元修斗世界王者・勝村周一朗、“永田兄弟”への20年越しの雪辱ならず。永田裕志「プロレスが好きで夢を実現できてよかったなというのを感じた」【ガンプロ】

2025.04.12 Vol.Web Original

 昨年4月にCyberFightから独立し、新体制となって1周年を迎えたガンバレ☆プロレスが4月11日、東京・後楽園ホールに初進出し「ガンバレ☆プロレス旗揚げ12周年記念大会~マッド・マックス2025」を開催した。元修斗世界フェザー級王者の勝村周一朗が“永田兄弟”への20年越しのリベンジ戦に臨むも惜しくも敗れ、雪辱は果たせなかった。

 総合格闘技時代の2006年大晦日、勝村は「K-1 PREMIUM 2006 Dynamite!!」で永田裕志(新日本プロレス)の弟・永田克彦と対戦するも惜敗。試合後、セコンドに就いていた永田がリングに上がって敬礼ポーズをして、生涯忘れられない敗戦となった。あれから20年近く経ち、兄ではあるが、リベンジを期した勝村は石井慧介と組み、永田&高岩竜一の現元新日コンビと対戦。石井は昨年9月7日、埼玉・所沢パークタウン商店街特設リング大会で、永田とのシングル戦で敗れており、石井にとっても雪辱戦となった。

大家健、元闘龍門の大先輩・望月成晃に健闘も玉砕。望月「俺はいつでも来るから」【ガンプロ】

2025.04.12 Vol.Web Original

 昨年4月にCyberFightから独立し、新体制となって1周年を迎えたガンバレ☆プロレスが4月11日、東京・後楽園ホールに初進出し「ガンバレ☆プロレス旗揚げ12周年記念大会~マッド・マックス2025」を開催した。大家健が闘龍門時代の大先輩・望月成晃に一騎打ちで臨み、善戦健闘も玉砕した。

 約25年前、大家は闘龍門に練習生として在籍していたが、望月からは名前すら覚えてもらえなかったほど雲の上の存在だった。闘龍門ではデビューに至らず退団し、後にDDTでデビューした。それから24年余の月日を経て、望月はどうしても超えなければならない壁だった。

 望月は蹴り技連発で追い込み、ツイスターもカウントは2。大家はスピアー、チョップ合戦、ヘッドバット合戦となる。大家はヘッドバット連発から、炎のスピアー狙いもかわされてブレーンバスターを食う。望月はソバット、ハイキックからバズソーキックでトドメを刺した。

ガンプロ2度目のボートレース戸田大会も大盛況。独立後初進出の4・11後楽園に弾み【ガンプロ】

2025.03.23 Vol.Web Original

 ガンバレ☆プロレスが3月22日、埼玉・ボートレース戸田イベントホール大会を開催し、大盛況で幕を閉じた。

 同団体は昨年5月30日から6月4日に行われた「G1プリズムローズ」のイベント期間中、ボートレース戸田との全面コラボ企画を実現。6月1日には試合も実施した。これが好評を得て、今回2度目のボートレース戸田大会が開催された。

 会場にはプロレスファンのみならず、多くの競艇ファンも訪れ超満員の観衆が集まった。

 全5試合がレースの合間に行われ、所属選手のみならず、ウナギ・サヤカ、ハートリー・ジャクソンらの豪華ゲスト選手も参戦。ボートレース戸田大会限定の謎のマスクマン、エル・ガンバマンも出場した。

 メインイベントには、レジェンドプロレスラーの越中詩郎が登場し、大家健、今成夢人とトリオを結成し、勝村周一朗、高岩竜一、趙雲子龍組と対戦。試合は両軍、場内外で熱闘を展開。越中はエプロンから場外めがけたヒップアタックを披露するなど大ハッスル。勝村組も奮闘したが、最後は越中が趙雲子龍をパワーボムで仕留めた。

勝村周一朗が“永田兄弟”にリベンジ宣言。4・11後楽園で石井慧介と組み、永田裕志&高岩竜一の現元新日タッグと対戦【ガンプロ】

2025.02.23 Vol.Web Original

 元修斗世界フェザー級王者で、現在はガンバレ☆プロレスで活躍する“リアルタイガーマスク”勝村周一朗が4月11日の東京・後楽園ホール大会での永田兄弟へのリベンジを力強く宣言した。勝村は石井慧介とのタッグで、“ミスターIWGP”永田裕志、高岩竜一の現元新日コンビと対戦する。
 
 2月22日、東京・渋谷ヒカリエ内にある「クリエイティブラウンジ・モヴ」で開催されたイベント「モヴ市」にガンバレ☆プロレスが出店。マットプロレス、トークショー、「選手が語る私の必殺技講座」、グッズ販売を実施。同イベント中に公開記者会見を開き、4・11後楽園大会の一部カードを発表した。同大会は同団体にとって、旗揚げ12周年、新体制となっての1周年記念となり、サイバーファイトから独立後、初の後楽園進出となる。
 
 まず、イベントを欠席した石井から「当初は“永田さんとタッグを結成しないか?”というありがたいお話をいただきました。しかし、自分は2回目も、組むより戦いたい。永田さんのパートナーは高岩さんで、1992年デビュー同期チームとなりました。昔から見させてもらったお二人ですが、パッと浮かんだのが1998年。中2だった自分は9月23日、横浜でのスコット・ノートンvs永田、12月4日、大阪での獣神サンダー・ライガーvs高岩の試合に夢中になりました。少年時代に憧れていたレスラーと戦う機会はいろいろ叶いました。今回はその中2のときの少年が40歳になって、2選手を倒す物語を作りたい。独立一発目のメインを共に戦った勝村さんとガッチリ組んで、完勝して、二人で勝ち名乗りを挙げるので、お客さんはガンプロコールをお願いします」とのメッセ―ジを寄せた。

生体腎提供手術も乗り越えた春日萌花が20周年記念試合で中森華子に奮闘も玉砕。「たくさんの人に元気を与えられるレスラーになりたい」【ガンプロ】

2025.02.12 Vol.Web Original
 ガンバレ☆プロレスが2月11日、東京・新木場1stRINGで「春日萌花デビュー20周年記念大会~レディ・バード2025」を開催。春日萌花が中森華子(PURE-J)との「デビュー20周年記念試合」で大奮闘するも玉砕し、区切りの一戦を白星で飾ることはできなかった。
 
 春日は2005年2月13日に我闘姑娘でデビュー。その後、WAVEで活動するも、2018年にフリーに転向。その際、真っ先にオファーしたのがガンプロとPURE-Jだった。ガンプロにはレギュラー参戦を続け、PURE-Jではキャリアで1年ほど後輩の中森と切磋琢磨した。2023年9月には実姉への生体腎提供(ドナー)手術を受け、長期欠場。それを乗り越えて、昨年7月15日のガンプロ高島平大会で復帰し、ガンプロ入団を発表した。プロレス以外の分野でも気象予報士の資格を持ち、ラジオのパーソナリティも務めるなどマルチな才能を発揮している。
 
 復帰戦の相手には、「あのときの続きをしましょう」との思いで、かつてPURE-J認定無差別級王座をかけて激闘も繰り広げた中森を指名した。春日はダブルリスト・アームソルト、ダイビング・フットスタンプを連発し、79.5MHz2・0(仮)で猛攻。中森も雪崩式ブレーンバスター、ハイキックで反撃。エルボー、ヘッドバットの打ち合いになるなど激しい戦いとなったが、最後は中森が破天荒を豪快に決めて、3カウントを奪取した。
 
 試合後、中森は「春日さんが強くなった、強い力をくれたのが中森だったって、YouTubeで見たんだけど違うよ。おまえが私のことを強くしてくれたんだよ。今日は勝ったけど、これからも春日さんのことをライバルとして背中を見て、追いかけて追い越して、そういう仲になりたいと思ってます。これからも強くてハッピーなライバルでいてください。今日は記念試合に選んでくれてうれしかったです。ありがとうございました」とマイク。
 
 春日は若手の頃から目をかけてくれ、この日、特別レフェリーを務めたTommyに感謝の弁を述べた。そして「華ちゃんが誰よりも頑張って厳しい試合して、メインイベントを務めて、途方もないプレッシャーと戦ってるのを見て…。この子のメンタル、フィジカルを超えたかったから、あなたを倒そうとずっと追いかけていました。それが私のモチベーションになりました。あなたの力になるのに、私が強くならなければいけない。私が強くなれば、私に注目が集まるから、あなたの大変さが分かるんじゃないかって。そう思ったのが、私が強くなりたい理由でした。今日はPURE-Jを背負って、かっこいい華ちゃんで来てくれました。あなたはPURE-Jでもあるけど、今日からガンバレ☆プロレスの仲間でもあります」と涙まじりで語りかけた。
 
 ここで大家健代表が春日に花束を贈呈し、全選手がリングに集結。春日は「順風満帆と言える人生ではなかったと思います。自分が夢を追い求めて、自分でやりたいって進んでいくくせに、誰かのためにって思うと、100倍くらい頑張れるんですよ。だから頑張る力がほしいなって思ったときは、ガンバレ☆プロレスに遊びに来てください。絶対に頑張る力をお返しします!」と話し、最後は春日の音頭で「ウィーアー、ガンバレ☆プロレス!」で締めくくった。
 
 リングを降りた春日は「最高にハッピーな20周年大会だったと思います。試合としては課題もありますし、結果を残せなかったのは自分の頑張りがまだ足りないかなと思うので。今まで私は一人で歩いてきたわけじゃないので。こういう中森華子のような強い選手がいてくれたから、今の私がいる。彼女とは今までも、これからも見せられる試合にしたい。次は勝つっていうのを見せるのが未来につながると思ってます。(今後は?)もっとたくさんの人に元気を与えられるレスラーになりたい。行けるところまで行きたいなと思います。ただ、私はプロレスだけではない夢も追っているので。それと兼ね合いを考えながらって形になってしまいます。できるかぎり、みんなに元気を発信できるような春日萌花でいたいなって思います」と笑みを見せた。
 
 一方、中森は「この試合が決まってから、私なんかでいい?って思いで。他団体のメインのシングルなんて、緊張もあったし、気持ちが重くて、申し訳ない気持ちとかあったんですけど。時間が経つにつれ、私以外いるの?って気持ちになって。戦いのなかでも、春日さんからいろんなことを教わったし。今日は勝ったけど、勝ったり負けたり、ベルトかけてやったりしたけど、これからライバルとしてやっていけるように、自分自身強くならなきゃって感じました」と話した。

まなせゆうながYuuRIに圧巻勝利で、ガンジョ1・28新木場でKITSUNE王者MICHIKOに挑戦へ「ベルトもしっかり獲り返します」【ガンプロ】

2025.01.14 Vol.Web Original

 ガンバレ☆プロレスが1月13日、東京・新木場1stRINGで年始興行「ニューイヤー・ブルース2025」を開催した。まなせゆうながYuuRIとの「KITSUNEワールド王座次期挑戦者決定戦」で圧巻の勝利を挙げ、28日に新木場で行われるガンジョ興行(KITSUNEとのコラボ大会)で同王者のMICHIKO(GLEAT)に挑むことが決まった。
 
 昨年12・27新宿FACEで、KITSUNE王座を保持していたまなせがMICHIKOに敗れ王座陥落。試合後、YuuRIが「まなせさんの仇を討つ」と挑戦表明も、まなせもリターンマッチを熱望した結果、今大会で挑戦者決定戦が行われることになった。
 
 まずは握手で試合開始も、まなせはそのままラリアットを繰り出し、バックフリップでぶん投げる。YuuRIもスリーパー、ロープを利した首4の字で攻め返す。さらにYuuRIはミサイルキック連発、バズソーキックから、スワントーンボムを狙うも自爆。まなせがバックドロップ、ラリアット、エルボーとたたみかけるも、YuuRIは飛びついてスリーパーで絞め上げた。脱出したまなせは延髄ラリアット、ショートレンジ・ラリアット、そして走り込んでのラリアットをぶち込んで3カウントを奪取。試合後、まなせは握手を求めるも、拒否したYuuRIはグータッチで応えた。

SOG世界無差別級王者・今成夢人がヤス・ウラノに前代未聞の2試合連続防衛達成「理不尽なことをキックアウトして、納品し続けたんだよ!」【ガンプロ】

2025.01.14 Vol.Web Original

 ガンバレ☆プロレスが1月13日、東京・新木場1stRINGで年始興行「ニューイヤー・ブルース2025」を開催した。昨年12・27新宿FACEで2年ぶりにスピリット・オブ・ガンバレ(SOG)世界無差別級王座を奪還した今成夢人が挑戦者のヤス・ウラノを2試合連続で退けて、一気にV2を果たした。
 
 王座を手にした今成は「土をつけられた人とやっていきたい」として、ウラノを指名し、ウラノが受諾。序盤はプロレスの教科書のようなオーソドックスなレスリングの攻防。ウラノはアキレス腱固めで左足を絞り上げると、エスケープしたものの、今成が大ダメージ。左足を引きずる今成にウラノがプランチャー、シュミット式バックブリーカーで攻め込むも、ダイビング・ボディープレスは剣山で阻止。今成はチョップ連打で逆襲し、クロス・フェースロックで絞め上げる。ウラノは再び左足攻めに転じ、マウントでのパンチを繰り出す。今成もラリアットを叩き込む。ウラノがフランケンシュタイナー、逆さ押さえ込み、ヘッドロックと攻め立てるも、切り返した今成がクロス・フェースロックで再度絞め上げてギブアップを奪った。

JTO・稲葉ともかが1・26「広島女子プロレスフェスティバル」に向け気炎「Sareeeさん、彩羽さんをぶっ倒して私が勝つ!」

2025.01.13 Vol.Web Original

 JTOに所属し、スターダムにレギュラー参戦する稲葉ともかが1月26日に広島県立総合体育館(広島グリーンアリーナ)小アリーナで開催される「広島女子プロレスフェスティバル」に向け気合を入れた。
 
 同大会には多くの女子プロ界の強豪選手、チャンピオンが集結。現在JTO GIRLSタッグ王座(パートナーはAoi)を保持する稲葉は、そのメインイベントでChi Chi(エボリューション)と組み、元WWEスーパースターで昨年の「プロレス大賞」(東京スポーツ新聞社制定)で女子プロレス大賞を受賞したSareee、マーベラスのエース・彩羽匠の豪華コンビと対戦する。
 
 タッグを組むChi Chiとは一度だけ対戦し、一度だけ組んだ経験があるが「気が強い新人」という印象を持ったという。稲葉は第8代センダイガールズワールドジュニアチャンピオンだったが、キャリアの関係で王座を返上。その後、第9代王座に就いたのがChi Chiで、仙女つながりの縁がある。
 
 Sareeeとはキャリア2年のときにJTOで、中国・上海でもシングルで激突、タッグでも一度対戦経験がある。稲葉は「Sareeeさんとの対戦は久しぶり。JTOでもそうですし、今、スターダムさんにほぼ参戦させてもらって。そこですごい経験を積ませてもらってるので、前の稲葉ともかとは全然違うぞってところを見せたい。今までシングル、タッグでやって全部負けてるんで、次戦ったときは勝たなきゃいけないと思ってました。女子プロレス大賞も取って、今の女子プロ界のトップですから、ぶっ倒すしかないと思ってます」と意気込んだ。
 
 彩羽にも並々ならぬ思い入れがある。2023年7月にガンバレ☆プロレスのリングで、一度だけタッグ対決したことがあるが「彩羽さんは蹴りの使い手なんで、ずっと戦いたいと思ってました。夢だった里村(明衣子)さんとの対戦を(1・10新宿で)叶えてもらって。彩羽さんとシングルでやりたい夢もあるんで、今回の試合を通じて、夢につなげられたらいいと思ってます」と吐露。
 
 さらに「どっちにも負けません。どっちともぶっ倒しに行く。1対2でもいいから、最後は私が勝ちます」と力を込めた。

まなせゆうながMICHIKOに敗れ屈辱のKITSUNE王座陥落。YuuRIが挑戦表明も、まなせもリマッチ要求【ガンプロ】

2024.12.28 Vol.Web Original
 今年4月に新体制となったガンバレ☆プロレスが12月27日、東京・新宿FACEで年内最終戦「いつかギラギラする日2024」を開催した。KITSUNEワールド王者のまなせゆうながMICHIKO(GLEAT)に敗れ、屈辱の王座陥落。YuuRIが挑戦の名乗りを挙げたが、まなせもリターンマッチを要求する事態となった。
 
 まなせは今夏の米国遠征で同王座を奪取し、これが初防衛戦。MICHIKOはかつてセンダイガールズ、スターダムに籍を置き、センダイガールズワールドタッグ、アーティスト・オブ・スターダム王座を腰に巻いたことがある実力者。
 
 MICHIKOは序盤から鉄柱攻撃、客席のイスにぶん投げるなど手荒い攻め。さらに腕決め式ヘッドロックで締め上げる。ビッグブーツを連打すると、まなせはバックフリップ、バックドロップもカウントは2。低空ラリアットもMICHIKOが切り返して丸め込む。まなせが強烈なラリアットを叩き込むも、MICHIKOはツームストーン・パイルドライバーで仕留めた。試合後、YuuRIがMICHIKOの前に立ち、視殺戦を繰り広げた。

勝村周一朗、ディック東郷と運命の対戦も惜敗。「日本のなかでディック東郷とこういう試合ができる人がどれだけいますか?」【ガンプロ】

2024.12.28 Vol.Web Original
 今年4月に新体制となったガンバレ☆プロレスが12月27日、東京・新宿FACEで年内最終戦「いつかギラギラする日2024」を開催した。勝村周一朗が“運命の人”ディック東郷とスペシャルシングルマッチで対戦も惜しくも敗れた。
 
 高校時代、勝村はプロレスラーになることを夢見て、ユニバーサル・プロレスの事務所に直談判に向かった。ところが扉の前で体のゴツい練習生当時の東郷とすれ違い“俺じゃ無理だ”と断念。その練習生は1カ月後にデビュー。その後、勝村はプロレスへの思いを封印し、強くなるべくレスリングに精進し、総合格闘技で世界を極めた。そして、40歳を前に、回り回ってプロレスラーになった。
 
 そんなドラマがあって、実現した一戦。序盤は元修斗世界王者とレスリングマスターとのレスリングの攻防。しかし、東郷は場外に出すとイス攻撃。リングに戻って、コーナーマットを外すと、金具むき出しの部分に勝村をぶつけ、タッチロープを取って首を絞めるラフ殺法。勝村は腕十字、ヒザ十字とサブミッションで対抗も、東郷は急所打ちからクロス・フェースロック。さらにペディグリーから必殺のダイビングセントーン狙いも、阻止した勝村が雪崩式ブレーンバスター。東郷のパンチ、勝村のチョップのラリーから、勝村が三角絞め、トリプルスリー3ロックを狙うも、エスケープ。両者切り返し合いから、東郷がジャックナイフで電撃の3カウントを奪った。

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