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小池百合子東京都知事「東京の多彩さ」サステナブルな視点で描く作品に感激『SSFF & ASIA 2025』授賞式

2025.06.11 Vol.web original

 国際短編映画祭『ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(略:SSFF&ASIA)2025』のアワードセレモニーが11日、都内にて行われ、グランプリ〈ジョージ・ルーカス アワード〉はじめ各賞が発表。小池百合子東京都知事も登壇し、サステナブルな視点で東京を見つめた作品に感激した。

 今年で27回目を迎えるアジア最大級の国際短編映画祭。

 同映画祭では東京都と映画祭が連携し、多彩な東京の魅力を発信するショートフィルムを世界から公募する「Cinematic Tokyo部門」を毎年実施しており、小池都知事も「短いだけに中身が濃密で、ギュッと思いが詰まっている楽しみな部門です。近年、映画の世界で日本勢が大変に元気。この部門も東京から世界へ羽ばたく部門として、これからも映画を通じて世界の輪が広がっていくことを願っています」。

 また、東京都と映画祭との映画製作プロジェクト「サステナブル・リカバリー プロジェク ト」の3作目『日の出を知らない街』からは、キャストのB.T.や小西真奈美が登壇。B.T.は「奥多摩の景色が美しかった」、小西も「休憩中にキャストの皆さんと登山や自然の話で盛り上がりました」。細田佳央太も「僕自身東京出身で23年、東京で暮らしながら初めて知った東京の魅力に触れることができました」、井之脇海も「こんなに自然豊かな場所があるんだと改めて東京の魅力を感じました」とビデオメッセージを寄せ、豊かな自然が残る奥多摩での撮影を振り返った。

 増田彩来監督も「サステナブルというテーマで、今回は皆ができることではなく、1人ができることは何だろうと考え、思い込みを持たないことで、持続させたいものが自分の中に生まれていくのではと思いました。東京は夜景のイメージが強く、日の出を見る場所という印象はありませんが、東京でもこんなに美しい日の出を見れる場所があること、こんなに豊かな奥多摩という自然を持っている東京の魅力を改めて感じてもらえたら」。

 他にも、ホッピー発売77年の記念作品『宇宙飛行士からの手紙』からは、ホッピービバレッジ株式会社の石渡美奈社長と、キャストの前田吟、堀海登が登壇。石渡氏は「ホッピーのビンへのこだわりは創業者である祖父の代から続いています」と振り返り「地球温暖化を止めるために、必ずガラス瓶が何か役割を果たせると思っています。ガラス瓶は一度ビンになるとずっとビンとして使うことができる環境に優しい容器であることと、人生、年をとればとるほど楽しい世界であればという願いを込めて作った作品です」と紹介。

 主演の前田もショートフィルムへの出演に「主人公は77歳、僕は81歳なのでちょっと若返らないといけなかった」と笑いを誘いつつ「30年後、50年後はほとんどが短編映画になるのでは。その短編映画に爪痕を残したいと思って」。

 サステナブルな視点で描かれたショートフィルムにも注目が集まっていた。

 米国アカデミー賞公認映画祭でもあるSSFF & ASIAでは、ライブアクション部門のインターナショナル、アジアインターナショナル、ジャパン各カテゴリーと、ノンフィクション部門、アニメーション部門の各優秀賞・計5作品が、翌年のアカデミー賞短編部門へのノミネート候補とされる。

『SSFF & ASIA 2025』オンライン会場は6月30日まで開催中。

LiLiCo、小田井涼平と夫婦で映画祭参加に「うれしい」グランプリ受賞作に共感「ウチかな(笑)」

2025.06.11 Vol.web original

 国際短編映画祭『ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(略:SSFF&ASIA)2025』のアワードセレモニーが11日、都内にて行われ、映画祭アンバサダーLiLiCoが、審査員を務めた夫で俳優の小田井涼平との登壇を喜びつつ、夫婦のやり取りを描いたグランプリ作品に共感した。

 今年で27回目を迎えるアジア最大級の国際短編映画祭。

 米国アカデミー賞公認映画祭でもあるSSFF & ASIAでは、ライブアクション部門のインターナショナル、アジアインターナショナル、ジャパン各カテゴリーと、ノンフィクション部門、アニメーション部門の各優秀賞・計5作品が、翌年のアカデミー賞短編部門へのノミネート候補とされる。

 今回、アニメーション部⾨の審査員を務めた俳優の小田井は「アニメは表現方法のバリエーションがものすごく幅広い。その中で作品に点数をつけていくことがどれだけ難しいかを改めて感じました」と審査を振り返りつつ、優秀賞に輝いたスコットランドのルーク・アンガス監督作『夏の白夜』について「雄大な自然のなかで壮大な愛をテーマにしているんですが、うちの奥さんがスウェーデンで北欧出身なもので。結婚してからスウェーデンに行って初めて白夜を経験したんです」と妻で、同映画祭のアンバサダーを務めるLiLiCoにも触れ、会場もほっこり。

 一方のLiLiCoも「今年は夫婦愛を感じる作品が多かったと思いました。この人、私の旦那なんですけど…」と小田井との映画祭参加に感激。

 グランプリ〈ジョージ・ルーカス アワード〉に選ばれた、フィンランドのファビアン・ムンスターヤーム監督作『破れたパンティーストッキング』についても、外出前に妻のストッキングが破れたことで繰り広げられる夫婦のやり取りに「ウチかなと思いました(笑)」と共感しきり。

 ムンスターヤーム監督もグランプリのトロフィーを手に「フィンランドにいる私のチームに感謝と愛を捧げます。子供のころに大きなインスピレーションを得ていたジョージ・ルーカス監督の名前がついた賞を頂けるなんて、とんでもなくうれしいです」と喜びをあらわにし、映画祭代表の別所も「ショートフィルムとはこういうものだという作品」と絶賛していた。

『SSFF & ASIA 2025』オンライン会場は6月30日まで開催中。

上野樹里「世の中の人に届けたい作品」国際短編映画祭で熱い審査員評

2025.06.11 Vol.web original

 国際短編映画祭『ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(略:SSFF&ASIA)2025』のアワードセレモニーが11日、都内にて行われ、グランプリ〈ジョージ・ルーカス アワード〉はじめ各賞が発表。審査員を務めた上野樹里が熱い総評コメントで出品作をたたえた。

 今年で27回目を迎えるアジア最大級の国際短編映画祭。

オフィシャルコンペティション・ライブアクション部門のインターナショナルカテゴリー(日本・アジア以外の国と地域の作品)と、ノンフィクションカテゴリー(ドキュメンタリー部門)の審査員を務めた上野。

「ノンフィクション部門は個人で選んだ作品がすべて入っていたので皆さんと意見が一致してうれしかったです(笑)」と笑顔を見せつつ「どれも社会への問題提起が強く描かれていた。今回、優秀賞に選ばれた『塀の中で』は、2年間、独房に入っていた方のリアルな肉声で描いた、ぜひ世の中の人に届けたい、見ていただきたいと思った作品。アニメーションという手法も意外でしたが、こういう見せ方もあるのだと思いました」と感嘆。

 グランプリ〈ジョージルーカス アワード〉と、インターナショナル優秀賞に輝いた『破れたパンティーストッキング』(監督:ファビアン・ムンスターヤーム)には「私も最高得点をつけさせていただいていた作品」と喜び「いろいろな作品がある中で、見る人皆が楽しめるものをと考えました。男女の普遍的な、終わらない溝みたいなことを描き、現代社会のリアリズムを感じられる作品。カメラワークも1カットで役者の熱量を途切れさせないところにも温度感を感じましたし、美術も可愛らしくて…。登場人物の男性にも女性にも共感できる、ユーモアと新しさと希望をいただけた作品」と評価した上野。

 さらに「他にも個人的に素晴らしいなと思いました」という『いないいないばぁ!(I See You)』や『ケープライオンが逃げた!』についても目を輝かせて語り、審査を通して出会ったショートフィルムへの熱い思いをあふれさせていた。

 米国アカデミー賞公認映画祭でもあるSSFF & ASIAでは、ライブアクション部門のインターナショナル、アジアインターナショナル、ジャパン各カテゴリーと、ノンフィクション部門、アニメーション部門の各優秀賞・計5作品が、翌年のアカデミー賞短編部門へのノミネート候補とされる。

『SSFF & ASIA 2025』オンライン会場は6月30日まで開催中。

上田慎一郎監督『進撃の巨人』は「美しい。最初から最後まで計算され尽くしてる」

2025.05.31 Vol.web original

 

 映画監督の上田慎一郎が31日、都内にて行われたトークイベントに登壇。作品に感じる「美しさ」について語った。

 現在、開催中の国際短編映画祭『ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(略:SSFF&ASIA)2025』内で、「美しさ」をコンセプトにミルボンと映画祭が選んだショートフィルムを上映するトークイベント。

 中学生時代から短編映画を作り始めた上田監督。縦型ショート作品なども手掛けており「最近の縦型動画は、余白を残しておくと“あれ、何だったの?”とコメントがつきやすい(笑)。作品への“参加感”が出るんでしょうね」と作り手の視点を明かし会場も興味津々。一方で短編の厳しさについても「テレビってチャンネルを変えさせない戦いじゃないですか。短編はそれに近いものがあると思う。長編は映画館に入れば見てもらえるけど、短編はスワイプされたら終わり。冒頭で引き込まないといけない戦いがある」。

 プログラムのテーマである「美しさ」について聞かれ「実家が美容室なので子供のころは髪を切りに行ったことが無いんです。ちなみにこれは“天パ”です(笑)」と笑いをさそいつつ「映画に美しさを感じるとき」について熱く語った上田監督。

「このシーンが…というより全体を通して、美しいと感じるほうが多い。例えば『バック・トゥ・ザ・フューチャー』は美しい。まったく無駄がない。すべてが必然性を持っている。必要な無駄も含めて美しさを感じます」と感嘆。

「最初はタイトルの意味が分からなかったけど見ている途中で、こっちの意味だったんだと気づくときや、映画を見終わってポスターを見たら見え方が変わるとかも」と“美しい”例をあげ、観客も共感しきり。

 さらに「最近、やっと漫画の『進撃の巨人』を読みまして。美しいなと思いましたね。初めから最後まで計算され尽くしている。大体、20巻、30巻くらいで終わる漫画って美しい印象があります」と笑いを誘いつつ「映画も、アイデアを思いついても長編にすると水増し感が出てしまうものもある。一方で、世界の複雑さを描くには短編では足りないこともある」と短編、長編それぞれの魅力を語った。

 映された3本それぞれに感じた「美しさ」を、上田監督ならではの視点で語り、観客もすっかりショートフィルムの面白さに引き込まれていた。

『SSFF & ASIA 2025』は5月28日から6月11日まで都内各会場にて開催。オンライン会場は6月30日まで開催中。

生駒里奈「私も撮られたことがある」仲里依紗監督の“パパラッチ”ホラーに共感

2025.05.30 Vol.web orignal

 俳優の生駒里奈とYouTuberコンビ都市ボーイズのはやせやすひろが30日、都内にて行われたイベントに登壇。生駒が仲里依紗が監督したホラー作品への共感を語った。

 現在、開催中の国際短編映画祭『ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(略:SSFF&ASIA)2025』で新設された、ホラー&サスペンスカテゴリーのイベント。

 この日は『SSFF & ASIA 2025恐怖と悦楽の境界線!上映&トークイベント』と題し、ゲストにホラー好きの生駒と、呪物・怪異蒐集家のユーチューバーはやせやすひろを迎え、最終ノミネートに残った4作品の上映とトークイベントを実施。

「いつの間にかホラーが好きになっていた」という生駒。イベントでは、最終ノミネート作品4本も紹介。統合失調症の主人公が見る世界を描いたChavo監督作『茄子の丑』、殺害した人物の遺体を穴に捨てようとする男女3人の寓話的な物語を描いた野上鉄晃監督作『ABYSS』、主演・ロバート秋山を主演に迎えた仲里依紗監督作『撮影/鏑木真一』、SNSがもたらす恐怖を描いた中村好伸監督の『Twitter』が上映。仲以外の監督も登壇し、各作品の感想を熱く語った生駒。

 中でも、俳優の仲里依紗の監督作『撮影/鏑木真一』に共感した生駒。ロバート秋山が演じるゴシップ誌のカメラマンが、あるスクープ写真を撮ったことから恐怖に飲み込まれていく物語に「俳優からしたら、撮られるストレスがけっこうあって。私も撮られたことがあるんですけど」と苦笑しつつ「芸能人っておそらくみんなこういう気持ちを抱えているし、でもカメラマンさんからしたら、撮った相手がどうなるかなんてあまり考えてないのかな、とか。でもいざ自分がその立場になったら…と。どちらからの目線も見えて、相手の立場になってみるといったことを考えるきっかけにもなる作品だと思いました」と絶賛。

 生駒は、仲のYouTubeチャンネルのファンでもあると言い「いつかお会いしたいです!」と仲監督にラブコールを送っていた。

 最終ノミネート作品の中から選ばれる「最震賞supported by CRG」は6月11日のアワードセレモニーで発表される。『SSFF & ASIA 2025』は5月28日から6月11日まで都内各会場にて開催。オンライン会場は6月30日まで開催中。

加藤シゲアキ、地域創生映画で「ホラーを快諾」した愛知県東海市の人柄に感動 地元出身スキマ大橋も笑顔

2025.05.28 Vol.web original

 国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア(略:SSFF & ASIA)2025」のオープニングセレモニーが28日、港区・TAKANAWA GATEWAY CITYにて行われ、特別賞を受賞した加藤シゲアキとスキマスイッチの⼤橋卓弥、常田真太郎が登壇。加藤が、⼤橋の出身地・愛知県東海市の「人柄」に感謝した。

 今年、特別賞を受賞したのは、地域創生や若手クリエイターの発掘・育成を目的とした短編映画制作プロジェクト「MIRRORLIAR FILMS Season7」。

 その1本『SUNA』の監督・脚本・出演を務めた加藤は受賞に「Season7のうちの1本を撮らせていただきましたが、MIRRORLIAR FILMSのこれまでの道のりが評価されたんだと思います。関わった人全員の思いの結晶がこのトロフィーだと思って受け取らせていただきます」と感激。

 映画監督作は2作目の加藤。「小説家として10年以上活動させていただいているんですが、小説はすべて自分の脳内で作り上げていくものですが、今回、映画は本当に1人で作れるものではないと改めて感じました。一緒に出てくれた正門良規(Aぇ! group)もそうですし、いろんなスタッフたちもそう」とチームに感謝。

 さらに「東海市の方々の人柄もあるのかも」とロケ地・東海市の多大な協力にも感謝した加藤。「東海市の方にとってはプロモーションの機会なのに、オカルトホラーを撮ってもいいですかと聞いたら二つ返事で快諾してくれて。呪われた街になってもいいですかと話しても、すごく協力的で。市役所の方が教えてくれたロケ地を脚本に生かしたり、地域の方々のおかげで、もとのプロットがもっと面白くなりました」と明かし「実際はすごくきれいな、ランと鉄の街です!」とアピール。

 Season7のテーマソング手がけたスキマスイッチの2人も“地元”が舞台となっていることに大喜び。まさに東海市出身の大橋は「生まれ育った街が題材になるということで、僕も小さいころからの思い出を音楽に入れたいと思った」と、実際に帰郷して当時の小学校に足を運んだことを明かし、常田も「僕も隣の市出身。若手育成発掘というコンセプトにも賛同させていただいていて、ここから日本を代表するクリエイターが育ってくれたら」。

 この日は、同プロジェクトの製作・山田孝之と阿部進之介から「今、カンヌにいます! 今後もショートフィルムを盛り上げていきたいです」とビデオメッセージ。バカンスさながらリラックスモードの山田の「シゲ~」という呼びかけに加藤も苦笑していた。

 SSFF & ASIAは、1999年に俳優の別所哲也が立ち上げ、今年で27年目を迎えるアジア最大級の国際短編映画祭。米国アカデミー賞公認映画祭として、ライブアクション部門(インターナショナル、アジアインターナショナル、ジャパンの各カテゴリー)、ノンフィクション部門、アニメーション部門の優秀賞5作品が、翌年のアカデミー賞短編部門へのノミネート候補とされる。

 今年は5月28日から6月11日まで都内各会場にて開催。オンライン会場は6月30日まで開催中。

韓国人気俳優オ・マンソクが「SSFF & ASIA 2025」開幕に登壇「映画を撮ってみたい」と監督宣言

2025.05.28 Vol.web original

 国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア(略:SSFF & ASIA)2025」のオープニングセレモニーが28日、港区・TAKANAWA GATEWAY CITYにて行われ、来日した韓国人俳優オ・マンソクが次回は映画監督として同映画祭に参加する意欲を語り、会場を盛り上げた。

 ドラマ『愛の不時着』など日本でも人気とあって、レッドカーペットも大声援を浴びたオ・マンソク。

 ステージに立つと日本語で「まず、この素晴らしい映画祭にご招待してくださって誠にありがとうございます」と挨拶。

 映画祭の特別オープニングイベント「JAPAN-KOREA Friendly Concert」(5月31日開催)では、ミュージカル『フランケンシュタイン』のユ・ジュンサンや、日本の朝夏まなと、加藤和樹、映画祭代表の別所哲也とともに豪華なステージを繰り広げる予定。

 ミュージカル俳優としても活躍する者同士として「尊敬する別所さんと一緒にコンサートできるのはとても光栄です」と笑顔のマンソク。日本で映画祭に参加するのは初めてと言い「アジア最大級の短編映画祭だけあって、歴史と伝統が感じられます。私は演劇やミュージカルの演出は経験あるのですが、映画は一度もなくて。今回を機に、私も映画を撮ってみたいと思いました。少しずつ準備をして、この映画祭に出させていただけるよう頑張ります」と映画監督進出を宣言。

 会場の大きな拍手に照れつつ「審査に落ちないよう誠心誠意尽くします(笑)」と意気込みつつ「普段は悪役として有名なのですが、日本で私を映画に使ってくださるならどの役でもいいのでお願いします」と茶目っ気。

 最後は「愛してる!ありがとうございました」と日本語でファンにメッセージ。映画祭期間中の6月1日に行われるユ・ジュンサン登壇イベントにも「応援に行きます」と参加の意欲を見せてファンを喜ばせていた。

 SSFF & ASIAは、1999年に俳優の別所哲也が立ち上げ、今年で27年目を迎えるアジア最大級の国際短編映画祭。米国アカデミー賞公認映画祭として、ライブアクション部門(インターナショナル、アジアインターナショナル、ジャパンの各カテゴリー)、ノンフィクション部門、アニメーション部門の優秀賞5作品が、翌年のアカデミー賞短編部門へのノミネート候補とされる。

 今年は5月28日から6月11日まで都内各会場にて開催。オンライン会場は6月30日まで開催中。

岩井俊⼆監督『Love Letter』30年で故・中山美穂さんを偲びつつ「前に進み続ける」国際短編映画祭「SSFF & ASIA 2025」で審査員

2025.05.28 Vol.web original

 国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア(略:SSFF & ASIA)2025」のオープニングセレモニーが28日、港区・TAKANAWA GATEWAY CITYにて行われ、映画祭代表の別所哲也、審査員を務める映画監督・岩井俊⼆ら、日本の映画人たちがショートフィルムへの大きな期待を語った。

 1999年に俳優の別所哲也が立ち上げ、今年で27年目を迎えるアジア最大級の国際短編映画祭。米国アカデミー賞公認映画祭として、ライブアクション部門(インターナショナル、アジアインターナショナル、ジャパンの各カテゴリー)、ノンフィクション部門、アニメーション部門の優秀賞5作品が、翌年のアカデミー賞短編部門へのノミネート候補とされる。

 今年の映画祭開幕セレモニーは、3月にまちびらきした高輪ゲートウェイ駅前の新施設TAKANAWA GATEWAY CITYで初開催。冒頭、別所は「今年は高輪ゲートウェイ駅すぐ目の前でレッドカーペットをさせていただきました」と青空の下での華やかな開幕に感激。

 オープニングセレモニーでは、今年の一部受賞者や注目部門のキャスト・スタッフも登場。映画界に貢献した映画監督に贈られるTAKANAWA GATEWAY CITY アワード第1回受賞者となった河瀨直美監督、特別賞「MIRRORLIAR FILMS Season7」の加藤シゲアキ、スキマスイッチ⼤橋卓弥と常田真太郎、話題賞『変な声』のクリープハイプ尾崎世界観、今年のオープニングイベント「JAPAN-KOREA Friendly Concert」(5月31日開催)に出演するオ・マンソク、東宝のクリエイター支援プロジェクト「GEMSTONE Creative Label produced by TOHO」の作品発表ではキャストの⻄野七瀬、本郷奏多、吉⽥美⽉喜、⾹椎由宇、⻄垣匠、⼭﨑天が登場。豪華な顔ぶれが映画祭の開幕を盛り上げた。

 今年の審査員を務める岩井俊二監督は「すごい作品と出会えるだろうと楽しみにしていましたが、想像以上にすごくて圧倒されました。僕自身が勉強させられた」とコンペ出品作に感嘆しつつ「ショートフィルムはギュッとしてる感じが作っていて楽しい。長編と違って、完成して納品した後に家で何回も見たり愛でたくなる。許されるならもっと作りたい」とショートフィルム愛を語り「これからショートフィルムがどんな進化を遂げていくか聞かれても分からないくらい可能性に満ちあふれていると思う」。

 国内外でも愛され続ける代表作『Love Letter』(1995年)から30年の節目。岩井監督は「あっという間のような長かったような。盟友と思っていた仲間の死も体験した」と、昨年急逝した主演の中山美穂さんや亡くなったスタッフたちを偲び「多くの仲間が失われつつ、まだ僕らは若いスタッフを引き連れながら前に進んでいる。最後まで全うしたい」と映画人生に込める思いを語っていた。

 この日は⽂化庁の都倉俊⼀⽂化庁⻑官も登壇し「2030年までにインバウンドは6000万人になると言われている。これは観光大国のフランスと同じ規模。ぜひ日本に来た人に日本のエンターテインメントを楽しんでほしいと思っています。映画が発信する力は大きい」と期待を寄せていた。

『SSFF & ASIA 2025』は5月28日から6月11日まで都内各会場にて開催。オンライン会場は6月30日まで開催中。

加藤シゲアキや来日オ・マンソクらに大歓声 高輪の新施設で国際短編映画祭SSFF & ASIA 2025レッドカーペット

2025.05.28 Vol.web original

 国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア(略:SSFF & ASIA)2025」のレッドカーペットセレモニーが28日、港区・TAKANAWA GATEWAY CITYにて行われ、映画祭代表の別所哲也、審査員を務める映画監督・岩井俊⼆をはじめ、俳優・作家の加藤シゲアキやスキマスイッチ、クリープハイプの尾崎世界観、来日した韓国人俳優オ・マンソクら豪華な顔ぶれが登壇した。

 1999年に俳優の別所哲也が立ち上げ、今年で27年目を迎えるアジア最大級の国際短編映画祭。米国アカデミー賞公認映画祭として、ライブアクション部門(インターナショナル、アジアインターナショナル、ジャパンの各カテゴリー)、ノンフィクション部門、アニメーション部門の優秀賞5作品が、翌年のアカデミー賞短編部門へのノミネート候補とされる。

 今年の映画祭開幕セレモニーは、3月にオープンした高輪ゲートウェイ駅前の新施設TAKANAWA GATEWAY CITYの屋外エリアで華やかに開催。

 MCを務める映画祭代表の別所哲也と松丸友紀を皮切りに、第1回TAKANAWA GATEWAY CITY アワードを受賞した映画監督・ 河瀨直美、特別賞を受賞した「MIRRORLIAR FILMS Season7」の加藤シゲアキとスキマスイッチの⼤橋卓弥と常田真太郎、話題賞を受賞した『変な声』のクリープハイプの尾崎世界観、今年のオープニングイベント「JAPAN-KOREA Friendly Concert」(5月31日開催)に出演する、ドラマ『愛の不時着』のオ・マンソクが登場し、駆け付けた観客からも大声援。

 さらに東宝との連動企画「GEMSTONE Creative Label produced by TOHO」からは、⻄野七瀬、本郷奏多、吉⽥美⽉喜、⾹椎由宇、⻄垣匠、⼭﨑天と人気俳優たちがそろって登場し、レッドカーペットの盛り上がりも最高潮に。審査員の岩井俊⼆監督にも大きな拍手が沸き起こっていた。

『SSFF & ASIA 2025』は5月28日から6月11日まで都内各会場にて開催。オンライン会場は6月30日まで開催中。

別所哲也「“外人”という言葉が日本にあることにも気づかされた」世界が“東京”を描く映画部門に小池都知事も感謝

2025.05.16 Vol.web original

 

 国際短編映画祭ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(SSFF & ASIA)の代表を務める俳優・別所哲也が15日、東京都庁にて小池百合子都知事を表敬訪問した。

 俳優・別所哲也が1999年に立ち上げ、今年で27年目を迎える国際短編映画祭。米国アカデミー賞公認映画祭として、ライブアクション部門(インターナショナル、アジアインターナショナル、ジャパンの各カテゴリー)およびノンフィクション部門、アニメーション部門の各優秀賞、計5作品が、翌年のアカデミー賞短編部門へのノミネート候補とされる。

 東京都と共催しているアジア・ジャパン部門は今年で22年目。

 小池都知事も「長年にわたる継続の力により、これまで多くの優れた作品が生まれ、監督をはじめとするクリエイターの皆さんが才能を発揮する舞台として成長してきたことに、心から敬意を表します」と語り「本フェスティバルは、アジア最大級の国際短編映画祭。ショートフィルムを通じて、多くの人々に喜びや感動を届けるとともに、人と人との心のつながりを深めていると感じています。最近では、AIとクリエイターの協業による作品づくりも注目されており、新たな表現の可能性が広がっています。こうした動きも含めて、今年のフェスティバルを通じて、より多くの方々にショートフィルムの魅力を楽しんでいただければ」と、ショートフィルムの魅力を東京から世界に発信する同映画祭にさらなる期待を寄せた。

 また、東京都と映画祭が連携し、多彩な東京の魅力を発信するショートフィルムを世界から公募する「Cinematic Tokyo部門」の優秀作品を小池都知事が発表。197本もの応募作品のうち5作品が最終選考に残り、その中からイタリア人のミケーレ・モッツォ監督作『GAIJIN』が優秀賞(都知事賞)に選ばれた。同作は、東京を舞台に7つの短い物語で構成された、ファンタジックかつ哲学的な一本。

 別所は「東京を見守る天の声が、東京に住まう7人の外人の心を映し出すストーリー。“外人”という言葉が日本にあることへの気付き、外国の方々から見た東京を映し出す姿、それが非常に美しい映像美で映し出されており、次にどういうシーンが来るのかの期待感などが評価されたポイントです」と大絶賛。

 小池都知事も「国内外のクリエイターが東京の魅力を広く世界に発信してくれていることは、誠にありがたいと思っております」と笑顔で祝福。モッツォ監督から届いた「この映画の心臓部であるこの街で賞をいただけたことは、驚きと共に深く感動しています」と喜びのコメントも紹介された。

 さらにこの日は、東京都と同映画祭の映画製作プロジェクト「サステナブル・リカバリー プロジェクト」で製作された3作目『日の出を知らない街』の完成も発表。監督は、ライブアクション部門ジャパンカテゴリーにノミネートされた増田彩来。キャストに細田佳央太さんや井之脇海、アメリカ人俳優のB.T.の他、カメオ出演として小西真奈美や井浦新など豪華なキャストが集結。東京の都心部で仕事中心の生活を送る主人公が友達の誘いで奥多摩に出かけ、人々や自然豊かな風景に触れあうことでささやかな気づきと変化を与える物語。

 予告編を見た小池都知事も「まさに、サステナブル・リカバリー プロジェクトの名にふさわしい作品。東京の自然の魅力を感じられる奥多摩をPRできるのは東京都としてもうれしく思います。ナチュラルな舞台で、ナチュラルな映画を作っていただいて、とてもありがたいです」と、東京が持つ自然の魅力を見事に伝える同作に感激した。

「Cinematic Tokyo部門」の優秀賞『GAIJIN』は5月28日から6月11日まで、映画祭オンライングランドシアターで配信するほか6月10日に原宿・WITH HARAJUKU HALLで上映。サステナブル・リカバリープロジェクト 特別製作作品 『日の出を知らない街』はYouTubeにて公開中。メイキング映像は6月11日より公開。

『SSFF & ASIA 2025』は5月28日から6月11日まで都内各会場にて開催。オンライン会場は6月30日まで開催中。

加藤シゲアキやスキマスイッチら豪華ゲストがSSFF & ASIA 2025開幕に登壇決定

2025.05.13 Vol.web original

 

 国際短編映画祭『ショートショートフィルムフェスティバル& アジア(略称:SSFF & ASIA)2025』のオープニングセレモニーに加藤シゲアキやスキマスイッチら豪華ゲストの登壇が決定した。

 米国アカデミー賞公認・アジア最大級のショートフィルムの祭典。今年は5月28日から6月11日まで都内各会場にて開催。オンライン会場は6月30日まで開催中。

 5月28日にTAKANAWA GATEWAY CITYで開催されるオープニングセレモニーに新たに豪華ゲストの登壇が決定。

 ショートフィルムを地方創生やクリエイター育成に多角的に活用する「MIRRORLIAR FILMS Season7」からは、本プロジェクトの監督の
1人、加藤シゲアキ(『SUNA』監督)と、本プロジェクトのテーマソングを歌うスキマスイッチが参加決定。

 さらに、GEMSTONE Creative Label (東宝株式会社)の新作短編映画企画からは、西野七瀬や本郷奏多、吉田美月喜、香椎由宇、西垣匠、山﨑天といった人気俳優が監督陣とともに登壇する。

 詳細、チケットは映画祭公式ホームページにて。

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