現在、開催中の国際短編映画祭『ショートショート フィルムフェスティバル& アジア(略:SSFF & ASIA)2025』の広告映像部門「BRANDED SHORTS」授賞式が4日、都内にて行われ、個性豊かなブランデッドムービーの数々が表彰された。
SSFF & ASIAの⼀部⾨として2016年に設立された、ブランデッドムービー(企業や広告会社がブランディングを⽬的に制作したショートフィルム)を表彰する部⾨。必然性、認識変化⼒、シェアラブル、メッセージ⼒、視聴維持⼒、オリジナリティ、時代性、視聴後の想起⼒の8つの視点をもとに審査される。
今年は国内外から661作品がエントリー。最優秀賞「Branded shorts of the Year」ナショナル部門では、俳優・寺田心が突然、男子校から共学に“異世界転生”した男子高校生を演じた「マッチ」のWEB CM『男子校のオレが共学に!? 異世界転校生ココロ』(広告主・大塚食品 広告会社・株式会社博報堂 制作会社・AOI Pro. 監督・永田俊)が受賞。ターゲット層である中高生の共感を引き寄せつつ青春の日々を凝縮させた作品に、審査委員⻑を務めたクリエイティブ・ディレクター⾼崎卓⾺氏も「バランスが完璧。クライアントも出演者も作る人も皆が楽しんで作っていることが伝わってくる。全員一致で選ばせていただきました」と評価。
インターナショナル部門では、オーストラリアの実際の炎上コメントを使った食品会社のユニークな作品『ネット論争』が受賞した。
「BRANDED SHORTS HR部⾨ HR Best Short Award」はコロンビアスポーツウェアジャパンの最新スーツを着用してエベレスト登頂に挑んだチームを追ったドキュメンタリー『THE ROAD TO EVEREST』が受賞。同社・衛藤智氏は「商品を売る会社ではありますが冒険をともにする企業でありたいと思っています。HR部門での受賞に驚きましたが、この作品からマインドやパッションを感じて一緒に働きたいと思っていただけたらうれしい」と感激。