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プリプリ王者・渡辺未詩が“究極の女戦士”J-RODとの激闘制しV2。2026年イッテンヨンで熱望していた鈴芽と王座戦へ【TJPW】

2025.11.10 Vol.Web Original

 東京女子プロレスが11月9日、東京・後楽園ホールで「ALL RISE ’25」を開催した。プリンセス・オブ・プリンセス王者の渡辺未詩が初来日の“ジ・アルティメット・アスリート”J-RODとの激闘を制し、2度目の防衛に成功。次期挑戦者には後輩の鈴芽が名乗りを挙げ、来年イッテンヨン(1・4後楽園)での新世代による王座戦が決定した。

 J-RODは米オハイオ州出身で、2022年デビューながら、わずか3年で全米にその名をとどろかせた超新星。178cmの高身長で、かつ均整の取れた体型をもつ。NJPWアカデミーにも在籍した経験があり、パワー、テクニック、スピリッツを兼ね備えた“究極のアスリート”で、OVW(Ohio Valley Wrestling)女子王座を始めとする数々のタイトルを獲得した実力者。

 前哨戦なしの一発勝負となった一戦は、まずはショルダータックルの応酬。渡辺はグラウンドレスリングに持ち込み、腕を締め上げた。J-RODはブレーンバスター、フォールアエイスラムから腕立て伏せ式体固めもカウントは2。渡辺はドロップキック、ショルダータックルで反撃。J-RODはフロント・スープレックス、ラリアットからダイビング・ボディープレスも自爆。渡辺は身長が自身より19センチ高いJ-RODをジャイアントスイングでぶん回すことに成功。J-RODは強烈なパワーボムで返した。エルボーの打ち合いから、渡辺がダブルハンマー連打。J-RODが場外に転落すると、渡辺は助走をつけてプランチャーを発射。渡辺が狙ったティアドロップを阻止したJ-RODは投げ捨てジャーマン、アルティメット・スピアーもカバーが遅れてピンフォールは奪えず。絶体絶命の危機に陥った渡辺だが走り込んできたJ-RODをキャッチして、パワースラム。最後は旋回式ティアドロップをズバリと決めて3カウントを奪った。

渡辺未詩に挑戦する“究極の女戦士”J-RODが日本デビュー戦で衝撃勝利「米国人初のプリプリ王者になるわ!」【TJPW】

2025.11.02 Vol. Web Original

 東京女子プロレスが11月1日、東京・新宿FACEで「TJPW Autumn Victory in SHINJUKU vol.2」を開催した。“ジ・アルティメット・アスリート”の異名を取り、9日の後楽園ホール大会では最高峰プリンセス・オブ・プリンセス王座(王者は渡辺未詩)に挑むJ-ROD(ジェイ・ロッド)が日本デビュー戦で衝撃の勝利を飾り、王座奪取を高らかに宣言した。

 米オハイオ州出身のJ-RODは、2022年デビューながら、わずか3年でその名を全米に轟かせた超新星。178cmの高身長で、かつ均整の取れた体型を持つ。NJPWアカデミーにも在籍した経験があり、パワー、テクニック、スピリッツを兼ね備えた“究極のアスリート”で、OVW(Ohio Valley Wrestling)女子王座を始めとする数々のタイトルを獲得した実力者だ。

 初来日の第1戦ではキラ・サマーとシングル対決。キラはショルダータックルをぶちかましていくが、J-RODはビクともせず。逆にJ-RODはショルダータックル一発で吹っ飛ばした。J-RODはキラを抱え上げて、トップコーナーに投げつけると、ビッグブーツを一閃。さらにはフォールアエイスラムを見舞い、なんと腕立て伏せ式で体固めにいくも自らカウント2で離す。キラもバックドロップ、エルボー連打、レッグドロップで反撃するも、J-RODはサイドバスターから強烈なアルティメット・スピアーを叩き込んで、戦慄の白星を挙げた。

プリプリ王者・渡辺未詩が愛野ユキとの“激熱”の戦いを制して初防衛「ずっと防衛し続けられるように頑張りたい」【TJPW】

2025.10.18 Vol.Web Original

 東京女子プロレスが10月18日、東京・後楽園ホールで「Additional Attack ’25」を開催した。プリンセス・オブ・プリンセス王者の渡辺未詩が愛野ユキとの熱~い戦いを制して、初防衛に成功。渡辺は11・9後楽園で“ジ・アルティメット・アスリート”の異名を取る J-RODの挑戦を受ける。
 
 愛野はリングアナを経て、プロレスラーになったが、渡辺とは同時期に練習生だったこともあり、同じ2018年デビュー組。プリプリ王座には2022年の4・9後楽園で当時王者の中島翔子に挑んで以来、3年半ぶり3度目の挑戦。渡辺は9・20大田区で瑞希を破って王座奪還を果たして、これが初V戦となった。
 
 両者は開始早々から、激しいショルダータックル合戦を繰り広げ、アツアツの攻防に。戦場が場外に移っても、ショルダータックルでぶつかり合った。渡辺は愛野を抱え上げ、鉄柱、エプロンの角に腰をぶつけるエグい攻め。リングに戻り、愛野がダイビング・ショルダーを見舞えば、渡辺は開花式ジャイアントスイングでぶん回した。愛野は愛と炎のフルネルソンから、リバース愛と炎のフルネルソンで締め上げるも決められず。再びショルダータックル合戦、エルボーのラリーで意地の張り合い。愛野はブルドッキングヘッドロック、ヴィーナスDDT、さらにUBV狙いも渡辺が回避。渡辺はパワースラムを決めると、ショルダータックル、レーザービーム、旋回式ティアドロップとたたみかけてトドメを刺し“激熱”の戦いに終止符が打たれた。

愛野ユキが渡辺未詩との“アツアツ”のプリプリ王座前哨戦でやり返す「未詩のハートに火をつけられたんじゃないかなと思います」【TJPW】

2025.10.04 Vol. Web Original

 東京女子プロレスが10月4日、東京・品川プリンスホテル内クラブeXで「TJPW Autumn Victory in SHINAGAWA」を開催した。18日の後楽園ホール大会でのプリンセス・オブ・プリンセス選手権試合(王者=渡辺未詩vs挑戦者=愛野ユキ)の前哨戦第2ラウンドは愛野が制して、前回敗れたリベンジを果たした。

 両者は9・27新木場での6人タッグ戦で初の前哨戦を行い、渡辺組が勝利。2度目の前哨戦となった今大会で、渡辺は鈴木志乃と組み、愛野、風城ハル組と対戦。渡辺と愛野は先発すると、激しいショルダータックル合戦。2度目のコンタクトではエルボーのラリーを展開。その後もショルダータックルで正面からぶつかり合い、愛野がダイビング・ショルダー。渡辺はジャイアントスイング10回転でお返し。両者は場外でもアツアツのショルダータックル合戦を繰り広げた。愛野は渡辺にエプロンから変形セントーンを投下。リングに戻った愛野は鈴木を捕獲すると、サイドスープレックスからヴィーナスDDTを決めて3カウントを奪取した。

 愛野が「前哨戦、(2日の調印式での)指相撲入れて2回、私が勝ったよ。もっともっと、まだやろうね!」と叫べば、渡辺は「指相撲入れて、確かに2回負けてる。でも1回勝って、次あったら負けないし、当日は私が勝つので。もっともっとぶつかり合いましょう」と応じた。

渡辺未詩が瑞希との激闘制し、9カ月ぶり2度目のプリプリ王座戴冠「東京女子を世界一の夢の国に私がさせます」【TJPW】

2025.09.21 Vol.Web Original

 東京女子プロレスが9月20日、東京・大田区総合体育館で「WRESTLE PRINCESS Ⅵ」を開催した。夏のシングルトーナメント「東京プリンセスカップ」初制覇を果たした渡辺未詩がプリンセス・オブ・プリンセス王者・瑞希との激闘を制し、9カ月ぶりに同王座を奪還した。渡辺は10月18日、後楽園ホールで愛野ユキの挑戦を受ける。

 渡辺はイッテンヨン(1月4日)、後楽園で瑞希に敗れ王座陥落。新王者となった瑞希は辰巳リカ、山下実優、荒井優希を破りV3に成功し、これが4度目の防衛戦。渡辺はトーナメント優勝の実績を引っ提げて、王座返り咲きに挑んだ。

 前半はレスリングの攻防でしのぎを削った。瑞希が旋回式ダイビング・クロスボディーを放てば、渡辺はパワーあふれるショルダータックル連発。渡辺がジャイアントスイングを狙うも、瑞希がなんとか回避。エプロンでエルボーのラリーから、瑞希が変型キューティースペシャルで投げる。すかさず瑞希は場外の渡辺めがけてダイビング・フットスタンプ。リングに戻ると、後頭部にダイビング・フットスタンプを決めた。さらに瑞希は腕極め式フェースロックで締め上げるもエスケープ。エルボーの打ち合いから、渡辺がダブルハンマー連打。瑞希の渦飴をキャッチした渡辺は胴を抱えて、まさかの変型ジャイアントスイング。瑞希が再びフェースロックに入ると、そのまま持ち上げた渡辺はコーナーに上がり、雪崩式パワースラム一閃。瑞希は投げ捨てキューティースペシャル、渦飴もカウントは2。さらに瑞希は胸元にダイビング・フットスタンプを繰り出し、キューティースペシャルへ移行しようとするも、切り返した渡辺はティアドロップ。レーザービームから、旋回式ティアドロップを決めて3カウントを奪取した。

渡辺未詩が王者・瑞希からプリプリ王座獲り宣言「ベルトをつかんで真実の愛を自分のものにして、東京女子を世界一の夢の国にしたい!」【TJPW】

2025.09.12 Vol.Web Original

 東京女子プロレスが9月11日、東京・渋谷のAbemaTowersでビッグマッチ「WRESTLE PRINCESS Ⅵ」(9月20日、東京・大田区総合体育館)に向け、3大タイトルマッチの調印式を行った。瑞希の持つプリンセス・オブ・プリンセス王座に挑む渡辺未詩がベルト獲りを誓った。
 
 瑞希はイッテンヨン(1月4日)、後楽園ホールで、渡辺未詩を破り、プリンセス・オブ・プリンセス王座に返り咲き。渡辺は夏のシングルトーナメント「東京プリンセスカップ」を初制覇して、瑞希に挑戦表明して王座戦が決定。イッテンヨン以来、約9カ月ぶりのリターンマッチとなる。
 
 王座奪還を目指す渡辺は「今年のイッテンヨンで瑞希さんに敗れて、そこから8カ月ほど経って、また挑戦者としてここに立つことができています。この間、やっぱり東京女子のチャンピオンとして、また東京女子を引っ張りたいっていう思いはあって。やっとトーナメントでしっかり結果を出して、ここに来ることができました。私はプリンセスなんですけど…(笑)。私がプリンセス、プリンセスってよく言ってて…。プリンセスに憧れている理由、プリンセスとしてありたい理由をあまり話したことがなかったんですけど。プリンセスって、すごく美しくて、かわいくて、キラキラしてて、物語の中心にいてという特別な存在であることはもちろん、プリンセスはとにかく優しくて強い存在だと思っています。そんなふうになりたいなという思い、もっともっとプリンセスとして輝きたいなという思いが小さい時からあります。この東京女子のベルトはプリンセス・オブ・プリンセスという名前になってます。瑞希さんは本当にプリンセスの中のプリンセスだなと心の底から思っています。こんなに優しくて、こんなに強くて、こんなに美しくて。こんなプリンセスは世界中どこを探してもいないと思っています。それぐらいプリンセスとして尊敬しているし、プロ中のプロ・プリンセスだなと思っています。プロ・プリです。でも私はプリンセスとしても、人間としてもまだまだ人生一週目みたいな。まだ人間としてもプリンセスとしても、足りないところが多すぎるなと思っています。それは去年も思っていたことで、だからこそ、もっとプリンセスとして自分を磨いて、もっと輝いて、このベルトを持って頂点に立ちたいなと思っています。プリンセスっていうのは真実の愛をずっと探している生き物なんですけど、この私、ミウデレラにとって真実の愛とは、このベルトだと思っています。このベルトをつかむことで真実の愛をしっかり自分のものにして、東京女子プロレスを世界一の夢の国にしたいなと思っているので、ベルトを獲れるように頑張ります」とベルト獲り宣言。
 
 受けて立つ王者・瑞希は「イッテンヨンで未詩からこのベルトを獲って、未詩と(タイトル戦で)戦うのは2回目です。リマッチだからこそ分かるんですけど、めちゃめちゃ恐怖です、正直。未詩の強さを一度感じているからこそ、すごく怖いなと思うんですけど。この夏、トーナメントで未詩が戦っている姿を見て、すごくワクワクしたので。未詩と戦えることがすごく楽しみでもあるなって。今年、大田区3回目なんですけど、こうやって大きなところで試合ができるのは日々の積み重ねだと思うし、応援してくださっている皆さんのおかげだと思うし…。またチャンピオンとして大田区に立てるのは、毎回最高のバトンをつないできてくれる仲間だったり、対戦相手の(辰巳)リカさんや山下(実優)、荒井(優希)ちゃんだったりしたおかげで、私はこうやって今チャンピオンとして立っていられるので。本当に一人で成し遂げられることって何一つとしてないと私は思っています。こうやって仲間がいるからこそ幸せだなって思うし、皆さんがいるからこそ頑張りたいと思うし、これからもみんなで夢と希望を届けていきたいなって思うんですけど。このベルトと私のストーリーはまだまだみんなに見ててもらいたいので、ミウデレラのストーリーは気になるけど、プロ・プリ?のストーリーもまだ見せていきたいので。負けません!」とキッパリ。
 
 渡辺のトーナメント優勝を目の当たりにした瑞希は「実力的には未詩が来るだろうなというのはヒシヒシと感じていたし、納得なんですけど。トーナメントってそれプラス、応援してくださっている方の声とか、ここで優勝したいというみんなの気持ちとかが乗ってくるので、ここで優勝した未詩は本当に心まで強いんだなというのを感じて、恐ろしく思いました」とコメント。
 
「トーナメントを優勝して、今の自分に勢いを感じているか?」と問われた渡辺は「私が去年ベルトを持っていた時、(トーナメント優勝して)挑戦してくださった水波(綾)さん、プリンセス・アニキが来た時にものすごい勢いを感じて。やっぱりベルトを持っている側、挑戦を受ける側として、すごい怖い思いをしたなっていうのがあって。私も決勝戦の前まで、もし挑戦するとしたら、それぐらい勢いをつけていけるかなと不安な点はちょっとだけあったんですけど。またリマッチだったりもするし、不安はあったんですけど、そんな不安はこのトロフィーを手にした瞬間、一切なくなるくらい私はプリンセスだなって思いました」と自信を見せた。

元SKE48荒井優希、瑞希に敗れプリプリ王座戴冠ならずも「いつかはベルトを巻けるような存在になりたい」【TJPW】

2025.07.22 Vol.Web Original

 東京女子プロレスが7月21日、東京・大田区総合体育館で夏のビッグマッチ「SUMMER SUN PRINCESS ’25」を開催した。3月いっぱいで人気アイドルグループSKE48を卒業し、4月からプロレスに専念している荒井優希が団体最高峰プリンセス・オブ・プリンセス王者・瑞希に挑むも惜敗。荒井は王座奪取なからかったが新たな目標に向け動き出した。

 2021年5月4日、後楽園ホールでプロレスデビューした荒井は、2022年7月にプリンセスタッグ王座(パートナーは赤井沙希)、2024年1月にインターナショナル・プリンセス王座を奪取。プリプリ王座へは初挑戦で、戴冠すれば、同団体では辰巳リカ、渡辺未詩に続き、史上3人目の“グランドスラム”達成となるところだった。

 開始早々、エルボーの打ち合いになり、荒井は瑞希の足を集中攻撃。荒井が場外に転落すると、瑞希がエプロンからフットスタンプ。リングに戻ると、瑞希は変型クロスボディー、クロス・フェースロックで締め上げた。荒井はミサイルキック、串刺しビッグブーツ、サソリ固めもエスケープ。荒井がビッグブーツ、フルネルソン・バスターもカウントは2。瑞希は荒井をセカンドロープに固定するとフットスタンプ、さらに場外ダイブを敢行。瑞希は腕決め式フェースロックで絞り上げるも、荒井はなんとか脱出。荒井は雪崩式フルネルソン・バスターからサソリ固め、腕を取っての変型サソリもエスケープ。荒井は後頭部にFinally(カカト落とし)、2発目を阻止されるとショートレンジの新人賞。荒井の再度のFinallyも回避した瑞希は駆け上がり式フットスタンプ。そして秘技・渦飴を繰り出すもカウントは2。瑞希がエルボー連打、荒井がビッグブーツ、瑞希がキューティースペシャル。さらに瑞希はミサイルキックを叩き込むと、キューティースペシャルからホールドして3カウントを奪取した。試合後、両者はガッチリ握手し、抱擁を交わした。

荒井優希が前哨戦でプリプリ王者・瑞希から直接勝利を挙げ、王座奪取宣言「ベルトを持つ景色が鮮明になったので、この勢いで獲りたい」【TJPW】

2025.07.06 Vol.Web Original

 東京女子プロレスが7月5日、神奈川・横浜ラジアントホールで「SUMMER SUN PRINCESS ’25まで待てない!」を開催した。夏のビッグマッチ「SUMMER SUN PRINCESS ’25」(7月21日、東京・大田区総合体育館)で同団体の最高峰プリンセス・オブ・プリンセス王座に挑む荒井優希が前哨戦で王者・瑞希から直接勝利を挙げ、ベルト獲りを力強く宣言した。
 
 今大会のメインイベントでは7・21大田区で行われる3大タイトルマッチ(プリプリ王座戦&プリンセスタッグ王座戦&インターナショナル・プリンセス王座戦)のトリプル前哨戦として、王者チームの瑞希&中島翔子&ハイパーミサヲ&鈴芽が挑戦者チームの荒井&辰巳リカ&渡辺未詩&宮本もかと8人タッグマッチで激突。白昼夢(辰巳&渡辺)の2人は、この日もさすまたを手に登場した。
 
 開始早々、辰巳が中島の首を絞めると、ミサヲがスプレー噴射で反撃。中島がトペを狙うと、渡辺が場外でさすまたで威嚇して阻止。中島と辰巳がさすまたを手にするとチャンバラに発展。荒井がビッグブーツ狙いも、ミサヲがスプレーで阻止。鈴芽が宮本に低空リング・ア・ベルも、宮本が切り返す。荒井が瑞希にビッグブーツを連打すれば、瑞希はフットスタンプ、クロスボディーで逆襲。中島が渡辺にトペを発射すると、リング上は瑞希と荒井の2人に。荒井はトップロープから強引に瑞希にフルネルソンバスター一閃。Finally(カカト落とし)が阻止されると、ショートレンジの新人賞。再度のFinallyもかわした瑞希は、荒井の体を駆け上がるような形でフットスタンプ。宮本の鴻臚館(こうろかん)狙いをかわした瑞希だったが、一瞬のすきを突いた荒井がFinallyをズバリと叩き込んで、瑞希からピンフォールを奪った。

瑞希が渡辺未詩を熱闘の末に下し、1年3カ月ぶりにプリプリ王座奪還。「未詩が進めまくった時計の針をクルクル進めるように頑張ります」【TJPW】

2025.01.05 Vol.Web Original

 東京女子プロレスが1月4日、東京・後楽園ホールで「東京女子プロレス ’25」を開催した。挑戦者の瑞希が王者・渡辺未詩を下し、プリンセス・オブ・プリンセス王座を1年3カ月ぶりに奪還した。
 
 渡辺は昨年3・31両国国技館で山下実優を破り、王座初戴冠。その後、初期メンバーの中島翔子、辰巳リカ、「東京プリンセスカップ」覇者の水波綾ら、強豪選手の挑戦を退け5度の防衛に成功し、これがV6戦となった。瑞希は2023年の10・9東京たま未来メッセで山下に敗れて王座から陥落して以来の同王座挑戦となった。
 
 瑞希がドロップキック、プランチャーで攻め込めば、渡辺はパワースラム、バックブリーカーで攻撃。渡辺はエプロンでのジャイアントスイングを狙うが、瑞希がロープをつかんで阻止。瑞希は場外でダウンしていた渡辺めがけてダイビング・フットスタンプを敢行。リングに戻ると、クロス・フェースロックで締め上げた。渡辺は雪崩式ティアドロップを見舞うと、ダブルハンマーを連打、両腕を取ってジャイアントスイングのようにぶん回した。瑞希は後頭部にダイビング・フットスタンプ、エルボーの連打で反撃。渡辺がティアドロップを狙うも、瑞希は丸め込む。渡辺はレーザービームを叩き込むも、2発目をかわした瑞希の渦飴がさく裂。これで流れを完全に変えた瑞希は胸元を駆け上がる形でのフットスタンプ、そしてキューティースペシャルを決めて3カウントを奪った。

渡辺未詩が“みんなのアニキ”水波綾を破り、プリプリ王座V4「このまま完璧で究極なチャンピオンになって、東京女子をもっともっと大きくしたい」【TJPW】

2024.09.23 Vol.Web Original
 東京女子プロレスが9月22日、千葉・幕張メッセ国際展示場展示ホール6で「WRESTLE PRINCESS Ⅴ」を開催した。メインイベントではプリンセス・オブ・プリンセス王者の渡辺未詩が今夏の「第11回東京プリンセスカップ」を制覇した“みんなのアニキ”水波綾(フリー)を破り、4度目の防衛に成功した。
 
 水波は2022年7月9日の大田区総合体育館大会で東京女子に初参戦。その際、渡辺とシングル戦を戦い、水波が勝利を収めている。その後、2年余の月日を経て、2度目の一騎打ちとなった。
 
 序盤、レスリングの攻防から、ショルダータックル合戦、水波がコーナーでマシンガンチョップの雨あられ。場外に転じると、渡辺が首を固定してリバース・ジャイアントスイングでぶん回す。水波は鉄柱にぶつけ、エプロンでギロチンドロップ。その後も水波はダイビング・ギロチンドロップ、肩固めで攻めていくが、渡辺はアバランシュ・ホールド、ジャイアントスイングで反撃。水波は裏投げ、スピアー、ダイビング・ギロチンドロップ、ラリアットと怒涛の攻め。渡辺もリバース・パラドックス、雪崩式ティアドロップで猛攻。さらにカナディアン・バックブリーカーの体勢から、変型リバース・ティアドロップを一閃。そしてティアドロップ連発、後頭部へのダブルハンマー、レーザービームから、ティアドロップをもう一発繰り出して3カウントを奪った。

9・22幕張でプリプリ王座初挑戦の水波綾が力強く王座奪取宣言「東京女子プロレスの新しい歴史の1ページを塗り替えたい」【TJPW】

2024.09.19 Vol.Web Original

 東京女子プロレスが9月18日、東京・千代田区の神田明神文化交流館で「WRESTLE PRINCESS V」(9月22日、千葉・幕張メッセ国際展示場展示ホール6)で開催される、プリンセス・オブ・プリンセス選手権(王者=渡辺未詩vs挑戦者=水波綾)のタイトルマッチ調印式を行い、同王座初挑戦の水波がベルト奪取を力強く宣言した。
 
 先のシングルトーナメント「第11回東京プリンセスカップ」で初制覇を果たした水波は渡辺に挑戦表明、渡辺が受諾しタイトル戦が決定。両者は水波の同団体初参戦となった2022年7月9日の大田区総合体育館大会でシングルで初対戦し、水波が勝利しており、王者の渡辺にとってはリベンジ戦となる。同王座史上、所属外選手がベルトを巻いたのは第4代王者の才木玲佳(引退)のみ。ただ当時の才木は同団体にレギュラー参戦していたため、もし団体外に流出してしまうことになれば初の非常事態となる。
 
 水波は「2年前、初めて東京女子を見に行って、印象に残ったピンクの子。私が東京女子に初めて出る時の初めての対戦相手、それが渡辺未詩でした。そんな渡辺未詩と今回この白いベルトをかけてタイトルマッチをするということは、私のプロレス人生で数ある運命の人と言われているなかの一人なのかなと思っております。プリンセスカップで優勝して、今自分でも感じるぐらいノリに乗っているし、何よりモチベーションが最強くらい高まってます。そんな最高で最強な状態で幕張メッセを迎えること、そして明らかに強くなったであろう渡辺未詩とシングルで向かい合えること。その二つは、私の今のモチベーションをさらに高めていて。自分自身に対しても幕張で向かい合う時、幕張で戦うことを想像すると、すごく楽しみにしています。2024年9月22日は、私がこの白いベルトを獲って、東京女子プロレスの新しい歴史の1ページを私が塗り替えたいと思っています」と断言。
 
 王者の渡辺は「私はこのベルトを持って、半年経ちます。まだまだ叶えたい夢や目標があります。そのなかの一つにもあった、幕張メッセという大きい会場で今回試合ができます。ただ、その相手が水波さんということで。私が2年前に初めて戦った時から熱さ、圧、勢い。全部が圧倒的で。この熱さ、どうしたら敵うんだろうって思うくらいでした。ただこの夏、トーナメントも勝って、さらに勢いとか圧が増してるのをすごく感じるので、正直怖いです。対角に立つことが。でも、私も今までの私とは、前回の私とは違います。このベルトを山下(実優)さんから獲って、中島(翔子)さん、(バート)ビクセン、(辰巳)リカさんと防衛を重ねてきて。このベルトを持っているって自信がついています。水波さんが今回チャレンジャー、私がチャンピオンで迎え撃つ立場です。なので、ここからもっともっと防衛を重ねていろんなことを叶えていきたいし、もっともっと東京女子プロレスを引っ張っていきたいと思います。必ず防衛します」とベルト死守を宣言した。
 
 トーナメントでの水波の戦いぶりについて、渡辺は「2年前に初めて東京女子の会場に入ってきた時に、私はリング内に先に入場していたんですけど。入ってきた途端、ファンの方もアニキ色一色になってたんです。この2年間、たくさん東京女子にも出ていただいて、もう気が付けば、東京女子のみんなのアニキだし。会場一体でトーナメントも、所属の選手じゃないとかそういうの関係なしにみんなが応援してて。当たり前に水波さんがトーナメントに出てきているっていう。その試合の強さはもちろん、会場の雰囲気とかも、このトーナメントではずっと勝ってきて、優勝してもおかしくないなっていうのを、強さだけでなくいろんな面から感じていました」と話した。
 
 ベルト奪取後のプランに関して、水波は「フリーで参戦させてもらっていますが、東京女子のことは大好きなんです。なので私はベルトを獲ったら、東京女子の人全員と、一人ひとりと防衛戦やりたいですね。それでさらに熱く燃え上がらせて、もっと上に東京女子を自分が先頭で引っ張っていきたいなと思っています」と青写真を描いた。
 
 今回、前哨戦が組まれなかったが、水波は「ないほうがよかったです。前哨戦があると自分の今の状況とか段階とかが戦うとバレちゃうと思ってるんで。だから私はなくてよくて、いきなり対戦がすごくベストな状態だと思ってます」と、渡辺は「私はすごい準備したり、練習したりとか、そういうのがあったほうが心にも体にも余裕が出る派なので、正直、前哨戦したかったです。今のこの夏の水波さんの勢いを肌で体感したかったとかもあるんですけど、それも自分にとっての試練だなって思ってるので。逆に、ここで勝ったらかなり自信がつくなって思っています」と語った。

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