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リュウ・ツァーがカリミアンから“4度”のダウンを奪いKO勝ち。試合後、サッタリがリングに上がり挑戦アピール【K-1】

2024.03.21 Vol. Web Original

「K-1 WORLD MAX」(3月20日、東京・国立代々木競技場第一体育館)で行われた「K-1 WORLD GPクルーザー級タイトルマッチ」で王者シナ・カリミアン(イラン/SINA ARMY)が初防衛戦に臨むも、挑戦者のリュウ・ツァー(中国/唐山文旅驍騎ファイトクラブ/CFP)に計4度のダウンを奪われ2RでKO負けし、王座から陥落した。

 1R、ともにオーソドックスの構え。ツァーは右ミドルを連打。カリミアンも右ロー。ツァーがパンチから右ミドル、前蹴り。カリミアンも右ミドルを返す。ツァーは右カーフ。カリミアンの右ミドルにツァーが右フックを合わせてダウンを奪う。立ち上がったカリミアンにツァーは左右のフックを連打。ツァーは右ミドル、右カーフ。コーナーに詰めて左右のフック。ボディーブロー。なおもコーナーに詰めて右ストレートを連打。カリミアンがスリップダウン。足にきているのは明らか。なおも追ったツァーが左ボディー。カリミアンは苦し紛れのバックハンドブローも当たらない。ツァーはコーナーに詰めて右フックを連打し2度目のダウンを奪う。

乱戦の準決勝で敗退のカリミアン「レフェリーのジャッジがフェアじゃなかった」。相手のイストラテは「汚い相手」と断罪【K-1】

2023.09.10 Vol.Web Original

 新生K-1第2章の幕開けとなる「ReBOOT~K-1 ReBIRTH~」(9月10日、神奈川・横浜アリーナ)で行われた「K-1 30周年記念無差別級トーナメント」でリュウ・ツァー(中国/唐山文旅驍騎ファイトクラブ/CFP)が決勝でクラウディオ・イストラテ(イタリア/Kombat Gym)を破り、優勝した。

 K-1 WORLD GPクルーザー級王者シナ・カリミアン(イラン/SINA ARMY)は準決勝で、Krushクルーザー級王者のマハムード・サッタリ(イラン/TEAM ŌTA)は1回戦で敗れた。

 カリミアンは1回戦でケリム・ジェマイ(ドイツ/ZAM-ZAM Ulm)と対戦。

 1R、ともにオーソドックススタイル。蹴りの攻防からカリミアンが左右のフック。ジェマイは右ローからワンツー。ジェマイは右ボディー。カリミアンも右ロー。ジェマイがローから右ストレート。ジェマイが右バックハンドブロー、カリミアンがガードもジェマイが右ストレートで追撃。ジェマイは詰めてパンチ。かかと落としは届かず。カリミアンは脱出するとロー、そしてパンチで反撃。

ともに1回戦を勝ち上がれば禁断のイラン対決。カリミアン戦は「実現すればいい試合になるのは間違いない」とサッタリ【K-1】

2023.09.09 Vol.Web Original

 新生K-1第2章の幕開けとなる「ReBOOT~K-1 ReBIRTH~」(9月10日、神奈川・横浜アリーナ)の前日会見が9月9日、都内で開催された。

 今大会では8選手の参加による「K-1 30周年記念無差別級トーナメント」が開催される。

 8人中6人が初参戦という未知の強豪が勢揃いのトーナメントの中、残る2人は主催者推薦のK-1 WORLD GPクルーザー級王者シナ・カリミアン(イラン/SINA ARMY)とKrushクルーザー級王者のマハムード・サッタリ(イラン/TEAM ŌTA)。2人は1回戦を勝ち上がれば準決勝で禁断のイラン対決が実現する。

 サッタリはこれまでカリミアンの持つK-1クルーザー級王座への挑戦を再三アピールしていたものの実現には至らず。この日の会見では「もちろんクルーザ級のタイトルをかけて試合をしたかったが、その試合がかなわないままになった。このトーナメントでお互いに勝ち上がれば戦うことになる。それが実現すれば皆さんが期待するように楽しい試合、いい試合になるのは間違いない」と語った。1回戦の相手は約24kg重いクラウディオ・イストラテ(イタリア/Kombat Gym)なのだが「リングに上がってしまえば、サイズは関係ない。準備をしていた人が勝つだけ。自分のスキル、能力を信じている。それは同じ。ベストを尽くして勝ちたい」と対格差を克服する自信を見せた。

「無差別級トーナメント」の組み合わせ発表。準決勝でサッタリvsカリミアンの禁断のイラン対決の可能性【K-1】

2023.09.03 Vol.Web Original

 新生K-1第2章の幕開けとなる「ReBOOT~K-1 ReBIRTH~」(9月10日、神奈川・横浜アリーナ)の会見が9月2日に都内で行われ、「K-1 30周年記念無差別級トーナメント」の組み合わせが発表された。

 1回戦はマハムード・サッタリ(イラン/TEAM ŌTA)vs クラウディオ・イストラテ(ルーマニア/Kombat Gym)、シナ・カリミアン(イラン/SINA ARMY)vs ケリム・ジェマイ(ドイツ/ZAM-ZAM Ulm)、ミハル・トゥリンスキー(ポーランド/HW LOW-KICK)vs アリエル・マチャド(ブラジル/Hemmers Gym/Madison Team)、ヴァレンティン・ボルディアヌ(ルーマニア/Catalin Morosanu Academy)vs リュウ・ツァー(中国/唐山文旅驍騎ファイトクラブ/CFP)の対戦となった。

 K-1 WORLD GPクルーザー級王者のカリミアンとKrushクルーザー級王者のサッタリは1回戦を勝ち上がれば準決勝で禁断のイラン対決が実現する。

 K-1は8月30日に世界最大級のスポーツストリーミングサービスである「DAZN」において、今大会が日本をはじめとする200以上の国と地域でライブ配信されることを発表している。

K-1クルーザー級王者のカリミアンが無差別級トーナメント参戦。サッタリとのイラン人対決実現の可能性も【K-1】

2023.08.08 Vol.Web Original

 新生K-1第2章の幕開けとなる「ReBOOT~K-1 ReBIRTH~」(9月10日、神奈川・横浜アリーナ)の追加カード発表会見が8月8日、都内で開催された。

 K-1は7月18日に行われた会見で「K-1 30周年記念無差別級トーナメント」の開催と5選手の参戦を発表。この日は残る3枠としてシナ・カリミアン(イラン/SINA ARMY)、クラウディオ・イストラテ(イタリア/Kombat Gym)、ケリム・ジェマイ(ドイツ/ZAM-ZAM Ulm)の3選手の参戦が発表された。

 これまでリトアニアのキックボクシング団体「K.O.K.」からヘビー級王者のミハエル・トゥリンスキー、ブラジルのキックボクシング団体「WGP」からアリエル・マチャド、中国のキックボクシング団体「武林風」からリュウ・ツァー、ルーマニアのキックボクシング団体「DFS」からヴァレンティン“ザ・ガンマン”ボルディアヌ、「K-1 WORLD GP 2022 K-1無差別級トーナメント」優勝のマハムード・サッタリ(イラン/TEAM ŌTA)の5選手の参戦が発表されていた。

サッタリがプロ21戦目にして初黒星。カリミアンは後味の悪い反則勝ち【K-1】

2022.12.04 Vol.Web Original

 K-1ジャパングループが誇る2人の重量級選手シナ・カリミアン(イラン/SINA ARMY)とマハムード・サッタリ(イラン/TEAM ŌTA/ICF)が「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN ~初代バンタム級王座決定トーナメント~」(12月3日、大阪・エディオンアリーナ大阪)に出場するもともに不本意な結果に終わってしまった。

 Krushクルーザー級王者のサッタリはK-1初参戦となるステファン・ラテスク(ルーマニア/SCORPIONS IASI)と対戦。

 1Rから重いパンチを打ち合う2人。圧をかけるのはラテスク。重い左右のフックを上下に放っていく。しかしサッタリは下がりながらも右ハイ、左ボディー。

サッタリが母国イランの女性たちにメッセージ「みんなに自由になる権利がある」【K-1】

2022.10.26 Vol.Web Original

 Krushクルーザー級王者のマハムード・サッタリ(イラン/TEAM ŌTA/ICF)が10月26日、母国イランの女性たちにメッセージを送った。

 サッタリはこの日、「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN」(12月3日、大阪・エディオンアリーナ大阪)の第2弾カード発表会見に出席し、会見の最後に「今日、ここでひとつ言わせていただきたいんですが、自分の母国のイランのために“フリーダム”と“自由はみんなのためにある”ということをメッセージとして伝えたい。誰にでも自由を得る権利はありますし、人を愛する権利もあります。母国イランの女性のみんなに“フリーダム”と“自由になる権利がある”ということを伝えたいですし、それは世界中の皆さんにも伝えたい。こうして自分とともに応援してくださる、戦ってくださる方にも改めて“ありがとう”と感謝の言葉を言いたい」と語った。

 イランでは9月に首都テヘランでヒジャブ着用を義務づける法律に違反したとして、22歳のマフサ・アミニさんが道徳警察に逮捕・拘束され、その後死亡するという痛ましい出来事があった。これを受け世界中で抗議行動が起こっており、サッタリの発言もこの出来事に起因したものと思われる。

無差別級トーナメントを制したサッタリが6・19東京ドーム大会とカリミアンの持つクルーザー級王座に照準【K-1】

2022.04.04 Vol.Web Original

「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN ~K’FESTA.5~」(4月3日、東京・国立代々木競技場 第一体育館)の一夜明け会見が4月4日、都内で開催された。

「K-1無差別級トーナメント」で優勝したKrushクルーザー級王者のマハムード・サッタリ(TEAM ŌTA/ICF)が改めて6月19日に東京ドームで開催されるメガイベントへの出場とK-1王座への挑戦をアピールした。

 トーナメントでサッタリは1回戦で前K-1 WORLD GPクルーザー級王者のK-Jee(K-1ジム福岡チームbeginning)を1R1分28秒でKOで下すと、準決勝では優勝候補の京太郎(チーム未完)を2-0の判定で破り決勝に進出。決勝では谷川聖哉(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)を3RKOで破った。

 サッタリは「昨日は1日3試合のトーナメントでとてもタフな1日でした。戦った3選手とも全員いい選手で強い選手でしたが、いい結果に終わってこうしてウイニングローレルを手にすることができてうれしく思っています」とトーナメントの感想を語った。

 前日計量で85.20kgだったサッタリは今回のトーナメントでは最軽量。自分よりも約5~20kg重い選手たちに勝てた理由については「自分自身、サイズ、パワー、スピードで劣っているか劣っていないかはあまり関係ないと思っている。大事なのはしっかり頭を使って戦略を練っていくこと。今回はそのために厳しいトレーニングをして、対戦相手をしっかり分析してきました。実際戦った相手は自分よりスピードやパワーがあった選手もいたかと思いますが、戦略を練ってきたことが今回の勝因だと思っています」などと分析した。

最軽量のサッタリが無差別級トーナメント優勝。そして中村プロデューサーに6・19東京ドーム大会への出場を公開直訴【K-1】

2022.04.04 Vol.Web Original

決勝で谷川に3RKO勝ち

「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN ~K’FESTA.5~」(4月3日、東京・国立代々木競技場 第一体育館)で行われた「K-1無差別級トーナメント」でKrushクルーザー級王者のマハムード・サッタリ(TEAM ŌTA/ICF)が決勝で谷川聖哉(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)を破り優勝を果たした。前日計量でサッタリは出場8選手の中で最軽量の85.20kgだった。

 サッタリは1回戦でK-Jee(K-1ジム福岡チームbeginning)を1R1分28秒でKOで下すと、準決勝では優勝候補の京太郎(チーム未完)を2-0の判定で破り決勝に進出。谷川は1回戦でANIMAL☆KOJIに3-0の判定勝ち。準決勝は石井慧(チーム・クロコップ)と対戦予定だったのだが、石井が1回戦の実方宏介戦で肋骨骨折のケガを負った疑いがありドクターストップとなったため、リザーブファイトで勝った加藤久輝(West A / ALIVE)と対戦。加藤に先制のダウンを許したものの、右ハイキックで逆転KO勝ちを収め、決勝に進出した。

4月3日に代々木競技場第一体育館で「K’FESTA.5」開催。無差別級トーナメントに石井慧、京太郎らが出場【K-1】

2022.02.10 Vol.Web Original

イランに帰国中のクルーザー級王者カリミアンは参戦見送り

 K-1が2月9日、都内で会見を開き、次回大会となる「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN~K’FESTA.5~」を4月3日、東京・国立代々木競技場第一体育館で開催することを発表した。また合わせて第1弾の対戦カードも発表した。

 K-1の年間最大の大会となる「K’FESTA」は昨年は1月に開催予定だったが、新型コロナウイルスの影響で3月に延期。結果的に2018年の第1回から毎年3月に開催されてきたのだが、今年は2月に東京体育館大会が早々に発表されていたため、その開催日時に注目が集まっていた。前日の2日にはRISEが那須川天心のRISEラストマッチとなる「RISE ELDORADO 2022」を同所で行うことから“興行戦争”の側面もある2日間となる。

 今大会では「無差別級」のトーナメントが開催される。出場選手と対戦カードは1回戦(1)ANIMAL☆KOJI(LEGION TOP TEAM/ALIVE)vs 谷川聖哉(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)、1回戦(2)石井慧(チーム・クロコップ)vs 実方宏介(真樹ジムAICHI)、1回戦(3)京太郎(チーム未完)vs 坂本英則(修実館)、1回戦(4)K-Jee(K-1ジム福岡チームbeginning)vs マハムード・サッタリ(TEAM ŌTA/ICF)。リザーブマッチで加藤久輝(West A/ALIVE)と愛鷹亮(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が対戦する。準決勝は(1)と(2)の勝者、(3)と(4)の勝者で行われ、その勝者が決勝で対戦する。

 なお現K-1クルーザー級王者のシナ・カリミアンは現在イランに帰国中で、試合の準備が間に合わないためトーナメント参戦は見送られた。また2月の東京体育館大会で行われる予定だった京太郎vs坂本戦がトーナメント開催に伴い今大会にスライドされた。

サッタリがわずか30秒KOで王座防衛。K-1王者シナ・カリミアンに「来週でもやってやる」宣戦布告【Krush.132】

2021.12.19 Vol.Web Original

 K-1ジャパングループの2021年最終大会となる「Krush.132」(12月18日、東京・後楽園ホール)のダブルメインイベント第2試合で行われた「Krushクルーザー級タイトルマッチ」で王者マハムード・サッタリ(TEAM ŌTA/ICF)がANIMAL☆KOJI(LEGION TOP TEAM / ALIVE)を1Rわずか30秒でKOで下し初防衛に成功した。

 サッタリは昨年11月の「Krush.118」でK-1ジャパングループ初参戦を果たすと谷川聖哉、加藤久輝に連続KO勝ち。今年7月に行われた「第2代Krushクルーザー級王座決定トーナメント」に参加するとRUI、谷川を破り王座を獲得した。今回はこれまで所属していた「WSRフェアテックス・イラン」から「TEAM ŌTA/ICF」に所属を変えての初戦だった。

 KOJIは総合格闘技で国内外でキャリアを積むも、昨年11月に行われたK-1福岡大会でK-1ジャパングループ初参戦を果たすと、RUIにKO勝ち。今年3月の「K’FESTA.4 Day.2」では愛鷹亮に判定勝ちと、クルーザー級のトップ戦線で戦ってきた2選手を撃破し、今回のタイトル戦にこぎつけた。

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