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井上尚弥が究極のテクニックでアフマダリエフを完封。試合後には中谷潤人に「お互い頑張って、来年、東京ドームで盛り上げましょう」

2025.09.14 Vol.Web Origina

 プロボクシング4団体統一スーパーバンタム級王者の井上尚弥(大橋)が9月14日、愛知・名古屋のIGアリーナでWBA世界同級暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)を相手に防衛戦に臨んだ。井上は究極のテクニックでアフマダリエフを圧倒し、3-0の判定で勝利を収めた。

 試合後にはリングサイドで試合を観戦し、引き揚げかけていた元WBC・IBF世界バンタム級統一王者の中谷潤人(M・T)を呼び止め、来年の東京ドームでの対戦を会場のファンにアピールした。

 井上は2023年12月にマーロン・タパレスを破り、WBA・WBC・IBF・WBO世界スーパー・バンタム級の四団体の王座を統一。昨年5月にはルイス・ネリ、9月にTJドヘニ、今年1月にキム イェジュン、5月にはラモン・カルデナスを相手に防衛を重ね、今回が5度目の防衛戦。

 アフマダリエフは昨年12月にリカルド・エスピノサを破り、暫定王座を獲得。プロ戦績は14戦13勝(10KO)1敗。

 1R、オーソドックスの構えの井上とサウスポーのアフマダリエフ。井上が強烈な左ジャブ。アフマダリエフは右のパンチを伸ばすが、井上はバックステップ。井上が左ジャブ。井上が左ジャブから踏み込んで右ボディーストレート。アフマダリエフも右ジャブ。互いにジャブの刺し合い。井上は右ストレート。アフマダリエフが左右のパンチを振って前に出るが井上はバックステップ。カウンターで左フックを返す。

 2R、ともにジャブの刺し合い。井上は踏み込んで右ボディーストレート。やや動きの硬いアフマダリエフ。井上は左ジャブからワンツー。圧をかけ返すアフマダリエフ。井上はガードを固め、足を使って回る。井上は左ジャブを立て続け。互いにフェイントの掛け合い。井上はワンツー。井上は左ジャブ。

 3R、井上は左ジャブ。そしてノーモーションの右のパンチを伸ばす。井上は左ジャブからの右ストレート。アフマダリエフの右ジャブは足を使ってかわす井上。そして左ジャブ。アフマダリエフも右ジャブ。井上は足を使ってかわし、右ボディーストレート。アフマダリエフはアッパー。井上はフェイントをまじえ、右ボディーストレート。アフマダリエフが右ジャブを当てて前に出るが、井上は左ジャブで止める。井上のボディーストレートにアッパーを合わせに行くアフマダリエフ。

 4R、井上が左ジャブから右ボディーストレート。アフマダリエフは圧をかけ返しワンツー。井上は足を使って回る。井上は軽やかなステップからワンツー。アフマダリエフは動きが固い。アフマダリエフが詰めてワンツーも井上は右ストレートを返す。井上は左ジャブを立て続け。それでも圧をかけるアフマダリエフに右ストレートをカウンター。そして足を使って回る。圧をかけるアフマダリエフを交わしてパンチの井上。そしてワンツー。アフマダリエフも圧を強めパンチを出すが井上は足を使って回り、逆にパンチを当てていく。

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