「RISE187」(4月19日、東京・後楽園ホール)の前日計量が4月18日、都内で開催され、全選手が規定体重をクリアした。
メインイベントのバンタム級(-55kg)戦で対戦する前RISEバンタム級王者の鈴木真彦(TEAM 寿)は54.85kg、大森隆之介(EX ARES)は55.00kgだった。
鈴木は2023年12月に大﨑孔稀に敗れ、約5年保持していた王座を手放すと昨年3月に行われた「RISE ELDORADO 2024」では「THE MATCE 2022」で勝利を収めたK-1王者の金子晃大にリベンジを許すなど2連敗とどん底に。しかし12月の千葉・幕張メッセでのビッグマッチでジェイミー・ゲイマン(フィリピン/WCCS Philippines)を相手に1Rで2度のダウンを奪いKO勝ちを収め、大﨑からの王座奪還へ向けて再スタートを切った。今回は約1年半ぶりの後楽園ホール凱旋となる。
大森は昨年3月の「RISE ELDORADO 2024」で約1年3カ月ぶりとなる復帰戦に臨み、シュートボクシング(SB)の日本スーパーバンタム級王者でプロデビュー以来13戦全勝だった山田虎矢太を1Rにバックハンドブローで沈める番狂わせを起こした。その勢いを駆って8月の「RISE181」で大﨑の持つ王座に挑戦するも判定負け。今年1月の再起戦では1階級上のフェザー級で上位ランカーの平野凌我と対戦し、判定勝ちを収めている。
カード発表会見で大森は鈴木について「ずっと追いかけていた選手。前から“鈴木選手とやりたい”と言っていた。ベルトがなくなってもRISEを代表する選手」とリスペクトの気持ちを見せつつも、会見に静かに乱入し鈴木との対戦をアピールした伊東龍也とのやり取りを見て「僕と組まれていること、全然納得いってないですよね?」と直撃。最後は「“いつまで王者ぶってんねん”というのはあるので、今回しっかり勝って、上から物言わせてもらいます(笑)」とも語っている。