映画『おいしい給食 炎の修学旅行』(10月24日公開)の完成披露舞台挨拶が3日、都内にて行われ、俳優の市原隼人、武田玲奈、田澤泰粋らキャストと綾部真弥監督が登壇。座長・市原が破格の宣伝活動を宣言した。
80年代のある中学校を舞台に、給食マニアの教師・甘利田幸男と給食マニアの生徒による、どちらが給食を「おいしく食べるか」という闘いを描く人気シリーズの劇場版第4弾。
冒頭、主人公・甘利田役の市原が1人で登壇したかと思うと、台本を広げて“本読み”を生披露。「私は給食が好きだ」というおなじみの台詞どころか、続けてメロンパンやせんべい汁を食べるシーンなど、およそ約2分半にわたり甘利田先生の独白を生で熱演した市原に、観客も拍手喝さい。市原も「楽しんでいただけてよかった(笑)」。
最新作公開を喜ぶ観客の大声援に、市原も「このシリーズを6年続けさせていただいているのは、何度でも言わせてください、本作を好いてくださるお客様の気持ちのたまものです」と感謝。
今回、全国80回の舞台挨拶を予定しているという市原。その理由を聞かれると「我々が、泥水に手を突っ込んででも夢をつかむんだと、そうやってつかみ上げたのがこの『おいしい給食』なんです。この作品はどこまでもお客様本位でありたい。呼んでいただければ時間の許す限りどこまでも行きます。感謝の気持ちを伝えたいです」。
そんな熱い座長・市原に、シリーズ1作目のヒロイン役で今回6年ぶりにカムバックした武田玲奈も「甘利田先生がこんなにパワーアップしてるなんて。私もパワーをもらいました」。校長役の小堺一機は「寒い時期の撮影だったんですけど、寒いと思ったことがない。座長が熱すぎて」と言い「今日も直前まで台本を集中して読んでいて、でも話しかけるとちゃんと聞いてる。“360度サラウンド座長”。こんな完璧な人なかなかいません」と感嘆。
シリーズ続行を望む観客の声が飛び交う中、綾部監督が「次は南のほうへ?」と言うと、市原は「毎回、食べる度に意識が飛ぶんですけど…。ケガだらけなんですけど…」と苦笑。冒頭の生熱演にも「息が上がっちゃって、やっと治ってきた」と照れ笑いしつつ「本作で言う“こんなもんですか”というセリフが好きで。私自身も“こんなもんですか”と問い続けたい」と熱い思いを観客と分かち合っていた。
この日の登壇者は市原隼人、武田玲奈、田澤泰粋、栄信、いとうまい子、六平直政、小堺一機、綾部真弥監督。