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舞台「お光とお紺」で藤山直美と寺島しのぶが12年ぶりの共演。寺島「“何も変わってないな”って思われないように、食らいついていきたい」

2026.01.13 Vol.Web Original

 日本を代表する喜劇役者・藤山直美と国際的にも評価の高い俳優の寺島しのぶの12年ぶりの共演となる舞台「お光とお紺~伊勢音頭 恋の絵双紙~」の会見が1月13日、都内で開催された。

 2人は舞台では「浅草慕情~なつかしのパラダイス~」(1997年)、「ご存じ、浅草パラダイス」(2000年)、「喜劇 地獄めぐり~生きてるだけで丸もうけ~」(2002年)で共演。2014年には「最強のオンナ」でテレビドラマで初共演。今回はそれ以来12年ぶりの共演となる。

 今回の作品は1987年に森光子、草笛光子で初演された舞台「油屋おこん」を「お光とお紺」とタイトルを変えて上演するもの。幼なじみの遊女2人の友情と恋を描きつつも、今回は喜劇の要素を加え、最後はハッピーエンドで終わる物語になるという。

 藤山は「しのぶちゃんと久しぶりにお芝居を一緒にさせてもらうことになって楽しみにしています。『伊勢音頭 恋の絵双紙』は私たちがセーラー服を着ている頃からずーっと見させてもらっているお芝居なので、それを今風にアレンジして、設定とかも変わって描かれて、自分がそのお芝居の中に一人の人物として、歌舞伎ではありませんけれどもそこで自分が演じられることはすごく幸せだなと思っております。私も歌舞伎役者になりたかった人間なんですけど、どうしても性別上無理やったんで。こういうような関わり方で、ましてや、しのぶちゃんは音羽屋さんですし、こうやって一緒にお芝居させていただけることも、すごくうれしく思っております」、寺島は「12年ぶりに直美さんとまたご一緒させていただけることができるなんて夢のようです。はっきりいって内容とかはどうでもよくて(笑)。直美さんと一緒にこうやってお芝居ができるんだったら何でもやりますという、それぐらい直美さんのことを尊敬していますし、こんな重要無形文化財のような方と一緒にお芝居をさせていただけるというのが夢のようです。私が直美さんがすごいなと思うところが、お芝居もそうなんですけど、人を笑わせた後の孤独がすごく好きです。人を笑わすっていうことにすごく長けてらっしゃる方なんだけど、そういう笑わせた後の“すん”としたちょっとした冷たい目を見るのが私は好きなんです。それを今回また舞台上で拝見できると思うと、すごくうれしくなっています。久しぶりの再会で“あらら、しのぶちゃん何も変わってないな”って思われないように、食らいついていきたいと思います」とともに久しぶりの共演に笑顔を見せた。

藤山直美が明かす寺島しのぶとの数奇な縁。「五社協定でどこにも出られなくなったお父さんを助けてくれたのがしのぶちゃんのおじいさん」

2026.01.13 Vol.Web Original

 日本を代表する喜劇役者・藤山直美が1月13日、俳優の寺島しのぶとの数奇な縁を明かした。

 2人は2月5~24日まで東京・新橋演舞場で上演される舞台「お光とお紺~伊勢音頭 恋の絵双紙~」で12年ぶりの共演を果たすのだが、この日はその会見が行われた。

 誕生日がともに12月28日という2人。そして寺島が「うちの母が直美さんの学校の先輩です」と話すと藤山は「ホンマの話しますわ」と言うや「うちのお父さん(藤山寛美)が借金だらけになって、ある会社を首になったんですよ。どこの会社かは言えませんけども、まあ…松竹です」とジョークを交えつつ藤山家と寺島の家との縁を明かした。ちなみに今回の舞台の製作は松竹。

 藤山は「うちのお母さんも子供を連れて里に帰るようなことがあって。昔は五社協定っていうのがあって、一つ(の会社が)使わへんかったら四社使うなっていうのが横一列であったんですよ。昔の時代。もう60年以上前の話。その時に“食べていけへんかったら、えらいことになるやろ”って言って助けてくれはったんが、しのぶちゃんのおじいちゃんなんです。東映の俊藤さんという大プロデューサー。だから、うちのお父さん、ある時、東映の映画にずっと出してもらってるんですよ。その時は舞台に立ててなかった時期なんです。私もお世話になりました。うちの一家親族を救ってくれたのが、ここのおじいさん。本当にあの方がいなかったら、うちの家は離散してたかどうなっていたか分かりません。だから本当に恩人なんですよ、こちらの家は。うちのお父さんに“したことは忘れなさい。してもろうたことは一生覚えてなさい”って言われたんでうちの家全員、絶対そのことは忘れておりません」と父・藤山寛美の窮地を寺島の叔父である俊藤浩滋プロデューサーが救ってくれたことを明かした。

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