WBO世界バンタム級王者の武居由樹(大橋)が5月28日、ユッタポン・トンデイ(タイ/挑戦者)を相手に2度目の防衛を果たした。試合後の会見で武居は「今回は絶対にKOで勝ちたいという気持ちが強かったので、本当に1Rから倒しにいって、1RでKOで勝ってとりあえず良かった」と会心の勝利に笑顔を見せた。
ユッタポンについては「向き合った時に雰囲気があったので、怖さがあった。入りにくい、距離の駆け引きとか怖さがあったので、先にパンチが当たって良かった」、試合については「1回目のダウンで効いているのは分かったので、このラウンドで倒し切るつもりでいった。1回目か2回目のダウンでレフェリーが止めてくれるかと思ったが、続行されたので、倒し切るという気持ちで、もらいながらでも倒し切ってやるという気持ちで行きました」と振り返った。
また「取り合えず倒して勝てたのは良かったが自分はまだまだもっと上を目指す。いつでもチャレンジャーの気持ち。どんな相手でもチャレンジしていこうと思っている」とも語った。
試合後のリング上のインタビューで「もう一本くらいベルトを欲しい」と語ったことについては「どのベルトも。僕はなんでも行きます。最近になって、1本では物足りなくなってきたので、なんでもタイミングが合えばいきます。そこは会長にお任せします」と具体的なターゲットは挙げす。
これを受けて大橋秀行会長は「中谷でないのは間違いないです」とのこと。
またリング上でこれまで対戦をアピールしていた那須川天心の名を挙げなかったことについては「彼はまだ王者じゃないので、別にいいかなと思って」とさらり。王者となった際にはターゲットとして浮上してくるようで「応援しています」と語った。