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パワハラ認定の湘南監督が退任

2019.10.13 Vol.723

 Jリーグは10月4日、J1湘南の曺貴裁(チョウ・キジェ)監督(50)のパワハラ行為を複数認定し、5試合の公式戦資格停止と譴責処分を科した。認識しながら改善を怠ったとして湘南には制裁金200万円と譴責処分を下した。

 7月に日本サッカー協会の「暴力等根絶相談窓口」に匿名で通報があり、リーグが弁護士による調査チームを立ち上げ関係者約60人へ事実確認していた。クラブにおけるパワハラ行為をリーグ主導で調査し、裁定を下した初のケース。

 報告書によると、曺監督はボール拾いなどを行っていたスタッフに「お前の代わりなんていくらでもいる」と強い口調で叱責したり、コーチの胸ぐらをつかんで壁に押し付けたりした。

 曺監督は疑惑発覚後の8月13日から指導を控え、5試合の指揮を自粛。湘南は8日、曺監督の退任を発表した。

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