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日沖発が朝倉未来戦以来のMMA戦でペケーニョに判定勝ち「今やれることはやれた。もう弟子たちのサポートに回ります」【ROMAN】

2025.04.27 Vol.Web Original

 第9代修斗世界フェザー級、第3代SRC(戦極)フェザー級王者の日沖発(stArt Japan)が4月27日、約6年8カ月ぶりにMMAルールの試合でアレッシャンドリ・フランカ・ノゲイラ(ブラジル)と対戦し、3-0の判定勝ちを収めた。

 日沖がMMAの試合を行うのは2018年8月にRIZINで朝倉未来と対戦して以来。日沖はこの日、昨年10月に旗揚げした「ROMAN(ローマン、Roots of Martial Arts Network)」の第2回大会「ROMAN Ⅱ」(東京・GENスポーツパレス)に参戦した。

 ROMANは「総合格闘技発祥の国である日本へ再び格闘技の本流を取り戻す」という理念を掲げる団体。医師の監修のもと安全管理を徹底したうえで行う、頭突き、金的ありなどの過激で自由度の高いルールの「時間無制限バーリトゥード : R.O.M.A. Rules (Roots Of Martial Arts Rules)」、道着(ジャケット)を着用して行う実践的な総合格闘技(MMA)ルールの「道着着用MMA : ROMAN COMBAT (DŌGI MMA)」、ヒールフックやスラミング、外掛けなどの従来の禁止技が解禁された、より自由度の高いブラジリアン柔術ルールの「新柔術ルール : ROMAN JIUJITSU (Jūjutsu)」の3つのルールを持ち、日沖は道着着用MMAでの試合に臨んだ。

道着着用MMAならではの攻防、禁止技解禁でスリリングな攻防の柔術、バーリトゥードでは素手のパンチで立ったまま失神【ROMAN】

2024.10.15 Vol.Web Original

「総合格闘技発祥の国である日本へ再び格闘技の本流を取り戻す」という理念を掲げた新たな格闘技団体「ROMAN(ローマン、Roots of Martial Arts Network)」の旗揚げ戦「ROMAN ONE」が10月14日、都内某所で開催された。大会の模様はオンラインで無料ライブ配信された。

 今大会では従来の柔術では禁止されているヒールフックやスラミングが解禁されたROMAN JIUJITSU(ROMAN柔術ルール)の試合が4試合、道着を着用したMMAユニファイドルールに準じたROMAN COMBAT(道着着用MMA)の試合が6試合。そして時間無制限で素手で戦い、金的、頭突き、グラウンドや指関節まで認められたかつてのバーリトゥードに近い過激な「R.O.M.A.RULES」の試合が2試合行われた。

 大会が始まるにあたり渡辺直由CEOが「バーリトゥードが競技化の方向にかじを切って、今日のMMAの進化がある。昔は道着を着た選手と裸の選手が総合格闘技やバーリトゥードで対決をすることがあった。MMAが競技化していく中で、ちょっとしたボタンの掛け違いがあったら今、道着MMAが裸のMMAと同じくらい世界に広まっていた可能性もあるんじゃないかと昔から思っていた。もう一つはヒールフックとスラミングありの柔術。日本で約30年弱の歴史と、その前はブラジルでさらに20~30年、計50~60年の競技の歴史があると思うが、その中で理由は分からないが、ヒールフックやスラミングが解禁されなかった。僕は昔からそれを見たいと思っていた。ヒールフック、スラミング解禁の柔術、道着ありのMMA、そして約30年前、出現から間もなくして表舞台から姿を消していったバーリトゥード。それを今日ここに復活させたいという思いで1年半前から動いていた。当初は“そんな危険なルールに出る人はいないし道着MMAは膠着もするから見る人もやる人もいない”とも言われた。そういったアドバイスは真摯に受け止めるが、そこを何とか打破して、これを日本の大きな流れとして、世界に道着着用MMAとヒールフック、スラミングありの柔術をここから広めていきたい」などとROMANの理念を説明。

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