SearchSearch

【2020年振り返り 5月編】黒川弘務検事長が賭けマージャンで辞任。木村花さんがSNS上での誹謗中傷で死に追い込まれる

2020.12.28 Vol.Web Original

 新型コロナウイルス関係では緊急事態宣言が5月31日までの延長が発表され、庶民の我慢が続く中、東京高検の黒川弘務検事長が緊急事態宣言中に新聞記者らと賭けマージャンをしていたことが報じられる。そしてフジテレビの「テラスハウス」に出演していたプロレスラーの木村花さんが同番組での言動に誹謗中傷が浴びせられ、それを苦に自殺したとみられる悲劇が起こった。

横粂勝仁氏が黒川氏を懲戒処分にしない政府の矛盾を指摘【髙田横粂の世相談義】

2020.06.05 Vol.Web Original

髙田「なぜ懲戒ではないのか?」

 元衆議院議員で弁護士の横粂勝仁氏が賭け麻雀で東京高検検事長を辞任した黒川弘務氏の訓告処分にまつわる、安倍政権の矛盾を指摘した。

 黒川氏については週刊文春が5月20日に同氏の賭け麻雀疑惑を報道。黒川氏は法務省の聞き取り調査に事実を認め辞意を表明。訓告処分となっている。

 横粂氏は元総合格闘家でタレントの髙田延彦、タレントの麻生夏子とともに世の中のさまざまなニュースについてとことん語り合うインターネット配信番組「髙田横粂の世相談義」(6月2日配信)に出演。

 髙田と麻生の「なぜ懲戒ではないのか?」「22日の段階で森法相が“内閣が決定した”と宣言しているのに、最後は法務省に丸投げして”稲田検事総長がOKを出したから訓告に収まった”ということになって、違和感を感じる」「なぜ黒川さんは逮捕されないのか?」といった疑問に答える形で「そもそも、してはいけない検察官の定年延長を閣議決定でしてしまったのが間違い」と指摘。

 訓告処分については「人事院が定めている、国家公務員が賭博をやった時の指針より軽くなってしまっている。さらに過去に安倍内閣が閣議決定をした“賭け麻雀は賭博であり、ダメである”ということとも矛盾する。過去に自衛官の方々が賭け麻雀をしたときに受けた停職処分、または書類送検などとのバランスが違う」などと訓告処分の不当な軽さを指摘した。

Copyrighted Image