DDTプロレスが4月18日(日本時間19日)、米ネバダ州パームス・カジノ・リゾート内パール・シアターで「DDT goes LAS VEGAS!」を開催した。サウナカミーナを脱退し、KANONと新ユニット「STRANGE LOVE CONNECTION(S.L.C.)」を結成したMAOが、 DDT&AEW&新日本プロレスの3団体所属でNEVER無差別級王者KONOSUKE TAKESHITAとの一騎打ちで惜敗するも、新日本の「BEST OF THE SUPER Jr.」(5・10千葉で開幕)での優勝を誓った。
かつてサウナカミーナでともに戦った両雄は、2023年9月24日の後楽園大会以来、1年7カ月ぶりのシングル戦となった。
MAOがドロップキック、サッカーボールキックを叩き込めば、TAKESHITAはパワーボム、パンチの連打。MAOはラ・ケブラーダ、花道からのトペコン・ヒーロを発射。激しいエルボー合戦から、MAOが旋風脚、居合いキックを見舞う。TAKESHITAはエプロンで人でなしドライバー一閃。さらに投げ捨てジャーマン、ラリアットでカバーも、すり抜けたMAOがラリアット。続けてフェニックススプラッシュ狙いも不発。ここでTAKESHITAは一気にエルボー、ワガママ、レイジングファイヤーとたたみかけ、善戦したMAOを退けた。
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DDTと新日本プロレスが合同記者会見。6・9後楽園でササダンゴvs矢野通の史上初の“一面”対抗戦が実現も団体名、選手名の並び順で大紛糾
DDTプロレスと新日本プロレスが4月17日、東京・千代田区の神田明神文化交流館で合同記者会見を開き、6月9日、後楽園ホールで「DDTプロレス×新日本プロレス 一面対抗戦~スーパー・ササダンゴ・マシンvs矢野通」のワンマッチ興行を開催することを発表した。同大会は「WRESTLE UNIVERSE」と「NJPW WORLD」による史上初の同時PPVで生配信される。
昨年、6月26日、新宿FACEでの「髙木三四郎vsスーパー・ササダンゴ・マシン ワンマッチ興行」の際、ササダンゴが招待券を渡していた矢野が試合前に来場。ササダンゴは髙木との試合途中「髙木さんよりシングルで戦いたい相手がいる」として、コスチュームに着替えた矢野が登場して、急きょ矢野との対戦に変更。試合は矢野が急所打ちから丸め込んで勝利した。あれから1年後、2人が再びシングルで相まみえることになった。
全面対抗戦が団体の威信をかけて全面的に抗争するものに対し“一面対抗戦”とは団体に所属する一個人と一個人が団体の理念、歴史、スタイル、ファンへの思いなどを背負いながら、あくまでも部分的、局地的に抗争するものだという。
会見にはスーパー・ササダンゴ・マシン、矢野通のほか、DDT側からCyberFight副社長・DDT事業部代表の髙木三四郎、同取締役・PPV担当者の彰人、新日本側から菅林直樹会長、「NJPW WORLD」プロデューサー・PPV担当の下島裕司氏が登壇。
冒頭、そうそうたるメンバーでの会見に緊張気味のササダンゴは「記念すべき一面対抗戦にDDTの代表として臨めることを大変うれしく思っております。矢野選手とは1年前に初めて対戦させていただきましたが、技や力でねじ伏せられることは幾度となくありましたが、頭の回転で負けてしまったと思ったのは初めてでした。プロレス界を代表する頭脳と大きい舞台で戦えることをうれしく思っています」と珍しく殊勝に語った。
クリス・ブルックスが「DGC」覇者・高鹿佑也を退け、KO-D無差別級王座V4。「KING OF DDT、絶対優勝して、挑戦者チョイスします」【DDT】
DDTプロレスが4月6日、東京・後楽園ホールで「CHANGE AGE 2025 ~4月は僕の嘘~」を開催した。クリス・ブルックスが若手ナンバー1決定リーグ戦「D GENERATIONS CUP 2025」覇者・高鹿佑也の挑戦を退け、KO-D無差別級王座4度目の防衛に成功。シングルナンバー1決定トーナメント「KING OF DDT 2025」(5・6後楽園で開幕)での優勝を宣言した。
戦前から高鹿を“ジェネリック遠藤哲哉”とやゆするなど眼中にない様子だったクリスは、スワンダイブを狙った高鹿の左ヒザにカウンターの低空ドロップキックを叩き込む。高鹿もバーニング時代の盟友だった岡田佑介さんの得意技であるインターセプトからアームロックにつなげ、クリスの腕を集中攻撃。だが、クリスはエルボーを打ち込んできた高鹿にカウンターのインローを叩き込み、ヒザにさらなるダメージを与えていく。これが功を奏し、高鹿がクリス戦用に編み出した新技・変型スカイツイスタープレスを完璧に決めたものの、自身のヒザのダメージでカバーが遅れて勝機を逃してしまう。最後はクリスが蒼魔刀、バズソーキックから、盤石のプレイングマンティスボムを決めて3カウントを奪取。試合後、クリスは高鹿の健闘を称え握手を交わした。
新日本の「BOSJ」出場決定のMAOがダムネーションT.Aから追放されたKANONと電撃合体「おまえはいらない子じゃない。俺には必要なんだよ」【DDT】
DDTプロレスが4月6日、東京・後楽園ホールで「CHANGE AGE 2025 ~4月は僕の嘘~」を開催した。3・29名古屋でサウナカミーナから脱退したMAOが、悪党軍団ダムネーションT.Aから追放されたKANONと電撃合体を果たした。
この日の第4試合で、KANONは佐々木大輔、ヒザの故障から1年ぶり復帰の岡谷英樹とのハンディキャップマッチに臨んだ。2.23後楽園で欠場中の岡谷がダムネーションT.Aに加入し、KANONが追放された。3.20後楽園でKANONは佐々木との一騎打ちに挑むも惨敗。佐々木は岡谷の復帰戦となる4.6後楽園でのハンディ戦を通告した。
KANONは2人を相手に孤軍奮闘するも、レフェリーが佐々木に攻撃され昏倒。その間にダムネーションT.Aのセコンドが乱入し、KANONに集中砲火。それでもKANONは岡谷にラリアット、佐々木にスリーピー・ホロウで攻めていく。だが、KANONは佐々木のイス殴打から、岡谷の垂直落下式ブレーンバスターでマットに沈んだ。
佐々木が「岡谷、最高の復帰戦だったな。これからおまえの時代だ。KANON、おまえは弱いな。もう必要ない。興味の対象から外れた。ただ岡谷がその頭をぶち抜かしてくれと言ってるから…」と言って、岡谷がイスを振りかざすとKANONが反撃。ダムネーションT.Aの面々が入ってくると、セコンド陣が制止に入る。
男色ディーノが5・25後楽園で鈴木みのると禁断の一騎打ち。「あんたとやれるなら何でもやってやる」【DDT】
DDTプロレスが4月6日、東京・後楽園ホールで「CHANGE AGE 2025 ~4月は僕の嘘~」を開催した。男色ディーノが5月25日、後楽園で“プロレス王”鈴木みのると禁断の一騎打ちに臨むことが決定した。
3・20後楽園でDDT UNIVERSAL王座をかけて激闘を繰り広げた鈴木と上野勇希が初タッグを結成し、HARASHIMA&ディーノと対戦。ディーノはいつものようにコーナーに上って尻を出すと、鈴木は鬼の形相で降りるように言った。さらに鈴木から「さっきから何やってんだ? 俺と殴り合いしてぇんだろ! チューとかやってんじぇねぇ」と一喝。ディーノは「私もチューだけやってる人間じゃない」と反論すると、2人は南側客席になだれ込んで大乱闘になる。ディーノが鈴木を足4の字固めで締め上げると、そのまま両者リングアウトに。
試合後、熱くなったディーノは「あんたとシングルマッチしたい。やってくれない?」と要求。さらに「あんたが通ってきたストロングスタイル、UWF、ほかにもあるでしょう。何でもやってやるよ。あんたとやれるなら」とまで言い切った。鈴木は「一つ条件を出そう。俺と1対1でやるってことは殺し合いだぞ。やれんのか!?」と迫る。
阿部史典が中村圭吾とのKO-Dタッグ王座前哨戦を蹴撃戦の末に制し初Vに弾み「青木真也の溜まったものを吐き出させて防衛する」【DDT】
DDTプロレスが3月26日、東京・上野恩賜公園野外ステージで「お花見プロレス2025【DAY1】」を開催。4月6日に東京・後楽園ホール大会で行われるKO-D タッグ選手権試合(王者組=阿部史典&野村卓矢vs挑戦者組=青木真也&中村圭吾)の前哨戦は、阿部が中村を制して初防衛に弾みをつけた。
3.20後楽園で王座を奪取した阿部は、この日のメインイベントで中村と一騎打ち。序盤は阿部がグラウンドを中心に攻め込むも、中村がカウンターのドロップキックを決め一矢報いる。場外に出た阿部を中村が追い回すが、いち早くリングに駆け込んだ阿部が執ように何度もカバーを狙っていく。阿部が背中にサッカーボールキックを蹴りこむと、再び何度もカバーを狙い、中村のスタミナを奪いにかかる。ここで中村は起死回生のミサイルキック。さらにショットガン・ドロップキックからサンセット・フリップを決めるが、阿部は回転式ソバット“回転浄土宗”をぶち込む。さらに強烈なサッカーボールキック連打。すると阿部は「蹴っていいよ」と背中を差し出す。この挑発に中村もサッカーボールキックを見舞うと、再び阿部は場外へ退避。中村が追いかけ、両者は会場の至るところで蹴り合う。阿部が会場を走り回ってのサッカーボールキックを狙うが、中村が回避。逆に今度は中村が会場を走り回ってのサッカーボールキックを決める。両者リング内に戻ると、中村がスワンダイブ式ミサイルキックを決めるがカウント2。ここから張り手とエルボーの応酬。乱戦のなか、中村がフランケンシュタイナーもカウント2。逆に阿部が丸め込むも2カウントで返す。丸め込みの応酬もともにフォールは奪えず。中村は飛びついてのフランケンシュタイナーもカウント2。勝機と見た中村がハイキックから蒼魔刀を狙うも、阿部がスクールボーイからガッチリ体重を乗せると中村は返せず3カウントを聞き、前哨戦は王者に軍配が上がる結果となった。
20日の試合後、救急搬送の高梨将弘は「頚椎C5,6椎体骨折」及び「頚髄損傷」。手術は成功【DDT】
DDTプロレスが3月22日、20日の後楽園大会で試合後に救急搬送された高梨将弘選手の診断結果を発表した。
「高梨将弘選手の診断結果につきまして」というリリースでは、検査の結果「頚椎C5,6椎体骨折」及び「頚髄損傷」と判明。21日に手術は成功し、術後の経過も順調に推移しているという。
現在、高梨は集中治療室にて治療を受けており、高梨自身「ご心配いただいている方々に発信や連絡が出来ず大変申し訳なく思っております」とのこと。
最後は「今後に関しましては状況が判明次第改めてお知らせいたします。ファンの皆様にはご心配をおかけしますが、引き続き高梨選手に温かい応援をいただけますようお願い申し上げます」と綴っている。
高梨は20日の後楽園大会でクリス・ブルックスの持つKO-D無差別級王座に挑戦。試合後に立ち上がれなくなって担架で救急搬送されていた。
脱退表明のMAOが3・29名古屋でラストマッチ「サウナカミーナでやれることはやり尽くした」【DDT】
DDTプロレスの人気ユニット・サウナカミーナからの脱退を表明したMAOが3月29日の名古屋・中日ホール&カンファレンス大会で「サウナカミーナ・ラストマッチ」に臨むことが決定した。MAOは上野勇希、勝俣瞬馬、To-yとタッグを組み、HARASHIMA、男色ディーノ、平田一喜、正田壮史組と対戦する。
MAOは20日の後楽園ホールで、To-yとのコンビで保持していたKO-Dタッグ王座の防衛戦に挑み、アストロノーツ(阿部史典&野村卓矢)と対戦。パートナーのTo-yが阿部に敗れ王座から陥落した。
試合後、MAOは「サウナカミーナでやれることはやり尽くした。To-yが俺がなってほしいようになったら、抜けようと思ってた。俺のなってほしいTo-yになったしやり尽くした。この結果をもってサウナカミーナからバイバイします」と脱退の意向を示していた。
また、名古屋大会では鈴木みのる、彰人組が青木真也&中村圭吾の師弟コンビと激突。鈴木と青木の禁断の一戦となるが、青木組は4・6後楽園でのKO-Dタッグ王座への挑戦が控えており、この試合は王座奪取への大きな試金石となる。
なお、同大会では4・6後楽園でKO-D無差別級王座をかけて対戦するクリス・ブルックスと高鹿佑也が前哨戦を戦う(クリス&須見和馬vs高鹿&樋口和貞)。
名古屋決戦は注目度満点の大会になりそうだ。
高梨将弘がKO-D無差別級王者クリス・ブルックスから直接勝利を挙げ、3・20後楽園でのベルト獲りに弾み【DDT】
DDTプロレスが3月8日、神奈川・横浜ラジアントホールで「ヤッチャイナファイト2025」を開催した。「Judgement2025~旗揚げ28周年記念大会5時間スペシャル~」(3月20日、後楽園ホール)でクリス・ブルックスの保持するKO-D無差別級王座に挑戦する高梨将弘が前哨戦を制し、王座戦に弾みをつけた。
クリスと高梨はタッグチームCDKでのベストパートナー同士だが、クリスが高梨を指名して、今回のタイトル戦が決定。この日、クリスは正田壮史と組み、高梨&アントーニオ本多と最初で最後の前哨対決となった。
クリスは高梨にグラウンドでのオクトパスストレッチ、チョップ連打で攻めていく。高梨はトラースキックからタカタニック狙いも、切り返したクリスがラリアット一閃。クリスは高梨にツームストーン・パイルドライバーも本多がカット。クリスが正田のキックのアシストを受け、パイルドライバー。そしてプレイングマンティスボムを狙うが、高梨がバッカスで丸め込んで逆転の3カウントを奪った。
鈴木みのるがUNIVERSAL王座前哨戦で王者・上野勇希を圧倒。「後楽園をぶち壊す勢いで俺と全力で遊びましょ」【DDT】
DDTプロレスが3月8日、神奈川・横浜ラジアントホールで「ヤッチャイナファイト2025」を開催した。「Judgement2025~旗揚げ28周年記念大会5時間スペシャル~」(3月20日、後楽園ホール)で行われる、DDT UNIVERSAL選手権(王者=上野勇希vs挑戦者・鈴木みのる)の前哨戦は、挑戦者の鈴木が上野を圧倒した。
鈴木は彰人と組み、上野はTo-yとのコンビで激突。場外戦に転じると、鈴木は上野にイス、傘で攻撃。上野もエルボーで返して激しくやり合う。リングに戻ると、鈴木がエルボーで攻め込む。上野のエルボー、鈴木のチョップの打ち合いに。鈴木がフロント・ハイキックを見舞えば、上野はブレーンバスターで返す。To-yがチョップ連打も、鈴木のチョップ一発で吹っ飛ばされる。To-yのコジマワンダーランドから、上野が彰人にフロッグスプラッシュを叩き込む。鈴木が上野にスリーパーからゴッチ式パイルドライバー狙いも、To-yが阻止。上野が彰人にドロップキックから、Blackout Sleeperで絞め上げギブアップを奪った。勝負は上野組が制したが、強烈なインパクトを残したのは鈴木のほうだった。
マイクを持った鈴木は「上野! タイトルマッチまでクビ洗って待っとけとか、ベルト念入りに磨いとけとか、おまえのこれが最後とか、そんなB級レスラーのお決まりのセリフ、俺は言わねぇんだよ。次は後楽園だよな。今日よりもっと楽しく、もっと激しく、後楽園ぶち壊す勢いで俺と全力で遊びましょ」と不敵に発言。上野は「鈴木みのると遊ぶのは痛いし苦しい。俺と遊ぶのはしんどいぞって言ってくれましたよね。でも、こんなんじゃ僕は負けません。鈴木さん、僕と遊ぶのは痛いです。苦しいです。でも楽しいですよ。またお会いしましょう」と返した。
高鹿佑也が遠藤哲哉への思いを胸に「DGC」で万感の初制覇「大事な先輩との約束を果たすため、KO-D無差別級必ず獲ります!」【DDT】
DDTプロレスが2月23日、東京・後楽園ホールで「NEXT GENERATION 2025 ~如月ロマン~」を開催した。若手ナンバー1決定リーグ戦「D GENERATIONS CUP 2025」(以下、DGC)優勝決定戦で高鹿佑也が正田壮史を破って初制覇。高鹿は4月6日、後楽園でKO-D無差別級王座(3・20後楽園での王者=クリス・ブルックスvs挑戦者=高梨将弘の勝者)に挑むことが決まった。
「DGC」は2023年(リーグ戦)に初開催され、優勝決定戦で正田が先輩の高鹿を倒して優勝。昨年(トーナメント)はTo-yが優勝決定戦で瑠希也を下して優勝した。今年のファイナルは高鹿にとって、成し遂げなければならないリベンジ戦だった。
序盤から高鹿は腕を攻めていき、トペを狙うも蹴りで迎撃され場外に転落し、正田のブレーンバスター、パイルドライバーを食う。それでも執ように腕を狙っていく高鹿を正田がジャーマンで投げるも、高鹿はアームロックで逆襲。正田の正田のチカラKOBUムキムキを切り返した高鹿は元バーニングの岡田佑介(引退)の得意技インターセプトを繰り出す。さらに高鹿は兄貴分・遠藤哲哉の得意技・旋回式トーチャーラックボムを見舞うもカウントは2。ムーンサルト・プレスは自爆してしまう。正田は蹴りで反撃していくが、正田のチカラKOBUムキムキをまたもや切り返され、高鹿がアームロック。そして、高鹿は変形トライアングルランサーで締め上げてギブアップを奪った。

